meet23 program

ITRC meet23 プログラムの詳細です。

1 日目 (2008 年 5 月 15 日 (木))

10:30 〜 10:45 ベンチャービジネスラボラトリー 3F ベンチャーホール

オープニング

10:45 〜 12:15 ベンチャービジネスラボラトリー3F ベンチャーホール

NGN 分科会セッション 担当: NGN 分科会

NGN 分科会
チェア: 笹部 昌弘

  1. ローカルリルート方式による AS 間経路制御安定性向上について
    鈴木孝明、鈴木一哉、柳生智彦、地引昌弘 (NEC)
    インターネットバックボーンにおける AS 間経路制御プロトコルとして、BGP-4 が用いられている。現在、AS 間ネットワークでは、1 日に 50 万件以上もの BGP メッセージが流れている。経路制御メッセージの増加により、ルータ負荷の増加、さらに、パス情報の頻繁な更新によるネットワークの不安定化が問題となっている。経路制御メッセージの増加原因の一つに、ネットワーク障害によるパス情報更新のための経路制御メッセージ送信が考えられる。本発表では、ネットワーク障害によって経路制御メッセージ数が増大する問題を緩和するため、障害が発生したローカルなエリアでパス情報の更新を行う LR-BGP (Local RerouteBGP) を提案する。LR-BGP は各宛先に対してローカルに代替パスを選出し、代替パス沿いのみに経路制御メッセージを送信することでメッセージ数を削減する。シミュレーション評価の結果、ネットワーク全体として、経路制御メッセージ数が平均で 50% 以上、最大で約 80% 削減できることを検証した。また、ネットワークトポロジーが効果に与える影響についても検証を行った。
  2. センサネットワークのための進行波型通信機構
    谷口義明、若宮直紀、村田正幸 (大阪大学)
    我々の研究グループでは、ノード間、ネットワーク間、さらにレイヤ間の相互作用を通じて自己組織的にネットワークシステム全体が制御される、拡張性、柔軟性、頑健性を有する自己組織型新世代ネットワークアーキテクチャを提案している。本報告では、基本となる非線形制御の一つであるパルス結合振動子モデルを応用した、自己組織型センサ情報収集機構を提案している。提案機構は、複数のセンシング機能を有するセンサノードからなるセンサネットワークを対象に、センシング対象やセンシング状況に応じた柔軟な情報収集を実現する。シミュレーションにより提案機構の有効性を示す。
  3. iSCSI 複数コネクション多重度制御機構の設計と実装
    井上史斗、大崎博之、野本義弘、今瀬真(大阪大学)
    本報告では、広域・広帯域ネットワークにおいて、iSCSI のスループットを最大化する複数コネクションの多重度制御機構 iSCSI-APT (iSCSI with Automatic Parallelism Tuning) を提案するとともに、その有効性を実験によって示す。近年、SAN (Storage Area Network) を構築するためのプロトコルとして、コストの低さ・既存のインフラ流用の容易さなどから iSCSI が注目されている。しかし、広域・広帯域ネットワークにおいて iSCSI のスループットが低下するという問題が指摘されている。iSCSI は、一つの iSCSI セッション内に複数のコネクションを確立しデータ転送を行なう複数コネクション機能をサポートする。しかし、これが有効に機能するためには、複数コネクションの多重度をネットワーク環境に応じて適切に設定しなければならない。そこで本稿では、ネットワーク環境に応じて複数コネクションの多重度を自動的に調整する機構 iSCSI-APT を提案する。さらに、実装した iSCSI-APT を用いた実験により、iSCSI-APT は iSCSI スループットを最大化できることを示す。

10:45 〜 12:15 ベンチャービジネスラボラトリー3F ミーティングルーム

研究発表セッション 担当: PC

研究発表
チェア: 曽根 秀昭

  1. 仮想計算機の複製に基づく規模適応性に優れたサーバ構築システムの設計と実装
    神屋郁子、下川俊彦 (九州産業大学)
  2. 大規模キャンパス無線 LAN の構成と機器の要件
    大和純一 (東北大)、若山永哉 (東北大)、渡邊義和 (NEC)、後藤英昭 (東北大)、山野悟 (NEC)、曽根秀昭 (東北大)
  3. テストベッドネットワーク再構成における経路制御方法の検討
    中村一彦 (NICT)、山本成一 (東京大学)、小林和真 (倉敷芸術科学大学)、下條真司 (NICT)、曽根秀昭 (東北大学)
  4. 信頼性 99.9999% に向けて、ネットワーク機器における機能と実装
    森 工 (ジュニパーネットワークス)

12:15 〜 13:15 ベンチャービジネスラボラトリー 3F ミーティングルーム

昼食/運営委員会 (ITRC 運営委員のみ)

13:15 〜 14:45 情報連携基盤センター (ITC) 4F 演習室

UAI 分科会セッション 担当: UAI 分科会

UAI 分科会「UAI セミナー」

  1. Web アクセシビリティ概論
    渡辺隆行 (東京女子大学)
  2. アクセシブルなコンテンツ、ナビゲーション、フォーム
    山口俊光
  3. WCAG 2.0 最新情報
    梅垣正宏
  4. JIS X 8341-3 改正の方針
    渡辺隆行 (東京女子大学)

詳細は UAI セミナーのページを御覧ください。14:45 以降は引き続き UAI セミナーを併催いたします。

14:45 〜 15:30 ベンチャービジネスラボラトリー 3F ベンチャーホール (展示内容紹介)、ベンチャービジネスラボラトリー 3F ベンチャーホールラウンジスペース (デモ展示)

デモ展示紹介 担当: PC/LA

デモ展示団体一覧

  • 有限会社シー・オー・コンヴ
  • 日本電気株式会社
  • SAMTK マルチプラットフォーム対応多地点間通信基盤ソフトウェア 名古屋大学大学院工学研究科電子情報システム専攻
  • サン・マイクロシステムズ株式会社

15:30 〜 17:30

[招待講演セッション] 担当: PC/LA

※このセッションは情報処理学会 CMS 研究グループとの共催です。

オープン時代における大規模組織のアイデンティティ管理

  1. 趣旨・講演者紹介
    梶田将司 (名古屋大学)
  2. IC カードを核とした名古屋工業大学におけるアイデンティティ管理 〜1 年間の運用から〜
    齊藤彰一 (名古屋工業大学情報基盤センター 准教授)
    • ID として IC Card 導入
    • 文部科学省特別研究経費の支援により実施
    • 製品ベース (Sun Java IdM) のアイデンティティ管理
    • 講演者の齊藤氏は、名古屋工業大学の ID 管理システムにおいて、プロビジョニングを含むすべての事項を一手に担当されている専門家である
    • 参考 URL
      • http://www.ssn.nitech.ac.jp/~shoichi/
      • http://www2.itc.nagoya-u.ac.jp/pub/pdf/pdf/vol06_04/317_319salon.pdf
  3. 名古屋大学におけるアイデンティティ管理 -生涯 ID としての名古屋大学 ID-
    内藤久資 (名古屋大学多元数理科学研究科・情報連携統括本部)
    • 講演者の内藤氏は、学内統一認証基盤の構築を黎明期から取り組み、CAS^2 (Central Authentication and Authorization Service) の研究開発等、実践的な研究開発を実施
    • 生涯 ID として名古屋大学 ID の導入
    • オープンソースベース・独自対応ベースのアイデンティティ管理
    • 参考 URL
      • http://ci.nii.ac.jp/naid/110004734709/
      • http://www.internetconference.org/ic2007/PDF/regular-paper/naito-hisashi.pdf
  4. 戸籍の電子化にあたっての名前表記問題
    竹中稔 (富士ゼロックスシステムサービス株式会社公共システム事業部)
    • 戸籍における名前表記の問題の現状と課題を整理
    • 講演者の竹中氏は、公共システムの現場において直面している問題に詳しい
  5. 討論
    チェア: 梶田将司

