meet56プログラム (随時更新)

タイムテーブル

Day1 (2024/11/13 (水))

14:00 ~ 14:05(5) オープニング
14:05 〜 18:20 IEICE IA研究会

Day2 (2024/11/14 (木))

9:00 開場
 9:30 〜 11:00(90) セッション1:RIXX分科会
11:00 〜 11:40(40) デモ展示セッション
11:40 〜 13:00(80) 昼食 / デモ展示
13:00 〜 14:30(90) セッション2:PIOT分科会
14:30 〜 15:00(30) デモ展示 / 休憩
15:00 〜 16:30(90) セッション3:PC企画
16:30 〜 17:00(30) デモ展示 / 休憩/ポスター準備
17:00 〜 18:00(60) ポスターセッション
19:00 〜 懇親会

Day3 (2024/11/15 (金))

9:00 開場
9:30 〜 10:20(50) セッション4: 一般口頭発表
10:20 〜 10:35(15) デモ展示 / 休憩
10:35 〜 13:05(150) セッション5: CIS分科会
13:05 〜 13:15(10) クロージング
  各自で移動
15:00 〜16:30 (90) 秋田県立大学アグリイノベーション教育研究センター見学
16:30 〜18:00(90) 秋田県立大学アグリイノベーション教育研究センター関係者との意見交換

 

プログラムの詳細


Day1 (2024/11/13 (水))


IA研究会


Day2 (2024/11/14 (木))


セッション1:RIXX分科会

  1. 講演者: 柏崎礼生 (近畿大)
    講演タイトル:Distcloud update 2024/Q3
    講演概要:
    RIXX分科会で新たに発足したkotatsu_neko WG (衛星コンステレーションサービスの地理的に広域分散した複数拠点による定常的な計測プロジェクト) もそのバックグラウンドとして広域分散処理基盤であるDistcloudを利用することを想定しています。RIXXのプロジェクトに参加するにあたり、しばしば尋ねられるのが「Distcloudにはどうすれば参加できるのか」というものです。本発表ではいつものことではありますがRIXX分科会の概略説明と、今回は特にDistcloudへの接続の仕方についてお話をする予定です。
  2. 講演者: 谷口 崇 (株式会社インターネットイニシアティブ)
    講演タイトル:Stalinkが日本に登場して2年経ちました、これまでの振り返りと今後の成長をマニアックに語ろうとおもいます
    講演概要:
    2021年に登場したStarlinkはこれまでに7,000機の通信衛星が投入され、400万人が利用する規模まで成長しています。日本での利用も着実に増えてきていますが、その活用に関してはまだ特殊なもの・様子見という人が多いように感じています。すぐそこで誰でも手にはいる携帯よりも安い?Starlinkのインフラ・ネットワーク・活用事例をマニアックに紹介します。

デモ発表

  • アライドテレシス株式会社: デジタル・キャンパスと教育DXで効率化とセキュリティを強化
    【概要】 ネットワーク専業メーカーのノウハウを活かし、教育現場のデジタル化を支援する次世代ネットワークソリューションを紹介します。有線LANの10G化や無線LANの高速化、安全性を両立した統合ネットワークを提案します。大学向けにはキャンパス情報ネットワークの構築ポイントも解説します。校務DX推進やゼロトラストセキュリティ対策で、効率化と安全な学びの環境を実現します。
  • FXC株式会社: 単体設置可能な100Gメディアコンバータについて
    【概要】小型FAN搭載により、単体設置可能な100GBASE-R対応のメディアコンバータをご紹介します。スタンドアロンとしては、世界最小クラスの100GBASE-R対応メディアコンバータです。機器本体にはFANを取り付けているため、ラックマウントシャーシを使用せずに単体での100G通信が可能です。また、ラックマウントシャーシ「LEX3020」に搭載することで、1Gや10Gのメディアコンバータとの混載が可能となり、現在利用されてる方はもちろん、新たに利用する環境に応じた柔軟なネットワーク構築が実現できます。
  • アラクサラネットワークス株式会社: 次世代ネットワークシステムの提案
    【概要】フォーティネットグループの一員となったアラクサラが提案する、これからのキャンパスネットワークシステム。新製品含めたハードソフト両面の紹介をいたします。
  • フォーティネットジャパン合同会社:デセプション技術を用いたセキュリティ対策製品の紹介
    【概要】デセプション技術により攻撃者を欺きます。FortiDeceptorが作り出した偽の資産に攻撃者を誘導することで攻撃を検知し、セキュリティインシデントを未然に防ぎます。
    展示ブースではFortiDeceptorが攻撃を検知し、FortiGateが防御をする自動連携の様子をご覧いただけます。
  • 株式会社シー・オー・コンヴ:AVD および BYOD を活用する際に役立つ教室環境は?
    【概要】BYOD の普及とともに大学に設置されていたPC教室は大きく変化している。特に、AVD環境を活用する際には「PCが設置されていないPC教室を設置する」「普通教室をPC教室として使う」といった様々な構成が考えられる。この度 CIS 分科会において「AVD をPC教室として活用する際のポイント」についての発表を行うが、これに合わせて「AVD 環境に対する接続元となる教室はどのようにあるべきか」について検討した結果として、以下の製品や構想を紹介する。
    ・ 共有モニターソリューション  “CO-Nectar”
    ・ BYOD対応のドッキングステーション
    ・ AVDを共有VDIとして活用するためのツール “CO-Gateway”

 


セッション2: PIOT分科会

  1. 分科会の紹介(5分)
  2. 【研究発表1】(30分)
    講演者:石原 真太郎(CSSC/京都産業大学)
    講演タイトル: ROS 2における攻撃検知手法の検討
    講演概要:
    Robot Operating System(ROS)およびROS 2 を用いた実装が進められ,
    製品として販売されているケースも多くなっており,セキュリティ対策が急務となっている.
    本発表では,ROS 2における攻撃の可能性および攻撃検知手法についての検討内容について議論する.
  3. 【研究発表2】(25分)
    講演者:秋山 豊和(京都産業大学)
    講演タイトル:ROS 2のTracing結果の可視化方法に関する一考察
    講演概要:
    Robot Operating System (ROS)では,ROSノード間の処理の依存関係を考慮しながら,リアルタイム性の性能要件を満たしていることを検証する必要がある.設計段階では他のベンダが作成したノードとの依存関係を考慮しながら,多数のノードの分析を行う必要がある.本発表では,比較的大規模なシステムに対して既存の可視化ツールを適用した際の課題について言及し,その対策について議論する.
  4. 【招待講演】(30分)
    講演者:山口 高康(秋田県立大学)
    講演タイトル:インターネットと人工知能を活用した高等教育のケーススタディ
    講演概要:コロナウィルスが日本で猛威を振るい始めた2020年に大学教員となり,インターネットと人工知能を駆使しながら取り組んできた高等教育のケーススタディを紹介します.1) 新たな技術を創出する研究,2) 創出した技術で地域を活性化させるプロジェクト,3) 多くの学生を大学へ呼び込む情報発信,の取り組みを振り返り,未来を担える逞しい技術者の育て方について述べます.

セッション3: PC企画

  1.  趣旨説明/大森 幹之 (鳥取大学)  (5分)
    【概要】ネットワーク運用の自動化に関しては様々な取り組みがこれまでもあった.しかし,データセンターの様に形式化が容易なもののみが対象であったり,各組織独自の手法であったり,正しさの検証や妥当性確認がなされていない/場当たり的であるといったこともある.その様な中でSIGCOMM 2024でもネットワーク運用への形式手法の適用を念頭としたワークショップ (FMANO: Formal Methods Aided Network Operation) も開催されている.
    そこで,ネットワーク運用をより科学的に捉え,その課題解決に向けて議論したい.
  2. NetBox+AnsibleによるVLAN設定の見える化と標準化 / 北口善明 (東京科学大学)
    【概要】ネットワーク運用において,構成管理や資源情報管理は必要不可欠であるが,管理主体毎にシステム構築や運用手法の確立がなされているケースが多い.東京科学大学では,継続的な管理運用や運用自動化を目的として,オープンソースアプリケーションを基盤に実環境での運用への投入を進めており,この取り組みの紹介と通して同様な課題を持つ組織間での運用開発の連携に関して議論する.
  3. 青森大学Campus Networking Clubによるネットワーク構築と自動化/JOSHUA LIEW, LIQ SHANN, 奥山 瑛斗, 松谷 錬, 下條 真司 (青森大学)
    【概要】青森大学では,Campus Networking Clubというクラブ活動によって,学内ネットワークの構築を行なっている.活動1年で,SINET 10G化,eduroam導入, zabbixによるネットワーク化を成し遂げた.これまでの活動を振り返るとともにansibleによるネットワーク設定自動化の検討の方向を探っていきたい.
  4. 鳥取大学におけるネットワーク運用自動化への取組 / 大森 幹之 (鳥取大学)
    【概要】鳥取大学では,ネットワーク構成や機器の設定などの正確な情報の取得・更新は難しいのが現実である.
    また,手動設定による誤りや通信障害を完全には防げていなかった.
    そこで,鳥取大学では,ネットワークの情報の取得・更新,設定のみならず,設定の正しさの検証とその妥当性確認までの自動化に取り組んでいる.
    本発表では,これらの取り組みについて報告すると共に,ネットワーク運用自動化に向けて議論する.

     

 


ポスターセッション

  1. Attention機構を組み込んだマルチモーダルAIによる説明可能なフェイクニュース検出の開発と実演/大川 倫明 (秋田県立大学)
    【概要】インターネット上でのフェイクニュースの拡散は深刻で,テキストと画像を含むマルチモーダルな構成で多く流布している.本研究では,人間とAIが作成したリアルとフェイクのデータから,Attention機構を用いてフェイクニュースを高精度に検出し,その根拠も合わせて提示することによってモデルの検出精度と説明可能性の両立をはかる.実験により有効性を確認し、フェイクニュース拡散の抑制に貢献できることを確認した.
  2. 決定木分析と生成 AI を用いた心躍るクルマの需要予測と可視化の実験/浜辺 美穂 (秋田県立大学)
    【概要】近年,SNSを駆使して市場と対話しながら消費者が望むクルマを作ろうとするメーカーが登場してきている.メーカーは需要の見込めない生産には踏み切れないため,生産の前に市場の反応を予測して製品に反映する必要がある.本研究では,決定木分析で売れるクルマのデザインを明らかにし,そのデザインを生成AIで可視化する実験を行った.デザインの変化に応じて売上台数がどのように変化するかを調査したので,その結果を示す.
  3. 低コストな非同期データ収集と物体認識による自然公園の利用状況把握システムの実演/佐藤 璃空 (秋田県立大学)
    【概要】自然公園は人気の旅の目的地のひとつであるが,広大なので管理するコストがかかる.コストを下げるには,まず利用者数の把握が必要である.本研究では,非同期なデータ収集と物体認識を組み合わせることで低コストに利用者数を把握するシステムを提案する.現地の画像をYOLOv8で分析し,利用状況をウェブで確認できるようにする.利用状況を把握できれば,利用者は知る人ぞ知る観光スポットを発見したり,混雑を回避したりすることが可能となる.
  4. 粗視化グラフを用いたグラフ上のランダムウォークに関する一検討/青山 和馬 (関西学院大学)
    【概要】ランダムウォークにおいて、探索したいグラフと、そのグラフを粗視化したグラフを併用するランダムウォークである、CRWを提案する。CRWでは、ランダムウォークを行うグラフを二状態マルコフ遷移モデルにより切り替える。CRWは、粗視化グラフの粗視化率が低くなるにつれて平均初回到着時間及び被覆時間がよくなることが確認できた。しかし、粗視化率が低くなればなるほど、CRWに必要なグラフの情報量が多くなることには注意が必要である。
  5. トークン集約を利用したフローレベルシミュレーションの効率化に関する一検討/平良 吉輝 (関西学院大学)
    【概要】流体近似モデルを用いたフローレベルシミュレーションは、大規模ネットワークの性能評価に有効ですが、我々が提案した従来の手法ではトークンの生成・管理が処理負荷を増加させていました。本研究の目的は、異なるフローに属するトークンを中継ノードで集約し、トークン数を削減することでシミュレーションの効率化を図ることです。この手法により、シミュレーションの高速化とメモリ使用量の削減を目指し、その有効性を実験によって検証します。
  6. 機械学習を用いたフィッシング詐欺サイトの自動検知/伊藤 知世 (仙台高専)
    【概要】フィッシングとは、個人を騙して悪意のあるウェブサイトに誘導し、個人情報や企業情報、アカウント認証情報を入手する詐欺手法である。本研究では、未対応の脆弱性を利用した攻撃手法であるゼロデイ攻撃に対応できることから、機械学習ベースの手法を対象とする。入力されたウェブサイトのURL情報について、Transformerモデルを用いて文字レベルおよび単語レベルの埋め込みと特徴抽出を行い、正規のサイトを表す良性とフィッシング詐欺サイトを表す悪性の二値分類を行う。
  7. 拡張子変更をもとにしたランサムウェアの検知・回復手法/永井 ひとみ (仙台高専)
    【概要】近年、コンピュータに特定の制限をかけ元通りにする代わりに身代金を要求する不正プログラムのランサムウェアが流行している。企業等がランサムウェアの被害に遭うと、多大な損失が発生してしまうため、迅速な回復が重要である。本研究では、ランサムウェアの検知から回復の一連の処理を迅速に行う手法を提案する。具体的には、拡張子の変更をもとにしてランサムウェアを検知し、Autopsy Digital Forensicsを用いて暗号化攻撃から回復する手法を検討する。
  8. 大規模言語モデルを用いたソースコード内の脆弱性解析/田坂 青輝 (仙台高専)
    【概要】近年,ソフトウェアの脆弱性報告件数が増加しており,特に「サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃」が被害を引き起こす例が多い.そのため,効率的な脆弱性検出が求められている.しかし,手動でのコードレビューには多大な工数がかかるため,負担が大きい.従来のツールはルールベースで複雑な修正が難しいが,本研究では,大規模言語モデル(LLM)を用いて,ソースコードから脆弱性を診断する手法を提案する.本手法では,ソースコードの理解に特化したLLMにファインチューニングを行い,より正確で効率的な脆弱性検出を実現することを目指す.
  9. 楕円ElGamal暗号を用いた秘密計算方式の効率化と安全性向上/大瀧 練哉 (仙台高専)
    【概要】準同型暗号とは、入力されたデータを復号することなく暗号化した状態で加算や乗算などの計算を行うことが可能な公開鍵暗号方式である。吉田らは、秘密鍵の分散情報と準同型暗号であるElGamal暗号を組み合わせることで、異なる鍵で暗号化された暗号文同士の秘密計算を実現した。しかし、この方式で用いられたElGamal暗号は、計算機性能の向上に伴い従来の鍵長では安全性が不十分になる可能性がある。本研究では、提案方式を楕円曲線上の離散対数問題に基づくElGamal暗号に変更することで安全性を維持したまま鍵長の短縮による計算効率向上を行い、より高い安全性と効率性の実現を目指す。
  10. TCP BBR v2 の輻輳制御アルゴリズムのモデル化に関する一検討/井上 翔太 (関西学院大学)
    【概要】パケット損失による輻輳検知ではなく、ボトルネックリンクの帯域幅とラウンドトリップ時間を計測して輻輳を制御する TCP BBRv2 への関心が高まっている。本研究の目的は、TCP BBR v2 の挙動を離散時間の流体近似モデルで記述し、大規模ネットワークにおける TCP BBR v2 の特性を理論的に分析することである。
  11. 車載ネットワークにおける IEEE 802.1Qcr ATS の特性に関する検討/磯部 泰成  (関西学院大学)
    【概要】完全自動運転の実現には、高速かつ高信頼な車載ネットワークの実現が不可欠である。 特に車両の安全性に関するデータ伝送には IEEE 802.1 TSNの使用が想定されている。その中でもネットワーク全体の時刻同期を必要とせず、トークンバケットのエミュレーションによりクラス単位のキューイングおよびフロー単位のシェイピングを実現する ATS が注目されている。しかし、車載ネットワークにおいて ATS のクラス割り当てやパラメータ設定をどのように行えばよいか、またそれが QoS にどのように影響するかはこれまで十分に明らかになっていない。そこで、トラヒックパターンに応じてパラメータCIRの設定が与える影響が異なり、CIRの値が平均遅延に影響を与えていること、ATSのキューのサイズが大きくなるとフレーム損失率が低下することを示した。
  12. 断片的な非局所情報を利用するグラフ上のランダムウォークに関する検討/伝田 和馬 (関西学院大学)
    【概要】近年、ランダムウォークに基づくグラフ探索アルゴリズムが注目されているが、大規模ネットワークにおいて非局所的な探索手法は実用に課題がある。従来の方法は全体の大域情報を必要とするが、現実には適用が困難である。そこで、エージェントが大域情報を必要とせず、限られた非局所情報のみを用いて効率的に探索を行う非局所的なランダムウォークであるSprint Random Walk(SprintRW)を提案する。
  13. 大規模言語モデルの活用によるSNS詐欺に狙われやすいアカウントの特徴の調査/佐藤 翔真 (秋田県立大学)
    【概要】SNS上において,詐欺師に狙われやすいアカウントの特徴を抽出するために,ユーザからの興味を惹くアカウントの特徴を明らかにする.具体的には,人格を付与した複数のSNSアカウントを作成し,それぞれの人格に基づいた投稿内容を生成するために大規模言語モデル(LLM)を活用する.その結果,内向的かつ投資に興味のある人格による投稿が,ユーザから興味を惹くことがわかった.
  14. 音声感情解析AIを利用した飲食店の広告作成支援システムの試作/吉田 快 (秋田県立大学)
    【概要】飲食店が Web サイトや SNS を通じて効果的な宣伝広告を行うことの重要性は高いと言える.地方に目を向けると,観光客の興味を引くような効果的な宣伝広告が少ないという問題がある.特に地方の小規模な飲食店では,Web サイト制作や公開手段などの知識が乏しいという障壁がある.そこで本研究では,初心者でも簡単に広告作成できるように,音声対話から感情表現を抽出し,広告を作成するシステムを試作した.
 

Day3 (2024/11/15 (金))


セッション4:一般口頭発表

  • 迂回を最小化するVPN中継サーバ設置ASの検討/山口晃史(国際基督教大学)
    共著者:北口善明(東京科学大学)、 永見健一(インテック)、 水越一郎(NTT東日本)、 佐藤聡(筑波大)、 登大遊(IPA)、 石橋圭介(国際基督教大学)
    【概要】VPN中継サービス利用時にはパケットが本来には無い中継地点を経由するため、遅延が増大する。遅延削減のためには最小の配置数で全ユーザ/サーバペア全体の遅延が最小化されるようなVPN中継サーバ配置箇所を探索する必要がある。本研究では、全ユーザ/サーバペアの最短経路上に出現回数の多いノードを媒介中心性が高いノードと定義し、そこにVPN中継サーバを置いた場合のASパス長と現状のASパス長とをシミュレーションで比較し、評価した。
  • ソーシャルネットワークにおけるインフルエンサーの特定/津川 翔 (筑波大)
    【概要】ソーシャメディア上での影響力の強いユーザー、いわゆるインフルエンサーを特定することは、バイラルマーケティングやフェイクニュースの拡散抑制などの応用上重要である。本発表では、ソーシャルメディアユーザー間のソーシャルネットワークの構造からインフルエンサーを特定するための最近の研究事例を紹介する。

セッション5:CIS分科会:「Azure Virtual Desktop を活用した、情報教育環境の展望」

  1.  はじめに (10分)
    発表者: 株式会社シー・オー・コンヴ 丸山 伸
    【概要】いま大学の教育用計算機環境での活用が広まる Azure Virtual Desktop の概要を紹介するとともに、
    本セッションの概要およびその目標についてお知らせします。
  2.  AVDの導入は何をもたらしたのか? ~北九州市立大学における5年間の運用実績より~   (25分)
    発表者: 公立大学法人北九州市立大学情報総合センター 古川 洋章
    【概要】北九州市立大学では、2019年12月より国内の教育機関として初めてAzure Virtual Desktop(AVD)を導入・運用してきました。
    本講演では、運用開始から約5年間で得られた知見および今後の展望についてご報告します。
  3. BYODと仮想デスクトップ(AVD)導入による学習環境改革  (25分)
    発表者: 近畿大学経営戦略本部デジタル戦略室 横井 隼人
    【概要】近畿大学は、2018年から学生が自分のPCを学内で利用するBYOD(Bring Your Own Device)を推進しており、2022年度の新1年生からPC必携化を行いました。本発表では、BYOD導入に伴う課題を解決するために、近畿大学が取り組んだ仮想デスクトップ(AVD)の導入とPC教室の変革についてご紹介します。
  4. 休憩 (10分)
  5.  AVDからWindows 365 まで ~Microsoft のクラウドVDI戦略~  (25分)
    発表者: 日本マイクロソフト株式会社 中田 寿穂
    【概要】リモートワーク・学習や研究環境の多様化に伴い、クラウドVDIソリューションが注目を集めています。
    本講演では、Azure Virtual Desktop(AVD)やWindows 365の特徴、違い、選び方を解説し、さらにAzure DevTest LabsやMicrosoft Dev Boxを活用した開発支援環境の提供方法についてもご紹介します。
  6. AVD を大学環境で利用するうえで不足しているもの。それを補う CO-Gateway の導入により見えたこと (25分)
    発表者: 株式会社シー・オー・コンヴ 丸山 伸
    【概要】大学環境において VDI を活用する際には「1つのVDI環境を多数の利用者が順次利用する」という点が大きな特徴ですが、これが既存の AVD 環境を利用する際には技術面・価格面における障害となります。この点を補うために開発された製品 CO-Gateway をご紹介するとともに、その導入事例から得られた知見をご紹介いたします。
  7. タイトル: 本セッションの振り返りと意見交換(最長30分)
    発表者: 本セッション発表者4名, 会場出席者の皆様
    【概要】このセッション全体を振り返り、今後の展開についてのまとめを行います。
    会場からのご意見・感想なども伺いたいと考えています。

 

 


秋田県立大学アグリイノベーション教育研究センター見学・意見交換

秋田県立大学へ移動し、アグリイノベーション教育研究センターを見学させていただきます。現地への移動は各自でお願いします。途中でお帰りいただいても問題ないよう計画中です。

meet56 デモ展示募集要項

日時

  • 2024/11/14(木) 9:00 〜 18:00
  • 2024/11/15(金) 9:00 〜 14:00

会場

秋田アトリオン (秋田総合生活文化会館・美術館)(会場URL

 

展示費用

  • 展示協賛金: 30,000円/1件

但し、以下のいずれかの該当するものは、展示協賛金を免除いたします。

  • ITRC 正会員・法人会員 (入会申込中を含む)
  • 大学及び公的研究機関
  • 本研究会での発表に関連したデモを実施する企業

注意事項

  • 展示スペースは 1 件あたり 180 cm 幅のスペースがある、と想定ください。
  • 電源容量は 1 件あたり 100 W 程度で、電源タップが 2 口用意される予定です。
  • それ以上の電源容量が必要な場合はご相談ください。
  • 応募状況によっては、電源容量等に制限をお願いする可能性がありますが、予め御了承願います。
  • 延長ケーブルは各自用意願います。
  • ネットワークは無線での提供を予定していますが、電源とネットワークの利用は、デモ申し込み時に事前申請が必須となりますので、ご留意下さい。
  • 11/14 (木) 11:00 からデモ展示紹介セッションを用意しています。
  • デモ紹介展示セッションの持ち時間は 1 件あたり 5 分程度を予定していますが、デモ件数によって調整させていただきます。
  • 休憩時間などは各ブースにて、説明をお願い致します。

デモ設営時間

現在準備中です。

デモ撤収時間

現在準備中です。

申込

ITRC meet56デモ申込みフォーム からお申し込みください。

締切りました。

Google フォーム へのアクセスが困難な方は以下の内容で PC・LA までごメールください。

  • Subject: meet56デモ展示
  • お名前
  • ご所属
  • デモタイトル
  • デモ概要 (200文字程度を目安に)
  • PC・LAへの伝達事項

申込締切

2024/10/07(月) 23:59 (JST)

問い合わせ先

meet56-worker[atmark]mail.itrc.net

meet56 開催概要

シン・ITRC 第 56回研究会 (ITRC meet56) の開催概要です。

日程

2024年11月13日 (水) 〜 11月15日 (金)

会場

現地会場:秋田アトリオン (秋田総合生活文化会館・美術館)(会場URL) オンライン:Zoom

主催

産学協力研究コンソーシアム インターネット技術研究会 (シン・ITRC)

共催

電子情報通信学会インターネットアーキテクチャ研究会

参加費

無料。ただし懇親会は有料です。

参加登録

参加登録を締切りました。

参加予定の方は、こちらのフォームからご登録をお願いします。懇親会準備の都合上、できるかぎり10/30までにお願いいたします。
最終の登録期限は、11/6(水)といたします。

テーマ

インターネット全般

タイムテーブル

プログラムの詳細はこちら (随時更新中)。

Day1 (2024/11/13 (水))

14:00 ~ 14:05(5) オープニング
14:05 〜 18:20 IEICE IA研究会

Day2 (2024/11/14 (木))

9:00 開場
 9:30 〜 11:00(90) セッション1: RIXX分科会
11:00 〜 11:40(40) デモ展示セッション
11:40 〜 13:00(80) 昼食 / デモ展示
13:00 〜 14:30(90) セッション2: PIOT分科会
14:30 〜 15:00(30) デモ展示 / 休憩
15:00 〜 16:30(90) セッション3: PC企画
16:30 〜 17:00(30) デモ展示 / 休憩/ポスター準備
17:00 〜 18:00(60) ポスターセッション
19:00 〜 懇親会

Day3 (2024/11/15 (金))

9:00 開場
9:30 〜 10:20(50) セッション4:一般口頭発表
10:20 〜 10:35(15) デモ展示 / 休憩
10:35 〜 13:05(150) セッション5:CIS分科会
13:05 〜 13:15(10) クロージング
  各自で移動
15:00〜16:30 (90) 秋田県立大学アグリイノベーション教育研究センター見学
16:30 〜18:00 (90) 秋田県立大学アグリイノベーション教育研究センター関係者との意見交換

一般発表(口頭発表,WIPポスター発表)募集

一般講演 (口頭発表なびにポスター講演)を募集しています。募集は終了しました。多数のお申込み、どうもありがとうございました。

問い合わせ先

ML:meet56-worker[at-mark]mail.itrc.net

PC: 大森 幹之 (鳥取大)、津川 翔 (筑波大)
LA: 鈴木 一哉 (秋田県立大)、丸山 伸 (CO-CONV)

meet55 プログラム(随時更新)

タイムテーブル

Day1 (2024/05/16 (木))

13:00 〜 13:10(10) オープニング
 13:10 〜 14:40(90) セッション1:PIoT分科会
14:40 〜 15:00(20) 休憩
15:00 〜 16:00(60) セッション2:伝承
16:00 〜 17:15(75) 休憩&デモ発表
17:15 〜 18:15(60) セッション3:IA研招待講演
18:15 〜 18:30(15) クロージング

クロージング終了後18:30より会場にて意見交換会(懇親会)を開催します (参加申込みを終了しました) 。

  • 一般 ¥5,000
  • 学生 ¥2,000

Day2 (2024/05/17 (金))

9:30 – 11:00(90) セッション 4:RIXX分科会
11:00 – 11:15(15) 休憩
11:15 – 12:15(90) セッション 5:一般発表
12:15 – 14:00(105) 休憩&デモ発表
14:00 – 15:30(90) セッション 6:CIS分科会
15:30 – 15:45(15) 休憩
15:45 – 17:15(90) セッション 7: 山﨑克之先生追悼セッション
17:15 – 17:30(15) クロージング

プログラムの詳細


Day1 (2024/05/16 (木))


セッション1:PIoT分科会

  1. PIOT分科会の紹介・パネルセッションの概要(5分)
  2. パネリストによるポジショントーク(15分 x 3)
  3. ディスカッション(40分)
セッションテーマ:デジタル封建社会における維新の形とは?

プラットフォーマー支配下においてデータ流通に革命は起こせるのか?現在我々が置かれているデジタル封建制の概要とその課題,その中でデータ連携基盤がもたらす地域データ流通とその未来について議論を行います.

コーディネータ: 秋山 豊和(京都産業大学)
パネリスト3名: 下條 真司(青森大学),真野 浩(一般社団法人データ社会推進協議会),中川郁夫(株式会社ソシオラボ/一般社団法人DeruQui)

セッション2:伝承

タイトル:そして伝説へ―山崎先生の想い出をここでも語ろう
概要:17日夕に予定されている故・山崎克之先生の追悼セッションならびに想い出を語る会のプレイベント的な位置づけで、先生のITRC、IEICE IA研、IPSJ-IEEE CS SAINT/COMPSACなどへのご貢献を自由に語る時間とする。
予習課題:

休憩 & デモ発表

  • 株式会社シー・オー・コンヴ: AVD 環境のコストを削減するストレージ構成の提案
    [概要] Microsoft社が提供するDaaSサービスであるAzure Virtual Desktop(AVD)を「クラウド型PC教室」として活用する事例が増えています。当社製品CO-Gateway with AVD は、AVD環境の利用時間を短縮し端末のストレージを共有することでAzure環境のコストを大きく削減するため、この環境下ではAzureのコストの大きな部分を「ホームディレクトリ」「ユーザプロファイル保持」用のストレージが占めることになります。今回のデモ展示においては、これらのストレージのコストを抑制するためのアイデアを紹介します。
  • フォーティネットジャパン合同会社: FortinetのSASEソリューション FortiSASEのご紹介
    [概要] FortinetのSASEソリューションは、SD-WANとFortiSASEのクラウドから提供されるセキュリティサービスエッジ(SSE)を組み合わせることで、教職員や学生にロケーションを問わずWEB、SaaS、キャンパス内などへの安全なネットワークアクセスを提供します。SD-WANは、既存のFortiGateを活用し、統合することも可能であり、コストパフォーマンスにも優れています。また、FortiSASEの機能はすべて単一のFortiOSで動作し、1つのコンソールでSASEの管理・運用をシンプルにすることを実現しています。今回はFortiSASEの管理・運用のデモを展示いたします。
  • アライドテレシス株式会社: 「つながる東京」実現に向けたOpenRoaming対応Wi-Fi整備のご紹介
    [概要] 本年3月末に弊社よりニュースリリースさしあげた件 (「つながる東京」実現に向けたOpenRoaming対応Wi-Fi整備に寄与。都立病院にて当社無線LANアクセスポイントによるOpenRoaming対応Wi-Fiサービスを提供予定) のご紹介を行います。他に、NetCONF/RestCONFのデータモデル進捗(ITRC53から継続紹介)、展示台上の製品紹介を行います。
  • FXC株式会社: ネットワークの拡張性や柔軟性を高めるためのメディアコンバータ
    [概要] 当社のEthernetOAM対応メディアコンバータLEX3000シリーズに加えて、新製品として発表した光フィルタLEX3704シリーズをメインにデモ展示いたします。LEX3704シリーズはCWDMとDWDMの2種類があり、4ch対応のWDMフィルタとなります。この製品は4chを束ねて、1芯の光ファイバーで伝送が可能です。さらに、アンプで光を増幅することにより、より長距離伝送が可能となっています。
  • アラクサラネットワークス株式会社: IPv4 NAT可視化の提案とそのコスト
    [概要] 昨年のInteropで発表し、PoCも実施しているアラクサラのNAT可視化ソリューションだが、メジャーな採用実績を積むべく提案中の状況である。しかしながらある程度コストのかかるIPv4のNATにリソースを割くべきなのか、ユーザからのコメントを期待するとともにIPv6との併用時代にふさわしいソリューションへの開発につなげたい。
  • エクストリームネットワークス株式会社: Extreme Fabric Connectによる高可用性・高利便性ネットワーク
    [概要] Extreme Fabric Connectにはいくつかの特徴があります。今回はその中から、障害発生時の代替経路への切り替わりが高速な点と、エッジスイッチの設定変更のみで設定変更内容がFabric内に展開される内容をご紹介いたします。

