meet11 program

ITRC meet11 プログラムの詳細です。

1 日目 (2002 年 6 月 26 日 (水))

10:00 〜 10:15

オープニング

10:15 〜 12:00

研究発表

  1. Traffic Control and Congestion Control in IP based Networks
    米田 進 (日本テレコム)
    This paper explains the contents of Recommendation, “Traffic Control and Congestion Control in IP based Networks.” Such control procedures are necessary in order to support services within QoS, where the QoS is negotiated between a user and the network. Traffic control refers to all network actions aiming to meet the negotiated performance objectives in an IP based network and to allow the avoidance of congested conditions. Congestion control refers to all network actions to minimize the intensity, spread and duration of congestion. This paper also provides a general description as well as objectives and procedures for traffic control and congestion control for IP based networks. In particular, it describes the concepts of the traffic contract between a user and the network. It specifies the IP transfer capabilities including the service model, the associated traffic patterns and conformance definition. Furthermore, it addresses the future extensions of this work.
  2. 汎用的なパラメータフィルタの設計と実装
    垣内 正年、砂原 秀樹 (奈良先端科学技術大学院大学)
    通信を制御するには、対象となる通信のデータの流れ、フローを識別し、それに適応する操作を決定しなければならない。End-to-End で複雑なポリシによる通信制御を行うためには、End-to-End で一貫した転送制御が必要だが、複雑なポリシを反映できる一般化したモデルがないことが問題となる。本研究では、ポリシに基づいてフローを分類し適用する処理を決定する機構を、一般化したモデルで設計および実装した。
  3. MPLS を用いた次世代 IX における転送能力評価
    楠田 友彦、石原 丈士 (東芝)、西内 一馬 (高知工科大学)、永見 健一 (東芝)、中川 郁夫 (インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス)、江崎 浩 (東京大学)、菊池 豊 (高知工科大学)
    ISP を相互に接続する技術として IX がある。我々は MPLS を用いた次世代 IX として MPLS-IX 技術を提案し、JGN を用いたテストベッドを構築して運用を行っている。本稿では、ルータのパケット転送能力比較を中心に、MPLS-IX と既存 IX 技術との比較を行う。

12:00 〜 13:30

昼食 (IA (+ QAI + IRC) 研究専門委員会 (別館第 10 会議室))

13:30 〜 14:30

招待講演

  1. 循環系の推定・制御・監視
    吉澤 誠 (東北大学)
    生体は無数の自動制御系の塊である。それらの機能を十分解明できれば、従来にはない優れた制御機能を持つ工学システムを作り出すことが可能になるかもしれない。ところが、人工心臓のように、生体を人工的なシステムで駆動することを本来の目的とするような場合には、生体システムの機能の解明を待っていては遅く、その前に人工心臓の制御方法を決定しなければならない。本講演では、人工心臓の開発において生じるこのような問題を、これまでどう取り扱ってきたかについて述べるとともに、生体循環系および人工循環系の計測・制御・推定の概要について紹介する。また、インターネットを利用した人工臓器の広域的制御・監視システムの最近の話題についても解説する。

14:30 〜 14:40

休憩

14:40 〜 17:00

研究発表

  1. QoS 機能を有するネットワークの性能評価
    藤原 裕久、Tamrat Bayle、西村 浩二、相原 玲二 (広島大学)
    近年、VOD サービスなどサービス品質 (QoS) の保証を要求するアプリケーションがネットワーク上で提供されるようになってきている。それに伴い、QoS 機能を持つネットワーク機器 (ルータ) も増加傾向にある。将来、多くのサービスプロバイダや大学などでこれらの QoS 機能を利用し、利用者との間でサービスレベル契約 (SLA) を交わすことが予想される。しかし、これらのルータが提供する QoS 機能は多種多様であり、場合よっては想定しない結果が得られることがある。そこで、広島県情報トライアングル (メイプルネット) や JGNv6 などのネットワークにおける QoS 機能を測定し、その結果および考察を示す。
  2. 自動トンネル技術 (6to4) を利用した IPv6 ネットワークの運用
    屏 雄一郎 (KDDI 研究所)
    6to4 は IPv6 over IPv4 トンネル接続の一手法であり、点在する IPv6 ネットワーク同士が、明示的なトンネル設定をすることなく IPv6 通信を行うことを可能とする手法である。そのため、IPv6 網への接続性を持つ組織が 6to4 に対応したリレールータを設置することにより、ユーザに手軽に IPv6 網への接続性を提供することができる。利用者を限定しないオープンな 6to4 リレールータは現在世界で十数台程度稼動しているが、これまで日本には存在しなかった。そこで筆者らは、6to4 技術の調査検討を目的として、2002 年 3 月よりオープンな 6to4 リレールータの運用実験を開始した。本稿ではその実験内容の紹介、運用上の問題点等について述べる。
  3. インスタントメッセージ技術の最新動向とその応用
    菅野 博靖、岩山 登 (富士通研究所)
    インターネットにおけるリアルタイムコミュニケーションのための基盤技術となりつつあるインスタントメッセージ技術について、IETF をはじめとする各方面の標準化動向、SIP (Session Initiation Protocol) をベースとしたコミュニケーションサービス基盤技術、さまざまな分野への応用の可能性等について論じる。
  4. フレーミングは議論を阻害するか 〜 2 ちゃんねるは何故面白い? 〜
    大澤 幸生 (筑波大学)、松村 真宏、中村 洋 (科学技術振興事業団)
    感情的な言葉に誘発されるやりとりは、知的な議論を阻害する要因として否定的に扱われて来た。しかし、本当にフレーミングは議論を阻害するのか? 実は、喧嘩が楽しいのは知的快感なのではないのか。ここでは、Web コミュニティ上の会話へのテキストマイニングの結果から、この問いについて新たなアプローチをかける。

17:00 〜 18:00

デモンストレーション

  1. WebCT について
    岩澤 亮祐 ((株) CSK)
    北米を中心とした高等教育機関において広く利用されている WBT システムである WebCT の日本語版について、デモ機を用いた機能紹介を行います。実際に WebCT を操作していただくことも可能です。
  2. IP テレフォニー・サービスについて
    高橋 義直 (ユニアデック (株))
  3. B フレッツサービスについて
    豊川 幸夫 (東日本 NTT (株))
    当日の構成のご説明とアンケートのお願い

18:00 〜 21:00

夕食 (懇親会)

20:00 〜 21:30

[11A] 地域における情報化の試み

RNA 分科会
セッション責任者名: 中川 郁夫 (インテック)
近年、全国各地で地方自治体、研究機関、あるいは民間を主体として、地域 IX やデータセンター、ホットスポット等対する積極的な取り組みが進められている。本セッションでは、これらの地域情報化の取り組みに関する最新情報についての情報交換を行い、今後の方向性について議論する。

  1. インターネットによる不用品リサイクル実験と今後の展望
    田中 憲一、及川 篤、大地山 武彦、木村 行男
  2. 京都街中無線インターネットプロジェクト みあこネット (Mobile Internet Access in KyotO) の取り組みについて
    高木 治夫 (SCCJ)、岡部 寿男、藤川 賢治 (京都大学)、古村 隆明 (京都高度技術研究所)、隅岡 敦史 (SCCJ)
  3. GCIX と中部地域連携
    石田 亨 (情報科学芸術大学院大学)、丹羽 義典、伊藤 義仁
  4. 地域間相互接続実験 RIBB の活動と今後の課題
    菊池 豊 (高知工科大学)

21:30 〜 23:00

[12A] APAN 福岡ミーティング準備会

執行部
セッション責任者: 岡村 耕二 (九州大学)
2003 年 1 月 22 日 〜 1 月 24 日に、福岡で APAN (http://www.apan.net) の全体会議が開催される予定である。また、APAN 会議にあわせて、第 3 回 PRAGMA 会議 (環太平洋におけるグリッドアプリケーションに関するコラボレーション)、もその直前に同じ場所で開催される予定である。ITRC には APAN や PRAGMA に関わる多くの研究者が集まっているので、福岡での APAN と PRAGMA を成功させるための打ち合せをするには絶好の機会である。さらに、まだ APAN や PRAGMA をご存知でない ITRC メンバーにアジアのこのようなネットワーク、コンピューティング研究活動を周知させることも目的とする。セッションは二つ希望しているが、一つは発表に重点をおいて、APAN、PRAGMA の紹介や、関連する日本の活動、例えば、日本の GRID アクティビティや、日韓国際ネットワーク協同研究である玄海プロジェクトなどの紹介をする予定である。もう一つのセッションでは、福岡会議の実現に重点をおいて意見交換その他を行う予定である。

