meet53 プログラム

Day 1 (5/18)

10:00 – 12:00 会場設営

12:00 – 13:00 総会 (会員のみ)

13:00 – 13:15 開会

下條真司 (青森大学): 開会のご挨拶 (仮)

委員長によるウィットに富んだトークをお楽しみ下さい。

13:15 – 14:45 セッション 1: RIXX 分科会セッション

柏崎礼生 (近畿大学): RIXXのご紹介

初めての人のために RIXX とはなにか、日本語名称を定めていなかったので経験してしまった恥ずかしいことなど、ここ半年、これから半年のRIXXの活動 (予定) についてご紹介します。

早坂彪流 (BBSakuraNetworks 株式会社): SRv6 MUPの紹介とMUP-BGPのOSS実装における相互接続性について

SRv6 と呼ばれるルーティングパラダイムにMobile User Planeを統合するアーキテクチャであり、ローミングをピアリングに変えていく技術である。本発表は我々BBSakuraNetworksが行った研究開発の一環でSRv6 MUPの実装をOSSに行ったコントリビュートの紹介と合わせてIETF116で相互接続性の検証を行ってきたのでその結果の報告を行う。

北口善明 (東京工業大学): Distcloudの設計と実装の展望 (仮)

Distcloud v3 (と勝手に僕が呼んでいる) の設計者である北口先生が、Distcloud v4、あるいは v3.1 の設計に関する展望について語ります。

14:45 – 15:00 break

15:00 – 15:30 セッション 2: デモセッション (紹介タイム)

フォーティネットジャパン合同会社: FortiPAMによる重要資産の保護

FortiPAMの特権アクセス管理は、特権アカウントへのゼロトラスト原則の導入が可能となり、組織全体の攻撃対象領域を大幅に縮小することが可能です。FortiPAMによる特権アクセスの保護・制御・監視についてご紹介します。

FXC 株式会社: 光通信で少し先の未来を。

IT インフラストラクチャを陰で支える光通信機器を中心とした幅広いラインナップの中から、光ソリューション機器メディアコンバータ。また、大容量 DCI からエンドポイントまでカバーできる 1G/10G/25G/40Gbps のマルチレート対応ネットワークスイッチなど新製品を展示致します。

アライドテレシス株式会社: 有線、無線、LAN、WANを統合管理するソリューション、AMF Plusのご紹介

エンプラ、キャンパス向けに有線、無線、LAN、WAN を統合管理するソリューション、AMF Plus をご紹介します。併せて展示スペースの出展内容 (新製品等) をご紹介します。

アラクサラネットワークス株式会社: キャンパスネットワークへの製品適用事例の紹介と今後の展望

キャンパスネットワークへのアラクサラ製品の適用事例をご紹介するとともに、フォーティネット社とのコラボレーション状況等について紹介いたします。また、昨今調達において懸念されている製品の出荷状況についても最新情報を提供する予定です。

株式会社シー・オー・コンヴ: Azure Virtual Desktop 環境における負荷試験

学生向けに PC 環境を提供する際には、講義の前後に発生する一斉起動・一斉ログオンのような負荷集中への対策が必要となる。いま学生向けの VDI 環境としてAVD (Azure Virtual Desktop) が注目されているが、これまでに AVD を学生向けに活用した実績は少なく、負荷に対する知見も分析も乏しい。この度、当社は AVD 環境で一斉起動の試験を行い、その挙動を調査した。今回のデモ展示では、この調査の結果を紹介しつつ、見つかった課題を克服するソリューションを紹介する。

15:30 – 16:30 デモ発表

16:30 – 16:45 break

16:45 – 18:15 セッション 3: CIS 分科会セッション

大森 幹之 (鳥取大学): CIS 分科会の紹介 (5分)

CIS 分科会について紹介します.

財津玲奈 (九州産業大学大学院)、神屋郁子 (福岡女子大学)、下川俊彦 (九州産業大学): 受講生の演習状況の詳細を把握するシステムの開発

近年、COVID-19 の影響で対面授業、遠隔授業、ハイフレックス型授業などのハイブリッドな授業形態が広まった。九州産業大学理工学部のプログラミング系の科目でも対面受講とオンライン受講を平行する授業が行われた。ハイブリッドな授業形態に合わせた「サポちゃん2021」が昨年度開発された。このシステムには、対面受講生とオンライン受講生の演習問題の進捗状況を把握することが難しいという課題がある。また、対面受講生とオンライン受講生とでは演習チェック・質問対応の手順が違い、演習担当者への作業負担が増えるという課題もある。本研究の目的は、演習状況が遅れている受講生を発見してフォローできるようにすることである。また、演習担当者の負担も減らす。そのために、サポちゃん2021を基に演習支援システム「サポちゃん2022」を開発した。サポちゃん2022では、演習状況が遅れている受講生を発見するために、演習未完了者・演習完了者の表など演習問題ごとに演習の状況を表示する演習時間画面を開発した。加えて、全講義回の受講生ごとの演習状況確認画面、全講義回の受講生ごとの演習状況を確認できる画面、受講生個人の講義回ごとの演習状況確認画面を開発した。また、演習担当者の負担を減らすために、演習チェック結果のコメント用テンプレートボタンや学籍番号のコピー機能も開発した。