セッション3:IA研招待講演

三宅 滋(株式会社日立製作所)「情報通信分野での国際標準化機関間の協調について」
 
情報通信分野の国際標準化では、国連の専門機関であるITU-T、国際標準化機関のISOとIECが共同で設立した委員会であるJTC 1という2つの国際標準化機関で、数多くの国際規格が開発されている状況にある。本講演では、これら2つの国際標準化機関の規格開発の現場で試みられているいくつかの協調活動の状況と、今後解決が期待される課題について、両機関間の橋渡し役として任命されたリエゾンの立場から報告する。

Day2 (2024/5/17 (金))


セッション4:RIXX分科会

  1. 柏崎礼生(近畿大学)「RIXX update 2024Q1」
    はじめてRIXXセッションに参加される方向けのRIXXのご紹介と、前回のmeet54以降のRIXX主催イベントのご報告、および次回meet56までのRIXX主催イベントについてご紹介いたします、たぶん。
  2. 佐藤大(東北医科薬科大学)「能登半島地震と災害時の情報支援」
    元日に発生した能登半島地震は、北陸各地に甚大な被害をもたらしました。
    特に能登半島ではインフラ停止や道路の寸断が長期にわたり、3ヶ月以上が経過した今でも生活環境が復旧しないという、近年になく特異な災害となっています。国や自治体による公助の他、多くの民間団体も現地で支援活動を行っています。これらを効率化するために通信環境を確保し情報の収集・整理・発信を支援する、災害情報支援活動について紹介します。
  3. 柏崎礼生(近畿大学)「Join us (Distcloud)」
    だらだら続けて十余年。広域分散プラットフォーム「Distcloud」はゆるゆる続いております。実際に接続するにあたって行うべき諸々について説明させていただくとともに、現在進行中のプロジェクトについてもご紹介します。

セッション5:一般発表

  1. DoTを用いたプライバシー配慮型IoTデータ照会システム/相良隼(北海道大学 大学院情報科学院 先端ネットワーク研究室)
    近年IoT技術の普及が進んでいる中で、IoT機器を狙ったサイバー攻撃や、IoTシステムがもたらすプライバシー脅威という2つの問題への対応が求められるものの、IoT機器や従来の通信プロトコルだけではその実現が難しい。そこで本研究では、DNSを用いたIoTデータ照会システムを提案した。また、実装による機能評価を通じて、導入した各機能が有効であることを示した。さらに機器の台数増加に伴う負荷の計測を行い、本システムの性能を定量的に評価した。
  2. オンプレ設置のWindows環境に対するリモート接続にはどのようなライセンスが必要なのか/丸山 伸(株式会社シー・オー・コンヴ)
    Microsoft 社製品のライセンス条件は「製品条項」と呼ばれる文書に記述され公開されているが、その内容や記述は難解で解釈が揺れることもあるとされている。 この度「オンプレ設置のWindows環境にリモート接続するために必要なライセンス条件」について調査することを目的に「製品条項」の正確な理解を試みた。 その結果、「製品条項」には極めて正確かつ詳細に「Windows 環境を使う上でのライセンスに関する原則的な考え方」が記述されていることと、「Windows 環境に対するリモート接続」においては「接続先が物理端末なのか仮想端末なのか」「接続元が Windows 端末なのかそれ以外なのか」によりライセンス条件が大きく異なることが確認できた。 本発表においては「製品条項」の読み解き方を紹介すると共に、今回の調査結果についても紹介する。

セッション6:CIS分科会

  1. CIS 分科会のご紹介 (5min.)
  2. 広島大学におけるキャンパスネットワーク運用自動化の取り組み / 近堂 徹 (広島大学) (20min.)
    ネットワークの利用形態が多様化・複雑化するなか,ネットワークをはじめとする情報基盤の運用管理の効率化が強く求められている。広島大学では,キャンパスネットワークの構成管理と構成員からの申請に基づいたネットワークスイッチの自動設定機能を持つネットワーク管理システムを2014年から運用している。本発表では,本システムの概要と10年の運用を経て得られた知見や課題について参加者の皆さんと共有し,今後に向けて議論を行いたい。
  3. Extreme Fabric Connectが提供する自動化/ 髙橋 慶幸(エクストリームネットワークス株式会社 システムエンジニアリング部 シニアシステムズエンジニア)(20min.)近年、日本での導入も増えてきているExtreme Fabric Connect。Extreme Fabric Connectの概要と合わせて、Extreme Fabric Connectネットワークの構築・運用に役立つ自動化内容をピックアップしてご紹介します。
  4. 無線LAN設定の省力化・自動化/ 北内 薫(ジュニパーネットワークス株式会社 技術統括本部 エンタープライズ技術第一本部) (20min.)
  5. ISP機器設定ファイルをもとにトポロジモデルを抽出し仮想検証環境構築と運用手順確認に利用する手法/NTTcom 田島さん(20min.)

セッション7:山﨑克之先生追悼セッション

司会:岡部寿男 (敬称略、*はオンライン)

  1. 開会の辞
  2. 黙祷
  3. 追悼の言葉
    • 尾家祐二
    • 下條真司
    • 秋山豊和
  4. 故人の業績紹介
  5. 思い出の共有
    • 山本寛(立命館大学)*
    • 浅見徹(ATR)* 
    • 原井洋明(情報通信研究機構)
    • 飯田勝吉(北海道大学)
    • 阿野茂浩(KDDI)
  6. 閉会の辞

なお、同日18時より、meet55会場の近くで、有志により下記の通り「山崎克之先生の想い出を語る会」を開催いたします(会費5,000円)。

こちらはmeet55とは別にお申し込みが必要ですのでご注意下さい。

本セッションならびに「山崎克之先生の想い出を語る会」の参加者間のオンラインでの情報共有の場として、ITRCのSlack https://itrc-hq.slack.com に #山崎先生の想い出を語る会 チャネルを設定しています。懐かしい写真などみなさまの想い出をこちらで共有いただければ幸いです。当日ご参加いただけない方もこちらをご覧いただくのは問題ありません。

meet55 デモ展示募集要項(4/9 募集は終了しました。)

日時

  • 2024/05/16(木) 13:30 〜 18:00
  • 2024/05/17(金) 9:00 〜 18:00

会場

NICTイノベーションセンター(会場URL

展示費用

  • 展示協賛金: 30,000円/1件

但し、以下のいずれかの該当するものは、展示協賛金を免除いたします。

  • ITRC 正会員・法人会員 (入会申込中を含む)
  • 大学及び公的研究機関
  • 本研究会での発表に関連したデモを実施する企業

注意事項

  • 展示スペースは 1 件あたり 180 cm 幅のスペースがある、と想定ください。
  • 電源容量は 1 件あたり 100 W 程度で、電源タップが 2 口用意される予定です。
  • それ以上の電源容量が必要な場合はご相談ください。
  • 応募状況によっては、電源容量等に制限をお願いする可能性がありますが、予め御了承願います。
  • 延長ケーブルは各自用意願います。
  • ネットワークは無線での提供を予定していますが、電源とネットワークの利用は、デモ申し込み時に事前申請が必須となりますので、ご留意下さい。
  • 5/16 (木) 16:00 からデモ展示紹介セッションを用意しています。
  • デモ紹介展示セッションの持ち時間は 1 件あたり 5 分程度を予定していますが、デモ件数によって調整させていただきます。
  • 休憩時間などは各ブースにて、説明をお願い致します。

デモ設営時間

現在準備中です。

デモ撤収時間

現在準備中です。

申込

ITRC meet55デモ申込みフォーム からお申し込みください。

Google フォーム へのアクセスが困難な方は以下の内容で PC・LA までごメールください。 4/9 募集は終了しました。

  • Subject: meet55デモ展示
  • お名前
  • ご所属
  • デモタイトル
  • デモ概要 (200文字程度を目安に)
  • PC・LAへの伝達事項

申込締切

2024/04/08(月) 23:59 (JST)

問い合わせ先

meet55-worker[atmark]mail.itrc.net

meet55 開催概要

シン・ITRC 第 55回研究会 (ITRC meet55) の開催概要です。

日程

2024年5月16日 (木) 〜 5月17日 (金)

会場

現地会場:NICTイノベーションセンター(会場URL) オンライン:Zoom

主催

産学協力研究コンソーシアム インターネット技術研究会 (シン・ITRC)

共催

電子情報通信学会インターネットアーキテクチャ研究会(第二種研究会)

参加費

無料。ただし懇親会は有料です。

参加登録

参加登録の受け付けを終了しました。オンラインでの参加登録を希望される方は meet55-worker[at-mark]mail.itrc.net までご連絡ください。

テーマ

インターネット全般

タイムテーブル

プログラムはこちら(随時更新中です。)

Day1 (2024/05/16 (木))

