meet35 program

ITRC meet35 プログラムの詳細です。

1 日目 (2014 年 6 月 17 日 (火))

9:50 〜 10:00 I-REF 棟 6F Hilobby

オープニングセッション

10:00 〜 11:30 I-REF 棟 6F Hilobby

セッション [11] NVW 分科会

  1. 有・無線統合テストベッドワークショップ
    真野浩 (山梨大)
    有・無線を問わず、物理層からアプリケーションレイヤーまでを自由に再構築、プログラミング可能なエミュレーションシステムを使ったワークショップを開催します。参加希望者に仮想空間に配置された無線ノードマシンを実際に使い、変動する電波環境で、アプリケーションを動かすまでを実際に試験運用してもらいます。
  2. On the Same Page
    中尾彰宏 (東大)
    We introduce a new application of programmable network for smartphonesand tablets, called “On the Same Page”. On the Same Page is aninteractive slide presentation tool for broadcasting slides onto theother nearby iOS devices. A touch on the slide shown on presenter’s iOSdevices triggers the broadcast and the same slide will be shown on theother iOS devices at the same time. This app makes everyone on the spotliterally “on the same page”.

11:30 〜 13:00 I-REF 棟 6F Hilobby

昼食

11:30 〜 13:00 向ヶ丘ファカルティハウス

ITRC 運営委員会

第 163 委員会運営委員のみ

13:00 〜 14:30 I-REF 棟 6F Hilobby

デモ展示準備

13:00 〜 14:30 向ヶ丘ファカルティハウス

セッション [12] NWGN 分科会

  1. エピデミックブロードキャストにおけるメッセージ拡散特性推定に関する一検討
    橋本佑太、大崎博之 (関西学院大)
    本研究では、メッセージをエピデミックブロードキャストによって拡散させた時の通信履歴を用いることにより、エピデミックブロードキャストの情報拡散特性を推定する手法 DIFER (Diffusiveness Inference From Epidemicbroadcasting Records) を提案する。エピデミックブロードキャストでは、モビリティを有するノードが他のノードと接触した (無線アドホック通信によって通信可能になった) 時に、当該メッセージのコピーが接触したノードに伝送される。このような過程を繰り返すことにより、あるノードが保有するメッセージが、ネットワーク中のすべてのノードに対してブロードキャストされる。本研究では、メッセージをエピデミックブロードキャストによって拡散させた時の通信履歴を用いることで、エピデミックブロードキャストの情報拡散特性を表す「メッセージ拡散行列」を推定する手法 DIFER を提案する。
  2. 大規模災害発生直後の被災状況推定・避難誘導システムの実現に向けて
    笹部昌弘、川原純 (奈良先端大)
    今年 4 月に総務省の戦略的情報通信研究開発推進事業 (SCOPE) に申請したプロジェクトに関してご紹介します。本プロジェクトの目的は、大規模災害発生時にも避難者を安全な経路・避難所へとストレスなく導ける避難誘導システムの実現であり、本発表では、システムの全体構想と実現に向けた各種課題に関する紹介を行います。
  3. ネットワーク抽象モデルを用いた IP-VPN 向け SDN コントローラの実現
    鈴木一哉、森本昌治、飯澤洋平、金子紘也 (NEC)
    複雑で大規模なネットワークの制御を SDN によってシンプルに実現するためには、多種多様なネットワーク制御プロトコルを隠蔽してネットワークの仮想化を容易に記述可能にするための必要最小限の操作の抽出や抽象化モデルが必要となる。本報告では、このネットワーク抽象化モデルを元にした IP-VPN 向け SDN コントローラの実現方法を提案する。

14:30 〜 14:50 I-REF 棟 6F Hilobby

休憩 / デモ展示

14:50 〜 15:20 I-REF 棟 6F Hilobby

デモ展示紹介セッション

デモ展示出展リスト (申込順)

  • 株式会社 シー・オー・コンヴ
  • アラクサラネットワークス 株式会社
  • コーデンテクノインフォ 株式会社
  • 富士通 株式会社
  • 株式会社 KDDI

15:20 〜 15:35 I-REF 棟 6F Hilobby

休憩 / デモ展示

15:35 〜 17:05 I-REF 棟 6F Hilobby

セッション [13] RICC 分科会

  1. RICC update on meet35
    柏崎礼生 (阪大)
    前回広島で開催された meet34 からの RICC 活動の進捗、および 4 月に総務省に提案した先進的通信アプリケーション開発事業の内容について報告いたします。
  2. ハイブリッド型 SDN を実現するシスコのオープン API
    早川浩平 (シスコシステムズ合同会社)
    2014 年 4 月に正式に公開されたシスコの IOS に対するオープンな API についてご紹介と、この API によるネットワークのプログラマビリティがどのようなネットワークを実現できるのかについて解説いたします。
  3. KCN2 の紹介
    岡村耕二 (九大)、大森幹之 (鳥取大)
    我々は、ICN、CDN と検索ネットワークのアーキテクチャの類似性に着目し、利用者の欲しい情報のある最適なサーバの特定を、利用者が連想するキーワードから直接行なえる KCN (Keyword Centric network) を提案し、開発している。現在は、定量的な評価の困難な利用者が連想するキーワードの扱い部分と、基本的なネットワークアーキテクチャの分離を行ない、後者を KCN2 と命名し、開発を始めている。我々は、Bio Inspired アルゴリズムによるルーティングが SDN との相性がよいこと、さらに Bio Inspired アルゴリズムは Anycast への適用ではその効果が発揮しやすいことに着目し、KCN2 の実装に Bio Inspired アルゴリズムを用いている。本発表では KCN2 の概要を説明する。