18:00 〜 20:00 グリーンサロン東山 レストラン花の木

レセプション

2 日目 (2008 年 5 月 16 日 (金))

9:00 〜 10:30 ベンチャービジネスラボラトリー3F ベンチャーホール

RIBB 分科会 ミーティング 担当: RIBB 分科会

一般の方の参加はできません。

9:00 〜 10:30 文系総合館 7F オープンホール

CIS/INI 分科会合同セッション 担当: CIS/INI 分科会

※このセッションは情報処理学会 CMS 研究グループとの共催です。

  1. キャンパス情報システムの属性連携フレームワークの検討状況
    秋山豊和、岡村真吾、寺西裕一
  2. 大学間無線 LAN ローミングのためのリソースアクセス制御手法
    後藤英昭、渡邊義和、曽根秀昭
  3. IC カード職員証および学生証の発行と氏名表記問題について
    久保仁、内藤久資
  4. シングルサインオンに対応した遠隔地からの電子ジャーナル利用事例
    山本哲也
  5. 不正抑止を考慮した出席確認システムに関する基礎的検討
    河田貴司、湯瀬裕昭、吉田雄紀

午後は引き続き CMS 研究会を併催いたします。プログラムの詳細は CMS 研究会へお問い合わせください。

10:45 〜 12:15 ベンチャービジネスラボラトリー 3F ベンチャーホール

RIBB 分科会セッション 担当: RIBB 分科会

RIBB 分科会
チェア: 中川郁夫

  1. オーバレイによる地域 IX の効果の一例
    大石憲且 (NPO 法人 北海道地域ネットワーク協議会)
  2. 複数のアプリケーションを導入することによるブロードバンド整備
  3. ラスト 1 マイル問題への挑戦
    菊池豊 (高知工科大学)
  4. 山梨県情報ハイウェイの民間運用
    羽田友和 (株式会社デジタルアライアンス)

12:15 〜 13:15

昼食

13:15 〜 14:45 ベンチャービジネスラボラトリー 3F ベンチャーホール

[特別セッション] 担当: NICT

新世代ネットワーク + JGN2plus (Overlay の概要)
中尾彰宏 (NICT/東京大学)

  1. JGN2plus の現状
    下條真司 (NICT/大阪大学)
  2. PlanetLab Research Activities
    中尾彰宏 (NICT/東京大学)
  3. PlanetLab Applications and Federation
    中内清秀 (NICT)

15:00 〜 16:30 ベンチャービジネスラボラトリー 3F ベンチャーホール

[特別セッション] 担当: NICT

新世代ネットワーク + JGN2plus (Overlay の概要)
中尾彰宏 (NICT/東京大学)

  1. Overlay Weaver とその PlanetLab 上での運用
    首藤一幸 (ウタゴエ/NICT)
  2. オーバーレイネットワークを用いたトラヒック制御と分散測定
    亀井聡、川原亮一 (NTT)
  3. PlanetLab の計測結果を用いたオーバーレイルーティングの性能評価
    長谷川剛 (大阪大学)
  4. P2P エージェントプラットフォーム PIAX とその応用
    寺西裕一 (大阪大学)
    P2P オーバーレイ技術とエージェント技術を融合し、様々な情報を自律分散的に処理することで、さまざまなユビキタスコンピューティング応用を可能とするプラットフォーム PIAX について紹介する。
  5. 全体質疑

16:30 〜 16:45 ベンチャービジネスラボラトリー 3F ベンチャーホール

クロージング

問い合せ先

PC

  • 大崎博之 (大阪大学)

LA

  • 秋山豊和 (京都産業大学)
  • 梶田将司 (名古屋大学)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet23 agenda

日程

  • 2008 年 5 月 15 日 (木) 〜 5 月 16 日 (金)

会場

  • 研究会
    • 名古屋大学ベンチャービジネスラボラトリー 3F
    • CMS 研究会と共催のセッションにつきましては、名古屋大学文系総合館で開催いたします。
    • UAI 分科会のセッションにつきましては、名古屋大学情報連携基盤センター (ITC) で開催いたします。
      • 〒464-8601 名古屋市千種区不老町

主催

共催

  • 情報処理学会教育学習支援情報システム研究グループ (CMS 研究会) (15 日午後招待講演セッション、16 日午前 ITRC 研究会)
  • UPKI イニシアティブ (16 日午前 ITRC 研究会)
  • 情報通信研究機構 (予定) (16 日午後特別セッション)

テーマ

  • インターネット全般

参加費

  • 研究会の参加費は下記のとおりとなっております。今回は宿泊の予約等は行いませんので、必要な方はご自身で手配下さいますようお願いいたします。
    • 参加費: ¥10,000
    • 学生は半額です。
    • 食費、レセプション費は含まれておりません。1 日のみの参加の場合でも減額の設定はございません。5 月 15 日 (木) 15:30 〜 17:30 の招待講演セッション、5 月 16日 (金) 9:00 〜 12:15の ITRC 研究会のみのご参加の方は無料です。

参加申し込みの注意事項

  • ITRC 研究会、CMS 研究会、ITRC 研究会レセプションまたは CMS 研究会懇親会のすべてに参加される方
    • ITRC 研究会で「研究会の参加登録」「レセプションの参加登録」をしてください。
    • CMS 研究会のセッションに参加される場合は、「CMS 研究会の参加登録も行ってください。
    • CMS 研究会に参加登録されていない場合は、予稿集をご購入いただけない場合がございますのでご了承いただきますようお願いいたします。
  • CMS研究会の参加登録
    • CMS 研究会へのご参加を予定されている方は予稿集の冊数把握のため、下記情報を sigcms-sec [at] ulan.jp までご送付くださいますようよろしくお願い申し上げます。なお、頂いた情報は、本研究会参加に関する要件以外には使用致しません。
      • 名前
      • 所属
      • メール
      • 備考: ITRC 研究会で参加登録済み
    • 参加申し込み〆切: 2008 年 5 月 8 日 (木) 正午
    • 参加費は無料、予稿集は ¥1,000 程度
    • 問い合わせ先: sigcms-sec [at] ulan.jp

参加申込み

参加申込みは終了しました。参加ご希望の方は、下記問い合わせ先にご連絡ください。

  • 振込締切: 2008 年 5 月 12 日 (月)

プログラム

詳細は ITRC meet23 プログラムのページをご参照ください。

1 日目 (2008 年 5 月 15 日 (木))

  • 10:30 〜 10:45 オープニング [ベンチャービジネスラボラトリー 3F]
  • 10:45 〜 12:15 NGN 分科会セッション [ベンチャービジネスラボラトリー 3F] / 研究発表セッション [ベンチャービジネスラボラトリー 3F]
  • 12:15 〜 13:15 昼食 / ITRC 運営委員会
  • 13:15 〜 14:45 UAI 分科会セッション [情報連携基盤センター 4F] ※1
  • 14:45 〜 15:30 デモ展示紹介 [ベンチャービジネスラボラトリー 3F]
  • 15:30 〜 17:30 招待講演セッション [ベンチャービジネスラボラトリー 3F]「オープン時代における大規模組織のアイデンティティ管理」※2
  • 18:00 〜 20:00 レセプション [グリーンサロン東山]

2 日目 (2008 年 5 月 16 日 (金))

  • 9:00 〜 10:30 CIS/INI 分科会合同セッション [文系総合館 7F] ※2 / RIBB 分科会ミーティング [ベンチャービジネスラボラトリ ー3F]
  • 10:45 〜 12:15 CIS/INI 分科会合同セッション [文系総合館 7F] ※2 / RIBB 分科会セッション [ベンチャービジネスラボラトリー 3F]
  • 12:15 〜 13:15 昼食
  • 13:15 〜 14:45 特別セッション [ベンチャービジネスラボラトリー 3F]「新世代ネットワーク + JGN2plus (1)」※3
  • 15:00 〜 16:30 特別セッション [ベンチャービジネスラボラトリー 3F]「新世代ネットワーク + JGN2plus (2)」※3
  • 16:30 〜 16:45 クロージング [ベンチャービジネスラボラトリー 3F]

