meet27 program

ITRC meet27 プログラムの詳細です。

1 日目 (2010 年 5 月 20 日 (木))

12:00 〜 13:00

ITRC 運営委員会

13:00 〜 13:40

[Room A] ITRC 総会 (委員のみ)

13:00 〜 13:40

[Room B] デモ展示

13:40 〜 13:50

オープニング

13:50 〜 14:30

[Room A] NICT 新世代ネットワーク戦略プロジェクト

  • 挨拶
    • NICT 宮原理事長
  • 講演
    1. 桐葉佳明 (NICT 総合企画部 新世代ネットワーク研究開発戦略推進室 専門研究員)
    2. 下條真司 (NICT 連携研究部門 統括センター長)

13:50 〜 14:30

[Room B] デモ展示

デモ展示

14:40 〜 15:10

[Room A] デモ展示内容紹介

デモ展示内容紹介

  • [Room B] にて行われているデモ展示について、各展示企業から紹介

14:40 〜 15:10

[Room B] デモ展示

デモ展示

15:20 〜 16:00

[Room A] 招待講演

  1. Naming and Addressing of Future Internet
    Prof. DaeYoung KIM (Chungnam National University)

15:20 〜 16:00

[Room B] デモ展示

デモ展示

16:10 〜 16:50

[Room A] NICT セッション

  1. AKARI プロジェクト (新世代ネットワークアーキテクチャ設計プロジェクト)
    原井洋明 (NICT 新世代ネットワーク研究センター ネットワークアーキテクチャグループリーダー)
  2. 光パス・パケット統合ノードプロトタイプ紹介
    藤川賢治 (NICT 新世代ネットワーク研究センター ネットワークアーキテクチャグループ 専攻研究員)

16:10 〜 16:50

[Room B] デモ展示

デモ展示

17:00 〜 18:40

[Room A] 分科会セッション 担当: NWGN 分科会

Juniper Networks の 100GE への取り組み
チェア: 笹部 昌弘 (大阪大学)

  1. Juniper Networks の 100GE への取り組み
    森 工 (Juniper Networks)
    インターネットトラヒックの急増に伴い、インターネットのバックボーンでは設備増強を迫られている。既存の POS-OC 192c もしくは 10G イーサネットを中心としたネットワークでは、物理リンクあたりの帯域が不足しており、更なる帯域の拡張が求められている。次世代のネットワークインフラとして期待されている IEE802.3ba 40/100Gbps イーサネットは 2009 年度に標準化策定が終了し、いよいよ実装準備に入った 100Gbps イーサネットについて説明する。
    100Gbps イーサネット、コアルータ

遅延/分断耐性ネットワーク DTN (Delay/Disruption/Disconnect TolerantNetwork) 技術
チェア: 笹部 昌弘 (大阪大学)
本セッションでは、新世代ネットワーク構築のための基盤技術の一つである DTN (Delay/Disruption/Disconnect Tolerant Network) 技術に焦点を当てる。DTN ではエンド端末間で安定した通信路の確保が困難であるため、ブロードキャスト型の情報転送が用いられることが多く、その結果、ネットワークにかかる負荷が大きくなるのが問題である。本セッションでは、この問題に取り組んだ最新の技術を紹介するとともに、今後の方向性について議論する。

  1. DTN における効率的な情報共有のためのメッセージ数削減方式
    植田 啓文、藤田 範人 (日本電気)
    Delay/Disruption Tolerant Network (DTN) 上の情報共有方法として、ノード間で保有情報の差分を確認し、お互いの未保有情報を取得する Epidemic 法が提案されている。Epidemic 法はネットワーク内の全ノードを対象に全ての情報を共有するためロバストである反面、ノード密度の増加に伴い制御メッセージ数も増加し帯域負荷が高くなる。その結果、スケーラビリティに問題が生じる。そこで、本研究ではスケーラビリティ改善のために、隣接ノードの保有情報を推測し送信する必要がある制御メッセージかどうかを判断することで制御メッセージ数を削減することを特徴とする改善手法を提案し、シミュレーション評価によりその有効性を示す。
    Delay Tolerant Network、情報共有、Epidemic routing、メッセージ数削減
  2. 疎密度モバイルアドホック網におけるバッファ管理方式
    木村 共孝、滝根 哲哉 (大阪大学)
    本研究では、蓄積運搬転送パラダイムに基づく疎密度モバイルアドホック網において、バッファ管理方式がシステムの性能に与える影響を考察する。端末の密度が極端に疎な状況では、従来のアドホック通信網で用いられてきたルーチング方式は機能しない。このような状況下においても通信を可能にする、端末の移動を利用した蓄積運搬転送パラダイムが提唱されている。このパラダイムに基づくルーチング方式では、バッファ容量が十分でない場合、バッファ管理方式によりシステムの挙動が大きく異なる。本研究では、複数のバッファ管理方式を感染型ルーチング方式と組み合わせてシミュレーション実験を行い、バッファ容量が十分でない場合の挙動の差がどのような要因によって生じるかを明らかにする。
    Delay Tolerant Network、疎密度モバイルアドホック網、バッファ管理方式
  3. 車両アドホックネットワークのための指向性アンテナを用いたブロードキャスト通信方式の特性分析
    栗林 晋平、作元 雄輔、長谷川 聡、大崎 博之、今瀬 真 (大阪大学)
    近年、高度道路交通システム構築の一環として、車両アドホックネットワークによる、不特定多数の車両への情報配信が望まれている。車両アドホックネットワークでは、各車両が移動するため、無線通信可能範囲内に常に車両が存在するとは限らず、通信が断続するという状況が頻繁に発生する。通信が断続する状況においても通信を継続させるためには、遅延耐性を有する通信方式を用いる必要がある。我々はこれまで、車両アドホックネットワークのための遅延耐性を有するブロードキャスト通信方式として、DSCF (DirectionalStore-Carry-Forward) を提案した。DSCF は、空間利用効率の向上のため、指向性アンテナを利用している。単純な一次元道路における DSCF の有効性は示されているが、より現実的な道路環境における DSCF の有効性はこれまで明らかにされていない。そこで本報告では、シミュレーション実験により、格子状の二次元道路における DSCF の特性 (到達性・迅速性・均一性・効率性) を調査する。その結果、特に、車両密度が極端に低い状況でなければ、DSCF により全方向へ迅速なブロードキャスト通信を行えることが分かった。
    車両アドホックネットワーク、遅延耐性ネットワーク、指向性アンテナ、ブロードキャスト通信

17:00 〜 18:40

[Room B] デモ展示

デモ展示

2 日目 (2010 年 5 月 21 日 (金))

9:45 〜 10:45

[Room A] 学生セッション

  1. HTML の構造をもっと利用してみる研究について
    臼井 義比古、西田 泰伸 (富山県立大学)
    HTML は一応文章の構造を記述するための言語規約であるが、そもそも昔はあまりその事は認識されていなかったし、最近の教科書や Web サイトでも書いてはあっても取りあえず感がある。しかし文章の構造を記述するというシンプルな考え方はいろいろな美味しさがあるのではないかと考え幾つかの研究を始めてみた。今回はこれらの研究について紹介し議論をしたい。※発表終了後は、デモ展示をご覧ください。

