meet13 agenda

日程

  • 2003 年 5 月 21 日 (水) 〜 5 月 23 日 (金)

会場

  • 亀岡ハイツ
  • 〒621-0251 京都府亀岡市本梅町平松 1-1 湯の花温泉
  • TEL: 0771-26-2345

主催

共催

テーマ

  • インターネット全般

参加費

一般の方の料金です。学生は半額となります。

  • 参加費
    • 5 月 21 日 (水) ITRC研究会・共催研究会参加費: 無料
    • 5 月 22 日 (木)、5 月 23 日 (金) ITRC 研究会参加費: ¥10,000 (2 日分)
  • 宿泊費
    • 一泊二食 (当日夕食、翌日朝食) ¥10,000 x 宿泊日数
  • 食費
    • 昼食 ¥1,000 (22 日以降の研究会に不参加の方のみ)
    • 夕食 ¥10,000 (当日宿泊されない方のみ)

※ 夕食のみの場合も宿泊費と同額 (¥10,000) となりますので、宿泊もご検討ください。
参加費は、すべて当日現金でお支払ください。

参加申込み

参加申込みは終了いたしました。

スケジュール

  • 3 月 21 日 (金) セッション枠〆切 (下記参照)
  • 4 月 11 日 (金) プログラム発表・参加申込み受付開始
  • 5 月 2 日 (金) 参加申込み〆切

プログラム

詳細は ITRC meet13 プログラムのページをご参照ください。

1 日目 (2003 年 5 月 21 日 (水)) QAI/IA/IRC 共催研究会・ITRC 研究会

  • 9:30 〜 10:00 オープニング
  • 10:00 〜 12:00 研究発表
  • 12:00 〜 13:30 昼食 (QAI/IA/IRC 合同専門委員会あり)
  • 13:30 〜 15:30 研究発表
  • 15:30 〜 16:00 休憩
  • 16:00 〜 18:00 研究発表
  • 18:30 〜 20:00 夕食 (懇親会)
  • 20:00 〜 21:30 [11] JAMINA
  • 21:30 〜 23:00 [12] V6P

2 日目 (2003 年 5 月 22 日 (木)) ITRC 研究会

  • 9:00 〜 11:00 [21] E-learning
  • 11:10 〜 13:00 昼食 (ITRC 運営委員会あり)
  • 13:00 〜 14:30 [22] UAI
  • 14:30 〜 14:50 休憩
  • 14:50 〜 16:20 [23A] ERI / [23B] INI-WG
  • 16:20 〜 16:40 休憩
  • 16:40 〜 18:10 [24] 計測 BoF
  • 18:20 〜 20:00 夕食
  • 20:00 〜 21:30 [25] RNA
  • 21:30 〜 23:00 [26] インターネット放送

3 日目 (2003 年 5 月 23 日 (金)) ITRC 研究会

  • 9:00 〜 11:00 [31] NGN
  • 11:10 〜 11:40 クロージング

問合せ先

PC

  • 松井 博也 (CSK)
  • 菊池 豊 (高知工科大学)

LA

  • 野川 祐記 (大阪大学)
  • 中村 豊 (奈良先端科学技術大学院大学)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet12 report

開催報告

2002 年 11 月 13 日 (水) 〜 2002 年 11 月 15 日、第 12 回 ITRC 総会・研究会が広島で開かれました。今回は、特定非営利活動法人中国・四国インターネット協議会 (CSI) との共催、株式会社アーバンインターネット、中国通信ネットワーク株式会社、日商エレクトロニクス株式会社の協賛で行われ、100 名ほどの研究者が集いました。研究発表では医療インターネット、キャンパスネットワークのセキュリティ、地域と密着したインターネットの構築に関するもの、音声伝送に関するものなど、さまざまな視点からの研究発表が行われたほか、デモンストレーション枠を設けたこともあってか、広島市内での開催にもかかわらず、夜遅くまで活発な議論が行われていました。次回は、2003 年 3 月に大阪で総会・シンポジウムが開催される予定。

より詳しい情報

meet12 program

ITRC meet12 プログラムの詳細です。

1 日目 (2002 年 11 月 13 日 (水))

14:00 〜 14:15

オープニング

14:15 〜 15:45

[11A] 医療インターネット

MDX2 分科会
セッション責任者: 辰巳 治之

  1. コンピュータネットワークを利用した遺伝子解析
    明石 浩史、青木文夫 (札幌医科大学附属情報センター)、豊田 実、佐々木泰史 (札幌医科大学附属がん研究所分子生物学、札幌医科大学第一内科)、大西浩文、戸倉 一、山口徳蔵、西城一翼、中村正弘 (札幌医科大学附属情報センター)、伊東文生 (札幌医科大学第一内科)、時野隆至 (札幌医科大学附属がん研究所分子生物学)、今井浩三 (札幌医科大学第一内科)、辰巳治之 (札幌医科大学附属情報センター)
    ヒトゲノムプロジェクトの進展により、ゲノムの全塩基配列データを用いた解析が可能になりつつある。また cDNA アレイ解析、SNP 解析などにより発現レベルからゲノムレベルにいたる網羅的な解析が可能になりつつある。我々は癌をはじめとする各種疾患の生物学的特長を明らかにし、遺伝子診断や分子標的薬剤開発につなげることを目的にアプリケーション開発、各種システムの構築を行っている。その 1 つとして高速並列処理技術を用いた遺伝子制御ユニット解析システムの開発を行った。具体的には癌抑制遺伝子 p53 の結合配列部位を全ゲノムで解析するシステムを開発し、これを用いて幾つかの新規 p53 標的遺伝子の単離に成功した。また平成 11 年より継続している北海道広域医療情報ネットワークプロジェクトにおいて市中病院で施行可能な cDNA アレイシステムを用いたネットワークによる遠隔遺伝子発現解析システム、テレビ会議によるカウンセリングを併用することで、遠隔地の被験者でも SNP などゲノム情報解析を可能とするシステムの開発を行っている。今後はこれらの結果と臨床データを含めたデータマイニングによりオーダーメード医療の確立、新規分子標的の同定につなげていきたいと考えている。この研究は新エネルギー・産業技術総合開発機構・平成 12・13 年度産業技術研究事業、日本学術振興会未来開拓学術研究事業「高度マルチメディア応用システム構築のための先進的ネットワークアーキテクチャーの研究」 (JSPS-RFTF97R16301) の成果の一部を含んでいる。ここに深く感謝の意を表す。
  2. 万歩計と行動科学を応用した次世代健康管理システムの試み
    大西 浩文、明石 浩史、戸倉 一、山口 徳蔵、西城 一翼 (札幌医科大学附属情報センター)、西陰 研治、中山 正志 (北海道総合技術研究所)、辰巳 治之 (札幌医科大学附属情報センター)
    今年も平均寿命世界一を更新した日本において、従来の方法による健康増進には限界があると考えられる。そこで、IT (Information Technology) を用いた健康維持管理により生活習慣を緩やかに変化させることにより、健康増進だけでなく高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防にもつながるのではないかと考える。生活習慣病には肥満、運動不足が大きく関与しているが、実際の日常の運動量を定量的に測定することは容易ではなく、特に多人数を対象とする調査においては、個々の対象者の運動量を一定の基準で評価することは難しい。そこでオムロン社製歩数計 (HJ-700IT) を使用することで、従来では非常に困難であった時間単位の運動量を、24 時間、365 日計測することを目標とし、電子カルテの理想型である ASP (Application Service Provider) モデルにより、次世代インターネットプロトコルである IPv6 を用い、ユビキタスコンピューティングによる住民自らの健康維持管理を目指す。また行動科学的理論を応用することで運動の継続性を高めることにより、健康増進および生活習慣病予防を目指していく。
  3. IPv6 による北海道広域医療情報ネットワークのチャレンジ
    戸倉 一、大西 浩文、明石 浩史、山口 徳蔵、西城 一翼 (札幌医科大学附属情報センター)、西陰 研治、中山 正志、辰巳 治之 (札幌医科大学附属情報センター)
    我々は広大な面積を持つ北海道における遠隔医療支援を目的に、MDX (JAMINA) の構想のもと、国土交通省北海道局のプロジェクト及び厚生科学研究費にて、平成 11 年度より北海道における広域医療情報ネットワークシステムの構築を行って一部実証実験を行ってきた。今年度は帯広市を中心とする十勝地区をフィールドに、大学病院−地域中核病院−個人病院・クリニック、一般家庭までの多段階かつ面的な接続を、次世代ネットワークのプロトコルと言われる IPv6 を使って構築し、遠隔医療支援の実証実験を行う。基本的には IPv6 global Address を使用するが、IPv6 に対応していない機器に関しては IPv4 private Address を使用しトランスレーターにて通信を行う。また患者のプライバシー保護の必要性を鑑みて、IPv6 P2P VPN を株式会社ディアイティ様との共同研究として実験を予定している。
  4. 医療情報 IDC のための患者行動調査
    永田 宏 (東京医科歯科大学)
  5. 医療系における IPv6 活用プロジェクト
    辰巳 治之 (札幌医科大学附属情報センター)