※1: 14:45 以降は引き続き UAI セミナーを併催

※2: 情報処理学会 CMS 研究会 との共催

※3: 情報通信研究機構 (NICT) との共催

問合せ先

PC

  • 大崎博之 (大阪大学)

LA

  • 秋山豊和 (京都産業大学)
  • 梶田将司 (名古屋大学)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet22 report

開催報告

2007 年 11 月 7 日 (水) 〜 11 月 9 日 (金)、第 22 回ITRC研究会が和歌山県 白浜 ホテルシーモアにて開催されました。今回の研究会は、NPO 情報セキュリティ研究所との共催で行われ、終日 80 名程度の関係者が集いました。また、会場内でデモ展示が行われており、参加者でにぎわっていました。

特別セッション

  • 情報セキュリティ人材育成
    • 招待講演: 「情報通信の現状と情報セキュリティ分野の人材育成について」 村上聡 (総務省情報セキュリティ対策室)
    • 「NPO による人材育成 -和歌山での事例から-」 上原 哲太郎 (NPO 法人情報セキュリティ研究所・副代表理事)
    • 「電子情報通信学会ネットワーク運用ガイドライン検討 WG の活動の経緯と今後の展開について」 小川 賢 (神戸学院大学)
    • 「APAN Security WG の活動とアジアでのセキュリティ研究の状況」 笠原 義晃 (九州大学)
    • 「米国における Internet2 等による セキュリティ意識向上ビデオコンテストの紹介 岡村耕二 (九州大学)
    • 「社会的 IT リスク軽減のための情報セキュリティ技術者・実務者育成」 砂原秀樹 (奈良先端科学技術大学院大学)
  • 日本版 SOX 法 (金融商品取引法の内部統制規定の通称) とインターネットとの係わりについて
    • 招待講演: 「京セラグループの企業改革法 (SOX 法) への取り組みについて」 上原始 (京セラコミュニケーションシステム (株) 内部監査室)
    • 招待講演: 「IT 統制における導入事例」 内山英子 (京セラコミュニケーションシステム (株) セキュリティ事業部)

セッション一覧

  • 学生セッション
  • テクニカルセッション「デモ展示説明」
  • 医療情報ネットワーク相互接続分科会
  • 地域ネットワーク活動分科会
  • 次世代ネットワーク構築のための基盤技術研究分科会
  • インターネット放送協会分科会

より詳しい情報

meet22 program

ITRC meet22 プログラムの詳細です。

1 日目 (2007 年 11 月 7 日 (水))

13:45 〜 14:00

オープニング

14:00 〜 16:00

[セッション] 情報セキュリティ人材育成 担当: 岡部、高倉

  1. NPO による人材育成 -和歌山での事例から-
    上原 哲太郎 (NPO 法人情報セキュリティ研究所・副代表理事)、川橋 裕 (NPO 法人情報セキュリティ研究所・和歌山大学システム情報学センター)
    和歌山にある NPO 情報セキュリティ研究所は、住基ネット /LGWAN 稼動にかかる自治体情報セキュリティポリシー策定支援を主なミッションとして設立された団体であるが、現在その活動内容を教育機関向けのセキュリティ対策支援、一般向けのセキュリティ啓蒙活動、そして人材育成活動に広げている。本講演では NPO が行っている人材育成活動である「自治体情報セキュリティ内部監査人育成」「学生対抗 IT 危機管理コンテスト」そして「白浜 IT 危機管理塾」について紹介する。
  2. 電子情報通信学会ネットワーク運用ガイドライン検討 WG の活動の経緯と今後の展開について
    小川 賢 (神戸学院大学)
    電子情報通信学会ネットワーク運用ガイドライン検討 WG は情報ネットワークの健全な運用・利用の実現のために高等教育機関におけるネットワーク運用ガイドラインを策定し、ガイドラインの改訂、普及活動を行ってきた。2006 年度からは国立情報学研究所学術情報ネットワーク運営・連携本部が設置した国立大学法人等における情報セキュリティポリシー策定作業部会と合同で、政府機関統一基準を踏まえ各大学の実情に合わせて情報セキュリティポリシーを策定する際の参考として役立つよう、標準的かつ活用可能な情報セキュリティ規程群をサンプル規程集とその解説を提供するために活動してきた。本講演では、高等教育機関におけるセキュリティポリシーを推進するために活動してきたガイドライン WG の活動の経緯と今後の展開について紹介する。
  3. APAN Security WG の活動とアジアでのセキュリティ研究の状況
    笠原 義晃 (九州大学)
    APAN Security Working Group は 2003 年 8 月に BoF として始まり、2005 年 8 月から正式に WG となって、半年に一回の APAN 会合において定期的に Workshop を開催している。本発表では、近年のアジア環太平洋地区におけるセキュリティ関連研究トピックとして、ここ数回の Workshop における発表を紹介する。
  4. 米国における Internet2 等による セキュリティ意識向上ビデオコンテストの紹介
    岡村耕二 (九州大学)
    米国 EDUCAUSE/Internet2 Computer and Network Security Task Force、National Cyber Security Alliance および Research Channel が主催している、大学におけるセキュリティ意識向上のためのビデオコンテストについて、簡単に紹介する。http://www.researchchannel.org/securityvideo2007/
  5. 情報通信の現状と情報セキュリティ分野の人材育成について
    村上聡 (総務省情報セキュリティ対策室)
    情報通信分野の現状、政府が取組む情報セキュリティ対策等、そして ICT 環境が変化する中で求められる情報セキュリティ分野の人材像について概観する。
  6. 社会的 IT リスク軽減のための情報セキュリティ技術者・実務者育成
    砂原 秀樹 (奈良先端科学技術大学院大学)
    新しい人材育成プログラムとして標記が今年度からスタートし、ITRC のメンバーも深く関連しています。スタートに当たって、その内容を紹介するとともに、我が国における高度セキュリティ人材像、そのあり方について深く議論したい。

16:00 〜 16:30

休憩/デモ展示内容紹介 & デモ展示

16:30 〜 18:30

[セッション]JAMINA 分科会 担当: 辰巳治之

  1. イントロダクション
    JAMINA 分科会主査: 辰巳治之 (札幌医科大学)
    • 地域および医療ネットワークの問題解決型技術開発 (052301001)
    • Solution Oriented TeChnology DevelOPment for Country-side and Medical Network (Implementation of Virtual Global Network)
    • 総務省: 戦略的情報通信研究開発推進制度 (SCOPE)
  2. SCOPE ネットワークの医療系アプリケーション: ICT 利用地域医療支援
    明石浩文 (札幌医科大学総合情報センター 副所長)
  3. 地方のインターネット通信品質向上に資する設計手法 VGN への応用
    大石憲且 (ネクステック株式会社 代表取締役)
  4. 終点アドレス情報のみでの経路制御を行う IPv6 マルチホームの提案
    藤川 賢治 (ルート (株))
  5. -地域及び医療ネットワークの問題解決型技術開発- SCOPE 実証実験事例報告
    新見 隆彦 (札幌医科大学大学院医学研究科生体情報形態学)
  6. 戦略的防衛医療構想 ver 2.0 の実現にむけて: ネットワーク?、情報?、コミュニケーション?、心?
    辰巳治之

18:30 〜 20:30

夕食 (懇親会)

