プログラム詳細
Day1 : 5/13 (水)
セッション1:ITRC PIOT 分科会
- 分科会紹介 5分
- 招待講演 60分(講演50分+質疑10分)
- 「信頼されるAI」を構築するために:最新ガイドラインに対応した技術的対策 / 清水雅史(シスコシステムズ合同会社)
- 概要:AIの社会実装が加速する中、セキュリティ対策は企業や組織の信頼性に直結する経営課題です。本セッションでは、各種最新ガイドラインを基に、AI特有のリスクを整理し、組織として取り組むべきセキュリティ戦略及び具体的対策をご紹介します。
- 「信頼されるAI」を構築するために:最新ガイドラインに対応した技術的対策 / 清水雅史(シスコシステムズ合同会社)
- 研究発表 (講演20分+質疑5分)
- 教育分野におけるVCエコシステム実装・運用の現実解と今後のアーキテクチャ検討〜VCエコシステムに整合する機関間単位互換プロトコルの提案〜 / 秋山 豊和(京都産業大学),戸田 和宏(株式会社電通総研),堀 真寿美(大阪教育大学),中村 素典(京都大学)
- 概要:教育分野の業務DXや資格証明書の電子化といった観点から,オープンバッジをはじめとするVerifiable Credentials(VC)への注目が高まっており,各大学で活用が検討されている.VCエコシステムは,新たな形で公開鍵基盤を再整備する取り組みとも捉えられ,有効に機能するユースケースの検証が様々な形で進められている.本発表では,大阪教育大学で開発が検討されている機関間単位互換システムの連携をVCエコシステムに整合させるために必要な機能を整理・検討するとともに,教育分野におけるVCエコシステムの今後の課題について議論する.
- 教育分野におけるVCエコシステム実装・運用の現実解と今後のアーキテクチャ検討〜VCエコシステムに整合する機関間単位互換プロトコルの提案〜 / 秋山 豊和(京都産業大学),戸田 和宏(株式会社電通総研),堀 真寿美(大阪教育大学),中村 素典(京都大学)
セッション2:デモ展示紹介&ポスターライトニング
- デモ展示紹介
- アライドテレシス株式会社
- 概要:「今、備えるべきITインフラとは。 -AI時代のネットワークとセキュリティ-」をテーマに以下ソリューションをデモ展示致します。 ◎ ネットワーク高速化 - 自律型無線LANソリューション(AWC) ◎ ITインフラ・ネットワーク運用管理ソリューション - ネットワーク運用管理(Vista Managerシリーズ) ◎ セキュリティ対策ソリューション・サービス - 統合されたセキュアなWAN環境(Allied SecureWAN) ◎最新製品ラインナップ - Wi-Fi 7/6E/6対応無線LANアクセスポイント、屋外対応無線LAN - 10G~100G対応製品の展示
- フォーティネットジャパン合同会社
- 概要:最新のセキュリティ技術とネットワーク技術およびそれらの運用技術を統合したセキュアネットワーキングを紹介します。
- 大阪大学D3センター
- 概要:本発表では,クラウドとエッジにまたがる広域分散環境で動作するマイクロサービスアプリケーションを対象に,Kubernetes によるマイクロサービス配置と TSN(Time-Sensitive Networking)によるネットワーク設定を連携させたスケジューラを紹介する.自動運転システムや工場内のロボットシステムでは,データ生成地点に近いエッジでの処理と,クラウド側での情報集約や最適化を組み合わせる構成が用いられる.このようなアプリケーションでは,アプリケーション全体の時間制約を満たすため,サービス間通信にも時間確定性が求められる.本発表では,我々のプロジェクトにおける基礎的な取組みとして,Kubernetes によるコンテナ配置の決定と CNC (Centralized Network Configuration) を介した TSN フロー設定を連携させ,計算資源要求と通信要求の双方を考慮しながら,マイクロサービスを構成する複数のコンテナを広域に分散した計算ノードへ配置する仕組みを示す.デモでは,大規模環境を想定したシミュレータ上で,Kubernetes と CNC が連携しながらスケジューリングを進める様子を可視化する.また,2台の計算機と3台の TSN スイッチからなる実機環境において,エンドツーエンド通信における遅延揺らぎの抑制効果を示す.
- アライドテレシス株式会社
- ポスターライトニング
- 教室内多端末環境における教員向け通信状況可視化システムの試作 / 中川陽登(大阪教育大学大学院教育学研究科)
- 概要:GIGAスクール構想下の多端末接続環境における通信トラブルに対し、専門知識を持たない教員が授業中に異常を即座に把握できる軽量監視システムを開発した。本システムは、教員端末から各生徒端末へICMPパケットを送信し、応答状況から通信状態をリアルタイムに取得・可視化するものである。授業進行を妨げない低負荷な実装と、直感的なUIによる状況把握の両立を目指した。当日はシステムの設計指針に加え、実証実験に基づく有効性の評価結果について報告する。
- プログラマブルデータプレーンを活用したAQMにおける期限内パケット到着率改善手法の検討 / 槙藤 爽介(九州工業大学)
- 概要:本研究では,プログラマブルデータプレーン上で動作するActive Queue Management(AQM)であるマルチバッファ適応型早期パケット廃棄方式において期限内パケット到達率の改善を目的とした手法を検討する.従来のMulti-Queue MTQ/QTLでは帯域割り当てが固定であるため,トラヒックの偏在時に未使用帯域が発生し,低優先度フローの到達率が低下する課題がある.この制約を解消するため,Deficit Round Robin(DRR)を導入し,未使用帯域を他バッファへ再配分可能とする手法を提案する.エミュレーション評価の結果,低優先度フローにおいても到達率の改善が確認された.