15:45 〜 16:00

休憩

16:00 〜 18:00

[12A] インターネットの構築運用技術研究の確立に向けて

セッション責任者: 渡辺健次

  1. 教育用地域ネットワークでのマルチキャスト運用開始まで
    三輪吉和、中島唯介
    京田辺市では、校内テレビアンテナの再工事が必要となる小中学校が少なくない。一方では、教育の IT 利用に伴い、校内 LAN の整備が必須となっている。そこで、校内 LAN を通じてテレビ放送の再送信を行うだけでなく、地域ネットワークを利用した放送も可能にすべく、マルチキャストを利用した映像の配送システムを構築したので紹介する。
  2. 運用を研究にしようか?
    菊池 豊 (高知工科大学)
  3. インターネットの構築運用技術研究の確立に向けて
    渡辺健次 (佐賀大学)

18:00 〜 20:00

夕食 (立食懇親会)

20:00 〜 22:00

地域インフラ、お国自慢

RNA 分科会
セッション責任者: 中川 郁夫
各地で、地域インフラの構築への動きが活発である。最近では MPLS を用いた階層型 IX 技術や、10/1GbE などに代表される高速インターフェース、あるいは DWDM や光スイッチに代表される多重化技術など、各地の地域インフラはますます高速化されつつある。本セッションでは、各地で採用される最新インフラ技術動向について語り合う。

  1. 自律的 IT 活用型社会を目指した長野県地域情報ネットワークの整備
    地域情報通信ネットワーク研究会議
  2. 北海道の情報基盤事情
    大石憲且 ((株) ネステック)
  3. 京都 ONE の概要と具体的活動
    古村隆明 ((財) 京都高度技術研究所)
    京都地域内で構築を進めている「京都 ONE」について、インフラの紹介と、このインフラを利用して行なおうとしている実験の紹介を行う。
  4. 四国広域分散 IX 構想
    菊池豊 (高知工科大)

2 日目 (2002 年 11 月 14 日 (木))

9:00 〜 10:00

研究発表 1

  1. ルータの情報付加によるボトルネックの発見と輻輳制御方式
    小林克志 (通信総合研究所)
    従来 TCP で行われていたパケットロス、RTT をもとにした端末間輻湊制御方式ではネットワークの広帯域化にともない十分な効果が得られなくなると言われている。これに対応するため、ルータがパケットの輻湊フラグを設定する ECN、輻湊状況に応じてルータが最適な window size を示す方式などが提案されている。本発表では、経路上の輻湊状況を短時間 (例えば TCP で window size が大きい状態では RTT の 2 倍以下) で検出し、端末間輻湊制御のパラメータとする方式を提案する。
  2. スムーズなハンドオーバ機構を持つ移動透過性アーキテクチャ MAT の実装
    藤田 貴大、野村 嘉洋 (広島大学工学研究科)、岸場 清悟、西村 浩二、相原 玲二 (広島大学情報メディア教育研究センター)
    ケーブルを配置する必要のない無線 LAN は学校やオフィスにおいて、急速に普及してきており、ホットスポットなど屋外で利用することのできる無線 LAN のアクセスポイントも増加してきている。このように無線 LAN 環境が増加してくると通信を継続させたままハンドオーバできる機能が必要となってくるが、これは現在の IP では実現することはできない。さらに、さまざまなサブネットに接続するノードは、サブネットごとに異なる IP アドレスをもつため、他のノードからアクセスすることが極めて困難である。本研究では、上記の様な問題を解決する、すなわち移動透過性を持つ新たな IP、MAT の設計と実装をおこなった。また、MAT はノードが複数のインターフェースを持っていた場合、通信を全く中断することなくハンドオーバできるよう設計されており、実際にノードをハンドオーバさせ、スムーズに接続しているサブネットを切替えることができることを確認した。

10:20 〜 11:40

研究発表 2

セッション責任者: 前田 香織

  1. MPEG2TS
    近藤徹 (広島大学大学院 工学系研究科)
  2. 多目的な音声伝送システム MRAT の開発
    岸田崇志 (広島市立大学大学院 情報科学研究科)、河野英太郎 (広島市立大学情報処理センター)、前田香織 (広島市立大学情報処理センター)
    本研究では、多様な目的の音声伝送に要求される条件を検討し、それぞれの状況に対応できる音声伝送システムの開発をしている。システムの実装は、Mbone のツールの一つである RAT (RobustAudio Tool) を拡張し、低遅延や Reed-Solomon 符号を用いた FEC によるエラー回復機構などを選択する。
  3. 遠隔監視機能を持つホームサーバの設計
    新谷和司 (広島市立大学 情報科学研究科)、河野英太郎 (広島市立大学 情報処理センター)、前田香織 (広島市立大学 情報処理センター)
    近年、ホームサーバを用いたホームネットワーク構築の環境が整いつつある。ホームサーバに遠隔監視機能等を導入し、遠隔から家庭内やビル等の監視や制御を手軽に行うことが検討されている。本研究では遠隔監視を遠隔会議などのマルチメディア通信の一つの形態と考え、その観点から特徴をまとめる。それにより、遠隔地の映像だけでなく、様々な状態変化の取得を行うホームサーバを設計する。

11:40 〜 13:30

昼食 (ITRC 運営委員会)

13:30 〜 15:00

Web のアクセシビリティ

UAI 分科会
セッション責任者: 渡辺隆行

  1. VoiceXML と音声インタフェースの課題
    西本卓也 (東京大学)
    VoiceXML など既存の音声インタフェース記述言語の現状を概観し、人間中心デザインや開発効率などの視点から今後の課題について述べる。また、現在開発中の音声ドキュメント記述言語 RadioDoc について述べる。
  2. 文章構造化の現状と課題
    臼井 義比古
    Web の文章構造化とユーザビリティ向上、Web の表現力を維持することとアクセシビリティの確保の問題、文章の構造化の利点、電子メールのアクセシビリティ、等を議論する。