13:00 〜 13:10(10) オープニング
 13:10 〜 14:40(90) セッション1:PIoT分科会
14:40 〜 15:00(20) 休憩
15:00 〜 16:00(60) セッション2:伝承
16:00 〜 17:15(75) 休憩&デモ発表
17:15 〜 18:15(60) セッション3:IA研招待講演
18:15 〜 18:30(15) クロージング

Day1終了後(18:30〜)会場にて意見交換会(懇親会)を開催いたします (参加申込みを終了しました) 。

  • 一般 ¥5,000
  • 学生 ¥2,000

Day2 (2024/05/17 (金))

9:30 – 11:00(90) セッション 4:RIXX分科会
11:00 – 11:15(15) 休憩
11:15 – 12:15(60) セッション 5:一般発表
12:15 – 14:00(105) 休憩&デモ発表
14:00 – 15:30(90) セッション 6:CIS分科会
15:30 – 15:45(15) 休憩
15:45 – 17:15(90) セッション 7: 山﨑克之先生追悼セッション
17:15 – 17:30(15) クロージング

問い合わせ先

ML:meet55-worker[at-mark]mail.itrc.net

meet54 プログラム(随時更新)

タイムテーブル

Day1 (2023年11月22日(水)) 

13:50 ~ 14:00(10) ITRCオープニング
14:00 〜  電子情報通信学会インターネットアーキテクチャ研究会

Day2 (2023年11月23日(木・祝)) 

9:00 開場
9:30 ~ 11:00(90) RIXX分科会
11:00 ~ 11:30(30) デモ展示セッション
11:30 〜 13:00(90) 昼食・デモ展示
13:00 ~ 14:30(90) PIoT分科会
14:30 〜 15:00(30) デモ展示・休憩
15:00 〜 16:30(90) CIS分科会
16:30 〜 16:45(15) デモ展示・休憩
16:45 〜 18:00 一般発表(WIPポスター発表)
19:00〜 懇親会

Day3 (2023年11月24日(金)) 

9:00 開場
9:15 〜 11:15(120) 一般発表(口頭発表)
11:15 〜 11:30(15) デモ展示・休憩
11:30 〜 12:30(60) ITRC伝承セッション
12:30 〜 12:45(15) クロージング
13:30 〜  青森大学キャンパス視察(計画中)

プログラムの詳細

Day1 (2023/11/22 (水))

電子情報通信学会インターネットアーキテクチャ研究会

 

Day2 (2023/11/23 (木))

RIXX分科会

  1. RIXX 分科会の紹介・Distcloud update・本日のTOC / 柏崎礼生 (近畿大学)
    概要
    RIXX 分科会を紹介しつつ、今回時間があったら紹介したかった「Distcloudに参加したい人・組織向けのAn introduction to Distcloud」のお話や、今回盛り沢山になってしまったセッションの内容についてお話をします。
  2. ソフトルータ開発と独立に関する近況 / 小原泰弘 (フリーランス)
    概要
    発表者は、日本の大企業でkamueeというソフトルータを開発し、そこそこ・それなりのプレゼンスを発揮した。その経験をもとに、第一部では、日本古参大企業(JTC)の利点を解説する。巨大な資本に支えられた、自由な研究開発およびビジネス企画の活動は、社会の一通り(企画、経理、契約、実施、検収)を教わるかけがえのない経験となった。その後、JTC のジレンマとして、論文や、技術力の活用が企業にとって困難だという問題点についても言及する。発表の第二部では、独立に関わる四方山話として、無収入の不安・危険と回避策、現在の収入(予定)の種類、インボイス登録番号や源泉徴収などの税問題、独立後の発言・勤務時間・購買・副業・兼業などの自由度の違い、などについて述べる。第三部では、今後の技術展開の希望、展望を述べる。ソフトルータの再開発、今後のソフトウェアベースネットワークの課題、企業セキュリティを考慮したネット装置検証、ネットワーク開発者・運用者のアライアンス構想、次世代完全ソフトウェアベースISP、など、産学連携を意識した構想を紹介し、意見を求めたい。
  3. 東京から大阪へ移った話と大阪教育大学での最近の取り組み / 三島和宏 (大阪教育大学)
    概要
    4月に東京の国立大情報センターから大阪の国立大情報センターへ移り、何が変わり何が変わらなかったか、理系大と教育大という2つの視点から見えているもの、これらをまずまとめてみる。そして、スタートアップであまり多くのことに手を出せない段階の自身の周りにある大阪教育大学の先進的取り組みについていくつかご紹介します。
  4. 広島大学ローカル5Gの整備と利活用促進に向けた取り組みについて / 近堂徹 (広島大学)
    概要
    広島大学では,今年度キャンパス内にローカル5G実験環境を整備し,11月より本格稼働しました。今回整備した環境は屋外3箇所,屋内6箇所の基地局から構成され,学内にコア装置っを設置,キャンパスネットワークとも接続しています。本発表では,本環境の説明ならびに,学内外との研究や実証実験フィールドとして今後の利活用促進に向けた取り組みについてご紹介します。

デモ展示セッション(7件)

  1. FXCは、光ファイバ通信向けのWDMやメディアコンバータだけじゃない!L2+10G エッジスイッチやっと登場!/ FXC株式会社
    概要
    今回、デモ展示する代表的な機器は、10G(100M/1G/2.5G/10Gマルチギガ対応)を8ポート搭載し、アップリンク(SFP/SFP+)を4ポート搭載のL2+エッジスイッチです。管理機能付きなのに無駄に多くないポート数??なので省スペースな場所に自由に設置ができ、島ハブ的な柔軟なネットワーク構築が可能です。同じシリーズにPoE+対応版もあり、Wi-Fi6高速ネットワークも構築しやすくなります。
  2. 「AVDによる学生向けPC環境」に適した構成の提案 / 株式会社シー・オー・コンヴ
    概要
    Microsoft社が提供するDaaSサービスであるAzure Virtual Desktop(AVD)を学生向けPC環境として利用する際、AVDのコスト削減が課題となる。 AVDのコストの大半は端末の使用料が占め、端末の使用料の大きな割合をOSイメージを含むストレージのコストが占める。当社は「学生向けPC環境においては端末が利用するOSイメージを複数端末で共有する」手法を開発することでストレージコストの削減を実現したが、この手法で利用するサーバに新たなコストが発生することが課題となっていた。 本発表では、このストレージとサーバのコストを比較し、学生向けPC環境に適切な構成を検討した結果を紹介する。
  3. OpenRoaming: Beyond 5G時代のオープンでセキュアな公衆無線LANローミング / 京都大学学術情報メディアセンター
    概要
    情報通信研究機構(NICT) Beyond 5G研究開発促進事業 委託研究課題 採択番号04401(国際共同研究型プログラム)として行っているオープンな国際的公衆無線LANローミングの枠組みであるOpenRoamingを紹介します。OpenRoaming環境のデモ提供とOpenRoaming設定の案内も行う予定です。
  4. ネットワーク可視化の粒度と、その費用対効果の提案 / アラクサラネットワークス株式会社
    概要
    ネットワークの可視化については、どのレイヤを対象に、どれだけの粒度で可視化するかによって、必要な機器や技術も異なり、当然相応のコストが必要となる。今回は、それらの技術を紹介するとともに、その必要コストとの相関について議論の対象となる提案を行う。
  5. HPE Aruba Unified SSE ZTNAご紹介 / 日本ヒューレット・パッカード合同会社
    概要
    学外や社外からのリモートアクセスは従来VPNが利用されておりますが、近年様々な課題も見えてきており、その解決策としてZTNA(Zero Trust Network Access)が注目されております。HPE Arubaは無線LANやスイッチのイメージが強いかと思いますが、SASEにも力を入れており、今回は本年買収いたしましたAxis SecurityのZTNAをご紹介いたします。
  6. デセプションシステム FortiDeceptor / フォーティネットジャパン合同会社
    概要
    デセプション、つまり「偽装」技術により、私たちは攻撃者を 効果的に欺くことができます。どのように行うのでしょうか? ネットワーク内に偽(にせ)の資産「デコイ」を配置します。 攻撃者がこれらのデコイに触れると、システムは直ちに アラート通知を送り、侵入を迅速に検知することができるのです。 FortiDeceptorはデコイを容易に実装することが可能です。 さらにFortiGate等と連携することにより攻撃者を自動的に ネットワークから隔離することも可能となります。 FortiDeceptorは顧客環境において先進的なセキュリティ戦略を 実現する製品です。
  7. 有線、無線、LAN、WANを統合管理するソリューション、AMF Plusのご紹介 / アライドテレシス株式会社
    概要
    キャンパス向け有線、無線、LAN、WAN を統合管理するソリューション、AMF Plus をご紹介いたします。併せて展示スペース製品(100Gルータ等)もご紹介いたします。

PIoT分科会

  1. PIoT 分科会の紹介 / 秋山豊和 (京都産業大学)
    概要
    PIoT 分科会を紹介します
  2. データ連携基盤と国際標準化 / 真野 浩 (データ流通推進協議会)
    概要
    CPS,メタバース、生成AIなどOTTの世界は日々、新しい技術やサービスが生まれています。これらは、安定したインターネット基盤技術により支えられていますが、OTTのサービスとネットワーク基盤の間では、データ連携基盤という中間レイヤーによるデータの共有が進められつつあります。
    データ連携基盤の構築は、我が国ではデジタル田園都市国家構想の一環として地域データ連携基盤が、産業界ではDATA-EXと呼ばれる連携基盤の整備が進められるとともに、欧州で進むGaia-xなどの取り組みとの連携も始まっています。本セッションでは、日本でのこれらデータ連携基盤の整備状況と、関連する国際標準課活動や関連する科学技術政策の動向を解説し、インターネット技術の視点から課題や期待について議論します。また、データ活用の事例として、青森県陸奥湾におけるホタテ養殖におけるデータ活用について、広く意見を募集し、産学共同研究の可能性を探ります。
  3. 車載ネットワークセキュリティのためのPub/Sub通信のレイヤ間連携に関する一考察 / 秋山 豊和 (京都産業大学)
    概要
    自動運転をはじめとする車両機能の高度化により、車載ネットワークの複雑化したため、ECUの集約、高性能化により車載ネットワークの簡素化が進められています。その結果、中央ECU、Zone ECU間の通信において異なる制御要求をもつアプリケーションが同一ネットワーク上での通信を余儀なくされます。さらに、Over The Air (OTA) によるソフトウェアアップデートの義務化により、車載ネットワークへの不正侵入対策を進める必要があります。車載ネットワークではAUTOSAR (AUTomotive Open System ARchitecture) の仕様でPub/Sub通信(SOME/IP, DDS)の利用が想定されており、これらのPub/Sub通信への制御要求をIEEE802.1 TSN等のリアルタイム要求に対応可能な下位レイヤの制御に反映し、外部ネットワークとやり取りするインスタンスによる通信の分離や、厳格なリアルタイム要求をもつ制御トラフィックの保護が必要になると考えられます。本発表では、上記のような目的でRobot Operating System (ROS) ベースの自動運転ソフトウェアAUTOWAREおよび車載機器に利用されているSoCを搭載したKria KR260について調査した内容を報告します。