20:30 〜 22:30

[学生セッション] 学生発表 担当: 岡村耕二

  1. CDNにおけるミラーサーバのコンテンツ同期状況の改善手法に関する研究
    岩佐宗幸 (九州産業大学)
    CDN におけるミラーサーバの中には、コンテンツの同期が出来ていないサーバが存在するという問題がある。本研究ではコンテンツ同期状況の改善を目的とし、部分ミラーサーバを用いることを提案する。本発表では、実際に運用されているミラーサーバのコンテンツ同期状況の調査結果を報告する。また、利用者の利便性に着目し、取得したいファイルを保持するミラーサーバを自動選択するシステムの実装について述べる。
  2. 財産比べプロトコルを利用した Shibboleth の認可決定モデルの提案
    高木俊宏 (京都大学)
    本発表では、連携アイデンティティを実現する SAML ベースの仕様である Shibboleth の下での属性交換の拡張を提案する。従来の Shibboleth では、ユーザの属性交換において必要以上に詳細な属性情報を SP へ提供する危険性があった。そこで先行研究においてユーザの属性が満たすべき条件を SP から IdP へ提示し、IdP から SP へ条件の判定結果を“true/false/unanswerable”として伝えることによりユーザの認可に必要な属性情報を交換する手法が提案されている。しかしこの手法では、SP の認可の条件の基準が IdP に漏れてしまうという問題がある。本発表では、条件の判定に財産比べプロトコルを適用することで SP が認可の条件にどのような基準を設けているかという情報が IdP に漏れないような認可の仕組みを提案する。
  3. SCTP を用いたリアルタイム型ストリーミングシステムの構築
    前田朋孝 (京都大学)
    トランスポート層の次世代プロトコルである SCTP を用いてリアルタイム型ストリーミングシステムを構築したいと考えています。これによりトランスポート層の拡張および切れそうだというメッセージを事前に送ることでとぎれないリアルタイム性を持ち、かつ SCTP を用いることで移動可能な系端末を用いたストリーミングシステムができます。
  4. Information Sharing Web Service
    岡田満雄 (京都大学)
    近年、Web は世界中の人々に利用され、莫大な量の情報を共有すると共に最大のプラットフォームの地位を築きあげ、実社会での情報のやり取りにも変化をもたらしている。ユーザは莫大な情報の中から特定の情報を選別するためには、ユーザに情報検索などのリテラシーやスキルが求められる。しかし、他人からの情報提供により、検索では得ることが出来なかった情報を得ることが可能になる。その結果 Web 社会と現実社会のギャップを埋めることにより、さらに現実に近い精度の高い情報共有が可能になる。
  5. SkipGraph のマルチキー拡張の紹介
    小西 佑治 (大阪大学大学院情報科学研究科)
    SkipGraph は分散ハッシュテーブルとは異なる側面をもつ構造化オーバレイネットワークである。しかし、各ピアが単一キーしか保持しない状況が前提となっており、これは実際の利用時に想定される状況とは異なる。そこで我々は、各ピアが複数キーを保持可能とし、それに伴い生じるルーティングのホップ数増加問題を解決する SkipGraph のマルチキー拡張を既に提案している。本発表では SkipGraph やそのマルチキー拡張の紹介、およびシミュレーションや PlanetLab にて提案手法を評価時に困ったこと・得られた知見等を述べる。

2 日目 (2007 年 11 月 8 日 (木))

9:00 〜 11:00

[セッション] NGN 分科会 担当: 大崎博之

  1. Availability of US R&E network – viewpoint from IGP –
    小林 克志 (産総研)
    US R&E ネットワークである Abilene では計測基盤を Abilene observatory として提供してきた。そのなかで IGP 情報データセットも提供されている。このデータセットを解析したのでこれを紹介する。
  2. オーバレイネットワークによるスケーラブルなフロー品質制御方式
    藤田 範人、浜 崇之、地引 昌弘 (NEC)
    オーバレイネットワークを用いたフロー単位の品質制御方式とその実装について述べる。提案方式は拡張トランスポートプロトコルによる仮想リンク品質制御、オーバレイ QoS ルーティングによる輻輳回避機構を備える。特にオーバレイ QoS ルーティングについて、スケーラビリティ向上方式およびその評価結果について詳細に示す。
  3. FSIM: 大規模ネットワーク性能評価のためのフローレベルシミュレータ
    作元 雄輔、浅井 亮太、大崎 博之、今瀬 真 (阪大)
    大規模ネットワークの性能評価のための、フローレベルシミュレータ FSIM (Fluid-based SIMulator) を提案するとともに、実装した FSIM を用いてその有効性を検証する。フローレベルシミュレータ FSIM は、従来のフローレベルシミュレータよりも高精度かつ高速なシミュレーションが可能であるという特徴を持つ。シミュレーション精度の向上のため、より高精度な流体近似モデルを採用する。また、シミュレーション速度の向上のため、フローレベルシミュレーションで用いられる、微分方程式の数値計算アルゴリズムを高速化する。さらに、フローレベルシミュレータ FSIM は、既存のネットワーク性能評価ツールとの高い親和性を実現する。また、実装したフローレベルシミュレータ FSIM を用いた実験を行い、FSIM のシミュレーション速度、精度、メモリ使用量を評価する。その結果、フローレベルシミュレータ FSIM は、従来のフローレベルシミュレータよりも高い精度を維持しつつ高速でかつ低メモリ使用量でシミュレートできることを示す。
  4. 無線ネットワーク容量を最大化する通信距離の導出
    時任 宏、笹部 昌弘、中野 博隆 (阪大)
    無線アドホックネットワークでは、領域内におけるノード数の増加にともない、電波の衝突によるネットワーク容量の低下が問題となる。特に、送受信ノードが互いの送信電力範囲内に存在しない場合には、他のノードを経由して情報を交換するマルチホップ通信が必要となり、その場合にはホップ数の増加に伴いスループットが低下してしまう。限られた電波資源を有効に活用するための方法として、送信ノードが通信範囲を調整することにより、領域をノード間で空間的に分割することが考えられる。その際、次ホップのノードまでの距離を通信距離とすることができれば、ネットワーク容量の大幅な改善が期待できるが、他ノードとの距離を高精度で計測することは困難であると考えられる。そこで本研究では、すべてのノードが均一な通信距離を用いた場合に、領域全体のネットワーク容量を最大化する通信距離を解析とシミュレーション評価により明らかにした。その結果、ネットワーク容量を最大にする通信距離はノード密度に依存し、ネットワーク容量の最大値はノード密度に依らない値をとることが明らかになった。さらに、通信範囲の調整を行わない場合と比べて1.8倍のネットワーク容量を実現できることを示した。
  5. Almost-all Optical Router for Tbps Backbone with Practical Optical Buffer
    太田昌孝 (東工大)

11:00 〜 13:00

昼食/ITRC 幹事会/デモ展示

13:00 〜 15:00

[セッション] IHK 分科会 担当: 太田昌孝

  1. ニコ厨によるニコニコ動画紹介
    藤川 賢治 (ルート)
  2. 有線放送におるインターネットコンテンツの利活用について
    真野 浩 (ルート)
  3. 国会審議のインターネット配信とフェアユース
    著作権法改正に向けた私的録音小委員会中間整理
    太田 昌孝 (東京工業大学)

15:00 〜 15:30

休憩/デモ展示

15:30 〜 17:30

[特別セッション] 担当: PC

日本版 SOX 法 (金融商品取引法の内部統制規定の通称) とインターネットとの係わりについて
2008 年 4 月から、上場企業を対象に日本版SOX法が適用されます。内部統制への関心が高まり、情報セキュリティとの兼ね合いで、IT の経営への期待も高まっていますが、社会基盤のひとつとなっているインターネットとの係わりについては、あまり議論されていません。日本企業でニューヨーク証券市場に上場し、いち早く米国 SOX 法の対象企業となった京セラ様の取り組みを紹介して頂き、その事例を踏まえて、今後のあり方について議論したい。

  1. 京セラグループの企業改革法 (SOX 法) への取り組みについて
    上原 始氏 (京セラコミュニケーションシステム (株) 内部監査室)
  2. IT 統制における導入事例 -ネットワークセキュリティ対策の重要性-
    内山 英子 (京セラコミュニケーションシステム (株) セキュリティ事業部)