砂原 悟 (公立千歳科学技術大学): ポストコロナ期における大学無線LAN安定化の取り組み (25分)

コロナ禍において大学の授業は、リアルタイム配信やオンデマンド型、対面と組み合わせたハイブリッド型など、遠隔授業を軸とした多様な授業形態が展開されました。そのため、大学の無線LAN環境はポストコロナ期においても、対面授業と遠隔授業の双方をサポートする必要があります。特に、遠隔授業の場合には、ストレスなくスムーズな授業が行えるよう、高速で安定したインターネット環境が求められます。本講演ではポストコロナ期における学内無線LAN環境を安定化させる取り組みについて紹介します。

早川 浩平 (パロアルトネットワークス株式会社): NDRの活用とXDRの必要性について考える

サイバー攻撃の被害が大きくなるマルウェア攻撃は、潜伏後、ラテラルーブメントにて内部に感染を広げる。このようなマルウェアによるサイバー攻撃の被害を防止もしくは最小限にするための手段としてのNDRの活用と、EDRまで含めたXDRの必要性についての考察をご説明します。

18:30 – 有識者懇談会

Day 2 (5/19)

9:30 – 10:00 シン・中之島センターツアー

10:00 – 11:30 セッション 4: RIXX-PIOT 合同招待講演セッション

海老澤 健太郎 (トヨタ自動車): P4 の最新動向 〜サーバサイドでの P4 活用可能性について〜

プログラミング言語 P4 の最新動向について紹介します.特にサーバサイドでの P4 活用可能性を中心に,各種 SmartNIC (FPGA/IPU/DPU) のハードウェア構成、機能や開発環境の違いなどの特長をお話します.

野林 大起 (九州工業大学): IoT/CPS 活性化のための Floating Cyber Physical System (F-CPS)

IoT デバイス等から生成されるデータには、生成された場所・時間に依存する時空間データが含まれており、それらの地産地消することで、地域におけるデータ流通・利活用の活性化につながると考えられる。そこで、ユーザに近い位置にあるデバイス群を用いて比較的小規模な CPS を構築する Floating Cyber Physical System (F-CPS) を提案している。本発表では、F-CPS を実現するためのネットワークアーキテクチャ及びクラウドネイティブ技術の横断的活用について紹介すると共に、将来の展望について紹介する。

11:30 – 13:30 休憩・デモ発表・中之島美術館・大阪市立科学館見学会

13:30 – 15:00 セッション 5: PIoT 分科会セッション

秋山豊和 (京都産業大学): PIoT 分科会の紹介

秋山主査が PIoT 分科会を紹介します。

土屋師子生 (アリスタネットワークスジャパン合同会社): Arista P4 Implementation ~ ネットワークプログラマビリティの実際

Barefoot/Intel Tofino パケットプロセッサは P4 言語を用いたネットワークのためのドメインスペシフィックプロセッサです。Arista では 7170 シリーズにて Tofino チップを採用し開発をしてきました。本セッションでは柔軟なパケットプロセッサを用いた 7170 ならでは実現できた機能 NAT/Firewall/MAP-T および INT/NAT と OpenFlow の機能を組み合わせた NAT Flow の機能を共有し 実際の適用箇所などをみなさんと議論出来ればと思います。

兵頭弘一 (アリスタネットワークスジャパン合同会社): 高速イーサネット100G/400G の技術動向と 800G/1.6T イーサネット実現へ向けてのロードマップ

100G/400G イーサネットは本格普及期に入り、また次世代高速イーサネットである 800G/1.6T に関する議論も活発化してきています。本セッションでは、最新の100G/400Gイーサネットの実装状況と解説し、また半導体技術ロードマップを見据えた次世代の高速イーサネットの動向を紹介します。

15:00 – 15:15 break

15:15 – 16:45 セッション 6: ポスターセッション

齋藤 努 (NaniwaNOG実行委員, JR西日本光ネットワーク(株)): NaniwaNOG の設立について

NaniwaNOG は年 2 回開催のJANOG (Japan Network Operators’ Group) をベースとした開催地を特定地域に絞った「地域 NOG のひとつ」で、インターネットに於ける技術的事項、および、それにまつわるオペレーションに関する事項を議論、検討、紹介することにより関西エリアを中心としたインターネット技術者、および、利用者に貢献することを目的としたグループです。本セッションでは NaniwaNOG の概要とともに、活動の一部でもある学生支援について、先行している他地域 NOG の様子も交えて紹介します。