CIS分科会

  1. CIS 分科会の紹介 / 大森 幹之(鳥取大学)
    概要
    CIS 分科会を紹介します
  2. キャンパス無線LANのチューニングとトラブルシューティング、そしてセキュリティについて / 浪床 信吾 (HPE Aruba)
    概要
    ポストコロナ禍となり企業や大学においても出社や対面授業が増えており、キャンパスネットワークにおける無線LANの重要性も益々ましております。
    一方で快適な環境整備やトラブル時の対応なども求められます。本セッションでは無線LANのチューニングやトラブルシューティングについて少しお話しいたします。
    また、Wi-Fi 6EではWPA3が必須となってきておりますので、無線LANのセキュリティ実装についてもご説明いたします。
  3. eduroam+OpenRoaming:みんなが使えるセキュア公衆無線LAN Cityroamの取り組み / 廣瀬 丈矩 (株式会社Local24)
    概要
    京都スマートシティエキスポ2023において、既存の無線LANインフラを活用しeduroamとOpenRoamingを臨時で提供した事例と、その実施結果としての接続トラフィックの分析結果を紹介します。また、同エキスポならびにInternet Governance Forum (IGF) 2023での実際の接続状況やユーザの反応についても報告します。さらに、eduroamとOpenRoamingを同時に導入し、公衆無線LANの利便性とセキュリティを向上させるためのCityroamの戦略的取り組みについても概説します。
  4. BYOD 時代における「中間ディスプレイ」の役割に関する検討 / 丸山 伸 (シー・オー・コンヴ)
    概要
    これまでの教育機関におけるPC教室には、一人1台のPCが設置され、二人1台の中間ディスプレイが設置されることが多かった。学生が一人1台のPCを持ち歩くBYOD時代となった今、中間ディスプレイの役割や使い方は大きく変わりつつある。これからの中間ディスプレイの用途には「教材提示」だけでなく、学生相互の議論を推進するための道具としての役割も重要になると考えた。また、台数の削減も必要と
    なる。   
    本発表では、これからの中間ディスプレイを設置するために必要となる教室設備や配線がどのようにあるべきかを検討した結果を報告する。

一般発表(WIPポスター発表)

  1. AS・BGP運用においてASPAの検証を行う上での懸念点に関する考察 / 山口 雄翔 (大阪大学)
    概要
    RPKIを使って経路のオリジン情報を検証するROA/ROVが普及しつつあるが、それだけでは防げないハイジャックやルートリークを防ぐ手段として経路情報におけるASパス列の検証があり、RPKIを使ってパス検証を行うASPAという技術が現在IETF内で議論されている。 本研究では、ASPAの運用にあたっての技術的な懸念点や、ASPAという技術自体の弱み等について深く考察している。 ここで挙げている問題の現実性や深刻さについて、AS・BGP運用者の方のご意見を聞かせていただけると嬉しい。
  2. 車載SDN実現に向けた基礎評価環境の構築 / 梶井風我 (秋田県立大学), 鈴木一哉 (秋田県立大学)
    概要
    車載システムの高度化進展により,車載ネットワークに対し,時と場合に応じて動作を変えることのできるSDN技術の適用の検討が進められている.従来のSDN技術は,通信事業者やクラウド向けであるため,そのまま車載ネットワークに適用できない.そこで,車載SDNのユースケースを実証のために構築している評価環境について報告する.
  3. LoRaを用いたRTK補正情報送信方式実現に向けた一検討 / 熊谷紗耶加 (秋田県立大学), 鈴木一哉 (秋田県立大学)
    概要
    高い測位精度を実現するためGNSSを用いたRTK測位が用いられている。通常であればRTK補正情報の送信間隔は1秒毎であるが、通信帯域が狭いLoRaを用いる場合,すべてのRTK補正情報を送信できないため,送信するRTK補正情報のデータ量を減らす必要がある.一方,送信するRTK補正情報のデータ量が少なすぎると,RTK 測位ができなくなる可能性がある.そこで本研究では,RTK 測位が可能な RTK 補正情報のデータ量の下限について調査したので,その結果について報告する.
  4. WiFiテザリングによる気温データ非同期送信方式の研究 / 加藤美羽 (秋田県立大学), 鈴木一哉 (秋田県立大学)
    概要
    果樹開花予測などに必要となるクラウドへの気温データ送信に,Wi-Fiテザリングを用いる方式を提案する.センサー端末が直接携帯電話網を使うケースでは,携帯電話事業者との利用契約がセンサー端末ごとに必要となる.そこで,農業従事者が普段使用しているスマートフォンのテザリング機能を用いて,気温データをクラウドへ送信する方式を提案する.
  5. 動的グラフにおけるランダムウォークの探査効率に関する検討 / 中川大輝 (関西学院大学理工学研究科)
    概要
    グラフ上のランダムウォークは、近年、静的なグラフ上のランダムウォークだけでなく、動的なグラフ上のランダムウォークの特性分析も行なわれつつある。しかし、動的グラフ上のランダムウォークの平均的な特性はこれまで十分明らかにされていない。そこで本稿では、さまざまな静的グラフと動的グラフにおけるランダムウォークの平均初回到着時間と平均被覆時間を分析することにより、グラフの動的性がランダムウォークの特性に与える影響を定量的に明らかにする。
  6. 敵対的な攻撃に対するランダムウォークのロバスト性に関する検討 / 椎名智 (関西学院大学)
    概要
    近年、未知のグラフにおける目的ノードの探索手法としてランダムウォークが広く用いられている。
ランダムウォークは確率的なアルゴリズムであることから、探索を妨害する敵対的攻撃に対して比較的堅牢であると期待される。しかし、グラフのトポロジを動的に切り替えるような攻撃により探索効率が大幅に低下する可能性があるため、より現実的な攻撃に対するノード探索の堅牢性を明らかにすることが求められる。そこで本稿では、ランダムウォークに基づくノード探索がリンク張り替え攻撃に対してどの程度堅牢であるかを分析する。
  7. ブルームフィルタを用いたグラフ上のランダムウォークの提案 / 稲吉 蓮 (関西学院大学)
    概要
    近年、グラフの探索にはランダムウォークを基にしたさまざまなアルゴリズムが広く利用され、 これらの効率化、高速化のためにはランダムウォークの探査効率の向上が重要である。 過去に訪問したノードを記録することで、ランダムウォークの探査効率が大幅に改善することができる。 しかし、大規模なグラフでは多くのノードを記憶するために多量の記憶領域が必要となる。 そこで本研究では、少量の記憶領域を有効に活用することにより、大規模なグラフの効率的な探査を目指す。
  8. 異種の効用関数に対応した強化学習型ウィンドウフロー制御方式に関する検討 / 武貞悠太 (関西学院大学)
    概要
    近年、機械学習を利用したトラヒック制御方式の研究が活発に行なわれており、我々はこれまでにすべてのフローが同一の効用関数を持っていることを前提とした Q 学習に基づく AIMD 型のウィンドウフロー制御方式 Q-AIMD を提案した。しかし、それぞれのフローの効用関数が同一とは限らないため、本稿では、強化学習によって各フローの効用関数の違いを反映できる、強化学習に基づくウィンドウフロー制御方式 Q-HAIMD の実現することを目的とする。
  9. 学内RADIUS「よりセキュアな無線LAN環境へ」/ ジョシュア・リュー (青森大学 ソフトウェア情報学部)
    概要
    青森大学 青森キャンパス では、Wi-Fiサービスを提供するために公衆無線LANスポットサービスを採用している。しかし、この環境ではデータ盗聴によるプライバシー侵害のリスクなどがあるため、既存の環境を見直し再構築すべきと考え,RADIUSによる無線LAN環境を構築が,2023年5月から始まった.今後,Campus Networking Clubの活動として,Eduroamへの発展を考えている.

 

Day3 (2023/11/24 (金))

一般発表(口頭発表)(30分/1件 × 4件)

  1. ネットワークセキュリティ技術導入における社会ジレンマ と 協力行動によるジレンマ解消の可能性 / 石橋圭介 (国際基督教大学)
    概要
    ITRC50において表題の社会ジレンマに関する課題提起をおこなったが、その後同課題についてシミュレーションにより社会ジレンマが緩和される可能性を確認したので報告する。
  2. 小規模ユーザサイトにおけるIPv6マルチホーム環境の課題とその解決に向けて / 横尾和真 (広島大学)
    概要
    近年,GIGAスクール構想の対象となる学校や家庭,オフィスなどの小規模ユーザサイトネットワークにおいて,複数のIPv6対応のISP回線を用いて安価にIPv6マルチホームを構成したいという需要が増えています.しかし,このような小規模ユーザサイトのIPv6マルチホーム環境におけるベストプラクティスは確立させていません.そこで本発表では,これまでのIPv6マルチホームに関する議論を整理し,小規模ユーザサイトにおけるIPv6マルチホーム環境の構成について議論・検討します.
  3. 耐災害無線LAN ローミングシステムのためのローカル認証方式の安全性向上 / 菅原綾人 (東北大学大学院情報科学研究科), 後藤英昭 (東北大学サイバーサイエンスセンター), 菅沼拓夫 (東北大学サイバーサイエンスセンター)
    概要
    無線LAN認証連携システムでは、自然災害により認証経路が物理的に途絶した場合,利用者認証が困難になる場合がある。先行研究では、最寄りアクセスポイント(AP)で利用者認証を可能にするローカル認証方式が開発されている。しかしながら、全APに秘密鍵を常時格納しておく必要があり、漏洩が問題である。本研究では、秘密鍵を格納するAP数を減らすことによって漏洩の影響を軽減するために、認証連携のルーティング手法を開発し、評価を行う。
  4. B5G.exプロジェクトにおけるアプリ実装事例のご紹介 / 菊地俊介 (さくらインターネット), 高瀬英希 (東京大学), 細合 晋太郎 (東京大学), 菊池豊  (高知工科大学), 中川郁夫 (大阪大学), 西内一馬 (シティネット), 大崎充博 (シティネット), 柏崎礼生 (近畿大学)
    概要
    情報通信研究機構 Beyond 5G シーズ創出型プログラムにおける委託研究 (04001)「関数型パラダイムで実現する B5G 時代の資源透過型広域分散コンピューティング環境」 での研究の成果として、プロジェクトで開発された分散プラットフォーム基盤「Giocci」(ジョッキ)を利用した処理分散型アプリケーション(画像認識アプリ)を開発した。この基盤およびアプリケーションの構成の紹介と、簡単な計価結果を共有する。

ITRC伝承セッション

  • 伝承セッションが帰ってきた!