17:30 〜 17:45

休憩/デモ展示

17:45 〜 18:45

[テクニカルセッション] デモ展示説明 担当: PC

  1. Secure and Optimize from Within
    ワールドビューテクノロジー & GIGAFin 社
  2. L2 + コンパクトセキュアギガスイッチ「DGS-3200-10」のご紹介
    武末 崇 (ディーリングジャパン社)
    ディーリンクジャパン株式会社は、D-Link Unified Endpoint Security Solutionを提唱した L2 + コンパクトセキュアギガスイッチ「DGS-3200-10」を展示いたします。ネットワークの出入り口であるエンドポイントに設置するだけで強固なセキュリティを実現します。エッジで利用できる低価格、かつ簡単設置でネットワーク全体のセキュリティを高め、PC 検疫ソリューション、様々な認証方式にも対応、内部統制にも効果あります。

18:30 〜 20:30

夕食/デモ展示

21:00 〜 22:30

[BOF] Meet23 以降の活動検討 BOF 担当: PC

  1. Meet23 以降の活動検討 BOF
    運営委員会で議論仕切れなかった今後の活動について、より多くの方の知恵を借りたい。

3 日目 (2007 年 11 月 9 日 (金))

9:00 〜 11:00

[セッション] 地域ネットワーク活動分科会 (RIBB) 担当: 中川郁夫

  1. MPLS-IX におけるマルチラテラル相互接続の実現について
    楠田 友彦 (インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス株式会社)
    MPLS-IX において Route Server によるマルチラテラル相互接続を実現する仕組みについて提案する。この仕組みを用いることで、ユーザは、MPLS や BGP の設定を変更することなく相互接続を自動的に拡大することが可能になるため、ユーザの運用負荷を大幅に抑えることができる。
  2. 地域コンテンツと次世代ネットワークのありかた
    馬場 聡 (北海道総合通信網株式会社 ネットワークソリューション部 部長)
    地元放送局と協業した「教養講座のネット配信」や「Podcasting」といった北海道におけるコンテンツ流通の取り組み、IX など地域網実験、NGN や地上ディジタル放送、ユビキタスなど事業環境の変化に直面する地域通信事業者の実態などを例示しながら、情報インフラの視点を含めて、高度利用および流通の最適化を意識した「地域(北海道)におけるコンテンツのありよう」について述べ、発信者、受信者双方の立場で地域の振興について考えたい。
  3. 未定
    中川郁夫 (インテック・ネットコア)
  4. 地域コンテンツのビジネスモデルについて
    菊池 豊 (高知工科大学)
    地域活性化やインフラ整備促進の観点より地域コンテンツが充実してそれが流通することが望ましい。しかしながら、地域コンテンツは必ずしも充実していない上、特定のキーマンや助成金に依存する傾向にある。これを是正するためには、参加主体が経済的な観点から関与し継続性のある社会的枠組みを構成する必要があると考える。我々は、この課題に対して 2 年間のプロジェクトを通して解決を試みる。今回は活動の 1 年目の中間報告を行い、会場と議論を行いたいと考える。

11:00 〜 12:00

クロージング

問い合せ先

PC

  • 松井博也 (CSK)
  • 岡村耕二 (九州大学)

LA

  • 上原哲太郎 (京都大学)
  • 古村隆明 (京都大学)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet22 agenda

日程

  • 2007 年 11 月 7 日 (水) 〜 11 月 9 日 (金)

会場

主催

共催

テーマ

  • インターネット全般

参加費

研究会の参加費は下記のとおりとなっております。宿泊の関係上締め切り以後の申込みはご希望に添えない場合がありますので、ご了承ください。下記料金は 2 泊 3 日での金額となっております。学生の料金は半額です。

  • 参加費: ¥30,000
    • 対象: ITRC 委員及び協力企業の方, 学術関係者, 共催団体関係者, ITRC 研究会デモ展示関係者, ITRC 研究会発表者
  • 参加費: ¥50,000
    • 対象: 上記対象者以外の方で ITRC に参加を検討中の方
  • 上記以外の日程でのご参加についても受け付けております。
  • 前泊・後泊をご希望の方は参加申込みの際に備考欄にご記入ください。
  • 現在、ITRC 協力企業に入会を検討されている方は、参加申込みの際に備考欄にご記入ください。

参加申込み

参加申込みは終了しました。参加ご希望の方は、下記問い合わせ先にご連絡ください。

  • 振込締切: 2007 年 11 月 2 日 (金)

定員 (100 名) を越えますと宿泊をお受けできないこともございますので、お早めにお申し込みをお願い致します。ITRC セッションでの発表予定者も申し込みが必要です。お忘れにならないよう御注意下さい。

プログラム

詳細は ITRC meet22 プログラムのページをご参照ください。

1 日目 (2007 年 11 月 7 日 (水))

  • 13:45 〜 14:00 オープニング
  • 14:00 〜 16:00 [11A] 情報セキュリティ人材育成
  • 16:00 〜 16:30 休憩 / デモ展示内容紹介 & デモ展示
  • 16:30 〜 18:30 [12A] JAMINA 分科会
  • 18:30 〜 20:30 夕食 (懇親会)
  • 20:30 〜 22:30 [13A] 学生セッション

2 日目 (2007 年 11 月 8 日 (木))

  • 9:00 〜 11:00 [21A] NGN 分科会
  • 11:00 〜 13:00 昼食/ITRC 幹事会/デモ展示
  • 13:00 〜 15:00 [22A] IHK 分科会
  • 15:00 〜 15:30 休憩 デモ展示
  • 15:30 〜 17:30 [23A] 特別セッション【日本版 SOX 法 (金融商品取引法の内部統制規定の通称) とインターネットとの係わりについて】
  • 17:30 〜 18:00 休憩 デモ展示
  • 18:00 〜 18:30 [24A] テクニカルセッション 1 (ワールドビューテクノロジー & GIGAFin 社)
  • 18:30 〜 20:30 夕食
  • 20:30 〜 21:00 [25A] テクニカルセッション 2-3 (ディーリンクジャパン社)
  • 21:00 〜 22:30 [26A] Meet23 他検討 BOF

3 日目 (2007 年 11 月 9 日 (金))

  • 9:00 〜 11:00 [31A] RIBB 分科会
  • 11:00 〜 12:00 クロージング

懇親会

  • 11 月 7 日 (水) の夕食は懇親会を兼ねております。
  • 夕食代は宿泊費に含まれておりますので、
  • 懇親会のみのご参加 (宿泊されない方) の場合も ¥10,000 となりますので、宿泊もご検討ください。

問合せ先

PC

  • 松井博也 (CSK)
  • 岡村耕二 (九州大学)

LA

  • 上原哲太郎 (京都大学)
  • 古村隆明 (京都大学)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet21 report

開催報告

2007 年 5 月 29 日 (火) 〜 5 月 31 日 (木)、第 21 回 ITRC 研究会が国立情報学研究所にて開催されました。今回の研究会は、情報処理学会高品質インターネット研究会 (QAI) と電子情報通信学会通信ソサイエティインターネットアーキテクチャ研究会 (IA) の共催で開催され、雨にもかかわらず終日 100 名程度の関係者が集いました。また、会場内でデモ展示が行われており、参加者でにぎわっていました。

特別セッション

  • IA/QAI/ITRC 合同プレナリセッション
    • 招待講演: 「ICT の医療応用: ユビキタス技術による戦略的防衛医療構想の実現にむけて」 辰巳治之 (札幌医科大学)
  • PC プレナリ、国プロ特集
    • 「次世代スーパーコンピュータ開発の現状」 横川三津夫 (理化学研究所)
    • 「ネットワークサービスの高度化をめざす SINET3」 漆谷重雄 (国立情報学研究所)
    • 「ネットワークアーキテクチャ研究がめざすもの」 下條真司 (大阪大学)
  • PC プレナリ、GENI/テストベッド特集
    • 「Clean Slate Initiatives for New Generation Network」 平原正樹 (NICT)
    • 「国際研究教育テストベッドネットワークの動向」 小西和憲 (APAN-JP/サイバー大学)
    • 「Almost-all Optical Router for Tbps Backbone with Practical Optical Buffer」 太田昌孝 (東工大)