15:10 〜 16:40

インターネット計測

MAI 分科会
セッション責任者: 小林克志

  1. 高遅延/高帯域環境下での TCP 伝送の実証
    北辻佳憲 (KDDI 研究所)
    高遅延/高帯域における TCP 伝送で十分は性能を発揮するために、従来のウィンドウサイズの制限を改善する Window Scaling オプション、ロスによる輻輳機構の処理を回避する SACK (Selective Acknowledgemnt)、劣化しがちな RTT の精度を改善するためのタイムススタンプオプションが実装されてきた。本発表では、これらの拡張が施された TCP を用いた高遅延/高帯域な実ネットワークで行った高速な TCP 伝送の実証、実験で得られた知見について述べる。また、実ネットワークを対象とした、高速な TCP 伝送の動向を紹介する。
  2. 高安定 PC によるネットワーク計測
    町澤 @ 小金井
    セシウム原子時計の高精度なクロックにより駆動する高安定な PC では、標準偏差 300 ナノ秒の精度でネットワーク遅延を測定することができる。通常の PC およびハードウェアによるタイムスタンパと比較するとともに、高安定 PC による回線利用度および接続装置の負荷推定などの可能性について報告する。

16:50 〜 18:15

デモ解説セッション

PC 枠
セッション責任者: 野川裕記

  • 16:50 〜 17:20 Caw networks
  • 17:20 〜 17:50 日商エレクトロニクス
  • 17:50 〜 18:15 京大

18:15 〜 20:15

夕食

20:15 〜 22:00

キャンパスネットワークにおけるセキュリティ BoF

PC 枠
セッション責任者: 野川裕記
話題提供として、大阪大学では、文部科学省科学 技術振興調整費新興分野人材養成の助成を受け、「セキュア・ネットワーク構築のための人材育成プログラム (SecureNet プログラム)」 (http://www.cmc.osaka-u.ac.jp/SecureNet/) を行っているので、その紹介をしたいと思っています。また、実際のキャンパスネットワークでセキュリティ対策をする際に必要な L8 L9 レベルのどろどろした話をざっくばらんにできたらよい、と思っています。

22:00 〜

シンポジウム BoF

3 日目 (2002 年 11 月 15 日 (金))

9:00 〜 11:00

VL BoF

PC 枠

  1. VL プロジェクトにおける岩手県立大の現状報告および今後の計画
    井上智貴、村山優子、山根信二 (岩手県立大学)
  2. RealSystem を用いた仮想研究室監視システムの実現
    加島伸悟 (九州大学)
  3. 京都大学の VL への取り組み
    江原康生 (京都大学)
  4. 完全分散型 P2P CDN におけるリクエストルーティングの提案
    市川快、村山優子 (岩手県立大学)
  5. VL におけるインフォーマルコミュニケーションの提案
    高橋充、村山優子、山根信二 (岩手県立大学)
  6. VL におけるコミュニケーションと今後の課題
    佐々木崇光 (九州大学)
  7. 出張支援システム
    渡辺健次 (佐賀大学)

11:10 〜 11:40

クロージング

問い合せ先

PC

  • 野川 裕記 (大阪大学)
  • 中村 豊 (奈良先端科学技術大学院大学)

LA

  • 相原 玲二 (広島大学)
  • 西村 浩二 (広島大学)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet12 agenda

日程

  • 2002 年 11 月 13 日 (水) 〜 11 月 15 日 (金)

会場

  • ホテル JAL シティ広島
  • 〒730-0014 広島県広島市中区上幟町 7-14
  • Tel: 082-223-2580
  • Fax: 082-223-0100

主催

共催

  • 特定非営利活動法人 中国・四国インターネット協議会 (CSI)

協賛

  • 株式会社アーバンインターネット
  • 中国通信ネットワーク株式会社
  • 日商エレクトロニクス株式会社

テーマ

  • インターネット全般

参加費

  • 一般: ¥30,000
  • 学生: ¥15,000

スケジュール

  • 9 月 20 日 (金) セッション枠〆切
    • セッション枠は基本的に部会単位で割り当てます。
    • セッション枠の使い方はセッション責任者にお任せします。
    • 希望する枠が重複する場合は変更をお願いすることがあります。
  • 9 月 20 日 (金) 発表申込み〆切
  • 10 月 4 日 (金) プログラム発表・参加申込み受付開始
    • セッション枠と発表者がほぼ確定します。
    • http://www.itrc.net にて参加を受け付けます。
  • 11 月 1 日 (金) 参加申込み〆切

プログラム

詳細は ITRC meet12 プログラムのページをご参照ください。

問合せ先

PC

  • 野川 裕記 (大阪大学)
  • 中村 豊 (奈良先端科学技術大学院大学)

LA

  • 相原 玲二 (広島大学)
  • 西村 浩二 (広島大学)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet11 report

開催報告

2002 年 6 月 26 日 (水) 〜 6 月 28 日、第 11 回 ITRC 総会・研究会が仙台で開かれました。今回は、情報処理学会 高品質インターネット研究会 (QAI)・電子情報通信学会インターネットアーキテクチャ研究会 (IA)・電子情報通信学会 インターネット時限研究会 (IRC) の 3 研究会との共催で、終日多くの研究者にご参加頂けました。招待講演として、東北大学 吉澤 誠 先生にご講演頂いた他、デモンストレーション枠を設けたり、昨年度テレビでも放映された LiveEclipse 2001 の報告、またインスタントメッセージ、2ちゃんねるといった、現代を反映する内容のものから、医療インターネットといったものまで、幅広い発表の数々に、多くの研究者の関心が集まり、盛況のうちに幕を閉じました。次回は、11 月に広島で研究会が開催される予定。

より詳しい情報

meet11 program

ITRC meet11 プログラムの詳細です。

1 日目 (2002 年 6 月 26 日 (水))

10:00 〜 10:15

オープニング

10:15 〜 12:00

研究発表

  1. Traffic Control and Congestion Control in IP based Networks
    米田 進 (日本テレコム)
    This paper explains the contents of Recommendation, “Traffic Control and Congestion Control in IP based Networks.” Such control procedures are necessary in order to support services within QoS, where the QoS is negotiated between a user and the network. Traffic control refers to all network actions aiming to meet the negotiated performance objectives in an IP based network and to allow the avoidance of congested conditions. Congestion control refers to all network actions to minimize the intensity, spread and duration of congestion. This paper also provides a general description as well as objectives and procedures for traffic control and congestion control for IP based networks. In particular, it describes the concepts of the traffic contract between a user and the network. It specifies the IP transfer capabilities including the service model, the associated traffic patterns and conformance definition. Furthermore, it addresses the future extensions of this work.
  2. 汎用的なパラメータフィルタの設計と実装
    垣内 正年、砂原 秀樹 (奈良先端科学技術大学院大学)
    通信を制御するには、対象となる通信のデータの流れ、フローを識別し、それに適応する操作を決定しなければならない。End-to-End で複雑なポリシによる通信制御を行うためには、End-to-End で一貫した転送制御が必要だが、複雑なポリシを反映できる一般化したモデルがないことが問題となる。本研究では、ポリシに基づいてフローを分類し適用する処理を決定する機構を、一般化したモデルで設計および実装した。
  3. MPLS を用いた次世代 IX における転送能力評価
    楠田 友彦、石原 丈士 (東芝)、西内 一馬 (高知工科大学)、永見 健一 (東芝)、中川 郁夫 (インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス)、江崎 浩 (東京大学)、菊池 豊 (高知工科大学)
    ISP を相互に接続する技術として IX がある。我々は MPLS を用いた次世代 IX として MPLS-IX 技術を提案し、JGN を用いたテストベッドを構築して運用を行っている。本稿では、ルータのパケット転送能力比較を中心に、MPLS-IX と既存 IX 技術との比較を行う。

