タイムテーブル
1日目 (2022年11月21日(月))
09:00-12:00 | 会場設営(関係者のみ) |
12:00-13:00 | 総会 (ITRC会員のみ参加可能) |
13:00-17:00 | IA研究会 |
17:00-18:00 | デモ・ポスター展示 |
18:00-19:00 | 一般発表セッション1 |
19:00- | 名刺交換会 |
2日目 (2022年11月22日(火))
09:15-10:30 | RIXX分科会セッション |
11:00-12:30 | CIS分科会セッション |
14:00-15:00 | 一般発表セッション2 |
15:10-16:10 | 一般発表セッション3 |
16:20-17:20 | 一般発表セッション4 |
17:20-17:30 | クロージング |
17:30-21:00 | 会場後片付け(関係者のみ) |
セッション詳細
セッション1: IA研究会
デモ・ポスター展示
-
Beyond 5G時代のオープンでセキュアな公衆無線LANローミング (京都大学学術情報メディアセンター)
情報通信研究機構(NICT) Beyond 5G研究開発促進事業 委託研究課題 採択番号04401(国際共同研究型プログラム)として行っている、モバイルキャリアによるSIM認証と一元化されたセキュア認証をWi-Fiサービスのローミングにおいて実現する技術であるPasspointとそれに基づいたオープンな国際的公衆無線LANローミングの枠組みであるOpenRoamingを、国際学術無線LANローミングのフレームワークであるeduroamなどの上で利用できるようにすることで、Beyond 5G時代のモバイルデータオフローディングを実現する技術を紹介します。 -
キャンパスネットワークの運用を効率化する自動化・可視化について (アラクサラネットワークス株式会社)
AX-Network-Managerのエンハンスや適用事例、製品に関する技術情報を紹介します -
学生向けPC環境をAVDで運用する場合の課題とその解決方法 (株式会社シー・オー・コンヴ)
学生向けにVDIサービスをする際には、授業時間ごとに利用する学生の入れ替えが発生することや、学生は本来的にはVDIを利用したいと考えているものではないということなど、一般的なVDIサービスと異なる点に配慮してサービスを設計する必要がある。費用面における制約も大きく、従来より利用してきたPC教室を整備するのと同等の費用感でサービスを提供する必要がある。 このような中、学生が利用する際にライセンス面での優遇があること等から Microsoft 社が提供する DaaS サービスである Azure Virtual Desktop (AVD) が注目されている。AVD は利用時間に応じた従量課金制であることから、その特性を生かしたサービス設計が求められる。本発表では AVD を学生向けサービスとして活用する際の設計上のポイントを紹介する。 -
ネットワーク内に点在するデバイス情報の可視化とセキュリティ対策 (フォーティネットジャパン合同会社 マーケティング本部)
FortiNDRによる内部対策とFortiNACを活用したデバイスの可視化をご紹介します。
セッション2: 一般発表セッション1
- 2022年の今、ネットワークベンダから見たSDN/OpneFlow (土部 直樹(アライドテレシス株式会社))
- 201xに劇的に盛り上がったSDN/OpenFlow、あれから約10年がたち、ネットワークベンダは何を得たのか。
- 外観から監視するICT機器の研究の紹介~LEDの監視をはじめとして~ (小川 康一(群馬大学))
- これまでIoT機器やロボットを活用しICT機器を外観から監視する研究を行ってきました。当該分野の関連研究を御紹介するとともに、今後の可能性について議論したく存じます。
セッション3: RIXX (旧RIBB・RICC)
-
RIXX のご案内 (柏崎 礼生 (近畿大))
ITRC meet51 で新たに RIXX なるコミュニティを立ち上げました。XX には任意のアルファベット二文字をその都度入れるぞい、と言った矢先から meet52 における RIXX セッションでは Community, Cooperation, Common sense、ということで RICCC です。三文字やないかい! -
コミュニティを基盤としたネットワーク運用技術の移転と発展 (松崎 吉伸 (IIJ))
インターネットを構成する各ネットワークには、期待される運用があり、しかもそれはより安定的な運用を目指して変化してきいます。ネットワーク運用者はこのような運用の「常識」をどのように学び、協調的な運用を更新しているのでしょうか。今回はバングラデシュのネットワーク運用者コミュニティ、bdNOGを取り上げ、コミュニティがネットワーク運用技術の移転や発展に果たした役割を整理します。 -
民間企業における研究のあり様と、企業人としての研究のやり様、それを対話しながら考える (松崎 吉伸 (IIJ), 菊地 俊介 (さくらインターネット), and You! )
最近、社会人博士として研究を推進されているという松崎さん。従来よりJANOG等コミュニティにおいても熱心に活動されていました/います。今回は、そんな松崎さんをゲストにお呼びして、ご自身の研究の目指すところ、研究とは何であるか、成果をどのように定義するか、それを会社にどのようにフィードバックするのかといった想定を伺いながら、翻って、企業研究所の立場での研究のあり方、会社と社会の要請に対してどのように応えるかといった企業研究所の組織論について考えてみたいと思います。 -
wrap up RICCC session on ITRC meet52 (柏崎 礼生 (近畿大))
まとめます(まとまるとはいっていない)。
セッション4: CIS
- CIS のご紹介と発表のお誘い (大森 幹之(鳥取大学))
- CIS (Campus Information System) 分科会の概要を紹介する.また,CIS での発表の申込方法,期待したい発表内容などについて議論する.