セッション一覧

  • 地域ネットワーク活動分科会
  • 次世代ネットワーク構築のための基盤技術研究分科会
  • CSI-INI 分科会合同セッション (共催: UPKI イニシアティブ) 「キャンパス ID 管理の最新動向」

より詳しい情報

meet21 program

ITRC meet21 プログラムの詳細です。

1 日目 (2007 年 5 月 29 日 (火))

9:00 〜 12:00

[共催研究会] IA/QAI 研究会

詳細は、共催研究会のページをご確認ください。

12:00 〜 13:00

昼食・ITRC 委員会

13:00 〜 13:50

[IA/QAI/ITRC 合同プレナリセッション] 担当: 未定

  1. ICT の医療応用: ユビキタス技術による戦略的防衛医療構想の実現にむけて
    辰巳治之 (札幌医科大学)

13:50 〜 14:00

[セッション] デモ展示紹介

詳細未定

14:00 〜 14:30

休憩・デモ

14:30 〜 17:30

[プレナリセッション] 担当: Meet21 PC

PC プレナリ、国プロ特集
チェア: 小林克志 (産業技術総合研究所)

  1. 次世代スーパーコンピュータ開発の現状
    横川三津夫 (理化学研究所)
  2. ネットワークサービスの高度化をめざす SINET3
    漆谷重雄 (国立情報学研究所)
  3. ネットワークアーキテクチャ研究がめざすもの
    下條真司 (大阪大学)
  4. Wrap-up

17:30 〜 18:00

レセプション準備

18:00 〜 20:00

レセプション

2 日目 (2007 年 5 月 30 日 (水))

9:00 〜 12:10

[共催研究会] IA/QAI 研究会

詳細は、共催研究会のページをご確認ください。

12:10 〜 13:00

昼食・IA/QAI 幹事会

13:00 〜 15:00

[セッション A] 担当: RIBB 分科会

  1. ストリーミング放送内容に連動した Web ページ更新システム
    水越一貴 (山梨大学大学院医学工学総合研究部)
  2. インターネット市民塾の取り組みと今後について
    柵富雄 (富山インターネット市民塾推進協議会事務局長)
  3. 仮想計算機システムを利用した映像配信システムの構築
    羽田友和 (株式会社 YSK e-com)

[セッション B] 担当: NGN 分科会

  1. Toward End-to-end Non-disruptable Operation and Service
    小林克志 (産総研)
  2. P2PSIP の技術動向と NAT Traversal 問題に対する取り組み
    山口一郎、江川尚志 (NEC)
  3. 広域・高帯域ネットワークのための GridFTP 自動パラメータ設定機構の設計と実装
    井上史斗、伊藤健志、大崎博之、今瀬真 (阪大)

15:00 〜 15:20

休憩

15:20 〜 17:30

[プレナリセッション] 担当: Meet21 PC

PC プレナリ、GENI/テストベッド特集

  1. Clean Slate Initiatives for New Generation Network
    平原正樹 (NICT)
  2. 国際研究教育テストベッドネットワークの動向
    小西和憲 (APAN-JP/サイバー大学)
  3. Almost-all Optical Router for Tbps Backbone with Practical Optical Buffer
    太田昌孝 (東工大)
  4. Wrap-up

3 日目 (2007 年 5 月 31 日 (木))

9:00 〜 11:45

[特別セッション] 担当: CSI-INI 分科会

キャンパス ID 管理の最新動向
チェア: 岡部寿男 (京都大学)

  1. 東京大学における認証局 UT-CA の全学展開に向けた取り組み
    西村健、佐藤周行 (東京大学情報基盤センター)
  2. Opengate と PKI の連携に関する研究
    藤澤 優、大谷 誠、渡辺健次 (佐賀大学)
  3. CAS2 を利用した Single Sign On と権限管理
    内藤 久資、梶田 将司、平野 靖、間瀬 健二 (名古屋大学)
  4. 大阪大学事務基幹系システムへの ThinClient 導入について −SUN Ray によるスマートカードログオン事例紹介−
    長岡亨、下條真司 (大阪大学)、米村直樹 (サン・マイクロシステムズ)、斉藤圭吾 (日本ベリサイン)
  5. シンクライアントと PC ライフサイクル管理
    薗一春 (NTT コミュニケーションズ)
  6. Introduction to Federated Identity & Global Federation
    Nate Klingenstein (Internet2)

11:30 〜 12:00

クロージング

12:00 〜 13:00

休憩

13:00 〜 17:30

UAI 分科会セミナー

※ UAI セミナーへの参加には、別途参加申込が必要です。
「翻訳本をベースにした Web アクセシビリティセミナー」詳細は、UAI セミナーのページをご確認ください。

問い合せ先

PC

  • 小林克志 (産業技術総合研究所)

LA

  • 地引昌弘 (NEC)
  • 阿野茂浩 (KDDI 研究所)
  • 松方純 (国立情報学研究所)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet21 agenda

日程

  • 2007 年 5 月 29 日 (火) 〜 5 月 31 日 (木)

会場

  • 研究会
    • 国立情報学研究所
    • 〒101-8430 東京都千代田区一ツ橋 2-1-2

主催

共催

テーマ

  • インターネット全般

参加費

研究会の参加費は下記のとおりとなっております。今回は宿泊の予約等は行いませんので、必要な方はご自身で手配下さいますようお願いいたします。

  • 参加費: ¥10,000
    • 対象: ITRC 委員及び協力企業の方, 学術関係者, 共催団体関係者, ITRC 研究会デモ展示関係者, ITRC 研究会発表者
  • 参加費: ¥20,000
    • 対象: 上記対象者以外の方で ITRC に参加を検討中の方
  • 現在、ITRC 協力企業に入会を検討されている方は、参加申込みの際に備考欄にご記入ください。

参加申込み

参加申込みは終了しました。参加ご希望の方は、下記問い合わせ先にご連絡ください。

プログラム

詳細は ITRC meet21 プログラムのページをご参照ください。

1 日目 (2007 年 5 月 29 日 (火))

  • 9:00 〜 12:00 (IA/QAI 研究会)
  • 12:00 〜 13:00 (ITRC 委員会)
  • 13:00 〜 13:50 (IA、QAI、ITRC 合同プレナリ)
  • 13:50 〜 14:00 (デモ紹介)
  • 14:00 〜 14:30 (休憩、デモ)
  • 14:30 〜 17:30 (PC プレナリ、国プロ特集)
  • 18:00 〜 20:00 (レセプション @ NII)

2 日目 (2007 年 5 月 30 日 (水))

  • 9:00 〜 12:00 (IA/QAI 研究会)
  • 12:00 〜 13:00 (IA、QAI 幹事会)
  • 13:00 〜 15:00 (room1: RIBB 分科会、room2: NGN 分科会)
  • 15:00 〜 15:20 (休憩)
  • 15:20 〜 17:30 (PC プレナリ)

3 日目 (2007 年 5 月 31 日 (木))

  • 9:00 〜 11:45 (CSI-INI 合同研究会)
  • 11:45 〜 12:00 (クロージング)
  • 12:00 〜 13:00 (休憩)
  • 13:00 〜 17:30 (URI アクセシビリティセミナー) ※別に参加申込が必要です。(ITRC 委員特典あり)

レセプション

  • 5 月 29 日 (火) の 18:30 よりレセプションを行います。
  • ITRC 研究会の参加費をお支払いいただいた方は、無料でご参加いただけます。
  • レセプションのみのご参加の場合は、当日徴収いたします。

問合せ先

PC

  • 小林克志 (産業技術総合研究所)

LA

  • 地引昌弘 (NEC)
  • 阿野茂浩 (KDDI 研究所)
  • 松方純 (国立情報学研究所)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet20 report