12:00 〜 13:30

昼食 (IA (+ QAI + IRC) 研究専門委員会 (別館第 10 会議室))

13:30 〜 14:30

招待講演

  1. 循環系の推定・制御・監視
    吉澤 誠 (東北大学)
    生体は無数の自動制御系の塊である。それらの機能を十分解明できれば、従来にはない優れた制御機能を持つ工学システムを作り出すことが可能になるかもしれない。ところが、人工心臓のように、生体を人工的なシステムで駆動することを本来の目的とするような場合には、生体システムの機能の解明を待っていては遅く、その前に人工心臓の制御方法を決定しなければならない。本講演では、人工心臓の開発において生じるこのような問題を、これまでどう取り扱ってきたかについて述べるとともに、生体循環系および人工循環系の計測・制御・推定の概要について紹介する。また、インターネットを利用した人工臓器の広域的制御・監視システムの最近の話題についても解説する。

14:30 〜 14:40

休憩

14:40 〜 17:00

研究発表

  1. QoS 機能を有するネットワークの性能評価
    藤原 裕久、Tamrat Bayle、西村 浩二、相原 玲二 (広島大学)
    近年、VOD サービスなどサービス品質 (QoS) の保証を要求するアプリケーションがネットワーク上で提供されるようになってきている。それに伴い、QoS 機能を持つネットワーク機器 (ルータ) も増加傾向にある。将来、多くのサービスプロバイダや大学などでこれらの QoS 機能を利用し、利用者との間でサービスレベル契約 (SLA) を交わすことが予想される。しかし、これらのルータが提供する QoS 機能は多種多様であり、場合よっては想定しない結果が得られることがある。そこで、広島県情報トライアングル (メイプルネット) や JGNv6 などのネットワークにおける QoS 機能を測定し、その結果および考察を示す。
  2. 自動トンネル技術 (6to4) を利用した IPv6 ネットワークの運用
    屏 雄一郎 (KDDI 研究所)
    6to4 は IPv6 over IPv4 トンネル接続の一手法であり、点在する IPv6 ネットワーク同士が、明示的なトンネル設定をすることなく IPv6 通信を行うことを可能とする手法である。そのため、IPv6 網への接続性を持つ組織が 6to4 に対応したリレールータを設置することにより、ユーザに手軽に IPv6 網への接続性を提供することができる。利用者を限定しないオープンな 6to4 リレールータは現在世界で十数台程度稼動しているが、これまで日本には存在しなかった。そこで筆者らは、6to4 技術の調査検討を目的として、2002 年 3 月よりオープンな 6to4 リレールータの運用実験を開始した。本稿ではその実験内容の紹介、運用上の問題点等について述べる。
  3. インスタントメッセージ技術の最新動向とその応用
    菅野 博靖、岩山 登 (富士通研究所)
    インターネットにおけるリアルタイムコミュニケーションのための基盤技術となりつつあるインスタントメッセージ技術について、IETF をはじめとする各方面の標準化動向、SIP (Session Initiation Protocol) をベースとしたコミュニケーションサービス基盤技術、さまざまな分野への応用の可能性等について論じる。
  4. フレーミングは議論を阻害するか 〜 2 ちゃんねるは何故面白い? 〜
    大澤 幸生 (筑波大学)、松村 真宏、中村 洋 (科学技術振興事業団)
    感情的な言葉に誘発されるやりとりは、知的な議論を阻害する要因として否定的に扱われて来た。しかし、本当にフレーミングは議論を阻害するのか? 実は、喧嘩が楽しいのは知的快感なのではないのか。ここでは、Web コミュニティ上の会話へのテキストマイニングの結果から、この問いについて新たなアプローチをかける。

17:00 〜 18:00

デモンストレーション

  1. WebCT について
    岩澤 亮祐 ((株) CSK)
    北米を中心とした高等教育機関において広く利用されている WBT システムである WebCT の日本語版について、デモ機を用いた機能紹介を行います。実際に WebCT を操作していただくことも可能です。
  2. IP テレフォニー・サービスについて
    高橋 義直 (ユニアデック (株))
  3. B フレッツサービスについて
    豊川 幸夫 (東日本 NTT (株))
    当日の構成のご説明とアンケートのお願い

18:00 〜 21:00

夕食 (懇親会)

20:00 〜 21:30

[11A] 地域における情報化の試み

RNA 分科会
セッション責任者名: 中川 郁夫 (インテック)
近年、全国各地で地方自治体、研究機関、あるいは民間を主体として、地域 IX やデータセンター、ホットスポット等対する積極的な取り組みが進められている。本セッションでは、これらの地域情報化の取り組みに関する最新情報についての情報交換を行い、今後の方向性について議論する。

  1. インターネットによる不用品リサイクル実験と今後の展望
    田中 憲一、及川 篤、大地山 武彦、木村 行男
  2. 京都街中無線インターネットプロジェクト みあこネット (Mobile Internet Access in KyotO) の取り組みについて
    高木 治夫 (SCCJ)、岡部 寿男、藤川 賢治 (京都大学)、古村 隆明 (京都高度技術研究所)、隅岡 敦史 (SCCJ)
  3. GCIX と中部地域連携
    石田 亨 (情報科学芸術大学院大学)、丹羽 義典、伊藤 義仁
  4. 地域間相互接続実験 RIBB の活動と今後の課題
    菊池 豊 (高知工科大学)

21:30 〜 23:00

[12A] APAN 福岡ミーティング準備会

執行部
セッション責任者: 岡村 耕二 (九州大学)
2003 年 1 月 22 日 〜 1 月 24 日に、福岡で APAN (http://www.apan.net) の全体会議が開催される予定である。また、APAN 会議にあわせて、第 3 回 PRAGMA 会議 (環太平洋におけるグリッドアプリケーションに関するコラボレーション)、もその直前に同じ場所で開催される予定である。ITRC には APAN や PRAGMA に関わる多くの研究者が集まっているので、福岡での APAN と PRAGMA を成功させるための打ち合せをするには絶好の機会である。さらに、まだ APAN や PRAGMA をご存知でない ITRC メンバーにアジアのこのようなネットワーク、コンピューティング研究活動を周知させることも目的とする。セッションは二つ希望しているが、一つは発表に重点をおいて、APAN、PRAGMA の紹介や、関連する日本の活動、例えば、日本の GRID アクティビティや、日韓国際ネットワーク協同研究である玄海プロジェクトなどの紹介をする予定である。もう一つのセッションでは、福岡会議の実現に重点をおいて意見交換その他を行う予定である。

  1. APAN
    小林 克志 (通総研)
  2. APGRID/PRAGMA
    関口 智嗣、田中 良夫 (産総研)
  3. BIOGRID
    下條 真司 (大阪大学)
  4. GENKAI Project
    岡村 耕二 (九州大学)