  1. APAN
    小林 克志 (通総研)
  2. APGRID/PRAGMA
    関口 智嗣、田中 良夫 (産総研)
  3. BIOGRID
    下條 真司 (大阪大学)
  4. GENKAI Project
    岡村 耕二 (九州大学)

2 日目 (2002 年 6 月 27 日 (木)) ITRC 研究会

9:00 〜 11:00

[21A] 次世代ネットワーク構築のための基盤技術

次世代ネットワーク構築のための基盤技術研究分科会 (NGN)
セッション責任者: 村瀬 勉 (NEC)
次世代ネットワーク構築のための基盤技術に関する研究発表および議論を行う。

  1. パケット毎認証によるアクティブネットでのセキュリティ向上
    江川 尚志、久保田 文人 (NEC ネットワーキング研究所)
    データパケットをパケット毎に認証することにより、安全、かつ経済学的なトラフィック制御を行いやすいアクティブネットワークを提案する。本提案方式では、パケットロスに強いワンタイムパスワード方式を用いることで認証処理を 1 パスとしており、またパケットの認証情報を格納したアドレスはパケット内の情報から容易に算出されるため認証に伴う DB 検索が不要、各ノードが保持すべき一ユーザ当たりのデータ量は 30byte 前後と小さく、またコアノードではシグナリングが集約されるため、高速かつスケーラブルな認証が実現される。
  2. 異種クライアント混在環境における動画像配信
    若宮 直紀、村田 正幸、宮原 秀夫 (大阪大学)
    通信環境、システム性能、ユーザの好みなどが様々に異なる多数のクライアントに対して、それぞれのクライアントにあった動画像を効率よく配信するための制御技術について述べ、いくつかの性能評価、実験結果を示す。
  3. CWDM によるメトロネットワークの構築
    中村 一太 (フォトニクスネット (株))
    ADSL や FTTH に代表されるアクセス網の高速化に伴い、メトロ領域での帯域不足が具現化している。そのソリューションとして、コストパフォーマンスの高い CWDM (Coarse Wavelength Division Multiplexing) 技術が注目されている。本発表では、CWDM を中心とした光通信技術および適用例について述べる。
  4. Grid Computing におけるプロセス割り当て手法の性能評価
    山本 寛、川原 憲治 (九州工業大学)、滝根 哲哉 (京都大学)、尾家 祐二 (九州工業大学)
    インターネットに点在する計算機を共有する Grid 環境において、大規模なプロセスを複数のサブプロセスに分割して並列に処理を行う Grid computing に対する期待が高まっている。Grid を形成する各計算機は異なる CPU 性能やメモリ容量を持ち、系内のプロセス数は時々刻々と変化する。そのため、これらの要素を考慮したプロセスの割り当て方法を検討する必要がある。そこで、本研究では、各計算機を M/G/1-PS (Processor Sharing) 待ち行列によりモデル化し、理論的に導出される平均処理時間を性能指標として、プロセスを割り当てる際に考慮すべき特性を明らかにする。
  5. IPv6 ネットワークにおけるエニーキャスト通信実現のためのプロトコル設計と実装
    土居 聡 (大阪大学)、阿多 信吾 (大阪市立大学)、北村 浩 (NEC ネットワークス開発研究所)、村田 正幸、宮原 秀夫 (大阪大学)
    IPv6 の持つ新しい機能の 1 つとして、エニーキャスト通信機能がある。エニーキャスト通信を実現するために規定されているエニーキャストアドレスは、特定の機能 (サービス) に対して割り当てられるアドレスであり、クライアント側はエニーキャストアドレスを指定しさえすれば、対応する機能を提供する複数のサーバの中から 1 台の適切なサーバが自動的に選ばれ、そのサーバに対して通信することが可能となる。しかし、エニーキャスト通信については基本的仕様が規定されているのみで、その実装、実現方法について解決すべき問題が多く存在する。そこで本稿では、エニーキャストアドレスを利用する場合の制限事項を明らかにし、その解決のための手法を設計、実装し、既存のアプリケーションがプログラムを変更することなく、エニーキャストアドレスを利用できることを検証した。

