ITRC meet40 プログラムの詳細です。
1 日目 (2016 年 11 月 9 日 (水))
13:00 〜 13:10 大沼国際セミナーハウス 第 1 研修室
オープニング
13:10 〜 14:50 大沼国際セミナーハウス 第 1 研修室
IA 研究会セッション (有料)
詳細は主催研究会のページをご確認ください。
14:50 〜 15:00
休憩
15:00 〜 16:00 大沼国際セミナーハウス 第 1 研修室
デモ展示紹介セッション
- アラクサラネットワークス (株)
- (株) シー・オー・コンヴ
- 京都大学
14:50 〜 15:00
休憩
14:50 〜 15:00 第 1 研修室
デモ展示
16:40 〜 18:00 大沼国際セミナーハウス 第 1 研修室
IA 研究会セッション (有料)
詳細は主催研究会のページをご確認ください。
18:00 〜 19:00
休憩・移動
19:00 〜 20:30 グリーンピア大沼
夕食
20:30 〜 22:00 グリーンピア大沼 ホール大沼
[セッション/BoF1: 9-EV] PIOT 分科会
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IoT 情報交換市場 Plugfesta
本 BoF では PIOT 分科会がターゲットとしている「IoT 情報交換市場」に ついて理解を深めていただくため、Plugfesta を開催します。 皆様に持ちよっていただいたデバイス使って、情報交換市場 (EverySense) で センサデータの交換を体験いただきます (対象デバイス:Android, iPhone (EveryPost), PC, その他持ち込みデバイス) 。
EverySense のサービスに対応していないが、対応可能性について検討してみたい、という場合は、Ruby ベースですがチュートリアルを用意しておりますので (json_over_http_api_tutorial.md)、こちらを体験いただければと考えています。是非ご参加くださいませ。
2 日目 (2016 年 11 月 10 日 (木))
10:30 〜 10:40 大沼国際セミナーハウス 第 1 研修室
デモ展示
10:40 〜 11:40 大沼国際セミナーハウス 第 1 研修室
[セッション1: 10-AM1] PC 企画: ポスター発表
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リソース監視情報の提供量を用いるクラウド構成管理フレームワークの実装
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属性情報を秘密分散した閾値型認証システムの設計
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ソフトウェアルータにおける細粒度の帯域制御
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CCN におけるパケット損失検出機構 Interest ACK の提案と評価
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リンクの不確実さを考慮した大規模 802.15.4 無線センサネットワークの性能解析
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無線センサネットワークの不均一性がメッセージ配送遅延に与える影響
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SDN を活用した多地点映像配信システム
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SDN を用いたリモート手術戦略デスクの提案
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認知症高齢者を対象とした傾聴支援機能を備えたコミュニケーションロボットの開発
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行動変容法とカプトロジを適用したキャラクタベース独居高齢者健康管理システムの提案
11:40 〜 13:10 大沼国際セミナーハウス 第 1 研修室
デモ展示
11:40 〜 13:10 大沼国際セミナーハウス 第 2 研修室
ITRC 運営委員会
第 163 委員会運営委員のみ
13:10 〜 14:30 大沼国際セミナーハウス 第 1 研修室
[セッション2: 10-PM1-A] 伝承セッション
- インタビュイー
- 釜江常好 (東京大学/スタンフォード大学)
- 水島洋 (国立保健医療科学院)
- インタビュワー
- 神屋郁子 (九州産業大学)
平成 28 年度から日本学術振興会協力会からの援助のもと「日本のインターネット普及黎明期に関わるキーマン達の証言記録」という特別事業を推進している。5 月に開催された meet39 での尾家祐二 九州工業大学学長と下條真司 ITRC 委員長による対談に続き、今回は ITRC 設立に携われた釜江先生と水島先生をお呼びし、当時の学術の状況と現在の学術の展望についてインタビュー形式で対談して頂く。
14:30 〜 14:50 大沼国際セミナーハウス 第 1 研修室
デモ展示
14:50 〜 16:20 大沼国際セミナーハウス 第 1 研修室
[セッション3: 10-PM2-A] MINX/UAT 分科会
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自立型情報教育ハブ:ICTリテラシーの向上
1) 東京の地下鉄での視覚障害者ホーム転落事故を受けて、中古スマホとブザーつきビーコンを用いた「要支援者見守りシステム」を試作したのでデモをする。
2) 日本大学では情報解析/分析技術の教育は、大幅に遅れている。一年目から教官数に限りがある学科に割り振られ、技術的なサポートができない環境で授業や演習を受けるため、実践的な訓練を受ける機会がない。ワイヤレス接続の環境が無い、あるいは劣悪な環境でも、教官の負担がゼロで、かつ学生がBYOD環境で、最新の実践的なICT授業ができる「自立型情報解析ハブ」を開発したので、紹介する。