2 日目 (2002 年 6 月 27 日 (木)) ITRC 研究会

9:00 〜 11:00

[21A] 次世代ネットワーク構築のための基盤技術

次世代ネットワーク構築のための基盤技術研究分科会 (NGN)
セッション責任者: 村瀬 勉 (NEC)
次世代ネットワーク構築のための基盤技術に関する研究発表および議論を行う。

  1. パケット毎認証によるアクティブネットでのセキュリティ向上
    江川 尚志、久保田 文人 (NEC ネットワーキング研究所)
    データパケットをパケット毎に認証することにより、安全、かつ経済学的なトラフィック制御を行いやすいアクティブネットワークを提案する。本提案方式では、パケットロスに強いワンタイムパスワード方式を用いることで認証処理を 1 パスとしており、またパケットの認証情報を格納したアドレスはパケット内の情報から容易に算出されるため認証に伴う DB 検索が不要、各ノードが保持すべき一ユーザ当たりのデータ量は 30byte 前後と小さく、またコアノードではシグナリングが集約されるため、高速かつスケーラブルな認証が実現される。
  2. 異種クライアント混在環境における動画像配信
    若宮 直紀、村田 正幸、宮原 秀夫 (大阪大学)
    通信環境、システム性能、ユーザの好みなどが様々に異なる多数のクライアントに対して、それぞれのクライアントにあった動画像を効率よく配信するための制御技術について述べ、いくつかの性能評価、実験結果を示す。
  3. CWDM によるメトロネットワークの構築
    中村 一太 (フォトニクスネット (株))
    ADSL や FTTH に代表されるアクセス網の高速化に伴い、メトロ領域での帯域不足が具現化している。そのソリューションとして、コストパフォーマンスの高い CWDM (Coarse Wavelength Division Multiplexing) 技術が注目されている。本発表では、CWDM を中心とした光通信技術および適用例について述べる。
  4. Grid Computing におけるプロセス割り当て手法の性能評価
    山本 寛、川原 憲治 (九州工業大学)、滝根 哲哉 (京都大学)、尾家 祐二 (九州工業大学)
    インターネットに点在する計算機を共有する Grid 環境において、大規模なプロセスを複数のサブプロセスに分割して並列に処理を行う Grid computing に対する期待が高まっている。Grid を形成する各計算機は異なる CPU 性能やメモリ容量を持ち、系内のプロセス数は時々刻々と変化する。そのため、これらの要素を考慮したプロセスの割り当て方法を検討する必要がある。そこで、本研究では、各計算機を M/G/1-PS (Processor Sharing) 待ち行列によりモデル化し、理論的に導出される平均処理時間を性能指標として、プロセスを割り当てる際に考慮すべき特性を明らかにする。
  5. IPv6 ネットワークにおけるエニーキャスト通信実現のためのプロトコル設計と実装
    土居 聡 (大阪大学)、阿多 信吾 (大阪市立大学)、北村 浩 (NEC ネットワークス開発研究所)、村田 正幸、宮原 秀夫 (大阪大学)
    IPv6 の持つ新しい機能の 1 つとして、エニーキャスト通信機能がある。エニーキャスト通信を実現するために規定されているエニーキャストアドレスは、特定の機能 (サービス) に対して割り当てられるアドレスであり、クライアント側はエニーキャストアドレスを指定しさえすれば、対応する機能を提供する複数のサーバの中から 1 台の適切なサーバが自動的に選ばれ、そのサーバに対して通信することが可能となる。しかし、エニーキャスト通信については基本的仕様が規定されているのみで、その実装、実現方法について解決すべき問題が多く存在する。そこで本稿では、エニーキャストアドレスを利用する場合の制限事項を明らかにし、その解決のための手法を設計、実装し、既存のアプリケーションがプログラムを変更することなく、エニーキャストアドレスを利用できることを検証した。

[21B] 医療インターネット

MDX2
セッション責任者: 辰巳 治之 (札幌医科大学)
医療系における IPv6 を中心としたインターネット利用。

  1. 光ファイバーネットワーク経由の遅延映像を用いた外科手術支援ロボットシステムにおける基礎的手技の評価
    福山 尚治、渋谷 和彦、砂村 眞琴、武田 和憲、松野 正紀 (東北大学)
    背景: 一部では臨床応用が始まっている外科手術支援ロボットシステムと仙台サンノゼ間の光ファイバーネットワークを用いて、映像を遅延させた状態と通常の状態とで基礎的外科手技の成績を比較、評価した。方法: 5 人の外科医が参加し、1. Rope passing, 2. Needle capping, 3. Bead dropping, 4. Suturing and knot tying の基礎的手技の所要時間と正確性を評価した。結果: 遅延のある状態とない状態とでは所要時間と正確性には有意差を認めなかった。送信した画像データは損失が認められなかった。考察: この結果は今後、遅延映像を想定した超長距離遠隔手術の feasibility を裏付けるものと考えられる。
  2. 十勝地区における IPv6 による医療情報ネットワークの構築プロジェクト: 医療アプリケーション編
    明石 浩史、戸倉 一、大西 浩文、西城 一翼、山口 徳蔵、西陰 研司、中山 正志、辰巳 治之 (札幌医科大学/NORTH)
    我々は広大な北海道における遠隔医療支援を目的に、平成 11 年度より北海道における広域医療情報ネットワークシステムの構築を行ってきた。今年度は帯広市を中心とする十勝地区をフィールドに大学病院−地域中核病院−クリニック、一般家庭までの多段階かつ面的なネットワークを構築する。そのネットワーク上で在宅患者診療支援、在宅リハビリテーション、遠隔障害児療育支援、医師等医療関係者を対象にした遠隔講義、一般健常人を対象にした遠隔健康管理支援、疫学調査を行う。また従来的な DICOM 通信、眼科、皮膚科等の遠隔画像診断支援をクリニックレベルまで範囲を拡大して施行する。
  3. 十勝地区における IPv6 による医療情報ネットワークの構築プロジェクト: ネットワーク編
    戸倉 一、辰巳 治之、明石 浩史、大西 浩文、西城 一翼、山口 徳蔵、西陰 研司、中山 正志 (札幌医科大学/NORTH)
  4. FreeBSD4.5 環境での IPv6 ネットワーク構築
    大江 洋介、金田 康秀 (国立大阪病院)
    FreeBSD は IPv6 の実験環境としてもっとも整備された OS の一つである。今回、我々は FreeBSD4.5-R を導入した PC 数台を用いて、IPv6 ルータ、IPv6/v4 トンネルルータ、X-window 端末、Web ブラウザ (mozilla 0.9.9)、WWW サーバ (Apache2.0)、DNS サーバ (bind 9) を作成し、IPv4、IPv6 混在環境で実験を行なった。医療応用では、如何に容易にかつ安全に接続できるか、ということが大きな課題である。その意味で、クライアントの設定が重要である。特にユーザが多い Windows と Macintosh での IPv6 の普及が鍵になると思われる。Macintosh は OS X は IPv6 対応であると言われているが、ほとんどのユーザは現行の OS 9 を利用しており、まだ移行は困難な状況である。Windows は Windows2000 と WindowsXP で対応可能であり、新規購入者は迷わず WindowsXP を購入するであろうから、IPv6 利用は進むと考えられる。今回、Win2K/XP 系においても IPv6 接続実験を行なったが、参考資料の少なさから、困難を強いられている。とくに v6 での DNS 設定など、ハードルは高い。IPsec が容易に運用可能となれば、秘匿性の高い通信に使えるようになるため、さらに医療現場での IPv6 の有用性が増すと思われる。