17:05 〜 17:20 I-REF 棟 6F Hilobby

休憩 / デモ展示

17:20 〜 18:50 I-REF 棟 6F Hilobby

セッション [14] PC 企画

  1. Network Resilience and Survivability for the Future Internet:Disciplines, Challenges, Principles, Strategy, Architecture, Analysis, Simulation, Tools, and Experimentation
    James P.G. Sterbenz (The University of Kansas)
    As the Internet becomes increasingly important to all aspects of society, the consequences of disruption are increasingly severe. Thus it is critical to increase the resilience and survivability of the future networks in general, and the Internet in particular. We define resilience as the ability of the network to provide desired service even when the network is challenged by attacks, large-scale disasters, and other failures. Resilience subsumes the disciplines of survivability,fault-tolerance, disruption-tolerance, traffic-tolerance, dependability,performability, and security. After an introduction to the disciplines and challenges to network resilience, this presentation will discuss analytical, simulation, and experimental emulation techniques for understanding, evaluating, and improving the resilience of the Future Internet. This includes a multilevel state-space based approach that plots network service delivery against operational state that is the basis for both mathematical- and simulation-based analysis, and graph-theoretic complex-syetem approaches that embed fundamental properties such as redundancy and diversity into all aspects of network structure, mechanism, and protocols. A set of tools to help in this analysis has been developed: KU-LoCGen (Location and Cost-Constrained Topology Generation), KU-TopView (Topology Viewer), and KU-CSM (Challenge Simulation Module). Plans to experimentally evaluate resilience include using the international programmable testbed GpENI: Great Plains Environment for Network Innovation. A new composable,cross-layered resilient transport protocol (ResTP) and geodiverse multipath routing protocol (GeoDivRP) are being developed.

19:00 〜 21:00 I-REF 棟 6F Hilobby

交流会

2 日目 (2014 年 6 月 18 日 (水))

9:30 〜 11:00 I-REF 棟 6F Hilobby

セッション [21] INI 分科会/UAI 分科会

  1. 災害時避難所等におけるネットワークリソース制御技術の性能評価
    澤田宏史 (NEC ソリューションイノベータ)、○山崎康広、木下峻一 (NEC)、後藤英昭、曽根秀昭 (東北大学)
    災害時に避難所で多数の避難者が同時に通信を開始すると、無線干渉により通信性能が低下する。これに全員の通信性能が同時に低下して、避難者同士だけではなく、役所や警察の発する重要な情報も配信が困難となる。そこで本研究では過密環境時の通信リソースを利用者の権限に応じて配布する方式を開発した。本発表で実機実験結果を示し、その有効性を示す。
  2. 高可用性情報ストレージのためのネットワーク基盤技術
    和泉諭、菅沼拓夫
    拠点の災害リスクを定量的に計算することで適応的に情報喪失を最小化する、地域分散型の高可用性情報ストレージに関する研究開発について紹介する。また高可用性情報ストレージのためのネットワーク基盤技術として、SDN に基づきストレージ機器間の通信経路を適応的に制御する手法について議論する。
  3. 視覚障碍者に特化したスマホ (アンドロイド) の開発と普及活動の報告
    釜江常好
    視覚障碍者のパソコン利用では、ウィンドウズ XP、7、8のための、優れたスクリーン・リーダーが開発され、利用が進んできた。しかしスマホでは、アイフォンを中心に 200 人程度が利用しているにすぎない。富士通が昨年秋に発売した「らくらくスマートフォンプレミアム F-09E」は、アンドロイドのアプリをインストールし、スマホの機能をかなり利用できるため、視覚障碍者にも広く支持され、広まりつつある。アイフォンにもアンドロイドにも、視覚障碍者の利用を支援するための機能が、いろいろ備わっており、それらを利用するためのアプリ開発キットも提供されている。我々はこれらの機能を最大限利用した、アンドロイドを開発した。市販のアンドロイド機器で、晴眼者が使うものと完全に同じ機能を備えながら、障碍者に特化している点が、「らくらくスマートフォンプレミアム」と異なる。本年 2 月から販売を開始し、現在 10 人程度のユーザーが利用している。将来は特別支援学校で教材として採用してもらえるよう支援事業に申請中であり、採択されれば、急速に普及すると考えている。今年度は、スマホを現在利用している、あるいは利用したい障碍者の意見が、アプリの開発者に伝えるチャネルがなかったが、アシスティブ技術がどのように実現されているかの技術部分も紹介する、交流サイトを開きたい。