青森大学キャンパス視察(計画中)

  • 青森大学キャンパス視察および学内キャリアセミナーへの参加を予定しています

meet54 デモ展示募集要項

日時

  • 2023/11/23(木) 9:30 〜 18:00
  • 2023/11/24(金) 9:30 〜 10:00

会場

青森県観光物産館アスパム(会場URL

展示費用

  • 展示協賛金: 30,000円/1件

但し、以下のいずれかの該当するものは、展示協賛金を免除いたします。

  • ITRC 正会員・法人会員 (入会申込中を含む)
  • 大学及び公的研究機関
  • 本研究会での発表に関連したデモを実施する企業

注意事項

  • 展示スペースは 1 件あたり 180 cm 幅のスペースがある、と想定ください。
  • 電源容量は 1 件あたり 100 W 程度で、電源タップが 2 口用意される予定です。
  • それ以上の電源容量が必要な場合はご相談ください。
  • 応募状況によっては、電源容量等に制限をお願いする可能性がありますが、予め御了承願います。
  • 延長ケーブルは各自用意願います。
  • ネットワークは無線での提供を予定していますが、電源とネットワークの利用は、デモ申し込み時に事前申請が必須となりますので、ご留意下さい。
  • 11/23 (木) 11:00 からデモ展示紹介セッションを用意しています。
  • デモ紹介展示セッションの持ち時間は 1 件あたり 5 分程度を予定していますが、デモ件数によって調整させていただきます。
  • 休憩時間などは各ブースにて、説明をお願い致します。

デモ設営時間

現在準備中です。

デモ撤収時間

現在準備中です。

申込

ITRC meet54デモ申込みフォーム からお申し込みください。 Google フォーム へのアクセスが困難な方は以下の内容で PC・LA までごメールください。→ 申し込みは終了しました(10/14)

  • Subject: meet54デモ展示
  • お名前
  • ご所属
  • デモタイトル
  • デモ概要 (200文字程度を目安に)
  • PC・LAへの伝達事項

申込締切

2023/10/13(金) 23:59 (JST)

問い合わせ先

meet54-worker[atmark]mail.itrc.net

meet54 開催概要

シン・ITRC 第 54 回研究会 (ITRC meet54) の開催概要です。

日程

2023年11月22日 (水) 〜 11月24日 (金)

  • 22日:インターネットアーキテクチャ研究会セッション
  • 23〜24日:ITRC分科会セッション,一般発表セッション,企画セッション

会場

現地会場:青森県観光物産館アスパム(会場URL
オンライン:Zoom

主催

産学協力研究コンソーシアム インターネット技術研究会 (シン・ITRC)

共催

電子情報通信学会 インターネットアーキテクチャ研究会

参加登録

こちらからお申し込みください(Googleフォームを利用しています)
※登録締切:11/20 17:00まで

参加費

無料。ただし懇親会は有料です。
※ アウトリーチ活動の一環で,ITRC研究会に参加申し込みいただいた皆様は,
Day1 14:00-18:00 のIA研究会セッションの参加費を無料とさせていただきます。
奮ってご参加ください。

テーマ

インターネット全般

タイムテーブル

プログラムの詳細はこちらをご確認ください(随時更新)。

Day1 (2023/11/22 (水))

13:50 ~ 14:00(10) オープニング
14:00 〜 18:00 IEICE IA研究会

Day2 (2023/11/23 (木))

9:00 開場
 9:30 〜 11:00(90) RIXX分科会
11:00 〜 11:40(40) デモ展示セッション
11:40 〜 13:00(80) 昼食 / デモ展示
13:00 〜 14:30(90) PIoT分科会
14:30 〜 15:00(30) デモ展示 / 休憩
15:00 〜 16:30(90) CIS分科会
16:30 〜 16:45(15) デモ展示 / 休憩
16:45 〜 18:00(75)  一般発表セッション(WIPポスター)
19:00 〜 懇親会

Day3 (2023/11/24 (金))

9:00 開場
9:15 〜 11:15(120) 一般発表セッション(口頭発表)
11:15 〜 11:30(15) デモ展示 / 休憩
11:30 〜 12:30(60) ITRC伝承セッション
12:30 〜 12:45(15) クロージング
午後 青森大学キャンパスツアー(計画中)

一般発表(口頭発表,WIPポスター発表)募集

一般発表を広く募集いたします。以下の申込フォームから発表申し込みをお願いします。
申込締切は 2023/10/13 (金) 23:59 (JST) とさせていただきます。

  • 発表申し込みフォーム → 申し込みは終了しました(10/14)
    • 申込時に発表形式(口頭発表,WIPポスター発表)をご選択ください
      • 口頭発表
        • 発表時間20分+質疑応答10分程度を予定。これまでの研究の紹介や興味のあるトピックなど。プレゼンテーション形式での発表
      • WIP(Work In Progress)ポスター発表
        • 若手の方(年齢制限はありません)を中心に,研究途中の内容やちょっとしたアイディアを深く議論。A1サイズのポスター形式での発表

デモセッション/デモ展示

「デモセッション」でのご発表およびブース展示による意見交換の機会をご提供します。下記をご確認の上,申し込みをお願いします。申込締切は 2023/10/13 (金) 23:59 (JST) とさせていただきます。→ 申し込みは終了しました(10/14)

問い合わせ先

  • PC: 近堂 徹 (広島大学)、野林 大起 (九州工業大学)

  • LA: 鈴田 伊知郎 (アラクサラネットワークス株式会社)、丸山 伸 (株式会社シー・オー・コンヴ)

  • ML:meet54-worker[at-mark]mail.itrc.net

meet53 プログラム

Day 1 (5/18)

10:00 – 12:00 会場設営

12:00 – 13:00 総会 (会員のみ)

13:00 – 13:15 開会

下條真司 (青森大学): 開会のご挨拶 (仮)

委員長によるウィットに富んだトークをお楽しみ下さい。

13:15 – 14:45 セッション 1: RIXX 分科会セッション

柏崎礼生 (近畿大学): RIXXのご紹介

初めての人のために RIXX とはなにか、日本語名称を定めていなかったので経験してしまった恥ずかしいことなど、ここ半年、これから半年のRIXXの活動 (予定) についてご紹介します。

早坂彪流 (BBSakuraNetworks 株式会社): SRv6 MUPの紹介とMUP-BGPのOSS実装における相互接続性について

SRv6 と呼ばれるルーティングパラダイムにMobile User Planeを統合するアーキテクチャであり、ローミングをピアリングに変えていく技術である。本発表は我々BBSakuraNetworksが行った研究開発の一環でSRv6 MUPの実装をOSSに行ったコントリビュートの紹介と合わせてIETF116で相互接続性の検証を行ってきたのでその結果の報告を行う。

北口善明 (東京工業大学): Distcloudの設計と実装の展望 (仮)

Distcloud v3 (と勝手に僕が呼んでいる) の設計者である北口先生が、Distcloud v4、あるいは v3.1 の設計に関する展望について語ります。

14:45 – 15:00 break

15:00 – 15:30 セッション 2: デモセッション (紹介タイム)

フォーティネットジャパン合同会社: FortiPAMによる重要資産の保護

FortiPAMの特権アクセス管理は、特権アカウントへのゼロトラスト原則の導入が可能となり、組織全体の攻撃対象領域を大幅に縮小することが可能です。FortiPAMによる特権アクセスの保護・制御・監視についてご紹介します。

FXC 株式会社: 光通信で少し先の未来を。

IT インフラストラクチャを陰で支える光通信機器を中心とした幅広いラインナップの中から、光ソリューション機器メディアコンバータ。また、大容量 DCI からエンドポイントまでカバーできる 1G/10G/25G/40Gbps のマルチレート対応ネットワークスイッチなど新製品を展示致します。

アライドテレシス株式会社: 有線、無線、LAN、WANを統合管理するソリューション、AMF Plusのご紹介

エンプラ、キャンパス向けに有線、無線、LAN、WAN を統合管理するソリューション、AMF Plus をご紹介します。併せて展示スペースの出展内容 (新製品等) をご紹介します。

アラクサラネットワークス株式会社: キャンパスネットワークへの製品適用事例の紹介と今後の展望

キャンパスネットワークへのアラクサラ製品の適用事例をご紹介するとともに、フォーティネット社とのコラボレーション状況等について紹介いたします。また、昨今調達において懸念されている製品の出荷状況についても最新情報を提供する予定です。

株式会社シー・オー・コンヴ: Azure Virtual Desktop 環境における負荷試験

学生向けに PC 環境を提供する際には、講義の前後に発生する一斉起動・一斉ログオンのような負荷集中への対策が必要となる。いま学生向けの VDI 環境としてAVD (Azure Virtual Desktop) が注目されているが、これまでに AVD を学生向けに活用した実績は少なく、負荷に対する知見も分析も乏しい。この度、当社は AVD 環境で一斉起動の試験を行い、その挙動を調査した。今回のデモ展示では、この調査の結果を紹介しつつ、見つかった課題を克服するソリューションを紹介する。

15:30 – 16:30 デモ発表

16:30 – 16:45 break

16:45 – 18:15 セッション 3: CIS 分科会セッション

大森 幹之 (鳥取大学): CIS 分科会の紹介 (5分)

CIS 分科会について紹介します.