11:10 〜 13:00

昼食 (ITRC 運営委員会 (別館第 10 会議室))

13:00 〜 14:30

[22A] インターネット計測 BoF

インターネット計測解析分科会 (MAI)
セッション責任者: 小林 克志 (通信総合研究所)
インターネット計測に関する BoF。

  1. Design for PC-based Internet measurement system on OC-3/12 and 48 packet over SONET link
    小林 克志 (通信総合研究所)
  2. インターネットトラフィックにおける Torrent の自動検出
    小出 和秀 (東北大学)、Glenn Mansfiled Keeni (CSI)、白鳥 則郎 (東北大学)
    インターネットトラフィックの分析にあたっては、トラフィックがどのようなフローから構成されているかを分析する手法がとられる事が多い。フローの集合を Torrent と呼ぶが、本論文ではこの Torrent を自動的に定義し検出する場合の手法について考察する。

[22B] Web のアクセシビリティ

UAI
セッション責任者: 渡辺 隆行 (東京女子大学)
だれもが使いやすい Web サイト構築や視覚障害者の Web 利用に関する活動の発表・議論。

  1. 日英 2 ヶ国語音声化システム BEP の紹介と Web の問題
    渡辺 隆行 (東京女子大学)
    視覚障害者用音声化システム BEP の Linux 版を一般公開したのでこれについて紹介する。BEP は、日本人用のバイリンガル音声化システムとして 3 種類の発音モード (日英自動切換え、日本語とジャパニーズ英語、前 2 者の混在) を持ったオープンソースシステムである。また Web で乱用されている TABLE 要素を音声化するとどうなるかについても述べる。
  2. Web アクセシビリティを意識した Web の作成
    湊 規生 (武蔵野美術大学)
    日本の公共機関の Web ページには、障害者に対する配慮のないページが多数あるにもかかわらず、ほとんどの場合、それが問題視されていない。これは、Web アクセシビリティに対する社会的な知識の無さと、意識の低さが起因していものと思われる。そこで、Web アクセシビリティを意識した Web 製作の作成方法を提案する。
  3. 障害者のウエブアクセシビリティ向上の為のユーザビリティ
    臼井 義比古
    障害者のウエブアクセシビリティのことを考えてみると、技術的にも、社会的にも、心情的にも、哲学的にも考えこんでしまうことが多くおもしろい。

14:30 〜 14:50

休憩

14:50 〜 16:30

[23A] 研究発表 (1)

セッション責任者: PC
一般応募の研究発表。1 件当たり持ち時間 25 分 (発表 20 分 + 質疑 5 分 (目安))。

  1. 広域ネットワークにおけるボトルネック検出システムに関する研究
    宇津江 康太、和泉 勇治、太田 耕平、加藤 寧、根元 義章 (東北大学)
    現在インターネットでは多種多様なコンテンツが存在している。しかし、ネットワークにおけるコンテンツ転送においてボトルネックの存在はそのパフォーマンスを低下させる原因となる。本稿では RTT を用いてボトルネック箇所を検出するシステムを提案し、その利用法について検討する。
  2. 統計的クラスタリング手法によるネットワーク異常状態の検出
    及川 達也、和泉 勇治、太田 耕平、加藤 寧、根元 義章 (東北大学)
    インターネットの普及に伴い、不正アクセスの増加が社会問題化している。このような状況下、ネットワークの異常検知/侵入検知に関する研究が盛んに行なわれている。本研究では、パケット情報を統合してネットワークの状態を定義し、統計的なクラスタリング手法を用いることにより、多角的かつ管理の容易な異常検知手法を提案する。
  3. 2 次計画法に基づいたトラヒックパターンの比較による DDoS の追跡
    坂口 薫、太田 耕平、和泉 勇治、加藤 寧、根元 義章 (東北大学)
    インターネットにおけるセキュリティ上の脅威の 1 つとして DoS (Denial of Service) が深刻な問題となっている。DoS の対策には攻撃元の特定を行う事が重要であるが、一般に攻撃元の情報は改竄されるため追跡は困難である。有力な DoS の追跡手法の一つであるトラヒックパターンを用いた追跡方式では、各ネットワークの出入り口でパケット数の時間的変動 (パターン) を観測し、それらの形状を比較する事でトラヒックの流れを追跡する。しかし複数のホストから一斉に攻撃を行う DDoS (Distributed DoS) の場合、パターンの比較過程が組合せ問題となり、十分な性能が得られない。本研究では、パターンによる DDoS の追跡を目的とし、この組合せ問題をシミュレーションにより検証し、パターンの比較過程を 2 次計画問題として扱う事で追跡を行う手法を提案する。
  4. 学校間テレビ会議支援システムの構築 −簡単アクセス テレビ会議システム−
    伊藤 綾子、小寺 勉、青谷 啓二 (TIS)、久保田 広、佐藤 慎一 (三菱総合研究所)、影戸 誠 (日本福祉大)、中山 雅哉 (東大)
    インターネットを用いた学校間交流では、電子メールや電子掲示板による交流に加え、テレビ会議システムを用いた交流が望まれている。しかし、これまでのテレビ会議システムでは、導入及び操作方法が複雑なため、利用を躊躇する先生が多かった。また、学校間交流を行った結果をまとめる時に、テレビ会議の記録を保存することができず、形に残すことが困難であった。そこで、これらの問題を解決する学校間テレビ会議支援システムを構築したので、それについて報告する。

16:30 〜 16:50

休憩

16:50 〜 18:20

[24A] コンテンツネットワーク

NM
セッション責任者: 曽根 秀昭 (東北大学)
コンテンツ配信ネットワーク (CDN) 技術など。

  1. RS 符号化を用いた MP3 音楽配送の品質向上に関する評価
    加島 伸悟、後藤 幸功、荒木 啓二郎 (九州大学)
    Icecast を用いた音楽配信が普及している。現在 Icecast では中継サーバを用いて多数へのユーザへ実時間で音楽を配信している。しかし、サーバと中継サーバ間では TCP を用いているためネットワークの状況により接続が切れ、ユーザへサービスを提供をできないことがある。本研究では、TCP の代わりに UDP を用いてサーバと中継サーバ間の通信を行い、また通信品質を保証するために Reed Solomon 符号化を用いることを提案するとともに実際のネットワーク上で評価を行った。
  2. ストリーミング転送におけるコンテンツ配信ネットワーク (CDN) のリクエストルーティングと P2P 型 CDN の検討
    市川 快、村山 優子 (岩手県立大学)
    CDN とは Contents Delivery Network、又は Contents Distribution Network と呼ばれるものであり、コンテンツを複数のサーバに分散し、ユーザに一番近いサーバからユーザへ、コンテンツを提供するシステムである。本稿では、CDN の比較検討を行い、Peer-to-Peer (P2P) 型 CDN について述べる。

18:30 〜 20:00

夕食

20:00 〜 21:30

[25A] Live! Eclipse 2001 報告

セッション責任者: 中山 雅哉 (東京大学情報基盤センター)
2001 年 6 月 21 日の日食中継に関連して行われた各種の実験/イベントに関する報告を行う。

第一部

  1. LIVE! ECLIPSE 2001 の全体概要
    中山 雅哉 (東京大学)
  2. LIVE! ECLIPSE 2001 における Web サーバ選択
    下川 俊彦 (九州産業大学) 他
  3. Stream server へのアクセス統計とその評価 (仮題)
    相川成周 (日本大学)
  4. インターネット日食中継の評価 −科学技術館での中継結果との比較−
    縣 秀彦 (国立天文台) 他