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臨床効果データベースの現状と標準化日本外科学会を中心とした手術症例を登録する事業(National Clinical Database NCD) が 2011 年から開始され、毎年 100 万例を超えるデータを収集し分析されている。大規模かつ長期的にデータを収集する体制の構築が難しい中、内科領域を含め他の分野でも臨床データの収集が必要となる。そこで、関係学会と強調し、医療の質を向上させるため、日々の診療行為およびアウトカムデータ(診療行為の効果)を一元的に蓄積・分析・活用するための情報基盤を整備することをめざし、そのための標準的な登録法や登録のためのネットワークの在り方などについて報告する。
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妊婦健康診査における遠隔医療の適用方法等について[TBD]
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認知症高齢者を対象とした傾聴機能を持つコミュニケーションロボットの開発表題の「認知症高齢者向けロボットコミュニケーション法」を中心に、未来大での医療・ヘルスケア関連の研究に関して述べる。認知症患者向け施設であるグループホームでは、毎日、患者と話をしてコミュニケーションをとることが重要である。しかしながら、コミュニケーションを円滑にすすめようにも、患者の対応状況によってはスタッフにストレスを与えることがありえる。本研究では患者との一次対応にコミュニケーションロボットを使用し、認知症治療法の一つである回想法、傾聴法を考慮したコミュニケーションモデルを提案する。その他、現在でのヘルスケア関連の研究動向について述べる。
16:20 〜 16:30 大沼国際セミナーハウス 第 1 研修室
デモ展示
16:30 〜 18:00 大沼国際セミナーハウス 第 1 研修室
[セッション4: 10-PM3] RICC 分科会
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DESTCloudプロジェクトのこれまでとこれから広域分散システムの耐災害性・耐障害性を検証するプラットフォーム構築について、これまでの課題点を整理する。このプラットフォームに関する取り組みは、定常運用のフェーズに入っており、その環境構築の状況と今後の展開について報告する。
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企業から見た大学主導の研究開発型プロジェクトについて -DESTCloudプロジェクトに参加してみて企業として、2015 年度に柏崎礼生講師 (大阪大学) を開発代表者とする「分散システムの耐災害性・耐障害性の検証・評価・反映を行うプラットフォームとビジネスモデルの開発」のソフトウェア開発に参加した。大学主導の研究開発プロジェクトについては数回の経験があったが、この時も、その運営方法にはややとまどいを感じた。この感覚を振り返り、利点や問題点を提起、検討する
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post DESTCloud: RICC の次の取り組み5 年前に、ここ大沼で開催された meet30 において RICC 分科会の発足が承認され、2012 年 distcloud プロジェクトが立ち上がり、その成果に対するアンチテーゼとして 2014 年から DESTCloud プロジェクトが発足した。すると必然的に 2016 年から RICC はまた新しい取り組みを考えねばならぬ定めである。2017 年度から推進する予定のインタークラウド研究について紹介を行う。
18:00 〜 19:00
休憩・移動
19:00 〜 20:30 グリーンピア大沼
交流会
20:30 〜 22:00 グリーンピア大沼 ホール大沼
[セッション/BoF2: 10-EV] 第 5 期の活動指針について
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第 5 期の活動活性化に向けたブレインストーミングITRC の第 5 期継続が承認され、今後益々 ITRC の活動を活性化させていければと考えております。本 BoF では ITRC 第 5 期の活動活性化に向けたブレインストーミングを行い、参加者による ITRC 活性化方針の共有を目指します。皆様のご参加と活発なご議論をよろしくお願いします。アジェンダは以下の通りです。
- 第 5 期申請ヒアリング時の評価委員からのコメントについて (活性化に向けたコメントの活用)
- 第 5 期活性化に向けた分科会の再編について
- 第 5 期活性化に向けた活動内容案のネタだし (申請時のテーマ案)
- 基盤技術
- ネットワークアーキテクチャのための基盤技術
- IoTのためのネットワーク基盤技術
- Software Defined Network (寄り添うネットワーク)
- セキュリティ・プライバシ
- ネットワーク仮想化技術、クラウドのためのネットワーク技術
- 応用技術
- 大規模化・多様化するインターネットの構築・運用技術
- インターネットのバリアフリー化、高齢者・障がい者利用支援
- 実用化
- 中等・高等教育における革新的な情報教育導入手法の検討
- インターネットを応用した医療支援・遠隔医療
- IoT 普及に向けたビジネスモデルの構築
- その他、キャンパステストベッドなどのキーワードもあがっていました。
- 基盤技術
- その他活性化活動
- 新規委員勧誘
- 委員パンフレット作成 (伝承もからめて)
3 日目 (2016 年 11 月 11 日 (金曜日))
9:00 〜 10:30 大沼国際セミナーハウス 第 1 研修室
[セッション5: 11-AM1-A] NVW 分科会
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OSSスイッチLagopus2014 年 7月にオープンソースとして公開された高速、高機能な Openflow スイッチソフトウェア lagopus のソフトによるパケット処理の高速化と今後の展開についてご紹介する。