- 分散スペクトラム管理データベースを用いた無線LAN MLOにおける動的チャネル選択手法の検討 / 江藤 光一(九州工業大学)
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概要:スマートフォンやIoT機器の普及により無線LAN通信量の増加が予想され,高密度環境では混雑による通信性能低下が課題である.IEEE802.11beで採用されているMulti-Link Operationは複数の周波数帯・チャネルにまたがる無線リンクの同時利用を可能とするが,周波数資源消費の増大により従来の固定的なチャネル選択では変動環境への適応が困難となる.そこで本研究では,周辺の無線通信環境情報を蓄積・共有する分散スペクトラム管理データベースに基づき,切替APとチャネル選択,リンク間のトラヒック割り当てを協調的に行う手法を提案する.
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- 教室内多端末環境における教員向け通信状況可視化システムの試作 / 中川陽登(大阪教育大学大学院教育学研究科)
セッション3:ITRC CIS 分科会
- Microsoft 365 Copilot 全学事務部門導入の実践と課題 – 大学事務組織における生成AI活用の試行 – /齊藤 雅利 (室蘭工業大学)
- 大学連携を支える情報基盤の設計と実践 -デジタルクレデンシャルへの展望- / 堀 真寿美 (大阪教育大学)
- TBD
セッション4:一般講演
- さくら30年史〜データセンターと拠点の変遷を中心に〜 / 菊地 俊介(さくらインターネット株式会社)
- 概要:今回のITRC meet59では会場としてさくらインターネット本社のイベントスペースを提供させていただいています。本社イベントスペースの成り立ちや特徴についてご説明するとともに、そこに至るまでのさくらインターネット30年の拠点・データセンターの変遷の歴史について簡単にご紹介いたします。
- OpenRoamingを学内へ / 廣瀬 丈矩(株式会社Local24)
- 概要:ここ数年自治体を中心に社会実装が始まったOpenRoamingですが、キャンパスネットワークに新たにFreeWi-Fi新設ではなく、OpenRoaming形式で展開やりませんか?
- ネットワークとの係わりを振り返る(仮題) / 松井 博也(功労会員)
- 概要:40年以上のエンジニアとしての経歴の中で、ネットワークをキーワードに振り替える。
Day2 : 5/14 (木)
セッション5:ITRC RIXX 分科会
- RIXX分科会の紹介: 柏崎礼生 (近畿大)
- 概要:RIXX分科会とは何かについてと、この1年間の活動について説明します。
- ネットワーク技術初学者を対象とした演習型教育コンテンツ開発に向けた教育実践と今後の展望: 神屋郁子 (福岡女子大), 岡田雅之 (長崎県立大)、下川俊彦 (九州産業大)、三島和宏 (大阪教育大)、柏崎礼生(近畿大)
- 概要:従来のネットワーク教育は座学中心であり、抽象的な概念や専門用語が初学者にとって理解の障壁となることが指摘されている。特に情報分野を学び始めたばかりの学習者においては、ITに関する基礎的知識が十分でない場合も多く、学習初期段階でのつまずきにつながる可能性がある。そこで本研究では、学習の起点を体験に置き、演習を通じて学習者の興味・動機付けを高める教育アプローチに着目し、ネットワーク技術初学者を対象とした演習型教育コンテンツの開発と学生に対する実践・実戦的アプローチに取り組んでいる。本発表では、昨年度に実施した教育実践の内容と得られた知見を整理するとともに、演習トピックの設計と実践的なネットワーク構築活動への展開を通じた学習プロセスについて検討する。
- とある私立大学のIPv6 deploymentから考えた、AS DOJOの次の局面: 柏崎礼生 (近畿大)
- 概要:かつては「おうちにないものが大学にある」から大学の魅力がありました。それは計算機であり、ネットワークであったわけですが、家庭用の計算機も十分に高速になりました。しかしネットワークは、ネットワークだけは速いと思っていた時期もありますが、いまやそれも家庭と大差なくなりつつあります。そう、IPv6。かつてはIPv6はご家庭にはない (誤家庭にはある) ものでしたが、今や普通にあります。そういう現状を肌身で感じて、ようやく IPv6 deployment の意義を感じたかしわざきなのでした。
セッション6:一般講演
- L4Sに関するAQMの性能調査 / 小倉 拓海(北海道大学)
- 概要:本発表では、低遅延・低損失・高スループットを目指すL4S(Low Latency, Low Loss, Scalable Throughput)に着目し、その実現に重要な役割を果たすAQM(Active Queue Management)の性能を調査した結果を報告する。各方式の遅延特性、スループット、公平性の観点から比較し、L4S環境におけるAQMの有効性と課題を考察する。
- 機関の認証統合はなぜラボに広がらないのか / 小林 克志(理化学研究所)
- 概要:機関共通基盤や管理系システムでは認証統合が進みつつある一方、ラボ・研究室単位の小規模システムには広がりにくい。そこでは、認証方式の多様性、必要属性の不足、SP/IdP をまたぐ調整コストの高さが障壁となる。実運用例を踏まえ、個別調整を前提としつつ小規模システムを取り込むための境界のあり方を議論する。
- 無線LANでの動的VLAN適用時のセキュリティとIPv6の動作の劣化 / 大森 幹之(鳥取大学)
- 概要:無線LANの規格であるIEEE802.11は動的VLANを想定して設計されていない. そのため,動的VLAN適用時に異なるネットワーク間でパケットが漏洩する. この漏洩により生じるセキュリティの劣化やIPv6での通信不可などについて議論する. また,SSIDによるネットワーク分離を前提としないセキュアな公衆無線LAN認証であるOpenRoamingへの動的VLAN適用時についても考察する.