21:30 〜 23:00

[26A] Live! Eclipse 2001 報告

第二部

  1. MPEG2 over IP システムと日食中継ネットワーク構成
    相原 玲二 (広島大学)
  2. 広島地域の小学校の日食中継実験参加報告
    前田 香織 (広島市立大学)
  3. 高知での MEPG2/IP 中継の利用 (仮題)
    豊島 修平 (高知工科大学)
  4. Live! Eclipse 2001 中継、岐阜での取り組み
    石田 亨 (岐阜県立・情報科学芸術大学院大学)
  5. 2.4GHz 無線リンクによる仙台市天文台での皆既日食ライブ中継
    脇山 俊一郎 (仙台電波工業高等専門学校)
  6. 日食中継実験−東北大学内での配信について−
    木村 行男 (NTT 東北研究開発センタ)

[26B] IPv6 促進分科会

IPv6 促進分科会 (V6P)
セッション責任者: 藤川 賢治 (京都大学)
本セッションでは、IPv6 の利用を促進し、世間一般に広く普及させることを目的とする。ここでは新たな技術開発よりは、主に IPv6 の有効な利用方法及び促進・普及方法関して議論していく。

  1. IPv6 ネットワーク管理の現状とその対応
    齋藤 武夫、阿部 勝久、小出 和秀、土井 一夫、Glenn ((株) サイバー・ソリューションズ)
    IPv6 によるネットワーキング技術およびアプリケーションの整備状況に対して、その管理技術は大幅に立ち遅れている。そこで本稿では、IPv6 における管理技術の問題を挙げ、我々が行った IPv4/IPv6 併用ネットワークにおける標準管理プロトコルの設計と実装、および新たに開発したマルチプロトコル対応トラヒック情報収集プローブについて述べる。
  2. 京都での無線IPv6インターネット環境の構築
    藤川 賢治、松本 存史、岡部 寿男 (京都大学大学院)
    京都市内、府内において、100 局以上の無線基地局を用いた、世界最大級規模の無線インターネット環境を構築した。ネットワーク構成や利用方法について報告する。

3 日目 (2002 年 6 月 28 日 (金)) ITRC 研究会

9:00 〜 11:10

[31A] 研究発表 (2)

セッション責任者: PC
一般応募の研究発表。1 件当たり持ち時間 25 分 (発表 20 分 + 質疑 5 分 (目安))。

  1. 企業における技術教育
    松井 博也 (CSK)
    昨年 1 年間、技術教育の責任者を担当した経験の中から、知識と実習をどのように組み合わせて効率よく教育していくかについてのまとめと今後の展開に関して考察して見たい。
  2. インターネットラジオにおけるプライベートチャネル
    荒川 健介、市川 快、和野 惠介、村山 優子 (岩手県立大学)
    これまでのインターネットラジオ (音声ストリーミング配信) は、一つのチャネル、または楽曲のジャンル毎の限られた数のチャネルしか設けていない。本研究では、利用者の好みにあったコンテンツ内容を提供し、動的に生成され、利用者が管理できるチャネル、プライベートチャネルについて提案する。プライベートチャネルは利用者が専有するだけではなく、グループ間で共有を行ったり、公開することもできる。
  3. Peer-to-Peer での地域通貨交換プロトコルの提案
    並河 岳史、秋山 和隆、手塚 一郎、菊池 宏徳、山根 信二、村山 優子 (岩手県立大学)
    地域通貨は世界各地で急速に普及しており、インターネット上で決済を行う試みは日本でも行われている。特殊な例として、ファイル交換に独自の通貨を用いたソフトウェアも存在するが、現実世界での取引に用いられる地域通貨を Peer-to-Peer (P2P) で実装した例はまだない。それは、P2P においてはユーザーがプログラムを改変して通信を行ったとしてもそれを察知する方法はなく、さまざまな不正行為に対して脆弱であるためである。我々は、P2P で安全に地域通貨を交換するためのプロトコルを提案する。我々のプロトコルは、送受信の否認、通信の切断、虚偽のデータの送信に対応し、それらの不正行為を無効にする。我々はこのプロトコルを実装した地域通貨交換システムを設計中であり、2002 年の 10 月より岩手県立大学のキャンパス内で運用実験を行う予定である。
  4. 音と影のアウェアネスを用いた戸口チャットシステム
    鈴村 圭史、権藤 広海、荒川 健介、村山 優子 (岩手県立大学)
    本研究では、www 上で戸口をメタファとした戸口チャットシステムを提案する。戸口チャットシステムの目的は、影と音のアウェアネスを用いて、ユーザにとってわかりやすいインタフェースを提供することと、現実世界とネット上のドアの違いを明らかにすることである。戸口チャットシステムは、チャットシステムとドアの画像により構成される。チャットシステムに接続したユーザは、ドアの画像をマウスでクリックすることで、ノック音を他のユーザに伝える。ノック音を聞くことにより、他のユーザの存在を知ることができる。また、ユーザの存在を影で表現することで視覚によるアウェアネスを実現する。ネット上に構築されたドアは、他のユーザとコミュニケーションをとるためのメディアとして利用される。
  5. JGN 経由での阪大・北大間 高圧電子顕微鏡遠隔操作実験
    笹川 浩達 (ネクステック)
    離れた場所から資料の様子をリアルタイムで確認しながら電子顕微鏡を遠隔操作する方法はこれまでにもあったが、問題点が多かった。本稿では DV を用いた JGN 経由での遠隔操作とその利点について述べる。

11:10 〜 11:40

クロージング

問い合せ先

PC

  • 1 日目
    • 永見 健一 (東芝)
    • 吉田 健一 (筑波大学)
  • 2, 3 日目
    • 穴水 弘光 (医療情報システム開発センター)
    • 村 浩二 (広島大学)

LA

  • 曽根 秀昭 (東北大学)
  • 佐伯 田鶴 (東北大学)
  • 中山 雅哉 (東京大学)
  • 樋地 正浩 (日立東北ソフトウェア)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet11 agenda

日程

  • 2002 年 6 月 26 日 (水) 〜 6 月 28 日 (金)

会場

  • 仙台市勤労者保養所 茂庭荘 (もにわそう)
  • 〒982-0251 宮城県仙台市太白区茂庭字人来田西 (ひときたにし) 143-3
  • Tel: 022-245-5141 (代表)
  • Fax: 022-245-9930