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遅延要求に応えるパケットスケジューラのハードウェアの設計と実装アプリケーション毎の多様な遅延要求に応えるネットワークアーキテクチャ (Latency AWare INternet, LAWIN) で必要とされる Earliest Deadline First (EDF) ベースのパケットスケジューラを NetFPGA-CML 上で実装した。実装したスケジューラを示し、その問題点について議論する。
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Packet-In メッセージと Click を用いた OpenFlow との互換性のあるカスタムアクション拡張本研究では、OpenFlow アーキテクチャと互換性を持つ、低遅延で任意のカスタムアクションをスイッチに追加する OpenFlow Click Action Extension (OFCAE) を提案する。更に、OFCAEのプロトタイプの実装と評価を行い、カスタムアクションのユースケースを示す。
10:30 〜 10:40 大沼国際セミナーハウス 第 1 研修室
デモ展示
10:40 〜 12:10 大沼国際セミナーハウス 第 1 研修室
[セッション6: 11-AM2-A] NWGN 分科会
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Performance Analysis of Virtual Networks on Serverサーバー内の仮想スイッチ (Open vSwitch) 上でソフトウェアの仮想ネットワークを構成し、その上で、様々な仮想ネットワーク機能を動作させることが可能である。このサーバー内部ではパケットの送・受信のキューが存在しており、処理の揺らぎによりパケットがバースト的に送信されるマイクロバーストを生じ易いと考えられる。本発表では、仮想ネットワークを中心にしたサーバー内部でマイクロバーストの有無を調査して報告する。
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リンクの不確実さを考慮した大規模 802.15.4 無線センサネットワークの性能解析近年、無線センサ端末の小型化・低コスト化・省電力化や、IoT (Internet of Things) に代表される無線センサネットワークの応用例の広がりにより、大規模無線センサネットワークへの期待が急速に高まっている。しかし、高効率・高信頼な大規模無線センサネットワークの実現のためには、大規模無線センサネットワークが有する不確実さを明示的に取り扱えるようなネットワーク設計・制御手法が求められる。これまで、無線センサネットワークのさまざまな解析 行われてきたが、(1) ネットワークの不確実さを考慮していない、(2) 解析対象が小規模なネットワークに限定されている、(3) 現在広く利用されている無線通信規格をモデル化していない、などさまざまな制約があった。そこで本研究では、無線通信規格として PAN (Personal Area Network) と呼ばれる短距離無線ネットワークのための通信規格である IEEE 802.15.4 を対象とし、流体近似法を用いて大規模無線センサネットワークを解析する。特に、ネットワークの不確実かさとして、無線通信可能範囲の時間的変動を確率的にモデル化し、ネットワークの不確実さが平均メッセージ配送遅延に与える影響を明らかにする。
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A Study on Communication Range Heterogeneity in Wireless Sensor Networks本研究では、IEEE 802.15.4 を用いた無線センサネットワークにおいて、各センサノードの無線通信可能範囲が不均一である場合に、ネットワーク全体の通信性能 (平均メッセージ配送遅延) がどのような影響を受けるかを調査する。一般に、アンテナに対する供給電力を制限することにより、センサノードの無線通信可能範囲を変更することができる。センサノードの無線通信可能範囲を適切に設定することができれば、センサノードのエネルギー消費軽減や、無線センサネットワーク内でのメッセージ衝突軽減による性能向上が期待できる。従来の研究では、例えば、無線通信可能範囲を切り替えることにより、無線センサネットワークの生存時間向上が可能であることが示されている。しかし、我々の知る限り、センサノードの無線通信可能範囲の不均一性が、ネットワーク全体の通信性能に与える影響はこれまで十分明らかにされていない。そこで本研究では、我々がこれまでに構築した大規模IEEE 802.15.4 無線センサネットワーク解析手法を応用することにより、センサノードの無線通信可能範囲の不均一性が平均メッセージ配送遅延に与える影響を調査する。
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IoT向け無線方式LoRaを用いたフィールド評価IoT 向けの無線技術として、省電力でカバーエリアの広い無線ネットワークを構築することが可能なLoRa技術が注目されている。LoRaを用いることで、5 km から 15 km といった広域をカバーすることがうたわれているが、通信環境に大きく影響されることが予想される。今後 IoT の接続に LoRa を使う際には、その通信特性を把握することが重要である。そこで、通信特性を把握するために、実際に LoRa を使ったフィールド評価を行ったので、その結果について報告を行う。
12:10 〜 12:20 大沼国際セミナーハウス 第 1 研修室
クロージング
問い合わせ先
PC
- 津川翔 (筑波大)
- 樋地正浩 (日立ソリューションズ東日本)
LA
- 藤野雄一 (はこだて未来大)
- 柏崎礼生 (阪大)
- 戸倉一 (エヌアイエスプラス)
その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。