開催報告

2006 年 10 月 4 日 (水) 〜 10 月 6 日 (金)、第 20 回 ITRC 研究会が福岡ソフトリサーチパークにて開催されました。今回の研究会には 120 名程度の関係者が集いました。各日特別セッションが企画されており、また夜には学生を中心とした発表・討論会があり終始にぎやかな研究会となりました。デモ展示では、興味深いデモが行われており参加者でにぎわっていました。

特別セッション

  • 工業系高等学校における IPv6 を用いたユビキタス社会実験研究 〜これまでの研究成果紹介〜
    • 佐賀地区での取り組み 渡辺健次 (佐賀大学)
    • 沖縄地区での取り組み 長田智和 (琉球大学)
    • 大分地区での取り組み 西野浩明 (大分大学)
    • 宮崎地区での取り組み 中國真教 (宮崎大学)
    • 山梨地区での取り組み 八代一浩 (山梨県立大学)、Yang Young-mo、Kim Sang Eun (韓国忠清北道清州機械工業高校)、手塚幸樹 (山梨県立総合教育センター)
    • 広島地区での取り組み 前田香織 (広島市立大学)
  • 次世代ネットワークアーキテクチャ・テストベッドの最新技術動向
    • 「新世代ネットワークアーキテクチャ」 平原 正樹 (NICT)
    • 「CORE: A Network Embedded Test-bed for Future Network Architecture Research」 中尾 彰宏 (東京大)
    • 「次世代ネットワーク (NGN) の技術動向・課題と取り組み」 谷 英明 (NEC)
    • 「資源管理ソフトウェアによるネットワークの帯域事前予約とドメイン間への適用」 工藤 知宏 (産総研)
  • 各地における地域情報化への取り組みと将来展望
    • 「JGN2 によるネットワーク型サイエンスカフェの実施」 曽根秀昭 (登壇、NICT 東北 RC + 東北大サイエンスカフェ + TRIX 研)
    • 「IT で地域イベントが変わる」 太田麻依子 (インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス)
    • 「メッシュ無線 LAN − CAN + CIC −」 藤澤等 (長崎シーボルト大学情報メディア学科、にんじんネット)
    • 「地域に根ざした通信環境整備に向けて−課題と提案−」 藤井資子 (慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科)

セッション一覧

  • 九州ギガポッププロジェクトの実証実験を中心にした国際共同研究の紹介
  • キャンパス無線 LAN と大学間無線ローミング
  • 医療情報ネットワーク相互接続
  • 高齢者・障害者のインターネット利用
  • 学生セッション (1)、(2)

より詳しい情報

meet20 program

ITRC meet20 プログラムの詳細です。

1 日目 (2006 年 10 月 4 日 (水))

13:00 〜 13:15

オープニング

13:15 〜 15:30

[特別セッション] 担当: 渡辺健次 (佐賀大)

工業系高等学校における IPv6 を用いたユビキタス社会実験研究 〜これまでの研究成果紹介〜
座長: 渡辺健次 (佐賀大)
ユビキタス社会は到来するものでなく、人が創り出すものである。どのような情報端末を社会の何処に置いて、どのように情報処理をすれば、人々の生活に役に立ち、人々に豊かさと安全を与えるかを考え、実際に試作し、役に立つのかを、確かめていくことが欠かせない。このようなユビキタス社会で機能するシステムを開発するには、ソフトウェア開発だけでは足らず、ハードウェアの開発が必要であり、しかも次世代ネットワーク技術に関する知識と、全体を総合するシステム化が必要である。この「ユビキタス社会で使われるであろう情報端末を考え、試作し、その働きを検証する」課題に、本プロジェクトは工業系高等学校 (工業高等学校、および工業高等専門学校) の生徒と取り組んできた。本セッションでは、本プロジェクトの考え、これまでの経緯と研究成果について報告する

  1. ユビキタス社会を創る人材の育成
    近藤弘樹 (佐賀大学高等教育開発センター、佐賀大学名誉教授)
  2. 工業系高等学校における IPv6 を用いたユビキタス社会実験研究 −これまでの佐賀地区での取り組み−
    渡辺健次 (佐賀大学)
  3. 工業系高等学校における IPv6 を用いたユビキタス社会実験研究 −沖縄グループの活動成果−
    長田智和 (琉球大学)
  4. 大分地区での取り組み
    西野浩明 (大分大学)
  5. 宮崎地域における取り組み
    中國真教 (宮崎大学)
  6. リアルタイム気象情報掲示プログラム
    Yang Young-mo, Kim Sang Eun (韓国忠清北道清州機械工業高校)
  7. IPv6
    芦田川拓也、小宮山真、板山公祐 (甲府工業高校)、八代一浩 (山梨県立大学)、手塚幸樹 (山梨県立総合教育センター)、伊東雅人 (甲府工業高校)
  8. ユビキタス社会を創る人材の育成プロジェクト −広島地区での取り組み−
    前田香織 (広島市立大学)
  9. ※講演中に研究成果のデモや遠隔発表を行うことを予定しています。

15:30 〜 15:45

休憩

15:45 〜 17:45

[セッション]

九州ギガポッププロジェクトの実証実験を中心にした国際共同研究の紹介
座長: 岡村耕二 (九州大学)

  1. 総括: 九州ギガポッププロジェクトの実証実験を中心にした国際共同研究の紹介
    岡村耕二 (九州大学)
  2. 遠隔医療: ブロードバンド国際遠隔医療 ネットワークの活動 〜日韓からアジア太平洋地域へ〜
    中島直樹 (九州大学)
  3. 国際支援: 国際支援 – 国際共同研究 –
    山内一郎 (JGN2/NTT コミュニケーションズ)
  4. 国内支援: 遠隔医療プロジェクト (AQUA) への九州電力支援の歩み
    峯 寿尚 (九州電力)
  5. VPN 技術支援: VPN 技術支援 〜遠隔医療における VPN 網の構築支援〜
    入江広樹 (アライドテレシス)

17:45 〜 18:15

チェックイン等

18:15 〜 19:30

夕食 & デモ

19:30 〜 21:00

[学生発表セッション]

学生発表セッション (1)

  1. 長距離高速通信における TCP 通信のバースト性に対する性能評価に関する研究
    井上純一 (電気通信大学)
  2. 望遠鏡の P2P ネットワークによる協調観測における認証技術
    山中広明 (大阪大学)
  3. SCTP と私
    小塚真啓 (京都大学)
  4. 移動透過通信アーキテクチャ MAT における複数無線インタ フェース選択機構の実装
    畠中翔 (広島市立大学)

2 日目 (2006 年 10 月 5 日 (木))

9:00 〜 10:30

[セッション A] 担当: CIS/INI/UPKI イニシアティブ

CIS/INI/UPKI イニシアティブ合同セッション
キャンパス無線 LAN と大学間無線ローミング

  1. オープニング
  2. 徳島大学 PKI の構築とキャンパス無線 LAN 認証への応用
    大家隆弘 (徳島大学)
  3. UPKI における大学間無線 LAN ローミング
    上岡英史 (国立情報学研究所)
  4. Eduroam と日本への導入
    今井哲郎 (東北大学)

9:00 〜 10:30

[セッション B] 担当: JAMINA 分科会

JAMINA 分科会
医療情報ネットワーク相互接続 (大手町 MDX NOC) の将来を考える

  • 座長
    • NPO JAMINA 理事長 田中博 (東京医科歯科大学)
    • NPO JAMINA 事務局長 穴水弘光 (東京医科歯科大学)