[21B] 医療インターネット

MDX2
セッション責任者: 辰巳 治之 (札幌医科大学)
医療系における IPv6 を中心としたインターネット利用。

  1. 光ファイバーネットワーク経由の遅延映像を用いた外科手術支援ロボットシステムにおける基礎的手技の評価
    福山 尚治、渋谷 和彦、砂村 眞琴、武田 和憲、松野 正紀 (東北大学)
    背景: 一部では臨床応用が始まっている外科手術支援ロボットシステムと仙台サンノゼ間の光ファイバーネットワークを用いて、映像を遅延させた状態と通常の状態とで基礎的外科手技の成績を比較、評価した。方法: 5 人の外科医が参加し、1. Rope passing, 2. Needle capping, 3. Bead dropping, 4. Suturing and knot tying の基礎的手技の所要時間と正確性を評価した。結果: 遅延のある状態とない状態とでは所要時間と正確性には有意差を認めなかった。送信した画像データは損失が認められなかった。考察: この結果は今後、遅延映像を想定した超長距離遠隔手術の feasibility を裏付けるものと考えられる。
  2. 十勝地区における IPv6 による医療情報ネットワークの構築プロジェクト: 医療アプリケーション編
    明石 浩史、戸倉 一、大西 浩文、西城 一翼、山口 徳蔵、西陰 研司、中山 正志、辰巳 治之 (札幌医科大学/NORTH)
    我々は広大な北海道における遠隔医療支援を目的に、平成 11 年度より北海道における広域医療情報ネットワークシステムの構築を行ってきた。今年度は帯広市を中心とする十勝地区をフィールドに大学病院−地域中核病院−クリニック、一般家庭までの多段階かつ面的なネットワークを構築する。そのネットワーク上で在宅患者診療支援、在宅リハビリテーション、遠隔障害児療育支援、医師等医療関係者を対象にした遠隔講義、一般健常人を対象にした遠隔健康管理支援、疫学調査を行う。また従来的な DICOM 通信、眼科、皮膚科等の遠隔画像診断支援をクリニックレベルまで範囲を拡大して施行する。
  3. 十勝地区における IPv6 による医療情報ネットワークの構築プロジェクト: ネットワーク編
    戸倉 一、辰巳 治之、明石 浩史、大西 浩文、西城 一翼、山口 徳蔵、西陰 研司、中山 正志 (札幌医科大学/NORTH)
  4. FreeBSD4.5 環境での IPv6 ネットワーク構築
    大江 洋介、金田 康秀 (国立大阪病院)
    FreeBSD は IPv6 の実験環境としてもっとも整備された OS の一つである。今回、我々は FreeBSD4.5-R を導入した PC 数台を用いて、IPv6 ルータ、IPv6/v4 トンネルルータ、X-window 端末、Web ブラウザ (mozilla 0.9.9)、WWW サーバ (Apache2.0)、DNS サーバ (bind 9) を作成し、IPv4、IPv6 混在環境で実験を行なった。医療応用では、如何に容易にかつ安全に接続できるか、ということが大きな課題である。その意味で、クライアントの設定が重要である。特にユーザが多い Windows と Macintosh での IPv6 の普及が鍵になると思われる。Macintosh は OS X は IPv6 対応であると言われているが、ほとんどのユーザは現行の OS 9 を利用しており、まだ移行は困難な状況である。Windows は Windows2000 と WindowsXP で対応可能であり、新規購入者は迷わず WindowsXP を購入するであろうから、IPv6 利用は進むと考えられる。今回、Win2K/XP 系においても IPv6 接続実験を行なったが、参考資料の少なさから、困難を強いられている。とくに v6 での DNS 設定など、ハードルは高い。IPsec が容易に運用可能となれば、秘匿性の高い通信に使えるようになるため、さらに医療現場での IPv6 の有用性が増すと思われる。

11:10 〜 13:00

昼食 (ITRC 運営委員会 (別館第 10 会議室))

13:00 〜 14:30

[22A] インターネット計測 BoF

インターネット計測解析分科会 (MAI)
セッション責任者: 小林 克志 (通信総合研究所)
インターネット計測に関する BoF。

  1. Design for PC-based Internet measurement system on OC-3/12 and 48 packet over SONET link
    小林 克志 (通信総合研究所)
  2. インターネットトラフィックにおける Torrent の自動検出
    小出 和秀 (東北大学)、Glenn Mansfiled Keeni (CSI)、白鳥 則郎 (東北大学)
    インターネットトラフィックの分析にあたっては、トラフィックがどのようなフローから構成されているかを分析する手法がとられる事が多い。フローの集合を Torrent と呼ぶが、本論文ではこの Torrent を自動的に定義し検出する場合の手法について考察する。

[22B] Web のアクセシビリティ

UAI
セッション責任者: 渡辺 隆行 (東京女子大学)
だれもが使いやすい Web サイト構築や視覚障害者の Web 利用に関する活動の発表・議論。

  1. 日英 2 ヶ国語音声化システム BEP の紹介と Web の問題
    渡辺 隆行 (東京女子大学)
    視覚障害者用音声化システム BEP の Linux 版を一般公開したのでこれについて紹介する。BEP は、日本人用のバイリンガル音声化システムとして 3 種類の発音モード (日英自動切換え、日本語とジャパニーズ英語、前 2 者の混在) を持ったオープンソースシステムである。また Web で乱用されている TABLE 要素を音声化するとどうなるかについても述べる。
  2. Web アクセシビリティを意識した Web の作成
    湊 規生 (武蔵野美術大学)
    日本の公共機関の Web ページには、障害者に対する配慮のないページが多数あるにもかかわらず、ほとんどの場合、それが問題視されていない。これは、Web アクセシビリティに対する社会的な知識の無さと、意識の低さが起因していものと思われる。そこで、Web アクセシビリティを意識した Web 製作の作成方法を提案する。
  3. 障害者のウエブアクセシビリティ向上の為のユーザビリティ
    臼井 義比古
    障害者のウエブアクセシビリティのことを考えてみると、技術的にも、社会的にも、心情的にも、哲学的にも考えこんでしまうことが多くおもしろい。

14:30 〜 14:50

休憩

14:50 〜 16:30

[23A] 研究発表 (1)

セッション責任者: PC
一般応募の研究発表。1 件当たり持ち時間 25 分 (発表 20 分 + 質疑 5 分 (目安))。

  1. 広域ネットワークにおけるボトルネック検出システムに関する研究
    宇津江 康太、和泉 勇治、太田 耕平、加藤 寧、根元 義章 (東北大学)
    現在インターネットでは多種多様なコンテンツが存在している。しかし、ネットワークにおけるコンテンツ転送においてボトルネックの存在はそのパフォーマンスを低下させる原因となる。本稿では RTT を用いてボトルネック箇所を検出するシステムを提案し、その利用法について検討する。
  2. 統計的クラスタリング手法によるネットワーク異常状態の検出
    及川 達也、和泉 勇治、太田 耕平、加藤 寧、根元 義章 (東北大学)
    インターネットの普及に伴い、不正アクセスの増加が社会問題化している。このような状況下、ネットワークの異常検知/侵入検知に関する研究が盛んに行なわれている。本研究では、パケット情報を統合してネットワークの状態を定義し、統計的なクラスタリング手法を用いることにより、多角的かつ管理の容易な異常検知手法を提案する。
  3. 2 次計画法に基づいたトラヒックパターンの比較による DDoS の追跡
    坂口 薫、太田 耕平、和泉 勇治、加藤 寧、根元 義章 (東北大学)
    インターネットにおけるセキュリティ上の脅威の 1 つとして DoS (Denial of Service) が深刻な問題となっている。DoS の対策には攻撃元の特定を行う事が重要であるが、一般に攻撃元の情報は改竄されるため追跡は困難である。有力な DoS の追跡手法の一つであるトラヒックパターンを用いた追跡方式では、各ネットワークの出入り口でパケット数の時間的変動 (パターン) を観測し、それらの形状を比較する事でトラヒックの流れを追跡する。しかし複数のホストから一斉に攻撃を行う DDoS (Distributed DoS) の場合、パターンの比較過程が組合せ問題となり、十分な性能が得られない。本研究では、パターンによる DDoS の追跡を目的とし、この組合せ問題をシミュレーションにより検証し、パターンの比較過程を 2 次計画問題として扱う事で追跡を行う手法を提案する。
  4. 学校間テレビ会議支援システムの構築 −簡単アクセス テレビ会議システム−
    伊藤 綾子、小寺 勉、青谷 啓二 (TIS)、久保田 広、佐藤 慎一 (三菱総合研究所)、影戸 誠 (日本福祉大)、中山 雅哉 (東大)
    インターネットを用いた学校間交流では、電子メールや電子掲示板による交流に加え、テレビ会議システムを用いた交流が望まれている。しかし、これまでのテレビ会議システムでは、導入及び操作方法が複雑なため、利用を躊躇する先生が多かった。また、学校間交流を行った結果をまとめる時に、テレビ会議の記録を保存することができず、形に残すことが困難であった。そこで、これらの問題を解決する学校間テレビ会議支援システムを構築したので、それについて報告する。

16:30 〜 16:50

休憩

16:50 〜 18:20

[24A] コンテンツネットワーク

NM
セッション責任者: 曽根 秀昭 (東北大学)
コンテンツ配信ネットワーク (CDN) 技術など。

  1. RS 符号化を用いた MP3 音楽配送の品質向上に関する評価
    加島 伸悟、後藤 幸功、荒木 啓二郎 (九州大学)
    Icecast を用いた音楽配信が普及している。現在 Icecast では中継サーバを用いて多数へのユーザへ実時間で音楽を配信している。しかし、サーバと中継サーバ間では TCP を用いているためネットワークの状況により接続が切れ、ユーザへサービスを提供をできないことがある。本研究では、TCP の代わりに UDP を用いてサーバと中継サーバ間の通信を行い、また通信品質を保証するために Reed Solomon 符号化を用いることを提案するとともに実際のネットワーク上で評価を行った。
  2. ストリーミング転送におけるコンテンツ配信ネットワーク (CDN) のリクエストルーティングと P2P 型 CDN の検討
    市川 快、村山 優子 (岩手県立大学)
    CDN とは Contents Delivery Network、又は Contents Distribution Network と呼ばれるものであり、コンテンツを複数のサーバに分散し、ユーザに一番近いサーバからユーザへ、コンテンツを提供するシステムである。本稿では、CDN の比較検討を行い、Peer-to-Peer (P2P) 型 CDN について述べる。

18:30 〜 20:00

夕食

20:00 〜 21:30

[25A] Live! Eclipse 2001 報告

セッション責任者: 中山 雅哉 (東京大学情報基盤センター)
2001 年 6 月 21 日の日食中継に関連して行われた各種の実験/イベントに関する報告を行う。

第一部

  1. LIVE! ECLIPSE 2001 の全体概要
    中山 雅哉 (東京大学)
  2. LIVE! ECLIPSE 2001 における Web サーバ選択
    下川 俊彦 (九州産業大学) 他
  3. Stream server へのアクセス統計とその評価 (仮題)
    相川成周 (日本大学)
  4. インターネット日食中継の評価 −科学技術館での中継結果との比較−
    縣 秀彦 (国立天文台) 他

21:30 〜 23:00

[26A] Live! Eclipse 2001 報告

第二部

  1. MPEG2 over IP システムと日食中継ネットワーク構成
    相原 玲二 (広島大学)
  2. 広島地域の小学校の日食中継実験参加報告
    前田 香織 (広島市立大学)
  3. 高知での MEPG2/IP 中継の利用 (仮題)
    豊島 修平 (高知工科大学)
  4. Live! Eclipse 2001 中継、岐阜での取り組み
    石田 亨 (岐阜県立・情報科学芸術大学院大学)
  5. 2.4GHz 無線リンクによる仙台市天文台での皆既日食ライブ中継
    脇山 俊一郎 (仙台電波工業高等専門学校)
  6. 日食中継実験−東北大学内での配信について−
    木村 行男 (NTT 東北研究開発センタ)

[26B] IPv6 促進分科会

IPv6 促進分科会 (V6P)
セッション責任者: 藤川 賢治 (京都大学)
本セッションでは、IPv6 の利用を促進し、世間一般に広く普及させることを目的とする。ここでは新たな技術開発よりは、主に IPv6 の有効な利用方法及び促進・普及方法関して議論していく。

  1. IPv6 ネットワーク管理の現状とその対応
    齋藤 武夫、阿部 勝久、小出 和秀、土井 一夫、Glenn ((株) サイバー・ソリューションズ)
    IPv6 によるネットワーキング技術およびアプリケーションの整備状況に対して、その管理技術は大幅に立ち遅れている。そこで本稿では、IPv6 における管理技術の問題を挙げ、我々が行った IPv4/IPv6 併用ネットワークにおける標準管理プロトコルの設計と実装、および新たに開発したマルチプロトコル対応トラヒック情報収集プローブについて述べる。
  2. 京都での無線IPv6インターネット環境の構築
    藤川 賢治、松本 存史、岡部 寿男 (京都大学大学院)
    京都市内、府内において、100 局以上の無線基地局を用いた、世界最大級規模の無線インターネット環境を構築した。ネットワーク構成や利用方法について報告する。