松尾直紀, 秋山豊和 (京都産業大学), 新井イスマイル (奈良先端科学技術大学院大学), 山本寛 (立命館大学): 路線バスにおける不快運転箇所の特徴抽出に関する一考察

近年、バス運転手の高齢化や人員不足によるバス事故の増加が社会問題になっています。本研究では、運転手の運転する技術や担当する路線、バス車両などに対する経験不足から生じる乗客が不快感を覚えるような運転を不快運転と定義して、この不快運転を回避しながら、快適な速度での運行を実現するために、車内で収集したセンサデータから不快運転の自動抽出を目指し、その基礎データを収集することを目的としています。

執行 律和,野林 大起,塚本 和也,水町 光徳,池永 全志 (九州工業大学): 超音波を用いた機器異常検知のためのファイルサイズに基づく稼働音判定の検討

電力設備の点検は主に作業員が現地に訪問して実施されており,故障と点検のタイミングのずれによる異常発見の遅れやコストなど様々な問題を抱えている.そこで我々は,機器の異常が稼働音に現れる点に着目して,稼働音解析による異常検知システムを開発してきた.しかし,屋外で稼働する機器の音響データには可聴音域に様々な雑音が含まれるという問題があるため,本研究では,機器の異常が超音波成分に現れるという仮定に基づき,超音波データ収集システムを新たに提案する.

内田 敦博,野林 大起,池永 全志,カベンディッシュジルセウ (九州工業大学): 異なる輻輳制御方式を使用するQUIC通信競合時における公平性改善に向けた一検討

QUIC は User Datagram Protocol (UDP) 上に輻輳制御や再送制御を追加して転送する新しいトランスポートプロトコルである.QUICの輻輳制御には Transmission Control Protocol (TCP) と同様のアルゴリズムを採用可能であり,帯域遅延積に基づきウインドウサイズを調整するBBRとロースベースの輻輳制御アルゴリズムであるCUBICが競合した際,共有するボトルネックリンクのバッファサイズにより,いずれかの通信性能が劣化し,公平性が低くなることが先行研究によって確認されている. 本研究では,Explicit Congestion Notification (ECN) を使用し,異なる輻輳制御アルゴリズムを使用するQUIC通信が競合した場合における公平性の改善の検討を行う.

服部圭一郎,小島匠太郎,Ranulfo Bezerra,岡田佳都,大野和則,田所諭 (東北大学): 仮想/実観測の時系列差分による異常検出

本研究では,ロボットのセキュリティを対象として,ロボットへ想定される多様な攻撃に対する統一的な検知方法の考案を目的としている.特に攻撃の結果生じた「異常」に着目し,異常全般を包括的に検知することで,事前に予知しない攻撃であってもまとめて検知可能とする.ロボットおよび動作環境を再現した仮想空間上の観測点と実際の観測点の比較することで,その差分の時系列データからロボットおよび周囲環境に生じた異常を検出する.

中谷翔, 秋山豊和, 石原真太郎, 小林和真 (京都産業大学): SR-TEフレームワークにおけるポリシー生成のための情報収集方法の調査

アプリケーションごとに低遅延や広帯域などの要件を持っており, TEを行う際にこれらの要件を示すインテントをもとにした経路制御を行うことが求められている. このような問題を解決するためのTEとして, SR-TEが注目されている. しかし, これらのインテントをもとに経路制御を行う際, ネットワークのトポロジ, 帯域, 遅延などからポリシーを作成する仕組みが必要となっている. これまで, コントローラの実装は進められているが, 情報の収集方法は検討できていない. 本研究ではまずSRドメイン内のLinkState情報の収集方法について調査を行った.

田中里咲(京都産業大学),石原真太郎(京都産業大学/CSSC),秋山豊和(京都産業大学),小林和真(京都産業大学/IPA): ROSを用いたロボット制御環境へのリプレイ攻撃に関する一考察

ROSを用いたロボット制御が注目されているが,そのセキュリティ対策は見過ごされがちであり,セキュリティ対策が急務となっている.これまで,タスク実行中のロボットアームへのリプレイ攻撃の可能性を検討し,セキュリティ機能を活用しない場合には,リプレイ攻撃が可能であることを調査した.本発表では,QoSのキューサイズとリプレイ攻撃時の挙動の関係について考察を説明する.

日野崇博, 秋山豊和, 石原真太郎, 小林和真(京都産業大学): ラテラルムーブメント理解のためのマルウェア解析

マルウェアの感染拡大で利用されるラテラルムーブメントを理解することを目的として、WannaCryのラテラルムーブメントの動作を分析している。マルウェアの動作分析において、ラテラルムーブメントを理解するには、実際に動作させることが求められる。研究室でこの実験を行うため、倫理委員会に実験実施の申請を行った。また、マルウェアにより生成されるパケットベースでの他ノードへのアクセス分析に取り組んだ。本発表では、動作分析の実験を行うまでの過程と動作分析の進捗状況について報告する。

16:45 – 17:00 クロージング

 

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