平成 4 年頃に国立がんセンタによる Gopher のがん情報発信、また NORTH の sigmed (インターネットを使った医療に関する ML) から端を発し、医療系に閉じた専用ネットニュース JPMED の設立、そして、がんネット、循ネットにへと発展し、科学技術庁も IMnet (省際ネット) を開始し、科学技術振興調整費による「省際ネットを使った医療研究支援アプリケーションの調査研究」にて大手町に NSPIXP2 に NOC をおき、平成 9 年には医療情報ネットワーク相互接続研究会 (MDX:MeDical internet eXchange プロジェクト) を開始し、ITRC 内にも MDX 分科会が設立され、さらに MDX2 を経て、H15 年には NPO 日本医療情報ネットワーク協会 (JAMINA) が設立され現在に至っている。厚労省は2011 年までに、電子診療報酬請求を 100% 行うと目標をたて、ますます医療専用インターネットのニーズが高まりつつあるなかで、MDX の歴史を振り返り、アジア貢献も考え、今後の医療における情報化を考えたい。

  1. MDX noc の過去、現在、そして将来
    水島洋 (国立がんセンター)
  2. APAN を活用するために、APNG の立場から
    松本敏文 (T&Y マツモトコーポレーション、元 JPNIC 理事)
  3. 医療専用ネットの可能性
    辰巳治之 (札幌医大)
  4. 地域医療をささえる医療アプリケーション
    明石浩史 (札幌医大)
  5. まとめ
    田中博 (東京医科歯科大学)

10:30 〜 10:45

休憩

10:45 〜 12:15

[セッション A] 担当: CIS/INI/UPKI イニシアティブ

CIS/INI/UPKI イニシアティブ 合同セッション
キャンパス無線 LAN と大学間無線ローミング

  1. 九州大学における公衆無線サービス
    岡村耕二 (九州大学)
  2. IEEE802.11u 無線ローミング標準化の動向
    森岡仁志 (ルート(株))
  3. 教室における無線 LAN の要件
    内村 雅生 (モバイルブロードバンド協会)

10:45 〜 12:15

[セッション B] 担当: UAI 分科会 渡辺隆行 (東京女子大)、中山雅哉 (東京大)

UAI 分科会
座長: 中山雅哉 (東京大学)

  1. はじめに
    中山雅哉 (東京大学)
  2. UAI 分科会の活動報告
    渡辺隆行 (東京女子大学)
    第3期 ITRC における UAI 分科会の活動について報告する。(1) 今年 6 月から毎月 UAI 研究会 [1] を開催し、ウェブアクセシビリティに関する海外の論文研究、ITRC の会員企業を中心とした発表を行っている。これにより、調査・研究に基づいて、ウェブ・アクセシビリティを議論・推進することを目指す。また、UAI 分科会のメンバーで、“Web Accessibility: Web Standards and Regulatory Compliance”[2] の和訳を出版する計画を進めている。(2) W3C の会員であるメリットを生かして、JIS X 8341-3 と W3C WCAG 2.0 の国際協調を進めている。
  3. WCAG 2.0 の最新動向
    植木真 (インフォアクシア)
    主に JIS X 8341-3 とW3C WCAG 2.0 の国際協調の観点から、WCAG ワーキンググループで検討中の WCAG 2.0 最終勧告の内容を紹介する。また、(株) インフォアクシア [3]の活動を紹介し、大学のホームページが JIS X 8341-3 に対応することの重要性を述べる。
  • [1] http://www.comm.twcu.ac.jp/~nabe/UAI/
  • [2] http://www.amazon.com/gp/product/1590596382//103-6407543-4216608
  • [3] http://www.infoaxia.co.jp/

12:15 〜 13:30

昼食 & デモ/ITRC 運営委員会

13:30 〜 18:00

[特別セッション] 担当: NGN 分科会 大崎博之 (大阪大)

次世代ネットワークアーキテクチャ・テストベッドの最新技術動向
座長: 村田 正幸 (大阪大)

  1. 招待講演: 新世代ネットワークアーキテクチャ
    平原 正樹 (NICT)
  2. 招待講演: CORE: A Network Embedded Test-bed for Future Network Architecture Research
    中尾 彰宏 (東京大)

座長: 大崎 博之 (大阪大)

  1. 招待講演: 次世代ネットワーク (NGN) の技術動向・課題と取り組み
    谷 英明 (NEC)
  2. 招待講演: 資源管理ソフトウェアによるネットワークの帯域事前予約とドメイン間への適用
    工藤 知宏 (産総研)

17:00 〜 17:30

休憩&デモ

17:30 〜 19:00

夕食 & デモ

19:00 〜 21:00

[学生発表セッション]

学生発表セッション (2)

  1. アドホックネットワークに適したトークンパッシング方式の適用
    西山和志 (大阪工業大学)
  2. 多数のセンサーによる等高線描画サービス
    田中 博和 (大阪大学)
  3. 複数経路を活用した TCP-Friendly なストリーミングシステムの提案
    渡部 郁恵 (京都大学)
  4. キャンパスネットワークにおける IDS ログデータの解析と可視化
    大庭 隼人 (京都大学)

3 日目 (2006 年 10 月 6 日 (金))

9:00 〜 11:00

[特別セッション] 担当: RIBB 分科会 樋地正浩 ((株) 日立東日本ソリューションズ)

各地における地域情報化への取り組みと将来展望
座長: 樋地正浩 ((株) 日立東日本ソリューションズ)

  1. JGN2 によるネットワーク型サイエンスカフェの実施
    曽根秀昭 (登壇、NICT 東北 RC + 東北大サイエンスカフェ + TRIX 研)
    JGN2 を利用する遠隔広域型モデルのサイエンスカフェの実証的な試みを実施し、会場間の映像伝送とアンケートや質問などの多会場リンクシステムを運用して評価検証を行った。サイエンスカフェは学術分野の地域コンテンツとも言えるが、JGN2 によってメイン会場及び 16 のサブ会場を結んだ新しいスタイルのネットワーク型サイエンスカフェモデルの開発によって、全国から多くの参加者があり、サイエンスカフェが提供する学民の交流及び地域貢献の効果を全国へ展開することが実現でき講師および聴講参加者から高い評価を得て、メディアにも取り上げられ、成功を収めることができた。同時に、地域間広帯域コンテンツ流通基盤や CATV コンテンツ流通などに関する映像配信ネットワークの構成と運用・統計情報統合化システムの実証実験も行われ、有意義な計測結果を得ることができた。
  2. IT で地域イベントが変わる
    太田麻依子 (インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス)
    富山では、早くから地域インフラが整備されその上で映像中継など多くの実験を行ってきた。2006 年 7 月、これまで培ってきた IT 技術を活用し、今までにない地域イベントを開催した。−万葉ロマン 家持“能登巡行追体験の旅”− 歌人でもある大伴家持が通った海上航路を船で辿り万葉ロマンに思いをはせる・・・イベントに、ライブ中継、GPS、チャットなどを取り入れ、参加者が臨場感・仲間意識・満足感を高めることに成功した。イベント構想から実現まで 3 年。技術のみならず、人と人との交流により大きく膨らんでいったイベントの概要について報告する。
  3. メッシュ無線 LAN − CAN + CIC −
    藤澤等 (長崎シーボルト大学情報メディア学科、にんじんネット)
    地域情報通信インフラの理想型であるメッシュ無線 LAN の実証実験の結果と地域ソフトとしての Captive Information of Community (CIC) の可能性について。
  4. 地域における ICT 整備 −課題と提案−
    藤井資子 (慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科)
    e-Japan 戦略の推進等により、ブロードバンドが劇的に普及した。教育、医療・介護、防災・防犯、(近いうちには放送も?) など、公共性の高いサービスがブロードバンド環境で提供される機会が増加している。しかし、ブロードバンド未整備地域がある。残されている地域は、相当な条件不利地域。これらの地域で、地域に根ざした ICT 環境整備を効率的行う方法を、「通信の質と量の把握」に着目して、「複数サービスの相乗り」という観点から考える。(NGN で指向されている囲い込み型 (垂直統合型) ではない、オープンなネットワーク環境に対する投資インセンティブを考える。)

11:15 〜 11:45

クロージング

問い合せ先

PC

  • 池永全志 (九州工業大学)
  • 岡村耕二 (九州大学)

LA

  • 下川俊彦 (九州産業大学)
  • 笠原義晃 (九州大学)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。