- キャンパス無線LANを安定させるための取り組み (砂原 悟 (公立千歳科学技術大学))
- 運用を開始したキャンパス無線LANでは、しばしばユーザが期待する通信速度を下回ることがある。しかしながら、改善のために現地調査を行うと速度の低下を再現できないことがある。本講演では2016年から2022年までに発生したトラブルの事例と調査結果から、キャンパス無線LANを安定させる設計上のポイントを紹介する。
- 学生が AVD (Azure Virtual Desktop) 環境を利用するまでの手順に関する検討 (丸山 伸 (株式会社 シー・オー・コンヴ))
- Microsoft 社が提供する DaaS サービスである AVD を講義で用いて教材となるアプリケーションやデータを学生に提供する際には、多くの学生を確実かつ短時間に AVD環境へと誘導する必要がある。その際 AVDはブラウザのみで利用できる点や VDI 接続後の利用手順は簡単だが、「ログイン画面までの誘導」や「AVD やVDI先環境へのログイン手順」は簡単とは言えない。本講演では講義の教材として AVD を用いる際に生じる問題について検討し、LMSとの連携やSSOの活用による解決策を提案する。
セッション5: 一般発表セッション2
- Society5.0における未来の支援システム (武村 紀子(九州工業大学))
我々の研究グループでは,Society5.0が描く未来のシステムとして,個人のニーズに応じたきめ細やかなサービス・支援を自動で行うシステムの実現を目指している.このような未来の支援システムでは「行動センシング」「ユーザ状態認識」「適応的フィードバック」といった3つのコア技術が重要である.これらのコア技術について,我々が行ってきた研究を紹介する. -
電磁波を利用した広帯域海中無線通信システム (廣瀬 幸(九州工業大学))
第6世代移動体通信におけるカバレッジ拡大のため水中および海水中における電磁波利用の無線通信に関する研究開発が進んでいる.本講演では電波による無線通信による海中IoT機器の通信インフラを整備ための技術確立を目的として,海中電磁波伝搬のための広帯域アンテナ開発と電波伝搬についてシミュレーションと実測結果について報告する.
セッション6: 一般発表セッション3
- バイナリ差分を用いたコンテナイメージサイズの削減に関する検討 (松本 直樹(京都大学))
コンテナは、軽量かつ高速な実行環境の分離技術として、通常のサービス提供に限らずエッジコンピューティング等での活用も進展している。 しかし、コンテナ内のルートファイルシステムを格納したコンテナイメージは肥大化の一途をたどり、初期転送や更新時のイメージダウンロードに多くの帯域を消費し、上流回線が細いエッジ等ではコンテナの起動が遅くなるといったサービス品質への影響が出ている。 本研究では、ローカルにキャッシュされたイメージと更新対象のイメージ間でバイナリ差分を用いた差分をとることで更新時のダウンロードサイズを削減することを目指す。 本発表では、バイナリ差分自体のパフォーマンスやバイナリ差分が有効なファイルに関する調査に基づき、イメージ更新におけるバイナリ差分の有用性やその応用に関する議論を行う。 - 消費電力を考慮したSDNコントローラ配置方法の検討 (近藤 智文(東北大学)、 和泉諭(仙台高等専門学校)、菅沼拓夫(東北大学))
近年、ネットワークのコントロールプレーンとデータプレーンを分離して柔軟に全体最適な制御を行うSDNが注目されている。大規模なSDNにおいては1台のSDNコントローラのみで大量のSDNスイッチを制御することは遅延や耐障害性の点で困難であり、どのように複数のSDNコントローラを配置するかを課題としたController Placement Problem (CPP) が検討されている。企業や大学などにおいて、コスト節約や環境への考慮のためにエネルギー消費量を削減しようとする動きが盛んであることから、本研究ではSDNにおけるスイッチやコントローラの消費電力を考慮したCPPのモデルを提案する。
セッション7: 一般発表セッション4
- ハイブリッドはつらいよ (小谷 大祐(京都大学))
2022年に開催された、複数セッションがパラレルで行われる複数のシンポジウムの運営に関わった経験を踏まえ、いかに大規模なシンポジウムのハイブリッド開催が大変かを発表します。 - IPv6対応のネットワークプログラミング演習実施報告 (飯田 勝吉(北海道大学))
著者が担当している学部3年生向けの実験科目「情報理工学実験II」において、これまでJavaScriptを課題としていたが、今年度からネットワークプログラミングに課題を変更することになった。その際、IPv6対応の演習環境を構築し、その環境を利用した演習を実際に行う予定である(発表時には完了している見込み)。本講演では、その実施結果を報告する。