3 日目 (2002 年 6 月 28 日 (金)) ITRC 研究会

9:00 〜 11:10

[31A] 研究発表 (2)

セッション責任者: PC
一般応募の研究発表。1 件当たり持ち時間 25 分 (発表 20 分 + 質疑 5 分 (目安))。

  1. 企業における技術教育
    松井 博也 (CSK)
    昨年 1 年間、技術教育の責任者を担当した経験の中から、知識と実習をどのように組み合わせて効率よく教育していくかについてのまとめと今後の展開に関して考察して見たい。
  2. インターネットラジオにおけるプライベートチャネル
    荒川 健介、市川 快、和野 惠介、村山 優子 (岩手県立大学)
    これまでのインターネットラジオ (音声ストリーミング配信) は、一つのチャネル、または楽曲のジャンル毎の限られた数のチャネルしか設けていない。本研究では、利用者の好みにあったコンテンツ内容を提供し、動的に生成され、利用者が管理できるチャネル、プライベートチャネルについて提案する。プライベートチャネルは利用者が専有するだけではなく、グループ間で共有を行ったり、公開することもできる。
  3. Peer-to-Peer での地域通貨交換プロトコルの提案
    並河 岳史、秋山 和隆、手塚 一郎、菊池 宏徳、山根 信二、村山 優子 (岩手県立大学)
    地域通貨は世界各地で急速に普及しており、インターネット上で決済を行う試みは日本でも行われている。特殊な例として、ファイル交換に独自の通貨を用いたソフトウェアも存在するが、現実世界での取引に用いられる地域通貨を Peer-to-Peer (P2P) で実装した例はまだない。それは、P2P においてはユーザーがプログラムを改変して通信を行ったとしてもそれを察知する方法はなく、さまざまな不正行為に対して脆弱であるためである。我々は、P2P で安全に地域通貨を交換するためのプロトコルを提案する。我々のプロトコルは、送受信の否認、通信の切断、虚偽のデータの送信に対応し、それらの不正行為を無効にする。我々はこのプロトコルを実装した地域通貨交換システムを設計中であり、2002 年の 10 月より岩手県立大学のキャンパス内で運用実験を行う予定である。
  4. 音と影のアウェアネスを用いた戸口チャットシステム
    鈴村 圭史、権藤 広海、荒川 健介、村山 優子 (岩手県立大学)
    本研究では、www 上で戸口をメタファとした戸口チャットシステムを提案する。戸口チャットシステムの目的は、影と音のアウェアネスを用いて、ユーザにとってわかりやすいインタフェースを提供することと、現実世界とネット上のドアの違いを明らかにすることである。戸口チャットシステムは、チャットシステムとドアの画像により構成される。チャットシステムに接続したユーザは、ドアの画像をマウスでクリックすることで、ノック音を他のユーザに伝える。ノック音を聞くことにより、他のユーザの存在を知ることができる。また、ユーザの存在を影で表現することで視覚によるアウェアネスを実現する。ネット上に構築されたドアは、他のユーザとコミュニケーションをとるためのメディアとして利用される。
  5. JGN 経由での阪大・北大間 高圧電子顕微鏡遠隔操作実験
    笹川 浩達 (ネクステック)
    離れた場所から資料の様子をリアルタイムで確認しながら電子顕微鏡を遠隔操作する方法はこれまでにもあったが、問題点が多かった。本稿では DV を用いた JGN 経由での遠隔操作とその利点について述べる。

11:10 〜 11:40

クロージング

問い合せ先

PC

  • 1 日目
    • 永見 健一 (東芝)
    • 吉田 健一 (筑波大学)
  • 2, 3 日目
    • 穴水 弘光 (医療情報システム開発センター)
    • 村 浩二 (広島大学)

LA

  • 曽根 秀昭 (東北大学)
  • 佐伯 田鶴 (東北大学)
  • 中山 雅哉 (東京大学)
  • 樋地 正浩 (日立東北ソフトウェア)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

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