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日本学術振興会産学協力研究委員会
                     インターネット技術第163委員会
JSPS 163rd Committee on Internet Technology
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ITRC3期趣意書

インターネット技術第163委員会(http://www.itrc.net/) は、インターネット技術に関する産学連携協力研究を推進することを目的に平成8年7月1日に設置された。宮原秀夫委員長(現、大阪大学総長)の下に第1期を満了し、平成13年からは第2期へと発展し、平成16年からは尾家祐二(現、九州工業大学教授)を委員長として活動してきた。

第163委員会は、その発足以来、「インターネット技術の基礎的研究およびその応用を試みる幅広い層の研究者・技術者に交流の場を提供し、わが国の立ち後れた研究・開発環境を一新すること」(設立趣意書より)を目指し、広汎な活動を行ってきた。

第2期においては、特に、産学連携協力研究の促進として以下のような成果をあげた。

  1. 本委員会の活動をベースとして、電子情報通信学会、情報処理学会にインターネット関連の研究専門委員会を発足させた。これらの研究専門委員会は学会活動の側面としての本委員会での活動を発展させる形で構成され、大学のみならず産業界からも多くの参加を得ている。
  2. 本委員会のメンバーは特に地方において国内のインターネット・テストベットを積極的に利用し、インターネットに関わる研究・実証実験などを進めた。この結果、地方において大学と産業界との交流が促進され、本邦におけるインターネット研究者・技術者の拡大、若手の育成が図れた。
  3. 本委員会は多くの国際会議の運営にも積極的に係わった。特に、インターネットの基礎と応用をまたがる異分野交流を目的とする国際会議を主催した。これにより、日本の産学のインターネット研究者・技術者が世界に向けて活動する一助となった。

以上の産学連携協力のベースとして、各分科会において積極的な研究活動を進めてきた。

このように活発に活動を行う中、インターネットを巡る情勢は劇的に変化した。本委員会発足時点で既にインターネットの可能性は明らかであったが、今日では産業・行政・教育などを含む社会活動全般において基盤的な技術のひとつとして考えられるにいたった。インターネット技術の研究も、社会から寄せられる強い要望に迅速に答えていくことを求められている。ここで必要とされる研究は、人々の豊かな活動を開花させるために必要な情報ネットワーク技術とその利用環境の研究に他ならない。

このような状況の中で、インターネットの基礎と応用の枠を越えた研究とその成果の産業利用への展開、本分野の国際貢献と一般社会への発信などを実施するため、引き続き本第163委員会が産学の多分野の研究者・技術者が結集した組織として活動して行くことの重要性が再確認され、設置継続を申請する次第である。

なお、本第163委員会は発足後10年間を経過することを機会に、「今求められている研究と産学連携の促進」により柔軟かつ迅速に対応できる研究グループとなるべく、第3期では新たなスキーム・運営体制に再編成する予定である。具体的には、産学連携協力を推進する「企画」力を強化し、以下のような側面に重点をおいて進める。

  1. 学界と産業界のコラボレーションを促進する。
  2. インターネットに係わる異分野交流を企画する。
  3. 新しいビジネスやサービスの種を生む方向を目指す。
  4. 研究者・技術者のプールを進め新技術のインキュベーションを目論む。
  5. 人々の豊かな活動を支援する情報化社会のあるべき姿を描く。

研究テーマについては、上記のように必要なテーマにそのつど迅速にとりくむことを基本とするが、現時点では以下のテーマを予定している。

  1. インターネットにおけるバリアフリー化、高齢者・障害者利用
  2. 地域におけるインターネット利用、特に、産学連携利用
  3. インターネットの教育現場への促進(特に、中等教育など)
  4. 医療支援・遠隔医療支援(特にユビキタス医療に向けて)
  5. インターネット技術の基盤としての品質と性能計測
  6. 通信・放送融合(新しいビジネスやインキュベーションを目途に)

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