11:00 〜 13:00 I-REF 棟 6F Hilobby

昼食/デモ展示

11:00 〜 13:00 向ヶ丘ファカルティハウス

ITRC 総会

第 163 委員会委員のみ

13:00 〜 14:30 I-REF 棟 6F Hilobby

セッション [22] CIS 分科会

  1. 大学における端末必携化時代に適したソリューションの検討
    丸山伸 (シー・オー・コンヴ)
    近年、大学の学生はほぼ全員が何らかの端末を所有していることが知られています。そして大学における ICT を利活用した教育では、従来は大学に備えられている端末を利用していましたが、今後は学生が個人所有端末を持参する「端末必携化」が進み、「端末必携化」を前提とした教育に移行することは必然の流れです。また、学生の基礎的な ICT 活用スキルの向上に伴い、大学における ICT を利活用した教育の高度化も求められています。株式会社シー・オー・コンヴは、「端末必携化」を前提とした際に、大学の ICT 基盤に求められるもの、そして、個人所有端末・VDI・ネットブートなどのソリューションのベストミックスについて、考察を深めてきました。そして、これからの時代に求められる高度な教育をストレスなく行うための教育用 ICT 基盤として、ネットブートをベースとした既存のソリューションの改善ならびに拡張を提案します。
  2. 仮想化で実現する大学向けプライベートクラウドソリューション UnifIDone キャンパスクラウドのご紹介
    畑瀬圭太 (富士通)
    近年、スマートデバイスをはじめとした急激な ICT 環境変化により、大学に求められる ICT サービスの形態も多様化しています。富士通では、散在する ICT 基盤を整理・統合し最適な環境整備をすることを課題と考え、VMware の仮想化技術を基盤に仮想マシン予約運用など大学の運用に求められる機能をアドオンした「UnifIDone キャンパスクラウド」を開発しました。学内の PC 運用の効率化や ICT リソースの統合運用を可能とし、学生がいつでもどこでも学修できる環境を実現します。

14:30 〜 15:00 I-REF 棟 6F Hilobby

休憩/デモ展示

15:00 〜 16:30 I-REF 棟 6F Hilobby

セッション [23] MINX 分科会

  1. 北海道内における医療機関連携に関する調査事業について
    新見隆彦 (札幌医科大学)
    北海道の地域的特性を踏まえ、医療連携体制に胚胎する諸課題を抽出・分析することにより、地域住民視点による最適化連携システム構築へのプロトタイピングを実施し、次世代地域医療連携システムに係る概念設計を行う。我々が経験してきたこと、今回の調査であらたに分かったことなどを織り交ぜ次期プロジェクトへ向けた問題点の解明を行う。
  2. ICT を活用した介護・医療関連情報の見える化の推進
    中村香代 ((株) 和香紗)
    介護福祉の現場から必要な物を洗い出し、集めた情報を ICT の利活用により、より充実した、質の高い生活情報、そして認知症の人を支えられる地域支援活動の構築の支えられるような医療福祉クラウドを目指している。
  3. 十勝医療圏における医療福祉クラウドの経験から
    駒木聡 ((株) メディオテック)
    電子カルテなどの医療情報システムの導入が推進され施設間あるいは地域の情報共有も行われている。今回は十勝医療圏における、社会医療法人北斗病院グループの診療録連携と十勝医師会の診療所における情報連携とクラウド運用の経験を報告する。医療情報の共有化を行う際に様々なシステムとの連携とデジタル化が不可欠となる。しかし、都市部あるいは地域基幹病院は別として、僻地診療所にシステムを導入するスキルあるいは運用を維持するスタッフの不在などから導入が進まなく、導入コスト負担も妨げとなっている。診療所においては情報入力をタブレット端末のカメラ機能で取得して紐付け情報を付加し、紹介先の北斗病院の診療録連携システムと十勝医師会のシステムをクラウドで連携し、さらに在宅医療・介護システムを加える事で、地域を包括する診療録と在宅医療を網羅した健康福祉情報の共有環境が構築出来ると考える。
  4. 医療クラウドの実現を目指して: 北海道医療クラウド推進委員会の今後
    辰巳治之 (札幌医科大学)
    理想的なクラウドと現実のクラウドとの間を埋めるため、大所高所からご意見を頂ける「北海道医療クラウド推進委員会」を組織し、今後のスマートプラチナ社会構築の一翼を担えるプロジェクト提案を考察する。

16:30 〜 16:50 I-REF 棟 6F Hilobby

クロージングセッション

問い合せ先

PC

  • 中村素典 (NII)
  • 笹部昌弘 (奈良先端大)

LA

  • 小林克志 (東大)
  • 阿野茂浩 (KDDI 研究所)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

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