meet47 agenda

第 47 回インターネット技術第 163 委員会研究会 (ITRC meet47) の開催概要です。新型コロナウイルス感染症の感染拡大を鑑み、オンラインで開催します。

日程

  • 2020 年 5 月 21日 (木) 〜 5 月 22 日 (金)

主催

テーマ

  • インターネット全般

参加費

  • 無料

参加申込

  • 参加申し込みはこちらからお願いします。参加申込をされた方にアクセスに必要な情報をお送りします。
  • オンライン意見交換会内で Lightning Talk をご希望の方はこちらよりお申し込みください。

プログラム

1 日目 (2020 年 5 月 21 日 (木))

  • 14:00 〜 15:00 運営委員会
  • 15:00 〜 15:10 オープニング
  • 15:10 〜 16:40 地域間インタークラウド分科会(RICC)
    • 分科会の紹介
    • 発表タイトル: IoT エージェントモデルを応用した情報流通基盤の検討、とその他の話題
      講演者: 中川郁夫 (株式会社エクスモーション フェロー / 大阪大学 招へい准教授)
      概要: IoT エージェントモデルをパーソナルデータを扱う情報流通基盤の仕組みに応用する、新たなアーキテクチャを提案する。
      IoT エージェントプラットフォームは、IoT デバイスを「デバイス本来の機能」と「通信を含む IoT 機能」に分離し、後者をクラウド上のエージェントが担うことでデバイスセキュリティの確保を目指す。本アーキテクチャは Digital Twin の実現方法のひとつであり、IoT デバイスと対を成すエージェントがクラウド上に存在することを特徴とする。本発表では、同 IoT エージェントモデルを情報流通基盤の核を成す、PDS (Personal Data Store) に応用する新たなモデルを提案する。PDS はデータ集約モデルによって集中型、分散型、端末型に分類される。また、データ利用の判断を行うモデルは代理型、自律型に分類される。本研究は IoT エージェントモデルを応用することで、セキュアで透過的な仕組みを有する、分散型かつ自律型の PDS の実現を目指す。
      なお、本発表の後半では、中川が 2020 年以降に着手している新たな取り組みについても紹介する。
    • 発表タイトル: Distcloud Update 2020 Q2
      講演者: 柏崎 礼生 (国立情報学研究所/大阪大学)
      概要: 2011 年から始まった Distcloud も今年で 9 年目。各種アップデートについてお話します。
  • 17:30 〜 オンライン意見交換会
    • 17:00ごろからミーティングを開けておきます。
    • 各自で飲み物やおつまみをご用意ください。
    • Lightning Talk の時間を設ける予定です。発表をご希望の方はこちらよりお申し込みください。会員企業や委員等の皆様の近況や、研究プロジェクト等のご紹介・近況報告、所属組織等における新型コロナウイルス感染症対応のご経験や課題など(これらに限るものではありません)、皆様からのお申し込みをお待ちしております。

2 日目 (2020 年 5 月 22 日 (金))

  • 9:00 〜 9:30 総会
  • 9:40 〜 11:10 IoTデータ連携推進分科会 (PIoT)
    実フィールドに展開するIoTアプリケーションやエッジ・クラウド技術を活用した研究開発の取り組みについて情報交換を行う。

    • 分科会の紹介
    • 発表タイトル: バス車両に搭載されたセンサを用いた乗降客数予測とその活用
      講演者: 新井 イスマイル (奈良先端科学技術大学院大学)
      概要: バスの乗降客数は、バス運行時刻やバス路線の利用状況分析において重要となるが,現状では乗降センサは高価なため、多くのバスには取り付けられていない。本発表ではバス車両に搭載されたより安価なセンサを活用し、乗降客数を予測する手法について紹介する。また、予測した乗降客数を用いた応用事例についても紹介する。
    • 発表タイトル: 広帯域の電波センシングによる 人群・行動観測システムの研究開発
      講演者: 山本 寛(立命館大学)
      概要: 近年、マーケティングや災害時の避難誘導などに活用するため、市街地や商店街などにおける人流解析に注目が集まっている。しかし、既存の人流観測システムはカメラ画像の解析が主流であり、プライバシーの問題が考慮されていないことが問題視されている。このような問題を解決するために、本研究では、多くの人が所持しているスマートフォンが携帯通信時に利用している周波数帯を対象として受信電波強度のみを計測し、その変動を機械学習技術により解析することで、プライバシーに関連する情報を収集することなく、計測装置周辺の群衆密度やその行動を推定するシステムを検討している。
    • 発表タイトル: REST APIを活用したNoSQL DBに対する柔軟なアクセス制御実装の試作
      講演者: 秋山 豊和(京都産業大学)
      概要: NoSQL DBの普及に伴い、IoTアプリケーションにおいてNoSQL DBが活用される場面が増加している。従来のRDBでは、WebアプリケーションサーバのバックエンドにDBが配置されることが多かったが、NoSQL DBはREST APIを備えており、JavaScriptから直接DBにアクセスして、可視化に活用する場面も増えてきた。しかし、NoSQL DBがもつREST APIのクエリ機能に対して、自前でREST APIを作成してアクセス制御機能を実装するのは、柔軟性を低下させる上に、無駄な開発コストを発生させることになる。NoSQL DBのREST APIをそのまま活用しながら、アクセス制御を行った場合、柔軟性とセキュリティの両方を考慮しながら、うまく落とし所を見つけられるか、AWS上のサービスを含めログ解析分野で広く利用されているElasticsearchを対象にプロトタイプシステムを試作したので、その概要を報告する。

問い合わせ先

PC

  • 小谷 大祐 (京都大学)
  • 大森 幹之 (鳥取大学)

LA

  • 北口 善明 (東京工業大学)
  • 柏崎 礼生 (国立情報学研究所/大阪大学)

メールアドレス

  • meet47-worker [at] mail.itrc.net

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください