meet43 report

第 43 回インターネット技術第 163 委員会研究会 (ITRC meet43) の開催報告です。

開催報告

2018 年 05 月 31 日 (木) 〜 06 月 01 日 (金)、第 43 回 ITRC 研究会が京都産業大学 むすびわざ館にて開催されました。今回の研究会では、伝承企画セッションを半日に渡って実施したため、多くのインターネットレジェンドに参加いただき、ITRC 総会の同時開催もあったことから、多数の関係者が集い賑やかしい研究会となりました。

特別セッション

  • 伝承セッション × 3セッション
  • セキュリティ若者人材育成企画
  • 学生セッション

セッション一覧

  • デモ展示紹介セッション
  • CIS 分科会
  • MINX-UAT 分科会
  • PIOT 分科会

より詳しい情報

meet40 report

開催報告

2016 年 11 月 9 日 (水)〜 11 月 11 日 (金)、第 40 回 ITRC 研究会が大沼国際セミナーハウスにて開催されました。今回の研究会は、電子情報通信学会通信ソサイエティ インターネットアーキテクチャ研究会 (IA) との共催で行われ、合計 60 名以上の関係者が集いました。また、会場内でデモ展示が行われており、参加者でにぎわっていました。

特別セッション

  • PC企画: ポスター発表
  • 伝承セッション

セッション一覧

  • デモ展示紹介セッション
  • PIOT 分科会
  • MINX/UAT 分科会
  • RICC 分科会
  • NVW 分科会
  • NWGN 分科会
  • 第5期の活動指針について BoF

より詳しい情報

meet39 report

開催報告

2016 年 5 月 12 日 (木)〜 5 月 14 日 (金)、第 39 回 ITRC 研究会が九州工業大学 百周年中村記念館にて開催されました。今回の研究会では ITRC 総会も同時開催され、多くの関係者が集いました。

特別セッション

  • 尾家先生学長就任特別セッション

セッション一覧

  • MINX 分科会
  • デモ展示紹介セッション
  • NWGN 分科会
  • NVW 分科会
  • RICC 分科会
  • CIS 分科会

より詳しい情報

meet38 program

ITRC meet38 プログラムの詳細です。

1 日目 (2015 年 11 月 10 日 (火))

13:30 〜 13:40 KADAN1

オープニング

13:40 〜 15:00 KADAN1

セッション 1: [10-PM1] UAT 分科会

  1. 活動報告と障害者差別解消法の 2016 年 4 月施行について
    釜江 常好 (東大・スタンフォード大)
    未定
  2. 最新の ICT 技術で可能な障害者への合理的な配慮
    吉本 浩二 (富士通)
    未定
  3. スマホやタブレットの開発者に心得て欲しい合理的な配慮
    松坂 治男
    未定

13:40 〜 15:00 菊

デモ展示準備

15:00 〜 15:10 KADAN1

休憩

15:10 〜 16:10 KADAN1

展示デモ紹介セッション

デモ展示出展リスト(申込順)

  • (株) シー・オー・コンヴ
  • アラクサラネットワークス (株)
  • 京都大学
  • 富士通(株)
  • 成田市 (meet38 LA)
  • (株) KDDI研究所

15:10 〜 16:10 菊

デモ展示

16:10 〜 16:40 KADAN1

休憩

16:40 〜 18:00 KADAN1

セッション 2: [10-PM2] PC 企画セッション

  1. ダークネット観測網で捉えたサイバー攻撃の予兆: 悪用されるIoT機器
    伊沢 亮一 (NICT)
    NICT ではサイバー攻撃の動向を把握するため、大規模ダークネット観測網を構築している。この観測網は、未使用 IP アドレスで構成され、到着するパケットはサイバー攻撃に関連するものが多い。本発表では、ダークネット観測網を活用したサイバー攻撃観測・分析・対策システム NICTER の紹介を行い、一例として、IoT 機器に起因する攻撃が発生した際の観測結果を報告する。
  2. 自治体における無料 WiFi サービスをめぐる諸問題
    上原 哲太郎 (立命館大学)
    未定

18:00 〜 20:00 KADAN2

夕食

20:00 〜 22:00 梅

BoF1: [10-EV] 特別事業 (技術の伝承等とりまとめ経費) への支援について

未定

2 日目 (2015 年 11 月 11 日 (水))

9:00 〜 10:20 KADAN1

セッション 3: [11-AM1] NWGN 分科会

  1. ODENOS を用いたネットワークオーケストレータの実現
    鈴木 一哉、飯澤 洋平、相澤 元、金子 鉱也 (NEC)
    本発表では、ODENOS を用いたネットワークオーケストレータの実現方式について紹介する。ODENOS は、オープンイノベーションを進めるために、OSS として公開されている SDN フレームワークである。本発表では、ODENOS が有する異種ネットワーク共通モデルとそのモデルで表現されたトポロジーデータの変換機能を用いて、ネットワークオーケストレータを実現する方法について説明する。
  2. OpenDaylight を用いたグループベースドポリシーによる仮想ネットワークの制御
    李 忠翰、中川 幸洋 (富士通研究所)
    OpenDaylight のグループベースドポリシー (GBP) と OpFlex プロトコルにより、仮想・物理ネットワーク機器を同時に制御して Linux コンテナの仮想ネットワーク構築とトラフィック制御の例を紹介する。
  3. 任意のネットワークトポロジにおける CCN の性能分析
    中村 遼、大崎 博之 (関西学院大学)
    近年、データを送受信するホストではなく、送受信されるデータを主体としたネットワーク (データセントリックネットワーク) の一つとして CCN (Content-Centric Networking) が注目されている。本研究では、多段キャッシュネットワークにおけるキャッシュのヒット率を解析的に求める近似アルゴリズム MCA (Multi-Cache Approximation) を利用することにより、任意のネットワークトポロジにおける CCN の性能を解析する。複数のルータと、複数のリポジトリから構成される CCN ネットワークを対象とし、エンティティがコンテンツを要求してからコンテンツを取得するまでに要する時間 (コンテンツ配送遅延)、コンテンツ取得のスループット、ルータやリポジトリが故障する場合にエンティティがコンテンツを正しく取得できる確率 (可用性) を解析的に求める。さらに、いくつかの数値例により、ネットワークのトポロジが CCN の有効性に与える影響を調査する。その結果、CCN では、リポジトリに近いルータほど、コンテンツのキャッシングによる性能向上の恩恵 (コンテンツ配送遅延の短縮および可用性の向上) を受けることがわかった。
  4. フローティングコンテンツ配信制御方式の提案と安定性解析
    萩原 涼 (関西学院大学)、小倉 一峰、山崎 康広 (NEC)、大崎 博之 (関西学院大学)
    本研究では、特別なインフラストラクチャを必要としない一時的なコンテンツ (フローティングコンテンツ)のための配信制御 PFCS (Proportional control for Floating Content Sharing) を提案するとともに、その安定性を解析する。エピデミック型通信において、移動ノード間で中継されるメッセージを、空間的および時間的に制限することによって、フローティングコンテンツの共有が可能となる。フローティングコンテンツの共有は、(1) 移動ノードによって中継されるメッセージの有効範囲 (アンカーゾーン) と生存時間 (TTL) をメッセージごとに規定する、(2) メッセージを保有する移動ノードは、アンカーゾーン内では確率 1 でメッセージを他の移動ノードへ中継する、(3) メッセージを保有する移動ノードは、生存時間を超えたメッセージを削除する、(4) メッセージを保有する移動ノードがアンカーゾーンから離脱した場合、必要に応じて保有するメッセージを削除する、ことによって実現される。従って、アンカーゾーン内に複数のメッセージが存在する場合、無線通信帯域の制限や移動ノードのストレージ容量の制限によって、必ずしもすべてのメッセージがアンカーゾーン内に維持されるとは限らない。そこで本研究では、アンカーゾーン内のメッセージ保有率を目標値に制御するという、フローティングコンテンツ配信制御 PFCS を提案するとともに、その安定性を解析する。さらに、いくつかの数値例やシミュレーションにより、安定性解析の妥当性を検証するとともに、フローティングコンテンツ配信制御 PFCS の基本的な特性を明らかにする。

9:00 〜 10:20 菊

デモ展示

10:20 〜 10:40 KADAN1

休憩

10:40 〜 12:00 KADAN1

セッション 4A: [11-AM2A] NVW 分科会

  1. 遅延をサポートするパケットスケジューラとそれらのトランスポートプロトコルへの影響
    小林 克志 (東大)
    端末側からの様々な遅延要求に応えるネットワークアーキテクチャとして、LAWIN (Latency AWare INternet) を提案してきた。LAWIN は単一キューで遅延をサポートするスケジューラによって、Intserv、Diffserv で必要とされるネットワーク資源確保を不要とする方式である。本発表では、Earliest Deadline First (EDF) ベースの 2 種類のスケジュラーとそれらの既存トランスポートの影響について議論する。
  2. エンド・エンド仮想ネットワークの動的構成に向けたネットワーク仮想化基盤間相互接続実験構想
    中内 清秀、西永 望 (NICT)
    モバイル端末に対して快適なクラウド利用環境を提供することを目的とし、無線アクセスを含むエンド・エンド仮想ネットワークを動的構成する仮想ネットワーク相互接続技術および国際実証実験構想を紹介する。具体的には、WiFi 資源まで記述できるように拡張した SEP (Slice Exchange Point) 方式に基づき、仮想化 WiFi、仮想化ノード、ProtoGENI の 3 つの仮想化基盤の C プレーン及び Dプレーンがそれぞれ結合できることを実証する国際共同実験について述べる。
  3. Update on FLARE Deeply Programmable Network Node
    中尾 彰宏 (東大)
    ネットワーク仮想化に関する NICT 委託研究で研究開発されたノードアーキテクチャ FLARE は、EZChip (Tilera) のメニコアプロセッサの実装と x86 汎用メニコアプロセッサの実装など、実装のバリエーションが増えつつある。パフォーマンスとプログラム性の両立を議論しながら、最新の FLARE 実装の報告を行う。

10:40 〜 12:00 梅

セッション 4B: [11-AM2B] MINX 分科会

  1. MeWCA 医療福祉クラウドの展望(仮)
    戸倉 一、入澤 厚 ((株)エヌアイエスプラス)
    未定
  2. 公立はこで未来大学におけるメディカル ICT 関連研究成果研究と SDN を用いた医療クラウドの検討状況
    藤野 雄一、中田 友貴 (はこだて未来大学)
    公立はこだて未来大学では、メディカル ICT 研究会を組織し、医療関連のテーマ を元に地域貢献、先端医療開発をおこなっている。本講演では、未来大内でこの 1 年間で実施されたメディカル ICT 関連研究成果の報告と、次世代ネットワークで ある SDN を利用した新規テーマの検討案について紹介する。
  3. 周産期医療支援クラウド構築の実際と課題
    新見 隆彦 (札幌医科大学)
    平成 20 年度より継続運用中である、北海道南西部広域医療ネットワーク構築事業 (医療機関相互連携、在宅見守り等を含む) の基幹システムである周産期医療支援クラウド構築の実際と関連する諸課題につき報告する。
  4. 情報薬による新型認知症予防(仮)
    辰巳 治之 (札幌医科大学)
    未定

12:00 〜 13:30 KADAN2

昼食

12:00 〜 13:30 梅

運営委員会

第 163 委員会委員のみ

13:30 〜 14:50 KADAN1

セッション 5: [11-PM1] RICC 分科会

  1. OpenDaylight Project が想定するユースケース
    菊田 宏 (NTT データ先端技術(株))
    OpenDaylight は SDN コントローラ開発プラットフォームであり、フレームワークと、様々なユースケースに対応するためのプラグイン、アプリケーションで構成されている。本発表では各プラグイン、アプリケーションの開発プロジェクトが想定するユースケースを紹介する。
  2. 耐災害性・耐障害性検証プラットフォームの展開に向けて
    近堂 徹 (広島大学)
    RICC 分科会では、DESTCloud WG として耐災害性・耐障害性を評価・検証するためのプラットフォームの開発を進めている。このプラットフォームは SDN を用いてプログラマブルに障害を発生・解除させることで、実インターネットで発生する様々な障害を模倣できる機能を有する。発表では、本プラットフォームの概要について述べるとともに、プラットフォームのオープン化に向けた課題について議論する。なお本研究は、総務省の平成 27 年度「戦略的情報通信研究開発推進事業 (SCOPE) 先進的通信アプリケーション開発推進型研究開発」としてて実施しているものである。

14:50 〜 15:10 KADAN1

休憩

15:10 〜 16:30 KADAN1

セッション 6: [11-PM2] 企業セッション

  1. SCSK の考えるクラウドファーストの次の一手
  2. クラウドを取り巻く動向について
    海保 祐文 (SCSK (株))
    クラウドを取り巻く動向を説明するとともに、いよいよビジネスに密着する ICT 活用のポイントについて事例を交えて紹介する。
  3. PrimeCloud Controller/OSS を活用した IT リソースの最適化の実現にむけて
    浅野 佑貴 (SCSK (株))
    「PrimeCloud Controller (プライムクラウドコントローラ)」とは、複数のクラウド (プライベート/パブリック) を簡単な GUI 操作によって統一的に管理・制御できる、オープンソースのハイブリッドクラウドコントローラである。VMware、CloudStack、Amazon Web Services など、複数のクラウド環境に対応している。本発表では、PrimeCloud Controllerにおける複数のクラウドの統合的管理方法を説明する。また、現在取り組みを進めている PrimeCloud Controllerを活用した IT リソースの最適化方法について概説する。

16:30 〜 16:40 KADAN1

休憩

16:40 〜 18:00 KADAN1

セッション 7: [11-PM3] CIS 分科会

  1. 参加型 IoT プラットホーム EverySense
    森下 正次郎 (エブリセンスジャパン (株))
    EverySense 社では、IoT 分野でのデータ共有を促進するため、ポイントによるビジネスモデルを活用した参加型 IoT プラットホーム EverySense によるサービス展開を計画している。本発表では、EverySense 社の狙いと、ITRC における実証実験の計画を紹介することで、ITRC 会員の皆様方にも実証実験の目的の共有ならびに実験参加の促進を目的とする。
  2. FESTIVAL プロジェクトの現状紹介と実験参加のお誘い: 都市型 Smart ICT 実証実験環境の構築と検証
    秋山 豊和、横山 輝明、樫原 茂、川本 芳久 (京都産業大学)、土屋 樹一 (JR 西日本コミュニケーションズ)、Juan R. Santana (Univ. de Cantabria)、Levent Gurgen (CEA-LETI)、Martino Maggio (Engineering Ingegneria Informatica SPA)
    都市部における Smart ICT アプリケーションの実証実験の実施においては、大規模、複雑化する ICT 実証実験環境の構築ならびに維持、実証実験に参加する市民を含めた利害関係者の調整など、実証実験実施者には非常に大きな負担が求められ、Smart ICT アプリケーションの普及における阻害要因の 1 つとなっている。本稿では、この課題を解決するアプローチとして、都市部に Smart ICT 実証実験環境の構築と構築した実験環境を用いた実証実験の実施を目指す FESTIVAL プロジェクトについて紹介する。また、実証実験環境整備が進むにともなって、プロジェクト関係者外からの実証実験参加者の募集も検討している。現段階でこのような実証実験に興味をもつ方々からのフィードバックを期待する。

18:00 〜 20:00 KADAN2

交流会

20:00 〜 22:00 梅

BoF2: [11-EV] 産学協力研究委員会 第 163 委員会 第 5 期設置継続申請に関する議論

日本学術振興会に設置している産学協力研究委員会 第 163 委員会が平成 28 年 9 月 30 日に第 4 期が満了し、設置継続審査時期を迎えます。本 BoF では、その要否も含め第 5 期設置継続申請に関する議論を行います。

  • 第 5 期設置継続申請の要否に関する意志確認
  • 第 5 期設置継続申請する場合の申請内容の議論
  • 参考情報 (産学協力研究委員会委員長会議の情報)

3 日目 (2015 年 11 月 12 日 (木))

08:50 〜 09:00 KADAN1

IA Workshop Opening and Welcome

9:00 〜 10:30 KADAN1

IA/ITRC 共催セッション 1: [12-AM1] INI 分科会

Disaster Response and ICT
Session Chairs: Shoko Miyagawa and Dai Sato
  1. 災害マネジメントへのICTの活用
    宮川 祥子 (慶大)
    In this report we focus on the importance of ICT use for decisionsupport in disaster management. Some research has done about ICT usagefor response of the Great Tohoku Earthquake, but most dealt withcommunication infrastructure (telephony, mobile network and internet) and use of social network services like Facebook or Twitter for publicrelations. There is very little research about information managementand decision support for disaster management. We discuss how ICT support can be used to improve decision making for disaster relief, survivor’s life support, and recovery through the analysis of surveydata, interview, literature and our experience.
  2. 防災減災技術の途上国における ICT 研究開発への応用についての報告
    横山 輝明 (神戸情報大学院大学)
    未定
  3. Delay Tolerant Post-Disaster Information Collection Network for Commuties
    Jovilyn Therese B Fajardo (Nagoya University)
    未定
  4. Steps to Eliminating Information Shortfall: A Consideration from Human Science
    神原 咲子 (高知県立大学院大学)
    “Information Shortfall” potentially risks people in vulnerableposition at the time of disaster. Considerable gap always existsbetween those with access to the latest and detailed information andthose without. Especially, this gap is exacerbated by inequalpossession of social, cultural, and financial capital. What needs tobe done is to identify the initial points of receiving information andvisualize emergency and vital information for all. Furthermore,releasing disaster related information and other helpful informationfor everyday life to existing channels would be the step towards thegoal of achieving risk free information flow in society.
  5. Facebook コミュニティを通じたネパール緊急援助への支援: 人道援助ワーカーの経験
    谷口 正弘 (国連世界食糧計画日本事務所)
    未定
  6. ボランティアによる災害急性期の情報収集と整理
    佐藤 大 (東北大)
    未定

9:00 〜 10:30 菊

デモ展示

10:30 〜 10:50 KADAN1

休憩

10:50 〜 12:20 KADAN1

IA/ITRC 共催セッション 2: [12-AM2] IA Workshop Session 1

詳細は、主催研究会のページをご確認ください。

12:20 〜 12:30 KADAN1

ITRC Plenary

未定

12:30 〜 13:20 KADAN2

昼食

13:20 〜 18:00 KADAN1

IA Workshop: [12-PM1]

詳細は、主催研究会のページをご確認ください。

18:00 〜 20:00 KADAN2

懇親会

4 日目 (2015 年 11 月 13 日 (金))

9:00 〜 12:20 KADAN1

IA Workshop: [13-AM1]

詳細は、主催研究会のページをご確認ください。

12:20 〜 12:35 KADAN1

クロージング

問い合せ先

PC

  • 秋山豊和 (京産大)
  • 中村豊 (九工大)
  • 野林大起 (九工大)

LA

  • 中山雅哉 (東大)
  • 下川俊彦 (九産大)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet37 program

ITRC meet37 プログラムの詳細です。

1 日目 (2015 年 5 月 28 日 (木))

13:20 〜 14:20 A 会場

ITRC 運営委員会

第 163 委員会運営委員のみ

13:20 〜 14:20 B 会場

デモ展示準備

14:20 〜 14:30 A 会場

オープニング

14:30 〜 15:00 A 会場

展示デモ紹介セッション

デモ展示出展リスト (申込順)

  • アラクサラネットワークス (株)
  • (株) シー・オー・コンヴ

14:30 〜 15:00 B 会場

デモ展示

15:00 〜 16:20 A 会場

セッション1: [28-PM1] CIS 分科会

テーマ教育現場におけるICT技術の利活用と若手人材育成について
近年、ICT 技術の発展に伴い、様々な教育の可能性が広がっており、欧米では ICT 技術を活用した先進的な教育方法が導入されている。国内でもこれらの先進的な事例に学び、ICT 技術を活用した教育の高度化、ならびに、高度化した教育システムを支えられる ICT 人材の育成が必要となる。教育の高度化を実現するためには、教育システムの運用面の課題の解決が必須となる。また、日本だけに限らないが、ICT 技術自体を教育する上で、対象システムの複雑化に伴う教育期間の不足なども課題となっている。本セッションでは、このような現状での課題を踏まえて、日本における ICT 技術を活用した若手人材育成の理想像について議論を行う。議論は必ずしも結論を求めるのではなく、今後の若手人材育成のあり方についてのブレインストーミングの場とする。
  1. 欧米における ICT 教育への取り組み紹介
    釜江 常好 (東大・スタンフォード大)
    現在の情報社会を生きるためには、情報通信技術 (ICT) が使えることが必要である。一方で ICT 知識がなくても職を得て、生活することも可能である。しかし、情報源である本や新聞、学術雑誌が電子化された現状では、生徒・学生が自主的に学ぶには、学校に ICT インフラが整備され、教師を含め、ICT を使いこなせることが必須となっている。日本の ICT 教育の議論では、この認識が薄いような気がする。日本も、「生徒・学生の自主性を尊重する」教育に移ろうとしているが、それには、どのような ICT 環境を、どのように整備しなければならないのか、欧米の先行例を参考に考えたい。
  2. 教育の可観測化に基づいた質的改善ののための大学教育ビッグサイエンス基盤の構築に向けて
    梶田 将司 (京大)
    本発表では、京都大学における教育学習支援に係る日常的な業務や長期的な戦略・計画の実践・経験に基づいた情報環境の現状と課題を、大学教育ビッグサイエンス基盤に焦点を当てながら述べる。
  3. ICT 教育における新たなアプローチ ~物理的可視化と直接操作による通信ネットワーク学習教材の開発~
    渡辺 健次 (広島大)
    現在の学習指導要領では、中学校技術と高等学校情報において通信ネットワークの仕組みについて学ぶ内容が含まれている。しかしながら、通信ネットワークそのものが利用者の目に触れないところで働いているため、動作を直接見て学習することが難しい。一方で、中学校の技術や高等学校の情報では、実験や実習を通して体験的に学習することが学習指導要領で望まれているが、通信ネットワーク技術を学ぶための教材が無いため、実験や実習を行うことが難しい。そこで本研究では、インターネット技術の仕組みを直感的に理解できるように、物理的可視化と直接操作による通信ネットワーク学習教材の開発を行った。
  4. 富山県の初等・中等教育における ICT 教育の課題への取り組みについて
    亀島 正吉 (富山県総合教育センター)
    近年、全国的に教育へのICT機器の導入が進められている。富山県においても ICT 機器の導入が進められているが、課題の一つとして教員の ICT 機器活用スキルの向上がある。この課題に対応するため、富山県総合教育センターでは、教員の研修会を開講しており、この研修会について紹介を行う。
  5. パネルディスカッション教育現場における ICT 技術の利活用と若手人材育成について
    • パネリスト
      • 釜江 常好 (東大)
      • 梶田 将司 (京大)
      • 渡辺 健次 (広島大)
      • 亀島 正吉 (富山県総合教育センター)
    • コーディネータ
      • 秋山 豊和 (京産大)

16:20 〜 16:40 A 会場

休憩

16:40 〜 18:00 A 会場

セッション2: [28-PM2] NWGN 分科会

  1. 被災パターンが端末の軌跡情報を用いた避難誘導システムに与える影響に関する一検討
    小松 展久、笹部 昌弘、川原 純、笠原 正治 (奈良先端科学技術大学院大学)
    我々の研究グループでは、避難者の所有するモバイル端末を用いた避難誘導システムの実現を目指している。meet36 では、避難者とモバイル端末との連携により、自動的な避難誘導を実現可能な方式を提案した。領域内の道路が確率的に被災した場合を想定したシミュレーション評価を通して、提案方式の導入により避難時間が改善することを示した。本発表では、特定の災害を想定した場合の被災パターンに対する提案方式の導入効果を紹介する。
  2. 未知のグラフに対する影響最大化アルゴリズムの提案と評価
    三原 正大 (関西学院大)、津川 翔 (筑波大)、大崎 博之 (関西学院大)
    本研究では、ソーシャルネットワークの構造が未知であることを前提とする影響最大化問題と、その発見的解法 IMUG (Influence Maximization for UnknownGraphs) を提案する。人と人との関係をグラフとして表現したソーシャルネットワークにおいて、影響力の強い少数のノード (シードノード) の集合を特定する影響最大化アルゴリズムの研究が活発に行われているが、従来の研究ではソーシャルネットワークの構造が既知であることを前提としている。しかし現実には、ソーシャルネットワークの現在の構造を完全に把握することは非常に困難である。そこで本稿では、ソーシャルネットワークの構造が既知ではなく、未知であることを前提とする影響最大化問題と、その発見的解法 IMUG を提案する。実験の結果、提案する IMUG は次数が著しく高いハブノードが存在するグラフにおいて、効率的に動作することを示す。
  3. SDN 時代におけるルータ網とトランスポート網の役割に関する一検討
    鈴木 一哉、金子 紘也 (NEC クラウドシステム研究所)
    本発表では、将来キャリアネットワークに SDN 技術が適用された際のルータ網とトランスポート網の役割について検討結果を報告する。近年、データセンターネットワーク向けに発展してきた SDN 技術を、キャリアネットワークを構成するルータ網 (サービス網) や、トランスポート網 (中継網、アクセス網) へ適用するための研究が進んでいる。これらの研究が対象とするルータ網、トランスポート網という区分けは SDN 登場以前に定められたものであり、SDN 技術が普及した際にはそれらの役割が変わる可能性がある。本発表では、それぞれの網が担ってきた役割が、SDN 技術の適用により、どのように変わるかを検討した結果を報告する。

18:30 〜 20:00 A 会場

交流会

2 日目 (2015 年 5 月 29 日 (金))

9:00 〜 10:20 A 会場

セッション3: [29-AM1] オープンデータとシビックテック

  1. Code for Kanazawa が創るシビックテックの未来
    福島 健一郎 (Code for Kanazawa)
    “IT を利用して市民参画型で地域課題の解決を行う”というシビックテックの取り組みが今急速にひろまってきています。2013 年、日本で初めての Code for コミュニティとして発足した Code for Kanazawa はその先頭を走りながら、日本のシビックテックを見つめてきました。本講演では、Code for Kanazawa の概要とともに国内のシビックテックの事例について解説し、さらに今後のシビックテックビジネスのひろがりについても考察したいと思います。
  2. オープンデータで仕掛ける脱インターネット 1.0 〜データシティ鯖江の次の一手〜
    福野 泰介 ((株) jig.jp)
    jig ブラウザをきっかけに、W3C に加入した 2010 年、ティム・パーナーズ=リー氏の進めるオープンデータに出会い、衝撃を受ける。IT のまち鯖江をかかげる牧野百男市長への提案から 1 年、日本の自治体初のオープンデータの取り組みは、今や国や東京都も含む 119 都市にまでひろがった。既存ビジネスが次々と置き換わる現代、オープンデータが切り開く新しいビジネスに向けた挑戦「データシティ鯖江の次の一手」を紹介します。

9:00 〜 10:20 B 会場

デモ展示

10:20 〜 10:40 A 会場

休憩

10:40 〜 12:00 A 会場

セッション4: [29-AM2] RICC 分科会

  1. Overlay Cloud によるアカデミックインタークラウド構築事例
    横山 重俊 (NII)
    インタークラウド構築に、コンテナ技術とオーバーレイネットワーク技術を組み合わせた、Overlay Cloud アーキテクチャーを採用した事例を紹介する。具体的には Overlay Cloud アーキテクチャ自身の説明に加えて、バイオインフォマティクス分野の分析パイプライン実行環境とアカデミックコンテンツ提供サービスのバックアップサイト実行環境の二つの適用例について説明する。
  2. IPv6 時代におけるネットワーク状態評価手法に関する研究
    北口 善明 (金沢大学)
    ネットワーク障害点を検出するために、ユーザ側からの観測を元に状態を評価し、ネットワーク運用者が迅速に問題点を把握できる手法の確立を目的とした研究を紹介する。この研究では、ネットワーク障害を複数のレイヤに整理し、「ネットワーク接続性記述の定義」を明確にすることにより的確にユーザ環境の情報伝達を可能する手法を確立する予定である。今年度から開始する本研究とRICC分科会における活動との連携に関して議論したい。
  3. RICC update until meet37
    柏崎 礼生 (大阪大学)
    前回の meet36 以降の RICC 分科会の活動進捗、特に 2014 年度に推進した DESTCloud WG の概略と今後の展望について紹介する。

12:00 〜 13:00 A 会場

ITRC 総会

第 163 委員会委員のみ

13:00 〜 14:20 A 会場

セッション5: [29-PM1] UAT 分科会

  1. 2014 年度 UAT 分科会活動
    釜江 常好 (東京大学)、渡辺 隆行 (東京女子大学)、中山 雅哉 (東京大学)
    2013 年度までは、高齢者・障害者のインターネット利用分科会 (UAI) として活動を行ってきたが、昨年度からは、ユニバーサルアクセス (UA) 技術の普及啓蒙と実践方法に関する情報共有を中核とした研究活動にシフトしたUA技術の普及・実践分科会(UAT) の 2014 年度の活動について報告する。
  2. 工学教育における障害者向け製品の開発
    浅川 直紀 (金沢大学)
    近年、大学の工学系における教育は「自主的」、「実践」、社会性」などをキーワードに、机上の空論からより実用的な技術の教育を目指して変貌しつつある。ここでは講演者が創造的講義科目などで学部生に行わせた「ICT 技術 + 障害者向け製品の開発」をテーマとしたいくつかの課題を通じて、教育的項化と実際の製品の完成度について紹介する。
  3. 視覚障害者向けスマホの開発の進展と今後の活動方針
    釜江 常好 (東京大学)
    安価なBLEのビーコンを作るとともに、それを使って、滞在先のホテルの部屋や新幹線の座席への距離や、公共施設の入口やエレベータ、洗面所に関する情報と距離を知らせるアプリを開発した。また、スマホやタブレット間のミラーリングをするアプリを使って、遠隔地から、障害者のスマホ画面を見て、指導できるシステムを構築した。同時に、山梨県立大学の八代さんとデジタルアライアンスが開発した、自立型ワイヤレスハブ、Edutab-box、スタンフォード大学教育学部が開発した、類似のワイヤレスハブ SMILE を利用して、特別支援学校などで、スマホやタブレットを利用した教育を促進したいと考えている。

14:20 〜 14:40 A 会場

休憩

14:40 〜 16:00 A 会場

セッション6: [29-PM2] 2020 年に向けた取り組み(活動)

  1. スポーツ映像を中心とした 2020 年に向けての現状と取り組み
    宮地 力 ((独)日本スポーツ振興センター)
    スポーツ映像は、トレーニングの場においても、メディアによる視聴等でも、その重要性は高い。そして、テクノロジーの進歩、特に、カメラ技術、センサーの小型化、無線技術の発展は、スポーツ映像の内容を大きく変えていく可能性がある。2020 年の東京オリンピックに向けて、テクノロジーを駆使してそれをトップスポーツの成績向上につなげていくのが、JISS での私の仕事である。しかし、それは、トップアスリートだけではなく、広くスポーツの質の向上やよりよいスポーツの環境の提供につながるものでなくてはならないだろう。本講演では、現在の JISS でのスポーツ映像への取り組みを紹介するとともに、大学、NHK、競技団体を合わせたより幅広い分野の連携による取り組みや、NPO 活動を通じてのインターハイへの取り組み等を紹介し、また、現在の課題や問題点を提示することで、会の方々との新たな連携の可能性も模索していきたい。
  2. 情報通信政策から見たICT研究の 5年後、10年後
    下條 真司 (阪大)
    現在総務省の情報通信審議会の情報通信技術分科会技術戦略委員会では、ICT 技術研究の 5 年後、10 年後のあり方を議論しており、夏ごろまでに答申を出す予定である。その中で、オリンピックは 5 年後のいわば通過点として、様々な技術のトライアルが考えられている。ここでは、重点分野 WG での議論を中心に、ICT 研究のあり方について俯瞰しながら、ICT 研究のあり方について深掘りしていきたい。

16:00 〜 16:10 A 会場

クロージング

問い合せ先

PC

  • 中山雅哉(東大)
  • 下川俊彦(九産大)

LA

  • 北口善明(金沢大)
  • 中川郁夫(インテック)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet36 program

ITRC meet36 プログラムの詳細です。

1 日目 (2014 年 11 月 25 日 (火))

13:40 〜 13:50 A 会場

オープニング

13:50 〜 15:30 A 会場

セッション 1: [25-PM1-A] RICC 分科会

  1. RICC update on meet36
    柏崎 礼生 (大阪大学)
    ITRC RICC (地域間インタークラウド分科会) において、前回の meet35 からの活動進捗について報告する。distcloud WG での取り組みや 8 月に立ち上げた新 WG の内容や今後の展開について紹介する。
  2. 大規模災害下でのサービス継続を実現する分散ストレージシステムの研究開発
    中村 隆喜 (東北大学)
    RICC 分科会では、DESTCloud WG として耐災害性・耐障害性を評価・検証するためのプラットフォームの開発を進めている。このプラットフォームは SDN を用いてプログラマブルに障害を発生・解除させることで、実インターネットで発生する様々な障害を模倣できる機能を有する。発表では、本プラットフォームの概要について述べるとともに、プラットフォームのオープン化に向けた課題について議論する。なお本研究は、総務省の平成 27 年度「戦略的情報通信研究開発推進事業 (SCOPE) 先進的通信アプリケーション開発推進型研究開発」としてて実施しているものである。
  3. 新 WG における実証実験報告
    北口 善明 (金沢大学)
    RICC 分科会において新たに SDDE (Software Defined Disaster Emulations: ソフトウェアで定義される防災エミュレーション) に関するワーキンググループを 8 月から立ち上げた。本 WG における取り組みを SC14 でのデモンストレーション結果を中心に報告する。本研究発表は、平成 26 年度「総務省戦略的情報通信研究開発推進事業 (SCOPE) 先進的通信アプリケーション開発推進型研究開発」として実施しているものである。

15:30 〜 15:40 A 会場

休憩

15:40 〜 16:40 A 会場

デモ展示紹介セッション

デモ展示出展リスト (申込順)

  • IA 研究会ポスター
    • 広島市立大学
      • 柔軟なサービス構成を可能にするパーソナライズドストリーム配信フレームワークの設計
    • 広島市立大学
      • WebRTC による 4K 映像ストリーミング伝送の試行
    • 九州大学
      • 消費電力を考慮した SDN 上でのサーバ選択エニキャスト経路制御アルゴリズムの提案
    • 京都大学
      • 802.11 無線 LAN におけるバックオフ時間の制御とアクセスポイントのバッファ際的化による低遅延無線の提案
    • 京都大学
      • 自治が可能な P2P 型匿名 Publish/Subscribe システム
  • (株) シー・オー・コンヴ
  • アラクサラネットワークス(株)
  • (株) コムワース
  • コーデンテクノインフォ(株)
  • ディーリンクジャパン(株)
  • 京都大学学術情報メディアセンター
  • 京都大学

16:40 〜 17:00 A 会場

休憩

16:40 〜 17:00 D 会場「さつき」

デモ展示

19:00 〜 20:30 A 会場

夕食

20:30 〜 22:00 B 会場

セッション/BoF1: [25-EV] ITRC web page next generation

柏崎 礼生(大阪大学)
「ITRC の次世代 Web site を構築する」と宣言したのが昨年の meet34 であったが、その宣言が忘却の彼方に吹き飛んでしまったかの如くに進捗がなかったので慌てて 11 月に入ってからあれこれ考えてみた。構築を外注する際における初期費用、移行費用の予算感を含め、今後どのようなコンテンツを追加していくかについて、現行の ITRC のWeb サイト構造から読み解きながら解説する。

2 日目 (2014 年 11 月 26 日 (水))

9:00 〜 10:30 A 会場

セッション 3: [26-AM1-A] NWGN 分科会

  1. ネットワーク抽象化基盤を用いたユーザにより制御可能な仮想ネットワークの実現
    鈴木 一哉、森本 昌治、飯澤 洋平 (NEC)
    本発表では、ユーザ毎に用意される仮想ネットワークにおいて、ユーザ毎に独立した制御可能とするための手法について提案を行う。OpenFlow の登場により、ネットワーク機器に対してユーザ独自の制御をさせることが可能となった。また OpenFlow を用いて、一つの物理ネットワーク上に複数の仮想ネットワークを構築する手法も存在する。しかし、従来手法で構築される仮想ネットワークは、仮想ブリッジや仮想ルータなど既存の通信制御をエミュレートするものであり、自由に制御可能なものではなかった。そこで、本発表では、我々が開発を進めているネットワーク抽象化基盤 (ODENOS) を用いて、ユーザ制御可能な仮想ネットワークを構築する手法について提案を行う。
  2. マイクロロボット群を用いた三次元フィールド探索性能の解析
    揚村昭太、大崎博之 (関西学院大)
    近年、マイクロロボットと呼ばれる数ミリメートルから数センチメートル程度の小さなロボットの研究開発が活発に行われている。マイクロロボットの応用例の一つとして、被災地における生存者探索が挙げられる。マイクロロボットの応用に対する期待が高まっている一方で、マイクロロボットによる目標物探索の性能はこれまで十分に明らかにされていない。そこで本研究では、自律的に動作する多数のマイクロロボット (マイクロロボット群) を用いて、三次元フィールド上に存在する目標物を探索する時の性能を解析的に導出する。具体的には、マイクロロボットによる目標発見率およびマイクロロボットの最適落下回避確率を導出する。またいくつかの数値例により、マイクロロボット群による目標物探索の性能が、さまざまなシステムパラメータ (マイクロロボット数や、探索するフィールドの広さ、フィールド上に存在する穴の密度) や制御パラメータ (マイクロロボットの落下回避確率) によってどのような影響を受けるかを調査する。
  3. CCN オープンソース実装 CCNx のスケーラビリティ分析
    中村 遼、大崎 博之 (関西学院大)
    近年、データを送受信するホストを主体としたネットワーク (ホストセントリックネットワーク) ではなく、送受信されるデータを主体としたネットワーク (データセントリックネットワーク) の一つである CCN (Content-Centric Networking) が注目を浴びている。CCN は名前が付与されたデータを基本とする通信アーキテクチャである。本発表では、CCN のオープンソース実装である CCNx のスケーラビリティを実験によって調査した結果を報告する。仮想計算機上で CCN ルータのスライスを構築することを想定し、単一の計算機上で実験を行った。また、システム全体のプロファイリングを実行し、CCNx のどの処理が CPU のボトルネックとなっているかを調査した。
  4. 端末間での移動軌跡情報の共有による避難誘導効果に関する一検討
    笹部 昌弘、小松 展久、川原 純、笠原 正治 (奈良先端科学技術大学院大学)
    我々は、大規模災害発生時に避難者にできる限りストレスを与えない避難誘導システムの実現を目指している。本発表では、被災者が所有するモバイル端末が自動的に取得可能な位置情報の時系列 (軌跡情報) を利用した避難誘導方式を紹介する。端末間通信や通信インフラを介して軌跡情報などの知識を避難者間で共有することで、各避難者の避難時間 (避難開始から完了までに要する時間) がどの程度短縮できるかについて基本的な性質をシミュレーション評価により明らかにする。

9:00 〜 10:30 D 会場「さつき」

デモ展示

10:30 〜 10:40 A 会場

休憩

10:40 〜 12:10 A 会場

セッション 4: [26-AM2-A] CIS 分科会

  1. クラウド/オンプレミスシステムを併用した京都大学の教育システムの運用と展望
    上田 浩 (京大)
    教育用コンピューターシステムは教員の授業支援と学生の自習支援という二つの利用形態があり、マルチベンダー/ユーザー、オンプレミス/クラウドが複合した大規模分散システムであるといえる。京都大学の教育用システムはローカル HDD をキャッシュとして併用したネットブートを採用した端末システムを中核としたもので、サービスインから 3 年が経過しようとしている。本講演では、クラウド (Office365) とオンプレミスシステムの併用という観点から本システムの構築と運用について報告するとともに、PDCA サイクルの一環として本システム利用教員へのアンケート調査を行った結果を紹介し、今後の教育用コンピューターシステムのあり方について議論を行う。
  2. LACCOONS: ネットワーク仕様定義による広域分散ネットワークの自動運用管理システム
    津崎 善晴、岡部 寿男 (京大)、新 麗 (IIJ-II)、林達也、岡田耕司 (レピダム)、鈴木茂哉、中村修 (慶大)
    「LACCOONS」プロジェクトでは、OpenFlow などの「新世代ネットワーク」の機能を持つバックボーンネットワークを想定し、SDN には未対応のネットワーク機器を含んで構成される地理的に離れた複数のネットワークを管理者が単一のポリシーで一元的に管理し、必要な設定が自動的にかつリアルタイムに行えるネットワーク管理システムを研究開発している。開発しているシステムでは、管理の対象とするネットワーク全体が様々な機能を「サービス」として提供していると位置付け、ネットワーク全体の「仕様」、すなわちネットワークが提供すべき機能や制約条件を、設計者・管理者がサービス記述、ポリシー記述として定義する。同時に、物理的な接続構成や経路制御情報などネットワークの接続に関する情報を自動的に収集し、運用されているネットワークのトポロジーを把握する。これらに基づき、ネットワークの設計方針や意図をそれぞれ維持したまま、適切なネットワーク設定が実現されることを目指す。具体的には大学のキャンパスネットワークとデータセンターのクラウド基盤を次世代のバックボーンネットワークを結んでプライベートクラウドとして運用する際のネットワーク管理の問題を解決するようなユースケースを考えている。さらに、慶応大で開発してきた、クライアントが離れた地域で同時に 4K 伝送を視聴しながら SNS で体験を共有するシステムを、上記のネットワーク基盤と連携動作させるなど、4K 伝送のような大容量のネットワークリソースを使うアプリケーションを支えるネットワーク基盤の管理技術や、クライアントとネットワークが協調するためのインターフェースを開発し、時空間を利用した高度なアプリケーションへの対応を進めているところである。なお本研究は、総務省の平成 26 年度「戦略的情報通信研究開発推進事業 (SCOPE) 先進的通信アプリケーション開発推進型研究開発」としてて実施しているものである。
  3. 次期 UPKI 電子証明書発行サービスの概要とその活用に向けて
    中村 素典 (国立情報学研究所)
    平成 19 年に開始した「サーバ証明書発行・導入のための啓発・評価研究プロジェクト」は「UPKIオープンドメイン証明書自動発行検証プロジェクト」を経て平成 27 年より「UPKI 証明書発行サービス」に引き継がれる。「UPKI 証明書発行サービス」は NII の事業として有償にて提供されるが、新たにクライアント証明書やコードサイニング証明書の発行も予定している。本講演では、新サービスの概要と、クライアント証明書の活用方法について紹介するとともに、今後に向けての議論を行う。

12:10 〜 13:40 A 会場

昼食 (レストラン)

12:10 〜 13:40 B 会場

昼食 (レストラン)

12:10 〜 13:40 E 会場

ITRC 運営委員会

第 163 委員会委員のみ

13:40 〜 14:40 A 会場

セッション 5: [企画/招待講演 1]

  1. IoT 時代を支えるプロトコル MQTT 技術詳解
    松本 直人 (さくらインターネット (株))
    Internet of Things は IoT と略され、古くは M2M (Machine-to-Machine) と呼ばれるコミュニケーション技術にルーツがある。数百億台のデバイスが 2020 年までにネットワークに繋がると推計されおり。試算された市場規模から新たに市場が加熱している。

14:40 〜 14:50 A 会場

休憩

14:50 〜 15:50 A 会場

セッション 6: [企画/招待講演 2]

  1. データ分析ビジネスの現場から見たアナリティックス技術
    矢島 安敏 ((株) ブレインパッド)
    「ビックデータ」という言葉が、テレビや新聞で普通に使われ始めているように、今日の多くの経済活動が、データを活用することで動いている。実際に、データ分析をビジネスとして行っている立場から、幾つかの分析事例を紹介させて頂くとともに、その背後で使われている最近の技術やそれに関したトピックに関して紹介させて頂く。

15:50 〜 16:00 A 会場

休憩

16:00 〜 16:30 A 会場

パネル: IoT 時代のビッグデータ処理技術

  • パネラ
    • 松本 直人 (さくらインターネット (株))
    • 矢島 安敏 ((株) ブレインパッド)

16:30 〜 17:00 A 会場

休憩

17:00 〜 18:40 B 会場

セッション 7: [26-PM1-B] NVW 分科会

  1. 遅延要求をサポートするネットワークアーキテクチャとパケットスケジュラー
    小林 克志 (東京大学)
    ベストエフォートネットワークで遅延をサポートするネットワークアーキテクチャとして、LAWIN (Latency AWare InterNet) を提案してきた。本発表では、LAWIN に必要なパケットスケジューラとして、パケットごとの遅延要求を満たし、FCFS とほぼ同等の廃棄特性を両立させるスケジュラーを示す。提案方式のスケジューラを実装、性能評価をおこなった結果 FCFS と同じオーダーの性能を示した。
  2. センサーネットワーク仮想プラットホーム
    真野 浩 (コーデンテクノインフォ)
    多種多様なセンサー、IOT、M2M デバイスの普及により、時々刻々と生成され、インターネットに接続可能な情報量は、爆発的に増加しています。しかしならが、これらの情報は、そのデバイスが多様であるだけでなく、応用範囲も業種、業域が広く、単純に標準化することが出来ません。そこで、デバイスや設置者を超えて、センサー情報を流通するプラットホームの提案と、その在り方を示し、広く参加者と意見交換を行います。

17:00 〜 18:40 C 会場

セッション 7: [26-PM1-C] MINX 分科会

  1. 希少疾患・難病と災害のためのクラウド型情報システム
    水島 洋 (国立保健医療学院)
    未定
  2. はこだて未来大学におけるメディカル ICT へのとり組み状況
    藤野 雄一 (公立はこだて未来大学)
    未定
  3. クラウド型電子カルテシステムによる医療資源計画 (Medial Resource Planning) の概念と設計: 周産期医療支援ネットワークを中心に
    新見 隆彦 (札幌医科大学)
    未定
  4. スマートプラチナ社会を目指して: H!NT展総括 (11/19 東京ビックサイト)
    辰巳 治之 (札幌医科大学)
    未定

18:40 〜 19:00 A 会場

休憩

18:40 〜 19:00 B 会場

休憩

19:00 〜 20:30 A 会場

交流会

20:30 〜 22:00 B 会場

セッション/BoF2: [26-EV] IoT/M2M

コーディネータ: 真野 浩 (コーデンテクノインフォ/EverySense, Inc 代表)
ウェアラブルデバイス、センサーネットワークなどにより、私たちの生活の中で日々生成される膨大な情報は、ビッグデータとして新たな価値を創造すると期待されています。現在、個人が生成する情報は、デバイスやクラウドサービスにバインディングされ再利用されています。このような中、情報が新しい価値を持つとしたら、そのオーナーシップとコントロール権の帰属という、新たな課題意識が生まれつつ有ります。そこで、インターネットにおける End to End ポリシーは、情報流通時代にも適用されるのかという視点で、広く IoT/M2M 時代の課題をディスカッションする BoF を開催します。

3 日目 (2014 年 11 月 27 日 (木))

9:00 〜 11:50 A 会場

IA 研究会共催セッション (1)・(2)・ポスター

詳細は、主催研究会のページをご確認ください。

9:00 〜 11:50 D 会場「さつき」

デモ展示

11:50 〜 13:00 A 会場

昼食 (レストラン)

13:00 〜 14:05 A 会場

IA 研究会共催セッション (3)

詳細は、主催研究会のページをご確認ください。

14:05 〜 14:30 A 会場

クロージング

問い合せ先

PC

  • 北口善明 (金沢大)
  • 中川郁夫 (インテック)

LA

  • 大森幹之 (鳥取大)
  • 丸山伸 (シー・オー・コンヴ)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet35 program

ITRC meet35 プログラムの詳細です。

1 日目 (2014 年 6 月 17 日 (火))

9:50 〜 10:00 I-REF 棟 6F Hilobby

オープニングセッション

10:00 〜 11:30 I-REF 棟 6F Hilobby

セッション [11] NVW 分科会

  1. 有・無線統合テストベッドワークショップ
    真野浩 (山梨大)
    有・無線を問わず、物理層からアプリケーションレイヤーまでを自由に再構築、プログラミング可能なエミュレーションシステムを使ったワークショップを開催します。参加希望者に仮想空間に配置された無線ノードマシンを実際に使い、変動する電波環境で、アプリケーションを動かすまでを実際に試験運用してもらいます。
  2. On the Same Page
    中尾彰宏 (東大)
    We introduce a new application of programmable network for smartphonesand tablets, called “On the Same Page”. On the Same Page is aninteractive slide presentation tool for broadcasting slides onto theother nearby iOS devices. A touch on the slide shown on presenter’s iOSdevices triggers the broadcast and the same slide will be shown on theother iOS devices at the same time. This app makes everyone on the spotliterally “on the same page”.

11:30 〜 13:00 I-REF 棟 6F Hilobby

昼食

11:30 〜 13:00 向ヶ丘ファカルティハウス

ITRC 運営委員会

第 163 委員会運営委員のみ

13:00 〜 14:30 I-REF 棟 6F Hilobby

デモ展示準備

13:00 〜 14:30 向ヶ丘ファカルティハウス

セッション [12] NWGN 分科会

  1. エピデミックブロードキャストにおけるメッセージ拡散特性推定に関する一検討
    橋本佑太、大崎博之 (関西学院大)
    本研究では、メッセージをエピデミックブロードキャストによって拡散させた時の通信履歴を用いることにより、エピデミックブロードキャストの情報拡散特性を推定する手法 DIFER (Diffusiveness Inference From Epidemicbroadcasting Records) を提案する。エピデミックブロードキャストでは、モビリティを有するノードが他のノードと接触した (無線アドホック通信によって通信可能になった) 時に、当該メッセージのコピーが接触したノードに伝送される。このような過程を繰り返すことにより、あるノードが保有するメッセージが、ネットワーク中のすべてのノードに対してブロードキャストされる。本研究では、メッセージをエピデミックブロードキャストによって拡散させた時の通信履歴を用いることで、エピデミックブロードキャストの情報拡散特性を表す「メッセージ拡散行列」を推定する手法 DIFER を提案する。
  2. 大規模災害発生直後の被災状況推定・避難誘導システムの実現に向けて
    笹部昌弘、川原純 (奈良先端大)
    今年 4 月に総務省の戦略的情報通信研究開発推進事業 (SCOPE) に申請したプロジェクトに関してご紹介します。本プロジェクトの目的は、大規模災害発生時にも避難者を安全な経路・避難所へとストレスなく導ける避難誘導システムの実現であり、本発表では、システムの全体構想と実現に向けた各種課題に関する紹介を行います。
  3. ネットワーク抽象モデルを用いた IP-VPN 向け SDN コントローラの実現
    鈴木一哉、森本昌治、飯澤洋平、金子紘也 (NEC)
    複雑で大規模なネットワークの制御を SDN によってシンプルに実現するためには、多種多様なネットワーク制御プロトコルを隠蔽してネットワークの仮想化を容易に記述可能にするための必要最小限の操作の抽出や抽象化モデルが必要となる。本報告では、このネットワーク抽象化モデルを元にした IP-VPN 向け SDN コントローラの実現方法を提案する。

14:30 〜 14:50 I-REF 棟 6F Hilobby

休憩 / デモ展示

14:50 〜 15:20 I-REF 棟 6F Hilobby

デモ展示紹介セッション

デモ展示出展リスト (申込順)

  • 株式会社 シー・オー・コンヴ
  • アラクサラネットワークス 株式会社
  • コーデンテクノインフォ 株式会社
  • 富士通 株式会社
  • 株式会社 KDDI

15:20 〜 15:35 I-REF 棟 6F Hilobby

休憩 / デモ展示

15:35 〜 17:05 I-REF 棟 6F Hilobby

セッション [13] RICC 分科会

  1. RICC update on meet35
    柏崎礼生 (阪大)
    前回広島で開催された meet34 からの RICC 活動の進捗、および 4 月に総務省に提案した先進的通信アプリケーション開発事業の内容について報告いたします。
  2. ハイブリッド型 SDN を実現するシスコのオープン API
    早川浩平 (シスコシステムズ合同会社)
    2014 年 4 月に正式に公開されたシスコの IOS に対するオープンな API についてご紹介と、この API によるネットワークのプログラマビリティがどのようなネットワークを実現できるのかについて解説いたします。
  3. KCN2 の紹介
    岡村耕二 (九大)、大森幹之 (鳥取大)
    我々は、ICN、CDN と検索ネットワークのアーキテクチャの類似性に着目し、利用者の欲しい情報のある最適なサーバの特定を、利用者が連想するキーワードから直接行なえる KCN (Keyword Centric network) を提案し、開発している。現在は、定量的な評価の困難な利用者が連想するキーワードの扱い部分と、基本的なネットワークアーキテクチャの分離を行ない、後者を KCN2 と命名し、開発を始めている。我々は、Bio Inspired アルゴリズムによるルーティングが SDN との相性がよいこと、さらに Bio Inspired アルゴリズムは Anycast への適用ではその効果が発揮しやすいことに着目し、KCN2 の実装に Bio Inspired アルゴリズムを用いている。本発表では KCN2 の概要を説明する。

17:05 〜 17:20 I-REF 棟 6F Hilobby

休憩 / デモ展示

17:20 〜 18:50 I-REF 棟 6F Hilobby

セッション [14] PC 企画

  1. Network Resilience and Survivability for the Future Internet:Disciplines, Challenges, Principles, Strategy, Architecture, Analysis, Simulation, Tools, and Experimentation
    James P.G. Sterbenz (The University of Kansas)
    As the Internet becomes increasingly important to all aspects of society, the consequences of disruption are increasingly severe. Thus it is critical to increase the resilience and survivability of the future networks in general, and the Internet in particular. We define resilience as the ability of the network to provide desired service even when the network is challenged by attacks, large-scale disasters, and other failures. Resilience subsumes the disciplines of survivability,fault-tolerance, disruption-tolerance, traffic-tolerance, dependability,performability, and security. After an introduction to the disciplines and challenges to network resilience, this presentation will discuss analytical, simulation, and experimental emulation techniques for understanding, evaluating, and improving the resilience of the Future Internet. This includes a multilevel state-space based approach that plots network service delivery against operational state that is the basis for both mathematical- and simulation-based analysis, and graph-theoretic complex-syetem approaches that embed fundamental properties such as redundancy and diversity into all aspects of network structure, mechanism, and protocols. A set of tools to help in this analysis has been developed: KU-LoCGen (Location and Cost-Constrained Topology Generation), KU-TopView (Topology Viewer), and KU-CSM (Challenge Simulation Module). Plans to experimentally evaluate resilience include using the international programmable testbed GpENI: Great Plains Environment for Network Innovation. A new composable,cross-layered resilient transport protocol (ResTP) and geodiverse multipath routing protocol (GeoDivRP) are being developed.

19:00 〜 21:00 I-REF 棟 6F Hilobby

交流会

2 日目 (2014 年 6 月 18 日 (水))

9:30 〜 11:00 I-REF 棟 6F Hilobby

セッション [21] INI 分科会/UAI 分科会

  1. 災害時避難所等におけるネットワークリソース制御技術の性能評価
    澤田宏史 (NEC ソリューションイノベータ)、○山崎康広、木下峻一 (NEC)、後藤英昭、曽根秀昭 (東北大学)
    災害時に避難所で多数の避難者が同時に通信を開始すると、無線干渉により通信性能が低下する。これに全員の通信性能が同時に低下して、避難者同士だけではなく、役所や警察の発する重要な情報も配信が困難となる。そこで本研究では過密環境時の通信リソースを利用者の権限に応じて配布する方式を開発した。本発表で実機実験結果を示し、その有効性を示す。
  2. 高可用性情報ストレージのためのネットワーク基盤技術
    和泉諭、菅沼拓夫
    拠点の災害リスクを定量的に計算することで適応的に情報喪失を最小化する、地域分散型の高可用性情報ストレージに関する研究開発について紹介する。また高可用性情報ストレージのためのネットワーク基盤技術として、SDN に基づきストレージ機器間の通信経路を適応的に制御する手法について議論する。
  3. 視覚障碍者に特化したスマホ (アンドロイド) の開発と普及活動の報告
    釜江常好
    視覚障碍者のパソコン利用では、ウィンドウズ XP、7、8のための、優れたスクリーン・リーダーが開発され、利用が進んできた。しかしスマホでは、アイフォンを中心に 200 人程度が利用しているにすぎない。富士通が昨年秋に発売した「らくらくスマートフォンプレミアム F-09E」は、アンドロイドのアプリをインストールし、スマホの機能をかなり利用できるため、視覚障碍者にも広く支持され、広まりつつある。アイフォンにもアンドロイドにも、視覚障碍者の利用を支援するための機能が、いろいろ備わっており、それらを利用するためのアプリ開発キットも提供されている。我々はこれらの機能を最大限利用した、アンドロイドを開発した。市販のアンドロイド機器で、晴眼者が使うものと完全に同じ機能を備えながら、障碍者に特化している点が、「らくらくスマートフォンプレミアム」と異なる。本年 2 月から販売を開始し、現在 10 人程度のユーザーが利用している。将来は特別支援学校で教材として採用してもらえるよう支援事業に申請中であり、採択されれば、急速に普及すると考えている。今年度は、スマホを現在利用している、あるいは利用したい障碍者の意見が、アプリの開発者に伝えるチャネルがなかったが、アシスティブ技術がどのように実現されているかの技術部分も紹介する、交流サイトを開きたい。

11:00 〜 13:00 I-REF 棟 6F Hilobby

昼食/デモ展示

11:00 〜 13:00 向ヶ丘ファカルティハウス

ITRC 総会

第 163 委員会委員のみ

13:00 〜 14:30 I-REF 棟 6F Hilobby

セッション [22] CIS 分科会

  1. 大学における端末必携化時代に適したソリューションの検討
    丸山伸 (シー・オー・コンヴ)
    近年、大学の学生はほぼ全員が何らかの端末を所有していることが知られています。そして大学における ICT を利活用した教育では、従来は大学に備えられている端末を利用していましたが、今後は学生が個人所有端末を持参する「端末必携化」が進み、「端末必携化」を前提とした教育に移行することは必然の流れです。また、学生の基礎的な ICT 活用スキルの向上に伴い、大学における ICT を利活用した教育の高度化も求められています。株式会社シー・オー・コンヴは、「端末必携化」を前提とした際に、大学の ICT 基盤に求められるもの、そして、個人所有端末・VDI・ネットブートなどのソリューションのベストミックスについて、考察を深めてきました。そして、これからの時代に求められる高度な教育をストレスなく行うための教育用 ICT 基盤として、ネットブートをベースとした既存のソリューションの改善ならびに拡張を提案します。
  2. 仮想化で実現する大学向けプライベートクラウドソリューション UnifIDone キャンパスクラウドのご紹介
    畑瀬圭太 (富士通)
    近年、スマートデバイスをはじめとした急激な ICT 環境変化により、大学に求められる ICT サービスの形態も多様化しています。富士通では、散在する ICT 基盤を整理・統合し最適な環境整備をすることを課題と考え、VMware の仮想化技術を基盤に仮想マシン予約運用など大学の運用に求められる機能をアドオンした「UnifIDone キャンパスクラウド」を開発しました。学内の PC 運用の効率化や ICT リソースの統合運用を可能とし、学生がいつでもどこでも学修できる環境を実現します。

14:30 〜 15:00 I-REF 棟 6F Hilobby

休憩/デモ展示

15:00 〜 16:30 I-REF 棟 6F Hilobby

セッション [23] MINX 分科会

  1. 北海道内における医療機関連携に関する調査事業について
    新見隆彦 (札幌医科大学)
    北海道の地域的特性を踏まえ、医療連携体制に胚胎する諸課題を抽出・分析することにより、地域住民視点による最適化連携システム構築へのプロトタイピングを実施し、次世代地域医療連携システムに係る概念設計を行う。我々が経験してきたこと、今回の調査であらたに分かったことなどを織り交ぜ次期プロジェクトへ向けた問題点の解明を行う。
  2. ICT を活用した介護・医療関連情報の見える化の推進
    中村香代 ((株) 和香紗)
    介護福祉の現場から必要な物を洗い出し、集めた情報を ICT の利活用により、より充実した、質の高い生活情報、そして認知症の人を支えられる地域支援活動の構築の支えられるような医療福祉クラウドを目指している。
  3. 十勝医療圏における医療福祉クラウドの経験から
    駒木聡 ((株) メディオテック)
    電子カルテなどの医療情報システムの導入が推進され施設間あるいは地域の情報共有も行われている。今回は十勝医療圏における、社会医療法人北斗病院グループの診療録連携と十勝医師会の診療所における情報連携とクラウド運用の経験を報告する。医療情報の共有化を行う際に様々なシステムとの連携とデジタル化が不可欠となる。しかし、都市部あるいは地域基幹病院は別として、僻地診療所にシステムを導入するスキルあるいは運用を維持するスタッフの不在などから導入が進まなく、導入コスト負担も妨げとなっている。診療所においては情報入力をタブレット端末のカメラ機能で取得して紐付け情報を付加し、紹介先の北斗病院の診療録連携システムと十勝医師会のシステムをクラウドで連携し、さらに在宅医療・介護システムを加える事で、地域を包括する診療録と在宅医療を網羅した健康福祉情報の共有環境が構築出来ると考える。
  4. 医療クラウドの実現を目指して: 北海道医療クラウド推進委員会の今後
    辰巳治之 (札幌医科大学)
    理想的なクラウドと現実のクラウドとの間を埋めるため、大所高所からご意見を頂ける「北海道医療クラウド推進委員会」を組織し、今後のスマートプラチナ社会構築の一翼を担えるプロジェクト提案を考察する。

16:30 〜 16:50 I-REF 棟 6F Hilobby

クロージングセッション

問い合せ先

PC

  • 中村素典 (NII)
  • 笹部昌弘 (奈良先端大)

LA

  • 小林克志 (東大)
  • 阿野茂浩 (KDDI 研究所)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet34 program

ITRC meet34 プログラムの詳細です。

1 日目 (2013 年 10 月 30 日 (水))

13:30 〜 13:40 A 会場

オープニング

13:40 〜 15:20 A 会場

[セッション: 30-PM1] RICC 分科会

  1. RICC update meet34
    柏崎礼生 (大阪大学)
    RICC のここ一年間の活動報告を行います。distcloud WG での活動については ITRC meet33 で発表した通りですが、その他の開催イベント、今後の展望などについて述べます。
  2. 伸縮自在なデータセンターを実現するインタークラウド資源管理システム
    高野了成 (産総研)
    我々はデータセンター (IaaS) 事業者からの要求に対して、ネットワーク越しに資源を提供する HaaS サービスモデルを提案している。本モデルに基づいて実装したシステム Iris を用いて、Apache CloudStack に変更を加えることなく、要求に応じた計算資源提供が可能であることを紹介する。また、その応用として、日欧のネットワークテストベッドを活用した実証的共同研究の取り組みについても紹介する。
  3. ビッグデータ時代の科学研究技術: データ指向型研究を支えるマッシュアップ技術
    村田健史 (NICT)
    Jim Grey が指摘した「第 4 のパラダイム」以来、ビッグデータ科学は注目されているが、今のところは大きな成果を挙げることができていない。その理由の一つは、研究者および技術者が特定の技術にのみ注目しており、データの収集からデータ公開までを一貫して行うノウハウを有していないからである。ビッグデータ科学実現のポイントは「マッシュアップ」であり、マッシュアップによる統合的なシステムの実現が必要である。講演では、サイエンス用クラウドシステムのマッシュアップ事例を紹介し、今後のビッグデータ科学の方法論について議論したい。

15:20 〜 15:30 A 会場

休憩

15:30 〜 16:30 A 会場

[デモ展示説明セッション]

  • デモ展示出展リスト(申込順)
    • 九州大学・鳥取大学
    • ジェイズ・コミュニケーション 株式会社
    • 株式会社 シー・オー・コンヴ
    • 株式会社 アライドテレシス開発センター
    • 株式会社 日立製作所
    • 株式会社 コムワース
    • アラクサラネットワークス 株式会社
    • 株式会社 ストラトスフィア
    • 株式会社 トランス・ニュー・テクノロジー
    • 富士通 株式会社
    • 京都大学
    • 株式会社 フィールドフロンティア
  • ポスター発表リスト
    • 広島市立大学 田中さん
    • 広島市立大学 林さん
    • はこだて未来大学 金澤さん

16:30 〜 17:00 A 会場

展示・休憩

17:00 〜 18:30 A 会場

[セッション: 30-PM2] UAI 分科会

  1. オープンソースのスクリーンリーダーNVDAとWebアクセシビリティ
    西本卓也 (NVDA 日本語チーム)
    オーストラリアを拠点に世界 40 以上の言語で使われているオープンソースの Windows 用スクリーンリーダー Non Visual Desktop Access (NVDA) の概要、Web アクセシビリティにおける NVDA の意義、日本語化の経緯および世界の NVDA コミュニティについて報告する。
  2. 視覚障碍者向けトークバック機能をベースにしたアンドロイド、ユニバーサル・アクセス携帯
    釜江常好、小出富夫
    視覚障碍者に配慮したスマートフォンとしては、アイフォンがある程度の支持を得てきたが、使えるアプリは限られ、使うには、相当の知識と努力が必要であった。一方、機能に絞って、老齢者、視覚障碍者や情報弱者をターゲットにした、アンドロイドベースのらくらくスマートフォン・プレミアムが富士通により開発され、ドコモとで発売された。グーグルは、この数年の間に、トークバックと呼ばれる、視覚障碍者のための機能が大幅に強化し、提供してきたが、市販のスマートフォンでは、その機能を活用することが楽ではなかった。我々は、中古の GalaxyNexus に、アンドロイドの代替ロムとして広く使われている、CynaogenMod10.1.2 を搭載し、トークバック機能をベースにしたアンドロイド携帯、「ユニバーサル・アクセス携帯」を開発し、比較的安価に提供し始めた。障碍者や情報弱者が、情報機器の知識がない晴眼者 (家族や友人) と一緒に、この携帯を使いこなすために、アニメと音読が同期するマニュアルを制作し、提供している。本プロジェクトは、らくらくスマートフォンなどと異なり、アンドロイドが提供する大多数の機能を活用したいと願う、視覚障碍者をターゲットとしている。もしそのような方をご存知なら、ぜひ本携帯を勧めてほしい。
  3. ヘルスログを用いた健康記録とその標準化動向
    藤野雄一 (はこだて未来大学)
    自分の健康データを PC のネットワークを介して登録するサービスや iPhone などのモバイルデバイスを用いて自分の健康データを 3G 回線により登録、共有する情報流通サービスは e-Health、m-Health と呼ばれ、近年注目されている。これらの医療情報を流通させるためには標準化技術が必須である。本講演では、医療関連事項の国際標準化動向、特にそれらの通信関連の国際標準化団体である ITU での動向、それらを用いたサービスであるライフログ、ヘルスログの状況、これらのデバイスを用いた高齢者支援などについて概説する。

18:30 〜 19:00 A 会場

展示・休憩

19:00 〜 20:30 A 会場

夕食

20:30 〜 22:00 A 会場

[セッション/BoF: 30-EV] ITRC 提案型プロジェクトについて/無線 LAN 情報

  • 前半
    1. ITRC 提案型プロジェクトについて
      大崎 博之 (関西学院大学、ITRC 副委員長)
      ITRC 第 4 期における新しい試みの一つとして、提案型のプロジェクトの募集を企画している。提案型のプロジェクトと募集のねらいを説明するとともに、ITRC メンバの活動としてどのようなプロジェクトを推進してゆくべきかを参加者らともに議論する。
  • 後半
    1. IEEE 802.11 の最新動向と標準化
      真野浩 (アライドテレシス)
      スマートフォンの普及により、無線 LAN は、インターネットのアクセス手法として重要な基盤技術となりました。しかし、公衆無線 LAN などでは、その乱立により十分なパフォーマンスを得ない状況も問題となっています。IEEE 802.11 では、無線 LAN の標準化を様々なテーマから推進していますが、次世代の無線 LAN を協議するする HEW-SG もスタートしました。そこで、このセッションでは無線 LAN の標準化の最新情報を解説し、インターネットの無線 LAN の課題等について、広く議論したいと思います。

2 日目 (2013 年 10 月 31 日 (木))

9:00 〜 10:30 A 会場

[セッション: 31-AM1-A] 展示・休憩

9:00 〜 10:30 B 会場

[セッション: 31-AM1-B] MINX 分科会

  1. 階層的なマルチホーム環境を自動構築する HANA の展開
    藤川 賢治 (NICT)
    NICT では新世代ネットワーク実現に向け、階層的なマルチホーム環境自動構築のための HANA プロトコルの研究・開発を行っている。本発表では新世代ネットワークの広域テストベッドである JGN-X を用いた HANA の展開について述べる。
  2. 社会構造の急激な変化に即応する地域医療サービスの在り方
    山口徳蔵
    急速な人口の高齢化と人口減少の波動は、疾病構造に変化をもたらし、医療資源の効率的な配分をゆがめる。「均霑な医療サービスの構築に向けた受療 (診) 者の選好性に着目した新たな仕組み」が待望される。本研究では、医療機関の診療報酬請求書 (レセプト情報) に凝縮されている個人の医療情報の内容をときほぐし、社会資本整備水準を背景とした社会構造の変化がもたらす地域医療サービスへの影響と医療サービスの最適化についての必要性と重要性の明確化を目的としたものである。【方法】北海道で、唯一、二次医療圏と三次医療圏が同一の十勝圏域の都市部、医療機能水準が低く二次医療圏を超えの受療者が多いとされる町村部、及び先進医療水準の高いとされる医療圏域内の市町村から各々2市町、計6市町並びに後期高齢者医療広域連合の協力を得て、国民健康保険と後期高齢者医療制度の被保険者数約 16 万人、述べ受療者数約 700 万 (件) 分のレセプト情報から、地域、医療機関、疾病、医療費、入院・外来、医科、歯科、調剤等につき、期間を平成 23 年 4 月から平成 25 年 3 月までとして、ファッシュ法による暗号化、レセプトの基本項目と細目を含め、約 300 項目のコードを活用、統計データを作成、実人員 (名寄せ後) の把握による国保と後期の連動システム化と共に、地域別・年齢階級別の総医療費の推計により、地域全体の医療費の把握を試みた。【結果】平成 23 年度から導入された電子化されたシステムによる 24 年度分までのデータ解析の結果からは (研究事業期間 24 年度から 3 か年)、都市部では、医療サービスの充足度は比較的高く、医療機能水準の低い町では、医療サービスへのアクセスの困難性を伴いつつも、良質な医療を求めて医療圏域を超えた受療行動にあり、アクセスの難易性は医療圏の広狭要因と作用している。また、地域別・疾病別に見た場合の農・漁村地帯に特定の疾病による受療者 (例: 肺癌) が多く、急性心筋梗塞による季節変動 (冬季) が見られ、入院実日数においても、冬期間に偏りなどの傾向が見られた。【結論】年齢階層別に見た疾病構造と医療費との関係では、地域的な格差は小さいものの町村部においては生活習慣病等の特定の疾病が目立ち予防医療への先行投資の重要性が示唆された。今後は、レセプト情報の特質を活かし、社会構造の変化が、医療の需要と供給面に及ぼす変化を多角的にとらえ、より精緻な分析検討が重要であると考える。
  3. 北海道に於ける地域医療連携クラウドについて
    新見隆彦
    北海道に於ける地域医療支援の一環として、平成 20 年度より継続されている「北海道南西部広域医療連携ネットワーク」は、電子カルテ・システム、医療機関相互情報連携、在宅医療支援、バイタル・モニタ (血圧、体重・体組成、心拍、運動量。胎児心拍等)、及びビジュアル・コミュニケーション・システム等の要素技術を基盤として、各々クラウド・コンピューティング環境よりサービス供給している。本発表では、当事業の各種実績より浮き彫りとなったアウトカム、課題等につき、その大要を概説するとともに、今後の展望等に関し述べるものである。
  4. 情報ネットワークの基礎: 進化論と情報薬
    辰巳治之
    我々は、病気になる前に病気を防ぐ「超予防医療」を実現する為に IT をフル利活用した健康管理システムとして戦略的防衛医療構想 Ver 1.0 を提案し、経産省や総務省のプロジェクトで実証した。この実践の中で、より良い医療の実現を目指し、Ver 2.0 の「医療者側のシステム」、そして Ver 3.0 として「情報薬 TM」という新概念をつくり、その開発と応用に取り組んでいる。「情報」とは、伝えて人の心を動かすものであり、その人の心が動かなければ雑音であるという考え方から、さらに「心」を動かすいうことを細胞生物学的にみると細胞が動くということである。従来の考えにとらわれない「コペルニクス的発想」により、医療・医学を再検討した。精神科にて治療にたずさわる傍ら、人の心の動きにどのようなものがインパクトを与えるかをいろいろ観察しているうちに、「内観療法」に出会うことができた。記憶を回想し、その解釈を再構成することの威力に驚いた。また、フロイトは、催眠を使い「無意識」を見出したが、その後、催眠から遠ざかっている。言葉による聴覚への刺激もさることながら、NLP (Neuro-Linguistic Programing) や、SAT 法 (Structured Association Technique) などイメージを伴う刺激、視覚、嗅覚、味覚、そして触覚への刺激により、心 (細胞) が動くことを学び、直接、脳細胞へ刺激を意図的にあたえる EMDR (Eye Movement Desensitizationand Reprocessing) や、それを含んだ TFT (Thought Field Therapy) も症例によっては著効を示し、東洋医学のツボ刺激 (鍼灸) の効果も素晴らしい。歴史ある東洋医学などは、現在の技術では微細な変化を捉えられないが故に解明できておらず、複雑系の発想で取り組むべき姓名、心、健康など、単純系(いわゆる今の科学的手法といわれる) アプローチで行っているので、未だプロトサイエンスの領域のものになっている。そこで、細胞生物学的、社会心理学的、情報科学的アプローチから見直し、従来の薬剤も、遺伝子治療、ツボ刺激、精神療法、そして催眠療法も同じレベルで捉えようとするのが「情報薬」の発想である。表現の仕方は異なるが、「国富論」で有名なアダムスミスも「道徳感情論 (1759 年)」のなかで、また、進化論の「種の起源 (1859 年)」で有名なダーウィンも心のパワーについても言及している。即ち情報の力である、我々は、より良い医療を提供する為には、あらゆる手段を利用した Full-Powered Medicine なる取り組みが必要で、特に連携が重要で、地域医療連携には、インターネットや携帯電話の高度応用が望まれる。

10:30 〜 10:40 A 会場

展示・休憩

10:40 〜 12:10 A 会場

[セッション: 31-AM2-A] NWGN 分科会

  1. しっぺ返し戦略を用いた P2P ファイル配信システムにおける最適なピース配送スケジュールの分析
    長谷川 雅史、笹部 昌弘、滝根 哲哉 (阪大)
    OS など大容量のファイルを多数の端末に配信する際は Peer-to-Peer (P2P) ファイル配信システムが有効である。特に、BitTorrent ではファイルをピースと呼ばれる単位に分割し、各ピアが高速にピースを取得可能なピアに対して積極的にピースを提供するというしっぺ返し戦略を導入することで、ファイル配信の効率化を図っている。一方で、このようなしっぺ返し戦略を用いたファイル配信の最適性については十分に検討されていない。そこで本研究では、しっぺ返し戦略を用いた P2P ファイル配信システムをピア間での時点毎のピースの授受を変数に持つ線形計画問題として定式化した。この問題を既存の線形ソルバで解くことにより、全てのピアのファイル取得完了時間を最小化するために必要なピース配送スケジュールを求めた。
  2. 特定エリアで情報を保持するための端末間情報配信方式
    小倉 一峰、山崎 康広、藤田 範人 (NEC)
    災害時などの情報伝達手段として、ネットワークの中断や切断が断続的に発生する不安定なネットワークにおいてもデータ転送を可能にする DTN (DelayTolerant Networking)が注目されている。本研究では、DTNの上記特徴を利用し、ユーザの持つ無線端末が特定エリア内で端末間通信により情報共有することで、特定エリア内で情報を保持するシステムに着目する。上記システムでは、端末間通信に接続時間の制限や、無線端末のメモリ制限があるため、多数の情報を同時にエリア内で保持することは困難である。そこで、本研究では、より多くの情報を特定エリア内で保持するため、エリア内情報を利用した情報複製制御方法について提案し、シミュレーションにてその有効性を示す。
  3. 大規模ネットワークのための逆方向伝播を利用した分散型フロー制御方式に関する一検討
    堤 康平 (関学大)、鈴木 秀明 (NICT)、大崎 博之 (関学大)
    本発表では、大規模ネットワークにおいて、下流ノードから上流ノードへの逆方向伝播を利用することにより、ネットワーク全体のコストを小さく抑えることができる分散型フロー制御方式 DFC-BP (Distributed Flow Control withBackward Propagation) を提案する。DFC-BP の基本的なアイディアは、(1) 下流ノードから上流ノードに対する逆方向伝播を利用することにより、ネットワーク全体のコストに対する各ノードの寄与率を自律分散的に推定する、(2) 推定した各ノードの寄与率を用いて、制約付きの最急降下法によってフロー分配律を制御する、というものである。シミュレーション実験により、DFC-BP の有効性を示す。

10:40 〜 12:10 B 会場

[セッション: 31-AM2-B] 企業セッション: SCSK の考えるクラウド

  1. ハイブリッドクラウドの実現手法 〜クラウドの統合管理と 4 つの基盤〜
    海保 祐文 (SCSK (株))
    クラウドを取り巻く最近の傾向を説明するとともに、既存のシステムとクラウドや、複数のクラウドを組み合わせたハイブリッド IT 環境を実現するための基盤について説明する。あわせて、企業ならびに大学環境における活用事例を切めする。
  2. ハイブリッドクラウド対応コントローラ PrimeCloud Controller
    瀧澤 与一 (SCSK (株))
    「PrimeCloud Controller (プライムクラウドコントローラ)」とは、複数のクラウド (プライベート/パブリック) を簡単な GUI 操作によって統一的に管理・制御できる、ハイブリッドクラウドコントローラである。VMware、CloudStack、Amazon Web Services など、複数のクラウド環境に対応している。本発表では、PrimeCloud Controller がどのようにして複数のクラウドを統合的に接続し管理可能にしているかの技術を説明するとともに、活用した事例について説明する。

12:10 〜 13:40 A 会場

昼食・展示

12:10 〜 13:40 B 会場

ITRC 運営委員会

第 163 委員会委員のみ

13:40 〜 14:40 A 会場

[セッション 5 招待講演 ]

  1. クラウドはホンモノか?
    坂内 聡 (株式会社 日立製作所)
    毎日のようにキーワードとして出ているクラウド。その実態やユーザにとってのメリットや使い方などはまだ懐疑的な方もいらっしゃるのではないでしょうか? 今回の講演では、「クラウドとは?」からはじまり、「クラウドを活用して実現したお客様情報システム」を BCP・ビックデータなどのキーワードも交え、導入事例を交えながらご説明いたします。

14:40 〜 15:00 A 会場

展示・休憩

15:00 〜 16:40 A 会場

[セッション: 31-PM1] INI 分科会

Resilis 研究合同発表セッション「レジリエントネットワーク研究」

  1. 無線メッシュネットワーキングによるレジリエント ICT の実現
    浜口清 (NICT)
    ICT システムは、東日本大震災の時に大きな被害を受けて充分に機能しなかった反面、社会インフラとしての重要性が強く認識された。災害に強い情報通信の実現を目的として、現在、NICT が取り組んでいる“繋がる”“切れにくい”無線メッシュネットワークの研究開発の概要を紹介する。
  2. JGN-X での耐災害ネットワーク技術の取り組み: 遠野市での実証実験
    河合英治 (NICT)
    我々のグループでは、SDN/OpenFlow 技術を応用した耐災害ネットワーク技術を実際に展開し、実証実験を行うプロジェクトを NEC、遠野市、NICT の共同で実施している。本発表では、本プロジェクトの概略、これまでの成果、今後の活動についてご紹介する。
  3. 災害時避難所等におけるネットワークリソース制御技術の研究開発
    澤田宏史 (東北大学)、山崎康広、木下峻一 (NEC)、後藤英昭、曽根秀昭 (東北大学)
    災害時に避難所の避難者や駅等の帰宅困難者の多数の利用者端末が1か所に集まる無線過密環境にも対応可能な無線 LAN アクセスシステムとして、無線端末同士の各状態を集中管理するために、無線 LAN アクセスポイントの制御ソフトウェアに、全体状況を把握するサーバ機能と、その指示に従って実際に通信を制御するクライアント機能をもたせる方式の提案と開発を述べる。
  4. 日本学術会議の大型プロジェクト提案 クライシスに強い社会・生活空間創成の情報通信基盤 ー超連携・スーパーマネージャビリティを中心としてー
    今井和雄 (NII・JSPS Resilis WG2 幹事)
    JSPS 先導的研究開発委員会「クライシスに強い社会・生活空間の創成」 (Resilis) では、これまでの検討をベースに、電子情報通信学会を通じて日本学術会議に対して学術大型研究計画 (マスタープラン) の提案を行った。これは、クライシスからの社会や生活基盤のしなやかな回復を実現するための情報通信基盤を軸とした新たな研究計画を示したものである。本発表では、このマスタープラン提案の概要とレジリエント化のためのネットワーク制御やサービス処理高度化の概念である超連携、スーパーマネジャビリティについて解説する。
  5. JSPS レジリエント情報通信ネットワーク (アップデート)
    山田茂樹 (NII・JSPS Resilis WG1幹事)、Kien Nguyen、 Quang Minh Tran
    災害からの早期復旧を目指したレジリエント情報通信ネットワークとして、SDN/OpenFlow 技術をフルに活用したバックボーンネットワークと、被災地で PC を WiFi アクセスポイントにしてマルチホップ接続し、早期構築を行うアクセスネットワークの最近の検討状況をご紹介します。

16:40 〜 17:00 A 会場

展示・休憩

17:00 〜 18:40 A 会場

[セッション 6 レジリエンス研究会との合同パネル]

パネル討論「レジリエントサービスとその社会基盤」
チェアー: 曽根原登 (NII)

  1. サイバーフィジカル融合社会 (CPiS) の個人情報保護活用基盤 -ID データコモンズの提案-
    曽根原登 (NII・JSPS Resilis WG4 幹事)
    携帯端末の高性能化や普及、Twitter や Facebook をはじめとする SNS の台頭により、個人に関わる膨大なデジタルデータ (ライフログ) を含んだ様々なデータがインターネット上に蓄積されつづけている。一方で、蓄積されたライフログに対して、災害時や緊急時に必要となる個人情報や属性情報の利活用が困難になっており、通信を介して個人情報を利活用できる情報システムが求められている。本報告では、時間軸 (災害時など特別な場合)、空間軸 (実世界における特別な場所) におけるプライバシー情報保護活用基盤を提案する。
  2. 南海トラフ地震に向けて医療情報を県外保全する取組みについて 〜高知県医療通信技術 (ICT) 連絡協議会の立ち上げについて〜
    澤田努 (高知県へき地医療支援機構)
  3. Shibboleth を用いたメディカルクラウドの提案
    平野靖 (山口大学)
    災害や障害に堅牢なメディカルクラウドシステムを提案する。このシステムでは、日常診療で使用する電子カルテや医用画像などを分散ストレージ上に構築された DB に保存することにより、医療情報の喪失を予防する。さらに DB に蓄積された医療情報を 2 次利用できる仕組みを提供する
  4. ビッグデータ時代のいつでもどこでも MY 病院と電子カルテ統合技術 -どこでもデータ標準化とお薬手帳の動向-
    倉本秋 (高知医療再生機構)、片岡浩巳 (高知大学)
  5. パネルディスカッション
    • ファシリエーター
      • 曽根原登 (NII・Resilis)
    • パネリスト
      • 澤田 努 (高知県へき地医療支援機構)
      • 倉本 秋 (高知医療再生機構)
      • 平野 靖 (山口大学)
      • 今井 和雄 (NII)

18:40 〜 19:00 A 会場

展示・休憩

19:00 〜 20:30 A 会場

交流会

20:30 〜 22:00 A 会場

[セッション/BoF: 31-EV] Next Generation Web Site を作ろう/電池で動く小さなコンピュータ「クリケット」で遊んでみよう!

  • 前半
    1. Next Generation Web Site を作ろう
      柏崎礼生 (大阪大学)
      ITRC の Web サイト (http://www.itrc.net/) のリニューアルについて議論を行う。現在の ITRC の Web サイトでは、最新情報に追従していない、英語情報がない、ソーシャルメディアとの連携が図られていないといった問題が指摘されてきた。今後、どのような Web サイトにしていくか、方針と手法、スケジュールについて本セッションで議論を深めたい。
  • 後半
    1. 5 月の研究会で、併設ワークショップとして開催した「コンピュータの「つたえる」仕組みを体験してみよう」では、2 進法を使って、音や光で伝える装置を作るというワークショップを行いました。ベースは、クリケットという電池で動く小さなコンピュータです。このクリケットは使って、楽しく子供達に、通信技術が体験できる場面を実際に、使いながらワイガヤで議論しましょう。

3 日目 (2013 年 11 月 1 日 (金))

9:00 〜 10:30 A 会場

[セッション: 01-AM1] CIS 分科会

  1. 5 月研究会併設ワークショップの報告と今後の展開
    秋山 豊和 (京都産業大学)、松井 博也 (SCSK)
    5 月研究会の併設ワークショップ「コンピュータの「つたえる」仕組みを体験してみよう」では、31 日ナイトセッションでも紹介したクリケットと 2 進法を使って、音や光で伝える装置を作るというワークショップを行いました。発表の中で、当日の様子を可能な範囲で再現し、みなさんにも当日の雰囲気を体験していただきます。また、今後の展開についての検討状況を紹介いたします。
  2. 広島大学におけるクラウドサービス利用ガイドラインの整備について
    西村 浩二 (広島大学)
    さまざまなクラウドサービスが提供されるようになり、大学等の構成員が自組織のセキュリティポリシーの範囲内でクラウドサービスを選択することが困難になっている。広島大学でも構成員からの問い合わせが増加してきたことを受け、セキュリティポリシーを踏まえたクラウドサービス利用のためのガイドラインの整備を行った。本発表では、その背景や考え方、今後の展開などについて述べる。
  3. 安全・安心・便利な ICT 社会を実現する生体認証クラウドサービス
    高橋健太 (日立製作所)
    社会インフラの IT 化に伴い、ネットワークを介した確実な個人認証の必要性がますます高まっている。一方で、従来の ID /パスワードに代わる安全で便利な認証手段として、静脈や指紋などに基いて個人を認証する生体認証技術の普及が進んでいる。本講演では、日立の指静脈認証技術を紹介するとともに、オンライン認証において強固なセキュリティとプライバシ保護を実現する、キャンセラブルバイオメトリクス技術および PBI (Public Biometrics Infrastructure) 技術を紹介する。最後にこれらの技術を用いた生体認証クラウドサービスと学認との連携可能性について議論する。

10:30 〜 10:40 A 会場

展示・休憩

10:40 〜 12:10 A 会場

[セッション: 01-AM2] NVW 分科会

  1. SDN 技術の既存ネットワーク環境への適用について
    浅羽登志也 (ストラスフィア)
    OpenFlow をはじめとする SDN 関連技術が、既存の様々なネットワーキング環境にどのように適用可能であり、また、既存の課題をどのように解決可能なのか。DC、WAN、オフィス、インターネットなどのさまざまなシーンでのデプロイメントイメージを考察、議論する。
  2. 有・無線統合テストベッドの実装
    真野 浩(山梨大学)
    有・無線を問わず、物理層からアプリケーションレイヤーまでを自由に再構築、プログラミング可能なエミュレーションシステムの実装状況を解説する。あわせて、StarBedのネットワーク上にマッピングされたこのテストベッドのデモを行い、無線のフィルード試験をネットワークサービスとして提供する WETAAS (Wireless Experimental Trial As A Service) の実装評価を示し、その用途等について議論する。
  3. BeaconCast Reloaded
    中尾 彰宏(東京大学)
    最近の WiVi: WiFi アクセスポイント仮想化技術研究開発の最近の進歩を報告し、WiVi のスライスにおけるサービスの一つとして研究開発をしてきた BeaconCast の最近の実証実験の紹介とその応用例を議論する。

12:10 〜 13:10 A 会場

昼食

13:10 〜 16:00 A 会場

[IA 研究会共催セッション]

詳細は、主催研究会のページをご確認ください。

16:00 〜 16:30 A 会場

クロージング

4 日目 (2013 年 11 月 2 日 (土))

13:30 〜 16:30 A 会場

[併設ワークショップ] 正しく恐がるインターネット 〜親子で学ぶ情報モラル〜

  • 主催: 広島大学情報メディア教育研究センター
  • 共催: ITRC
  • 会場: 広島大学情報メディア教育研究センター (本館)
  • 対象: 小学校高学年〜 (小中学生は保護者とご一緒に!)
  • 参加費: 無料
  • 内容および参加申込は、こちら

問い合せ先

PC

  • 後藤幸功 (サイバー大学)
  • 森岡仁志 ((株) アライドテレシス開発センター)

LA

  • 西村浩二 (広島大)
  • 近堂徹 (広島大)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet33 program

ITRC meet33 プログラムの詳細です。

1 日目 (2013 年 5 月 23 日 (木))

12:00 〜 13:30 A 会場 (タワー C 8F カンファレンスルーム C01)

ITRC 運営委員会

第 163 委員会運営委員のみ

13:30 〜 14:40 A 会場 (タワー C 8F カンファレンスルーム C01)

[展示デモ紹介セッション ]

デモ展示出展リスト (申込順)

  • ディーリンクジャパン株式会社 「D-Link 集中管理型無線 LAN 機器のご紹介」
  • アラクサラネットワークス株式会社 「ボックスとシャーシが融合した新プラットフォーム クロスオーバー型スイッチ AX4630S」
  • ジュニパーネットワークス株式会社 「Junos Space SDK – RESTful API によるプログラマブルネットワーク及び BYOD 環境のユーザアクセス統合認証基盤」
  • 株式会社アライドテレシス開発センター
  • 富士通株式会社 「新製品のご紹介: コンバージドファブリックスイッチ」
  • 株式会社シー・オー・コンヴ 「(新製品) CO-CO および CO-Store 2.0 のご紹介」
  • 関西学院大学 「COMPSAC 2013 (The 37th Annual International Computer Software & Applications Conference)の紹介」
  • シスコシステムズ合同会社 「Cisco Unified Infrastructure Controller (インフラ管理ソリューション)」
  • 京都大学学術情報メディアセンター岡部研究室 「複数家庭におけるオンデマンド型電力供給」

14:40 〜 16:00 A 会場 (タワー C 8F カンファレンスルーム C01)

休憩

14:40 〜 16:00 B 会場 (タワー C 8F カンファレンスルーム C02)

展示デモ見学

16:00 〜 18:00 A 会場 (タワー C 8F カンファレンスルーム C01)

[セッション 12A] INI 分科会

  1. 無線端末過密環境におけるOpenFlowを用いたアクセスおよび優先度制御システム
    渡辺俊貴、木下峻一、山崎康広 (NEC)、後藤英昭、曽根秀昭 (東北大学)
    災害時のような緊急時における情報収集の手段として無線 LAN 通信機能を備える端末が利用される機会が多く、緊急時には駅や避難所等で無線 LAN アクセスポイント (AP) が無料開放されることが期待されている。本発表では、このような無線端末が一か所に集中する環境において、セキュリティおよび通信の効率性を確保するために、利用者に応じて迅速かつ柔軟にアクセスポリシーや通信の優先度を設定できる、OpenFlow を用いたアクセスおよび優先度制御システムを提案する。
  2. クライアント証明書認証に基づいた DTN 配信制御方式
    木下峻一、渡辺俊貴、山崎康広 (NEC)、後藤英昭、曽根秀昭 (東北大学)
    大規模な災害が発生し、既存の通信インフラが使えなくなったとき、自治体職員や一般被災者などに対して、各種の情報を DTN を用いて配信するサービスが検討されている。このような配信サービスにおいては、ユーザの立場によって配信・閲覧できる情報を制御する必要がある。さらに、重要な情報ほど早く確実に伝達させるため、情報の配信者によって DTN 内での配信優先度に差を設けるといった制御も求められる。そこで、本発表ではクライアント証明書によるユーザ認証に基づいて、情報の配信・閲覧可否および配信優先度の制御を行う DTN サービスについて、試作結果を報告する。
  3. 電源自給無線通信装置ポジモのご紹介 〜 製品コンセプトと課題 〜
    大石憲且 ((株) ネクステック)
    平成 16 〜 19 年度前後にさまざまな制度補助により地方市町村部の情報通信基盤整備には大きな進展の見られたが農村部、山村部等では整備見込みのない地域が多く残された。一方、こうした地域は今後、食糧安全保障やエナジーハーベスト等の面で期待されており情報通信基盤整備は重要な役割を担っている。本発表では、こうした需要に応えることを目的として企画・開発し、また、その特長から本来の目的に加え「建設土木」「観光」「被災時・緊急時装備」などの分野でも応用可能な製品「ポジモ」とその課題について紹介する。

16:00 〜 18:00 B 会場 (タワー C 8F カンファレンスルーム C02)

[セッション 12B] RICC 分科会

  1. POSIX file system on the top of object storage
    中川郁夫 (インテック)
    近年、多数のオブジェクトストレージが実用化されている。オブジェクトストレージはシンプルで使いやすいことを特徴とするが、既存のアプリケーションやファイルへの頻繁な読み書き (更新) を必要とする仮想 OS やデータベースなどから利用するには適していない。本発表ではオブジェクトストレージを用いて、ランダムアクセスが可能なファイル API を有する POSIX 準拠のファイルシステムを実現するためのアーキテクチャについて提案する。
  2. RICC Update: distcloud プロジェクトによるライブマイグレーション評価報告と今後の展開について
    近堂徹 (広島大学)
    RICC WG では、昨年度より広域分散ストレージ実証実験プロジェクト (distcloud) を進めている。本実験プロジェクトでは、広島大学、金沢大学、大阪大学、国立情報学研究所等を中心に地理分散型大規模ストレージ環境を構築し、その上で広域運用可能な仮想計算機基盤の構築を目的としている。本発表では、現在構築中のストレージ環境を利用した長距離ライブマイグレーションの評価報告を行うとともに、今後の活動および研究トピックについて紹介する。
  3. ID とロケータ ID 連結 (仮題)
    岡村耕二 (九州大学)
    未定

18:30 〜 21:00 A 会場 (タワー C 8F カンファレンスルーム C01)

交流会

大阪第 1 ビル B1F: オープンドア

2 日目 (2013 年 5 月 24 日 (金))

9:00 〜 11:00 A 会場 (タワー C 8F カンファレンスルーム C01)

[セッション 21A] NVW 分科会

  1. 無線 LAN アクセスポイント仮想化技術 WiVi とスライスアプリケーション BeaconCast
    中尾彰宏 (東大)
    WiFi のアクセスポイントを仮想化しスライスとよばれる独立な実行環境を構築し、ラストマイル・ファーストマイルにて多様なプログラムを独立に実行可能とする基盤技術 WiVi とその技術を用いて新しいネットワークサービスを創造した例として BeaconCast を紹介する。特に先日行われた BeaconCast を用いた O2O の実証実験の内容を紹介し、今後の WiVi や BeaconCast が適用される応用例・商用化例などの可能性を議論する。
  2. 有・無線統合テストベッドの実装とデモ
    真野浩 (山梨大)
    有・無線を問わず、物理層からアプリケーションレイヤーまでを自由に再構築、プログラミング可能なエミュレーションシステムの実装状況を解説する。あわせて、StarBed のネットワーク上にマッピングされたこのテストベッドのデモを行い、無線のフィルード試験をネットワークサービスとして提供する WETAAS (Wireless Experimental Trial As A Service) の構想について、広く議論、意見交換を期待するものです。

9:00 〜 11:00 B 会場 (タワー C 8F カンファレンスルーム C02)

[セッション 21B] MINX 分科会

  1. 難病・災害ネットワークの可能性 (仮)
    水島洋 (国立保健医療科学院)
    未定
  2. 地域 ICT の次へのステップ (仮)
    新見隆彦 (札幌医科大学)
    未定
  3. 地域に根ざす医師・薬剤師連携: IT の新しい利活用
    狭間研至 (ファルメディコ (株))
    医療における IT の利活用は、積極的に進んでいる。時間と空間のギャップを乗り越えることができるという IT の特性を、現在の医療の現状にあてはめると、今までなかったブレイクスルーが生まれるはずでありそこに向けた期待は大きい。その一方で、少子超高齢社会に求められる医療の在り方そのものも変わりつつありその一つが、地域医療における多職種連携の在り方である。従来は、医師が処方箋を出し、薬剤師が調剤するという比較的なシンプルな連携だったが、薬剤師の教育課程が 4 年から 6 年へ広がったこともあり「共同薬物治療管理」ともいうべき新しい連携への道が法的にも開けつつある。今回は、医師および薬局経営者の視点から、これからのあるべき医師・薬剤師連携の在り方を述べるとともにそれらを支えるのに必要な IT インフラ、システムの方向性について、我々のトライアルも踏まえてお示ししたい。
  4. JAMINA から MeWCA へ: 戦略的防衛医療構想 NOW! (仮)
    辰巳治之 (札幌医科大学)
    未定

11:00 〜 13:00 A 会場 (タワー C 8F カンファレンスルーム C01)

総会

第 163 委員会委員のみ

11:00 〜 13:00 B 会場 (タワー C 8F カンファレンスルーム C02)

展示デモ見学

13:00 〜 15:00 A 会場 (タワー C 8F カンファレンスルーム C01)

[PC 企画セッション ]

  1. 地域の価値を増やす試み: 農業の ICT 化と小水力発電で
    菊池豊 (高知工科大)
    地域の価値をいかにして見つけ出して経済のメカニズムに乗せるかが地域再生のカギの一つです。今回は 2 つの例をご紹介します。一つはハウス栽培のトマト農家に ICT ツールを導入してみた例です。経営規模が余り大きくない農家が経営効率を上げるためにどのようなチャレンジをしているのかを御話します。もう一つは小水力発電の話です。固定価格買取制度が出来て、流れさっている位置エネルギーを地域の再生に使えるチャンスができました。チャンスを現実のものにする活動について御話します。
  2. 完全人工光型植物工場の普及に向けて 〜大阪府立大学植物工場研究センターの取り組み〜
    菅野正詞 (大阪府大)
    大阪府立大学に設置されている国内最大規模の完全人工光型の植物工場と、植物工場を利用した産学連携のための植物工場研究センター、および植物工場で行われたさまざまな研究プロジェクトの成果を紹介するとともに、完全人工光型植物工場の今後の可能性について述べる。

15:00 〜 15:30 A 会場 (タワー C 8F カンファレンスルーム C01)

休憩

15:00 〜 15:30 B 会場 (タワー C 8F カンファレンスルーム C02)

展示デモ見学

15:30 〜 17:30 A 会場 (タワー C 8F カンファレンスルーム C01)

[セッション 22A] CIS 分科会

  1. PEOFIAMP: 情報流通連携のためのオープンな ID 連携プラットフォームにおけるプライバシー保護機能の高度化
    中村素典、西村健、山地一禎、佐藤周行、岡部寿男、南 剛志、山崎崇生、崎村夏彦 (NII)
    総務省 平成 24 年度 戦略的国際連携型研究開発推進事業として受託した「情報流通連携のためのオープンな ID 連携プラットフォームにおけるプライバシー保護機能の高度化」では、SAML および OpenID のそれぞれについて、プライバシー保護のための機能を拡張するとともに、SAML-OpenID ゲートウェイの試作を行った。本発表では、これらのとりくみ内容について紹介する。
  2. 大学におけるクラウドサービス (Office 365、Google Apps、学認)の最新動向
    中田寿穂 (サイオステクノロジー株式会社)
    2007 年の日本大学の Google Apps 導入を皮切りに、この 6 年で 80 以上の大学 (延べユーザ数 120 万人)が Google Apps を導入しました。また、2012 年 6 月末には、Microsoft 社の Office 365 for Educaion もサービスが開始され、多くの大学が導入を検討されていることと思います。本講演では、最新のクラウドサービス導入事例の紹介を中心に、これらクラウドサービスに対応する IT 基盤をどのように構築していくかをご紹介いたします。
  3. コンテナ型サーバ収容設備を用いたNAISTクラウド環境構築と運用事例
    辻井高浩、猪股敦夫、垣内正年、油谷暁、藤川和利 (NAIST)
    本学では今年度中にコンテナ型サーバ収容設備を導入し、システムの可用性を高め、災害に強くかつ利用者のニーズに応えるクラウドサービス実現を目指している。本稿では、本学のこれらの取り組みと検討課題について述べる。

15:30 〜 17:30 B 会場 (タワー C 8F カンファレンスルーム C02)

[セッション 22B] NWGN 分科会

  1. DTN 分散型情報共有システムの開発とそのフィールド実証実験
    山崎康広、植田啓文、小倉一峰、山垣則夫、藤田範人
    DTN は End-to-End の接続性が無い不安定・不確実なネットワークであっても通信を可能とする技術である。このため災害時や臨時のネットワークを構築する技術として注目されている。DTN での臨時ネットワークとしては、スケーラビリティや平常時の電源確保等の課題がある。我々はこれらの問題に対応した DTN 分散型情報共有システムを開発した。開発したシステムではスケーラビリティを向上するためのルーティングや自立運転可能な電源、災害時用の複数のアプリケーションを備える。本発表では開発した DTN 分散型情報共有システムを紹介し、実フィールドでの実験結果を報告する。
  2. Twitter におけるユーザの活動履歴を利用したうつ傾向の推定に関する一検討
    津川翔 (筑波大)、茂木佑希子、菊地佑介、岸野文郎 (関西学院大)、藤田和之、伊藤雄一 (阪大)、大崎博之 (関西学院大)
    本発表では、代表的なソーシャルメディアである Twitter におけるユーザのツイートの発信履歴がユーザのうつ傾向の推定にどの程度有効であるか調査した結果を報告する。ユーザの活動履歴から、ツイート本文で使用される単語の出現頻度を特徴量として抽出し、それらの出現頻度からユーザのうつ傾向を推定する回帰式を構築した。一部の実験参加者のデータから構築した回帰式を用いて、残りの実験参加者のうつ傾向を推定する実験を行った。その結果、うつ傾向を推定する代表的な尺度であるツングの自己評価うつ病尺度と、回帰式を用いて推定したうつ傾向のスコアとの間に、相関係数 0.45 の中程度の相関が存在することを確認した。
  3. 進化ゲーム理論を用いた自己組織型サービス選択方式
    笹部昌弘、滝根哲哉 (阪大)
    クラウドコンピューティングの普及に伴い、それを支えるデータセンタの利用が広まっている。データセンタ内では多数のエージェント (端末上で動作するソフトウェア) がユーザからのリクエストに応じて様々なサービスを提供することとなる。サービス側の要求を環境情報、個々のエージェントが選択するサービスを戦略と見なすと、エージェントの戦略更新の過程を生物の進化の過程に見立てることができる。本発表では、進化ゲーム理論の応用により、サービス間の負荷分散を自己組織的に実現可能なサービス選択方式を紹介する。

17:30 〜 18:00 A 会場 (タワー C 8F カンファレンスルーム C01)

[クロージングセッション]

3 日目 (2013 年 5 月 25 日 (土))

13:00 〜 17:00 A 会場 (タワー C 8F カンファレンスルーム C01)

併設ワークショップ: コンピュータの「つたえる」仕組みを体験してみよう (TheLab. 2F ACTIVE Studio)

  • 主催者: Vislab OSAKA (サイバー関西プロジェクト)
  • 協力者: ITRC、大阪電気通信大学、CAMP (SCSK)
  • 対象: 小学校 4 年生〜中学校 3 年生
  • 定員: 16名 (申込は締め切りました)
  • 参加費: 無料
  • 持ち物: 水筒
  • 内容: インターネット、携帯電話、ファックスなどなど、とっても便利な機械はどうやって情報をつたえているんだろう?! コンピュータの「つたえる」仕組みをナレッジキャピタル「ザ・ラボ」で科学しよう! 音で、光で、「つたえる」そうちをつくってみよう!! 「ザ・ラボ」はこんなところ –> http://kc-i.jp/facilities/thelab/activelab/
  • 備考:
    • 汚れてもよい、動きやすい服装で来て下さい。
    • 作った作品はお持ち帰りいただけません。作品の著作権は主催者に属します。
    • 保護者の方は御参加いただけませんので、あらかじめ御了承ください。会場内に見学席を御用意いたします。
    • 応募多数の場合は、〆切後に抽選となります。当選された方には招待状をお送りします。
    • 終了時刻は進行状況により前後する場合があります。
    • 当日、新聞やテレビなどの取材が入る場合があります。また、当日の様子をスタッフが写真・ビデオ撮影し、主催者や協力者のウェブサイトへの掲載や活動紹介に使用させていただきます。

問い合せ先

PC

  • 川本芳久 (大阪学院大)
  • 早川浩平 (CISCO)

LA

  • 秋山豊和 (京産大)
  • 柏崎礼生 (阪大)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet32 program

ITRC meet32 プログラムの詳細です。

1 日目 (2012 年 11 月 19 日 (月))

13:30 〜 13:40 コミュニティルーム

オープニング

13:40 〜 15:20 コミュニティルーム

[IA 研究会主催 セッション]

詳細は、主催研究会のページをご確認ください。

15:20 〜 15:30 コミュニティルーム

休憩

15:30 〜 16:30 コミュニティルーム

[展示デモ紹介セッション]

デモ展示出展リスト(申込順)

  • 株式会社ネットワークバリューコンポネンツ
    • ヘテロジニアス連携の円滑コミュニケーションツール
  • NICT
    • 分散型無線アクセス網 NerveNet のネットワーク内情報蓄積・配信による安否確認システム
  • サイバートランスジャパン株式会社
    • IP-LED照明制御システム
  • 株式会社アライドテレシス開発センター
    • シングル IP によるキャンパスネットワーク仮想化ソリューション
  • 京都大学
    • 拡張 Power over Ethernet によるオンデマンド型電力供給
  • 東京工業大学
    • サービス指向型ネットワーク抽象化アーキテクチャ
  • シスコシステムズ合同会社
    • CiscoONE/onePK とクラウド環境用仮想ルータのデモ
  • アラクサラネットワークス株式会社
    • アラクサラネットワークスの最新製品紹介
  • 株式会社富士通研究所
    • IEEE 802.1Qbg をベースにした仮想サーバ移動時のネットワーク設定自動化
  • 株式会社トランス・ニュー・テクノロジー
    • 複数の電源と複数種の電力ルータからなる電力ネットワークでの電力経路制御のデモ
  • 株式会社シー・オー・コンヴ
    • CO-CONV の提案するネットブートによる利用者端末環境
  • ポスター発表 2 件
    • ストリーミングアプリケーションのトラフィック特性とハンドオーバによる影響 (慶應義塾大学)
    • 認知症高齢者向けライフログをベースとした傾聴支援システムの開発 (公立はこだて未来大学)

16:30 〜 17:10 コミュニティルーム

展示デモ見学/休憩

デモ展示の見学/ポスター発表

17:10 〜 18:25 コミュニティルーム

[IA 研究会主催セッション]

詳細は、主催研究会のページをご確認ください。

18:25 〜 18:40 コミュニティルーム

[IA 研究会 学生研究奨励賞授賞式]

18:40 〜 18:45 コミュニティルーム

[IA 研究会 閉会]

18:45 〜 19:00 コミュニティルーム

休憩

19:00 〜 20:30 コミュニティルーム

懇親会

20:30 〜 22:00 コミュニティルーム

[セッション 19-EV-A] UAI 分科会

  1. UAI 分科会の活動について
    釜江常行 (東大/Stanford 大)、渡辺隆行 (東女大)、中山雅哉 (東大)
    UAI 分科会では、インターネットを活用したアクセシビリティに関連する論文や重要な技術・話題、参加者の事例紹介などに関する発表や議論を行う UAI 研究会を、月 1 回程度の頻度で開催している。ここでは 2012 年度に開催された 5 回の UAI 研究会の概要を中心に活動状況を紹介する。
  2. Android を使った視覚障害者ナビ
    釜江常行 (東大/Stanford 大)
    視覚障害者や車椅子の方をガイドシステムは、いくつか開発されてきたが、実利用に至らないものがほとんどである。そこで、本研究では、Android 端末の持つ各種の機能を活用し、屋内外を問わずガイドするためのシステム構築を進めている。現在、構築しているプロトタイプシステムと性能評価結果について紹介する。
  3. 視覚障害者の歩行ナビゲーション ーAndroid 端末を用いた視覚障害者向け構内案内の試行実験
    浦麻理子、桑原英子、日置瞳、渡辺隆行 (東女大)
    本研究では、視覚障害者の歩行を支援する既存の音声ナビゲーションシステムの問題点を改善するため、(1) ナビゲーションシステムの位置情報の精度向上 (2) ナビゲーションシステムの精度を補う情報の提示方法 (3) 屋内における位置情報取得の方法 について検討を行っている。本手法では、安価で容易に手に入る Android 端末を用いることで、内蔵されている加速度・地磁気センサーと GPS 情報を組み合わせることで、屋内を含めた位置情報の精度向上を行うことができるか試行実験により確認を行った。また、精度を補う情報の提供には Android 端末に内蔵されている QR コードスキャナを用いて実現する。提供情報は、視覚障害者向け道案内を作成している「NPO 法人ことばの道案内」を参考として案内文を作成した。

2 日目 (2012 年 11 月 20 日 (火))