財津玲奈 (九州産業大学大学院)、神屋郁子 (福岡女子大学)、下川俊彦 (九州産業大学): 受講生の演習状況の詳細を把握するシステムの開発

近年、COVID-19 の影響で対面授業、遠隔授業、ハイフレックス型授業などのハイブリッドな授業形態が広まった。九州産業大学理工学部のプログラミング系の科目でも対面受講とオンライン受講を平行する授業が行われた。ハイブリッドな授業形態に合わせた「サポちゃん2021」が昨年度開発された。このシステムには、対面受講生とオンライン受講生の演習問題の進捗状況を把握することが難しいという課題がある。また、対面受講生とオンライン受講生とでは演習チェック・質問対応の手順が違い、演習担当者への作業負担が増えるという課題もある。本研究の目的は、演習状況が遅れている受講生を発見してフォローできるようにすることである。また、演習担当者の負担も減らす。そのために、サポちゃん2021を基に演習支援システム「サポちゃん2022」を開発した。サポちゃん2022では、演習状況が遅れている受講生を発見するために、演習未完了者・演習完了者の表など演習問題ごとに演習の状況を表示する演習時間画面を開発した。加えて、全講義回の受講生ごとの演習状況確認画面、全講義回の受講生ごとの演習状況を確認できる画面、受講生個人の講義回ごとの演習状況確認画面を開発した。また、演習担当者の負担を減らすために、演習チェック結果のコメント用テンプレートボタンや学籍番号のコピー機能も開発した。

砂原 悟 (公立千歳科学技術大学): ポストコロナ期における大学無線LAN安定化の取り組み (25分)

コロナ禍において大学の授業は、リアルタイム配信やオンデマンド型、対面と組み合わせたハイブリッド型など、遠隔授業を軸とした多様な授業形態が展開されました。そのため、大学の無線LAN環境はポストコロナ期においても、対面授業と遠隔授業の双方をサポートする必要があります。特に、遠隔授業の場合には、ストレスなくスムーズな授業が行えるよう、高速で安定したインターネット環境が求められます。本講演ではポストコロナ期における学内無線LAN環境を安定化させる取り組みについて紹介します。

早川 浩平 (パロアルトネットワークス株式会社): NDRの活用とXDRの必要性について考える

サイバー攻撃の被害が大きくなるマルウェア攻撃は、潜伏後、ラテラルーブメントにて内部に感染を広げる。このようなマルウェアによるサイバー攻撃の被害を防止もしくは最小限にするための手段としてのNDRの活用と、EDRまで含めたXDRの必要性についての考察をご説明します。

18:30 – 有識者懇談会

Day 2 (5/19)

9:30 – 10:00 シン・中之島センターツアー

10:00 – 11:30 セッション 4: RIXX-PIOT 合同招待講演セッション

海老澤 健太郎 (トヨタ自動車): P4 の最新動向 〜サーバサイドでの P4 活用可能性について〜

プログラミング言語 P4 の最新動向について紹介します.特にサーバサイドでの P4 活用可能性を中心に,各種 SmartNIC (FPGA/IPU/DPU) のハードウェア構成、機能や開発環境の違いなどの特長をお話します.

野林 大起 (九州工業大学): IoT/CPS 活性化のための Floating Cyber Physical System (F-CPS)

IoT デバイス等から生成されるデータには、生成された場所・時間に依存する時空間データが含まれており、それらの地産地消することで、地域におけるデータ流通・利活用の活性化につながると考えられる。そこで、ユーザに近い位置にあるデバイス群を用いて比較的小規模な CPS を構築する Floating Cyber Physical System (F-CPS) を提案している。本発表では、F-CPS を実現するためのネットワークアーキテクチャ及びクラウドネイティブ技術の横断的活用について紹介すると共に、将来の展望について紹介する。

11:30 – 13:30 休憩・デモ発表・中之島美術館・大阪市立科学館見学会

13:30 – 15:00 セッション 5: PIoT 分科会セッション

秋山豊和 (京都産業大学): PIoT 分科会の紹介

秋山主査が PIoT 分科会を紹介します。

土屋師子生 (アリスタネットワークスジャパン合同会社): Arista P4 Implementation ~ ネットワークプログラマビリティの実際

Barefoot/Intel Tofino パケットプロセッサは P4 言語を用いたネットワークのためのドメインスペシフィックプロセッサです。Arista では 7170 シリーズにて Tofino チップを採用し開発をしてきました。本セッションでは柔軟なパケットプロセッサを用いた 7170 ならでは実現できた機能 NAT/Firewall/MAP-T および INT/NAT と OpenFlow の機能を組み合わせた NAT Flow の機能を共有し 実際の適用箇所などをみなさんと議論出来ればと思います。

兵頭弘一 (アリスタネットワークスジャパン合同会社): 高速イーサネット100G/400G の技術動向と 800G/1.6T イーサネット実現へ向けてのロードマップ

100G/400G イーサネットは本格普及期に入り、また次世代高速イーサネットである 800G/1.6T に関する議論も活発化してきています。本セッションでは、最新の100G/400Gイーサネットの実装状況と解説し、また半導体技術ロードマップを見据えた次世代の高速イーサネットの動向を紹介します。

15:00 – 15:15 break

15:15 – 16:45 セッション 6: ポスターセッション

齋藤 努 (NaniwaNOG実行委員, JR西日本光ネットワーク(株)): NaniwaNOG の設立について

NaniwaNOG は年 2 回開催のJANOG (Japan Network Operators’ Group) をベースとした開催地を特定地域に絞った「地域 NOG のひとつ」で、インターネットに於ける技術的事項、および、それにまつわるオペレーションに関する事項を議論、検討、紹介することにより関西エリアを中心としたインターネット技術者、および、利用者に貢献することを目的としたグループです。本セッションでは NaniwaNOG の概要とともに、活動の一部でもある学生支援について、先行している他地域 NOG の様子も交えて紹介します。

松尾直紀, 秋山豊和 (京都産業大学), 新井イスマイル (奈良先端科学技術大学院大学), 山本寛 (立命館大学): 路線バスにおける不快運転箇所の特徴抽出に関する一考察

近年、バス運転手の高齢化や人員不足によるバス事故の増加が社会問題になっています。本研究では、運転手の運転する技術や担当する路線、バス車両などに対する経験不足から生じる乗客が不快感を覚えるような運転を不快運転と定義して、この不快運転を回避しながら、快適な速度での運行を実現するために、車内で収集したセンサデータから不快運転の自動抽出を目指し、その基礎データを収集することを目的としています。

執行 律和,野林 大起,塚本 和也,水町 光徳,池永 全志 (九州工業大学): 超音波を用いた機器異常検知のためのファイルサイズに基づく稼働音判定の検討

電力設備の点検は主に作業員が現地に訪問して実施されており,故障と点検のタイミングのずれによる異常発見の遅れやコストなど様々な問題を抱えている.そこで我々は,機器の異常が稼働音に現れる点に着目して,稼働音解析による異常検知システムを開発してきた.しかし,屋外で稼働する機器の音響データには可聴音域に様々な雑音が含まれるという問題があるため,本研究では,機器の異常が超音波成分に現れるという仮定に基づき,超音波データ収集システムを新たに提案する.

内田 敦博,野林 大起,池永 全志,カベンディッシュジルセウ (九州工業大学): 異なる輻輳制御方式を使用するQUIC通信競合時における公平性改善に向けた一検討

QUIC は User Datagram Protocol (UDP) 上に輻輳制御や再送制御を追加して転送する新しいトランスポートプロトコルである.QUICの輻輳制御には Transmission Control Protocol (TCP) と同様のアルゴリズムを採用可能であり,帯域遅延積に基づきウインドウサイズを調整するBBRとロースベースの輻輳制御アルゴリズムであるCUBICが競合した際,共有するボトルネックリンクのバッファサイズにより,いずれかの通信性能が劣化し,公平性が低くなることが先行研究によって確認されている. 本研究では,Explicit Congestion Notification (ECN) を使用し,異なる輻輳制御アルゴリズムを使用するQUIC通信が競合した場合における公平性の改善の検討を行う.

服部圭一郎,小島匠太郎,Ranulfo Bezerra,岡田佳都,大野和則,田所諭 (東北大学): 仮想/実観測の時系列差分による異常検出

本研究では,ロボットのセキュリティを対象として,ロボットへ想定される多様な攻撃に対する統一的な検知方法の考案を目的としている.特に攻撃の結果生じた「異常」に着目し,異常全般を包括的に検知することで,事前に予知しない攻撃であってもまとめて検知可能とする.ロボットおよび動作環境を再現した仮想空間上の観測点と実際の観測点の比較することで,その差分の時系列データからロボットおよび周囲環境に生じた異常を検出する.

中谷翔, 秋山豊和, 石原真太郎, 小林和真 (京都産業大学): SR-TEフレームワークにおけるポリシー生成のための情報収集方法の調査

アプリケーションごとに低遅延や広帯域などの要件を持っており, TEを行う際にこれらの要件を示すインテントをもとにした経路制御を行うことが求められている. このような問題を解決するためのTEとして, SR-TEが注目されている. しかし, これらのインテントをもとに経路制御を行う際, ネットワークのトポロジ, 帯域, 遅延などからポリシーを作成する仕組みが必要となっている. これまで, コントローラの実装は進められているが, 情報の収集方法は検討できていない. 本研究ではまずSRドメイン内のLinkState情報の収集方法について調査を行った.

田中里咲(京都産業大学),石原真太郎(京都産業大学/CSSC),秋山豊和(京都産業大学),小林和真(京都産業大学/IPA): ROSを用いたロボット制御環境へのリプレイ攻撃に関する一考察

ROSを用いたロボット制御が注目されているが,そのセキュリティ対策は見過ごされがちであり,セキュリティ対策が急務となっている.これまで,タスク実行中のロボットアームへのリプレイ攻撃の可能性を検討し,セキュリティ機能を活用しない場合には,リプレイ攻撃が可能であることを調査した.本発表では,QoSのキューサイズとリプレイ攻撃時の挙動の関係について考察を説明する.

日野崇博, 秋山豊和, 石原真太郎, 小林和真(京都産業大学): ラテラルムーブメント理解のためのマルウェア解析

マルウェアの感染拡大で利用されるラテラルムーブメントを理解することを目的として、WannaCryのラテラルムーブメントの動作を分析している。マルウェアの動作分析において、ラテラルムーブメントを理解するには、実際に動作させることが求められる。研究室でこの実験を行うため、倫理委員会に実験実施の申請を行った。また、マルウェアにより生成されるパケットベースでの他ノードへのアクセス分析に取り組んだ。本発表では、動作分析の実験を行うまでの過程と動作分析の進捗状況について報告する。

16:45 – 17:00 クロージング