9:45 〜 10:45

[Room B] デモ展示

デモ展示

10:45 〜 12:15

[Room A] 分科会セッション 担当: CIS 分科会

  1. 学術認証フェデレーション Gakunin の本格運用
    山地一禎、中村素典、片岡俊幸、西村健、Tananun Orawiwattanakul、曽根原登 (国立情報学研究所)、岡部寿男 (京都大学)
    国立情報学研究所では、全国の大学等と連携して、学術認証フェデレーション「学認: Gakunin」の構築・運用を進めている。フェデレーションでは、大学や研究機関で運用される ID プロバイダー (IdP) を利用して、ウェブサービス (SP) へのシングルサインオン (SSO) が実現される。Gakunin では、主として、米国の Internet2 が開発している SAML 準拠のミドルウエア Shibboleth を利用して、フェデレーションの構成要素となる IdP や SP が運用されている。2008 年度に実証実験を開始した後に昨年度の試行運用を経て、本年度は本格的な実運用へと移行することに成功した。本発表では、Gakunin の現状ならびに参加方法について述べる。
  2. 学術認証フェデレーションを活用するサービスの展開
    中村素典、山地一禎、片岡俊幸、西村健、庄司勇木 (国立情報学研究所)、古村隆明、岡部寿男 (京都大学)
  3. 京都大学での IC 身分証導入から得られた知見
    古村隆明、永井靖浩、上條春穀 (京都大学)
    京都大学では 2010 年 4 月に学生証や職員証等の身分証を IC 身分証へ切り換えた。学内の様々な部局の連携のもと、約 3 万枚の IC 身分証を発行し、新入生や新規採用教職員への配布だけでなく、在校生や既存の教職員の身分証も IC 身分証に交換した。現在、入退館管理やコンピュータシステム利用時の認証等での利用推進を行なっている。本発表では、IC カードの機能の紹介、IC カード導入に向けての準備や IC カードを実際に導入する際に得られた知見を紹介する。
  4. IEEE802.11 Fast Initial Authentication の紹介
    真野浩、森岡仁志 (ルート)、中野博樹 (TNT)、藤川賢治 (NICT)
    2010 年 3 月中旬、米国フロリダ州オーランドにて IEEE 802 Wireless PlenarySession が開催され、IEEE802.11Working Group が開かれました。発表者らが提唱している無線 LAN の高速認証に関する動議提案が採択され、新たな標準策定に向けて、IEEE802.11 Fast Initial Authentication StudyGroup が設置される事となりました。この標準は、急速に普及する携帯端末などで無線 LAN を利用する時に、従来のように立ち止まることなく、高速に認証、接続が可能となります。キャンパスでの携帯端末の新しい利用シーンを創出するものとして、今回その概要を CIS 分科会で紹介します。
  5. SSO 対応 Opengate の運用報告
    渡辺健次、大谷誠、江藤博文、只木進一、渡辺義明 (佐賀大学)
    佐賀大学では、ネットワーク利用者認証システム Opengate を開発・運用している。平成 22 年 3 月の新キャンパスネットワーク稼働と同時に、SSO 対応の SSO-Opengate の運用を開始した。SSO-Opengate は VMWare ESX 上で動作しており、CISCO Nexus システムと合わせて運用している。既に新学期が始まって 2 ヶ月経過したが、全く問題は起きていない。今回は SSO-Opengate の運用状況について報告する。

10:45 〜 12:15

[Room B] デモ展示

デモ展示

12:15 〜 13:45

昼食

12:15 〜 13:45

[Room B] デモ展示

13:45 〜 15:15

[Room A] 分科会セッション 担当: MINX 分科会

  1. (仮) 個人化医療への医療ネットワーク活用
    水島先生
  2. 北海道南西地域に於ける広域医療連携事業
    新見隆彦 (札幌医科大学)、遠藤力 (えんどう桔梗マタニティクリニック)、明石浩史 (札幌医科大学)、岡田晋吾 (北美原クリニック)、下山則彦 (市立函館病院)、木村眞司 (松前町立松前病院)、井上芳郎 (市立函館病院)、宮部昌生 (NORTH)、木田毅 (函館中央病院)、原量宏 (香川大学付属病院)、辰巳治之 (札幌医科大学)
  3. 医療情報ネットワークの応用
    藤野雄一 (はこだて未来大学)
  4. 分子レベルから個体レベルの情報ネットワークの解明と情報薬開発
    辰巳治之 (札幌医科大学)

13:45 〜 15:15

[Room B] 空

15:15 〜 15:30

クロージング

問い合せ先

PC

  • 秋山豊和 (京都産業大学)
  • 北辻佳憲 (KDDI)

LA

  • 藤川賢治 (情報通信研究機構)
  • 衛藤将史 (情報通信研究機構)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。