9:30 〜 11:00 コミュニティルーム

[セッション 20-AM-A] NWGN 分科会

  1. 大規模 DTN 環境下における階層化ルーティング
    小倉一峰、植田啓文、藤田範人 (NEC)
    近年、通信の断絶が頻繁に起こる環境においても通信可能な Delay/DisruptionTolerant Network (DTN) 技術が注目されている.日常使用している携帯電話などのインフラが使えなくなる災害時などへの適用を考え、筆者らは DTN 技術を用いて大規模で広域に臨時ネットワークを構成できるシステムの実現を目指している。しかし、大規模 DTN 環境下において、従来の MANET ルーティングではルーティングの実現が困難である.そこで本研究では、階層化を用いた DTN ルーティング方式を提案し、想定環境下において、従来の MANET ルーティング方式より優れた性能を示すことをシミュレーション結果により明らかにする。
  2. 対面での交流関係を表現したソーシャルネットワークにおけるリンク予測手法の有効性に関する一考察
    津川翔、大崎博之、今瀬真 (阪大)
    ある期間に観測されたソーシャルネットワーク (人をノード、人と人との紐帯をリンクとして表現したグラフ) から、そのネットワークにおける新たなリンクの生成を予測するという、リンク予測の研究が活発に行われている。一方、センシング技術の発達により、対面での交流関係を表現したソーシャルネットワークを構築することが可能になってきている。しかし、対面での交流関係を表現したネットワークにおけるリンク予測手法の有効性を評価した研究は、我々の知る限り存在しない。本発表では、国際会議における対面交流の履歴を記録したデータセットを用いて、 6 種類のリンク予測手法の精度を評価する。調査の結果、(1) リンク予測手法に適切な閾値を設定することにより、0.30-0.40 程度の適合率、0.10-0.17 程度の再現率で新たなリンクの生成を予測できること、(2) 単純にリンク予測に用いるソーシャルネットワークを観測する期間を長くしてもそれほど予測の精度は向上せず、むしろ精度が低下する場合もあること、(3) 対面での交流関係を表現したソーシャルネットワークにおけるリンク予測の精度は、ソーシャルネットワーク以外の他の種類のネットワークにおけるリンク予測の精度と比べると高いが、ソーシャルネットワークの中ではそれほど高くないこと、などを示す。
  3. 高スループット実現のためのオーバレイマルチキャストツリー集合の構築手法
    水口弘明、笹部昌弘、滝根哲哉 (阪大)
    負荷分散や耐障害性の観点から地理的に離れたデータセンタを連携して利用する動きが進んでいる。それに伴い、データセンタ間ではシステムの更新やバックアップのためのトラヒックが発生するが、これらは同一のファイルを多地点に送信することからオーバレイマルチキャストの利用が期待できる。本発表では、複数のオーバレイマルチキャストツリーを用いることで高いスループットの実現を目指す。この問題は、スループット最大化を目的とするマルチキャスト木集合問題として定式化できる。ただし NP 困難な問題となるため、ヒューリスティックアルゴリズムを提案する。シミュレーション評価を通して、(1) 最適解を計算可能な小規模なネットワークにおいて提案手法が最適解と同等のスループットを実現できること、(2) 複数のマルチキャストツリーを用いることによるスループットの向上度合いを示す。

11:00 〜 12:15 コミュニティルーム

展示デモ見学

デモ展示の見学/ポスター発表

11:00 〜 12:15 多目的ルーム

運営委員会

第 163 委員会運営委員のみ

12:15 〜 13:00 コミュニティルーム

臨時総会

第 163 委員会委員のみ

12:15 〜 13:00 多目的ルーム

昼食

13:00 〜 13:15 コミュニティルーム

休憩

13:15 〜 14:45 コミュニティルーム

[特別企画セッション 1] 「日本の復興をいわきから」

  1. いわき市の復興状況について
    新妻英正 (いわき市)
  2. 今、風評被害を乗り越えて
    会田和子、三浦拓馬 (いわきテレワークセンター)

14:45 〜 15:15 コミュニティルーム

[特別企画セッション 2] 「クライシスに強い社会・生活空間の創成」に関する先導的研究開発委員会の概要

  1. クライシスに強い社会・生活空間創成の研究開発
    曽根原登、山田茂樹、今井和雄(NII)、安田浩(東京電機大)、青木利晴 (JSPS)
    東日本大震災は極めて不幸で甚大な災害であった。物理的にも精神的にも大きな傷跡を残している。とりわけ絆、安心・安全などが改めて強調されるなど、日本人の価値観に変化をもたらし、目指すべき未来の社会に対し、大きな影響を与える可能性がある。現在、大震災からの復旧・復興に関連して、安全で安心な社会を構築すべく、様々な研究開発や構築計画が立案されている。ただ、それら計画の多くは既存の社会基盤やハードウェアの再構築に偏っており、既存の社会システムからの脱却を図る考え方はなされていない。大事故や社会危機などいわゆるクライシスと呼ばれる事象に対し強い社会・生活空間を構築するためには、震災に何を学び、何が重要かを明確にした上で、既存の社会基盤にとらわれない情報やソフトウェアによる構築の側面を調査研究し、その後に既存の社会システムとの融合・共存・移行などの方法を検討する必要がある。また、クライシスに強い社会・生活空間を構築する上で、情報・ソフトウェアの研究開発・技術者の人材育成が大きな問題となっている。これらの研究開発・技術者は、社会に対し深い洞察力を持って社会システムデザインができる能力が必要なことから、産業界と、学生を中心とする大学との共同開発や実証実験を通した育成方法について検討する。本委員会では、大学や官公庁の研究所からの委員と産業界からの委員が、クライシスに強い社会・生活空間を創生するための技術開発戦略並びに人材育成方策に関して情報交換を行い、将来の新規産業に結びつけることを目指す。

15:15 〜 16:45 コミュニティルーム

[セッション 20-PM1-A] RICC 分科会

  1. RICC update on meet32
    柏崎礼生 (東京藝術大学)
    函館大沼で開催された ITRC meet30 にて分科会 RICC の開設が承認されてから 1 年が経過した。この 1 年間を総括するとともに、この夏から立ち上がった「広域分散ストレージ検証プロジェクト」について軽く紹介する (ディープな紹介は楠田さんにおまかせする)。このプロジェクトは RICC のコアプロジェクトと呼ぶに相応しいキラーコンテンツとなりつつある。また、さくらインターネット研究所から投下された新ネタについても紹介できるかもしれない。
  2. 分散ストレージ EXAGE / Storageの広域分散対応
    楠田友彦 (インテック)
    IA サーバを用いた分散ストレージシステム「EXAGE / Storage」のアクティブ/アクティブ構成による広域分散対応について紹介する。遠隔の複数拠点にまたがるストレージシステムは、アクティブ/スタンバイ構成が一般的であり、一方の拠点は通常時利用できないという問題がある。EXAGE では、この問題を解消し、すべての拠点でストレージをアクティブに利用するための拡張を行った。
  3. 震災とディジタルディバイド
    曽根秀昭 (東北大)
    ディジタルディバイド地域では、低い人口密度や工事困難箇所による回線整備の障害に加え、情報リテラシーの地域格差のために利活用需要が高まらず、さらに高齢化地域と重なるために世代間ディジタルディバイドにより格差が拡大して、商業・行政サービスの高度化から取り残されている。インターネットの整備と併せて、利活用拡大や需要喚起の方策が必要とされる。東日本大震災は、インターネット基盤に依存する社会に対して災害時ディジタルディバイドを出現させ、長時間、広域にわたって情報流通を困難にした。早期に復旧できた地域では、知人の安否や被災・復旧状況を把握し、生活物資の供給情報を得られた。放送や新聞は広域な被災地の詳細情報を扱いにくく、ネット上の多様な情報から個別に検索できる効果は大きかった。その反面で、ディジタルディバイドによる生活の質の格差が現れた。避難所や自治体に対してインターネット環境を整える災書復旧 ICT 支援活動が行われ、避難所生活を支えるため不足物資情報の発信も行われた。平時からのディジタルディバイド解消が、災害時に生命・安全を保つ減災対策、あるいは復旧・復興の重要な鍵になる。

15:15 〜 16:45 多目的ルーム

[セッション 20-PM1-B] MINX 分科会

  1. 健康ライフログ
    藤野雄一 (はこだて未来大)
  2. 全道周産期医療支援クラウドをデザインする
    新見隆彦 (札幌医科大)
  3. 階層的なロケータ番号自動割振プロトコル HANA による広域ネットワーク及びミニデータセンタの構築
    藤川賢治 (NICT)
  4. 拡張型唯脳論: 情報薬
    辰巳治之 (札幌医科大)

16:45 〜 17:15 コミュニティルーム

展示デモ見学/休憩

デモ展示の見学/ポスター発表

17:15 〜 18:45 コミュニティルーム

[セッション 20-PM2-A] CIS/INI 分科会

第 1 部 20 分発表、10 分質疑 (2 件)

  1. 保管場所に依存せず開示制御を行うクラウド鍵管理型暗号
    小林鉄太郎 (NTT)
    従来、データへのアクセス制御は個別システムによって確保されてきた。近年のクラウドの普及により、データの保管場所によらない統一的な機密性保護システムが求められている。「クラウド鍵管理型暗号」は通常の暗号システムと異なり、復号鍵を配布せず復号サービスのみを提供することで鍵管理を行う必要自体をなくす、新しいアプローチである。本発表では、クラウド鍵管理型暗号を実現するため技術と安全性、実用化への展望について述べる。
  2. 災害時の利用を想定したクライアント証明書による無線 LAN ローカル認証方式
    木下峻一、渡辺俊貴(東北大)、山崎康広 (NEC)、後藤英昭、曽根秀昭 (東北大)
    災害時、無線 LAN インフラを正規のサービス契約者以外にも開放するような運用が検討されている。この際、サービス契約者、警察・消防等の職員、一般被災者などによって、異なるアクセス権や通信の優先度を設定する、認可を行うことが望ましい。そのためには、ユーザの立場を識別するための認証を成立させる必要があるが、一方、災害時においては各種の障害によって通常の認証を実施できる保証がない。本発表では、クライアント証明書を用いることによって、ローカルにユーザ認証・認可を行う仕組みについて議論する。

第 2 部 10 分発表、5 分質疑 (2 件)

  1. Towards a Resilient Software Defined Backbone Network
    ○ Kien Nguyen, Shigeki Yamada (NII)
    The purpose of the proposed research is to build a resilientsoftware defined Internet backbone, which co-operates with cloud computingtechnology coping with disasters. The challenge problems will be attacked:(1) How to make Software-Defined Network (SDN)/OpenFlow efficiently supportthe scalability of a backbone network (2) How to interface between the cloudcomputing with SDN (3) How to define a resilient architecture taking in toconsideration both static and dynamics aspects? (4) How to make the decisionon computing resources in order to achieve the resiliency? (5) How to makethe decision on networking resources? Which technique, when, and whichdevices should update the forwarding table when the disaster occurs? How toautomate the update process?
  2. On-Site Configuration of Heterogeneous AccessNetworks for Disaster Mitigation and Recovery
    ○ Quang Minh Tran, Shigeki Yamada (NII)
    This research proposes on-site heterogeneous wireless accessnetworks (HWAN) for disaster mitigation and recovery. When communicationinfrastructures are destroyed by disasters, access networks are establishedautomatically and quickly using on-site users’ mobile devices. The proposednetworks are more resilient and robust compared to the existing ones interms of reliability, timeliness, feasibility and investment cost.

18:45 〜 19:05 コミュニティルーム

休憩

19:05 〜 20:35 コミュニティルーム

夕食

20:35 〜 22:05 コミュニティルーム

[セッション 20-EV-A] BOF: ITRC IP Address 運用・管理・利用

本セッションでは、ITRC が管理する 133.69.0.0/16 の運用上の手続きの最新情報の共有を行う。次に、企業などがこのあアドレス空間の一部を実際に利用するケーススタディの例を紹介する。さらに、研究用に使用する場合に必要となる BGP ルータの安価な調達についても紹介する。

3 日目 (2012 年 11 月 21 日 (水))

9:00 〜 10:30 コミュニティルーム

[セッション 21-AM1-A] NVW 分科会

  1. FLARE: Open Deeply Programmable Network Node Architecture
    中尾彰宏 (東大)
    本講演では、ネットワーク内部における「深遠なプログラム性」を実現するネットワーク・ノード・アーキテクチャーFLAREの研究結果を紹介する。Software Define Network (SDN) では主に制御プレーンのプログラム性を扱うが、FLARE はより深遠なプログラム性、つまり、データプレーンや制御プレーンのプログラム性のみならず、それらをコントロールする API そのものをプログラム可能として扱う。FLARE アーキテクチャーでは、2 種類以上のプロセッサ資源・ストレージ資源で構成される独立されたプログラミング実行環境を複数導入し、各々の実行環境にて、ネットワークサービスを実装し、複数環境上のサービスをオンデマンドに切り替えることや、同時に実行することを可能とする。評価の一例として、OpenFlow スイッチングおよびその拡張でさえもソフトウェア・プログラムとして導入可能であり、かつ、高速で処理が可能であることを示す。
  2. OpenFlow を用いたオーバレイネットワークにおけるマルチキャスト経路制御方式
    兵頭和樹、中川幸洋、小林伸治、白木長武、清水剛 (富士通)
    レイヤ 2 ネットワークおよび VM モビリティを拡張するオーバレイネットワーク技術が注目されている。IETF で提案されている VXLAN (Virtual eXtensible LAN) では、レイヤ 3 ネットワーク上に最大 16M の論理レイヤ 2 ネットワークを構成できるよう定義されている。しかし、VXLAN では各論理ネットワークの分離に IP マルチキャストを利用しており、スイッチ装置の資源 (CPU、マルチキャストエントリ数) の制限により、実際に構成可能な論理ネットワーク数は大幅に制限される。我々は、IGMP による制御に変わり、OpenFlow を用いた IP マルチキャスト経路制御方式を提案している。各装置が定期的に送信する IGMP メッセージを排除することで、4K (VLAN 数) 超える論理ネットワークの構成を可能とした。
  3. 高可用 有・無線統合テストベッド WETAAS の計画
    真野浩 (山梨大)
    有・無線を問わず、物理層からアプリケーションレイヤーまでを自由に再構築、プログラミング可能なエミュレーションシステムの概要と現状の解説を行う。あわせて、このテストベッドをネットワーク上にマッピングし、従来の行われてきた無線のフィルード試験をネットワークサービスとして提供する WETAAS (Wireless Experimental Trial As A Service) の構想について、広く議論、意見交換を期待するものです。

10:30 〜 10:40 コミュニティルーム

休憩

10:40 〜 12:10 コミュニティルーム

[セッション 21-AM2-A] 一般セッション (PC 企画セッション)

  1. アンビエント環境における異種センサを利用した動的ソーシャルネットワーク分析
    津川翔、大崎博之、伊藤雄一(阪大)、小野直亮(奈良先端大)、香川景一郎(静大)、高嶋和毅(東北大)、今瀬真(阪大)
    我々は、多人数のコミュニケーションを支援する部屋型情報環境 AmbientSuite を提案し、検討を進めている。Ambient Suite では異種のセンサによって、場の状態を推定し、その場の状態に応じて部屋全体に配置されたディスプレイ群に情報を提示することにより多人数でのコミュニケーションを支援する。本発表では、Ambient Suite 中の異種のセンサからリアルタイムに得られるセンシング情報をもとに、Ambient Suite 中の人の交流関係を準リアルタイムな形でソーシャルネットワークとして表現する手法と、その手法を実装した試作システムを紹介する。さらに、Ambient Suite における 6 人の対面型コミュニケーションに対して、動的ソーシャルネットワーク分析を実施した結果を報告する。
  2. 高信頼型マルチホップ無線網構築のための異常ノード検出に関する研究
    野林大起、中村豊、池永全志 (九工大)、堀良彰(九大)
    次世代のネットワークでは、M2M 通信をはじめとする様々な機器からの膨大で多種多様な通信要求が発生すると想定される。その中で、マルチホップ無線網は情報端末をネットワークインフラへ接続するためのラストワンマイルの技術として注目されている。しかし、柔軟なネットワークトポロジを構築可能なマルチホップ無線網は、周辺の電波状況の変化、災害や危機の故障、さらには悪意あるユーザからの妨害・攻撃に対して非常に脆い特性を持つ。そこで、高い信頼性を有するマルチホップ無線網実現のために必要となる技術である異常ノード検出手法について提案する。本提案ではネットワークを構成する各ノードが近隣に位置するノードの振る舞いを監視し、その情報を共有し連携することで異常ノードを検出する。本発表では、本手法のシミュレーション及び実機実験による有効性の評価結果について報告する。

12:10 〜 12:20 コミュニティルーム

クロージング

問い合せ先

PC

  • 池永全志 (九工大)
  • 大崎博之 (阪大)
  • 地引昌弘 (NICT)
  • 野林大起 (九工大)

LA

  • 岡部寿男 (京大)
  • 曽根秀昭 (東北大)
  • 前田朋孝 (京大)
  • 樋地正浩 (日立東日本ソリューションズ)
  • 菅沼拓夫 (東北大)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。