主催

共催

テーマ

  • インターネット全般

参加費

  • 一般: 1 泊 ¥10,000、ITRC 研究会参加費 ¥10,000
  • 学生: 一般の半額

ただし QAI/IA/IRC 研究会との共催のため、1 日目のみの参加は無料です。

スケジュール

  • 4 月 17 日 (水) セッション枠申込み〆切 (募集を終了しました)
    • セッション枠は基本的に部会またはグループ単位で割り当てます。
    • セッション枠の使い方はセッション責任者にお任せします。
    • 希望する枠が重複する場合は変更をお願いすることがあります。
  • 4 月 17 日 (水)
    • 発表申込み〆切 (募集を終了しました)
      • QAI/IA/IRC 共催研究会を希望する発表の原稿スタイルや発表方法等は、情報処理学会および電子情報通信学会の研究会に準じます。
      • ITRC 研究会を希望する発表で、部会等の指定がない場合は PC が適当な部会に発表枠の確保を依頼します。
  • 5 月 8 日 (水) プログラム発表、参加申込み受付け開始 (受付けを終了しました)
    • セッション枠と発表者がほぼ確定します。
    • 本ページにて参加を受付けます。
    • 宿との調整を円滑に行うため、参加者数の早期確定にご協力をお願い致します。
  • 6 月 5 日 (水) 参加申込み〆切
    • 登録内容の確認修正、〆切後の参加申込みはこちらで受付けます。(終了しました)
    • >確保可能な部屋数等の関係で、〆切後の参加申込みはお断りする場合があります。
  • 6 月 11 日 (火) 原稿提出〆切 (ITRC 研究会分は 6 月 18 日 (火) まで延長します)
    • 今回は、すべての発表者に事前に原稿を提出して頂きます。
    • QAI/IA/IRC 共催研究会の発表者は印刷の関係上、〆切厳守のこと。
    • ITRC 研究会分は提出され次第 Web に掲載し、研究会当日に参加者が持参できるようにします。
    • 発表する研究会によって提出先が異なります。
    • 原稿提出〆切日を過ぎました。引き続き提出は受け付けますが、〆切に間に合わなかった発表者は、発表当日ダブルトラックの場合は 50 部、シングルトラックの場合は 100 部発表資料のコピーをご持参下さい。参加者が当初見込みより多いため、必要部数が増えました。
    • 6 月 19 日 (水) 参加者メーリングリストを開設しました。
      • 参加申し込み時に希望された方にメールで研究会に関する情報をお知らせします。
      • 送信されたメールはこちらでも閲覧できます。
    • 6 月 24 日 (月) 部屋割りを掲載しました。

プログラム

詳細は ITRC meet11 プログラムのページをご参照ください。

問合せ先

PC

  • 1 日目
    • 永見 健一 (東芝)
    • 吉田 健一 (筑波大学)
  • 2, 3 日目
    • 穴水 弘光 (医療情報システム開発センター)
    • 村 浩二 (広島大学)

LA

  • 曽根 秀昭 (東北大学)
  • 佐伯 田鶴 (東北大学)
  • 中山 雅哉 (東京大学)
  • 樋地 正浩 (日立東北ソフトウェア)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet10 program

ITRC meet10 プログラムの詳細です。

1 日目 (2001 年 10 月 29 日 (月))

15:00 〜 15:15

オープニング

15:15 〜 18:00

A-TRAIN

チェア: 一井信吾 (東京大学)

  1. A-TRAIN の紹介
    一井信吾 (東京大学)
  2. 招待講演 遠隔講義の現状と将来
    相原玲二 (広島大学)
  3. パネルディスカッション 遠隔授業の光と影
    パネラー: 相原玲二 (広島大学)、野部栄 (聖徳大学)、小野成志 (武蔵大学)
    時間や空間の制約を離れて、従来行われていた教室での授業とは異なった新しい教育の形として、ネットワークを使った遠隔授業 (ごく広い意味で使っています) が現実のものとなってきました。これを可能にする基盤としては、Web や電子メールはもとより、テレビ会議や高品質のビデオ伝送、ビデオオンデマンドシステムなどさまざまな技術が使われています。ITRC では主に技術を取り扱ってきましたが、実際に教育現場でこれらの技術を用いて授業を展開するにあたっては、クリアしなければならないさまざまな課題があります。またその中から新たな技術的要求が生じてくることも考えられます。今回は、関東地区の大学関係者の情報交換のための団体である TRAIN 協会が初めて ITRC と共催する研究会として、実験段階を離れて本格的に遠隔授業が展開され始めている時期を捉え、さまざまな試みをしておられる大学の方々をお招きして、遠隔授業の実際について率直な議論を行いたいと思います。これから遠隔授業を行う方々、それを技術的にサポートしなければならない立場の方々、また企業等で大学とは違った立場で e-Learning を推進している方々に積極的に議論に参加していただきたいと思います。

18:00 〜 19:15

夕食

19:15 〜 21:30

萌芽的研究

チェア: 古村隆明 ((財)京都高度技術研究所)

  1. passive な情報を用いた AS 間の転送性能の推定に関する考察
    宇津江 康太 (東北大学大学院情報科学研究科システム情報学専攻根元研究室)
    計測用トラヒックを発生させることなく、ネットワークの転送性能の計測が可能である passive な計測手法として、世界規模の広がりをもつ DNS (Domain Name System) を計測対象とする。そして、client/DNSserver 間の RTT (Round Trip Time) から、隣接する AS (Autonomous System) 間の RTT を推定する手法を提案する。
  2. インターネットラジオの課題
    市川 快 (岩手県立大学)
    The World-wide Web (WWW) はインターネット上のマルチメディアアプリケーションの一つとして位置づけられている。インターネットラジオもそのようなアプリケーションの一つであり、現在著しく成長している。本研究では 2000 年 4 月からインターネットラジオ局を開設している。インターネットラジオは従来のラジオと違いインターネットを使うので地理的な制約にとらわれずに音楽を配信できるが, インターネットを使う為に起りうる問題もある。本発表では実際の運用の報告と問題、課題や方向性について述べていく。
  3. 複数台のカメラの自動連携に関する研究
    冷水 明 (九州大学システム情報科学府情報工学専攻)、岡村 耕二 (九州大学情報基盤センター)、有川 正俊 (東京大学空間情報科学研究センター)、荒木 啓二郎 (九州大学大学院システム情報科学研究院)
    近年、マルチメディアデータの配信が浸透しつつあり、インターネットに接続された定点観測カメラも多数存在する。そして、このようなカメラからの画像を利用するアプリケーションの作成も有意義な事になってきている。我々は、様々なカメラの中でも雲台制御が可能なカメラに着目し、研究を進めている。カメラを制御して目的の場所に素早くカメラを向けることは、カメラの制御に慣れていないと困難である。複数台のカメラを制御する場合は、さらに難しい。もし、多数のカメラを一意に選択、制御できると非常に便利であり、アプリケーション開発も容易になる。我々の研究において、複数のカメラを中心向きに円形に並べて撮影した画像を用いて仮想空間を作ることに成功した。仮想空間中の見たい地点と角度を指定することで、複数のカメラの中から最適なカメラを選択し、その画像を見ることができる。これにより、仮想空間中のどの地点においても、その地点を中心に回転する映像を容易に生成することもできる。位置情報を把握してカメラを設置すれば、複数台のカメラを一意に選択、制御することが可能になっている。これを応用し、広範囲にカメラを設置すると、更に多目的な活用が可能になる。その場合、それぞれのカメラ PC をインターネットに接続し、管理することになると考えられる。しかし、広範囲にカメラを設置すると、その制御や各カメラの関係を把握することが非常に難しくなってしまう。そこで、本研究ではインターネットに接続された複数台のカメラを自動的に連携させるための手法を提案する。自分の位置情報を把握した分散カメラ群から自動的に仮想的なカメラ空間を構成する。これにより、広範囲にカメラを設置した場合の問題が解消され、実用性が向上する。
  4. 多段ドメインにまたがる帯域確保の迅速化手法の提案
    細川 裕司 (大阪大学大学院工学研究科)、八木 輝 (Genesis プロジェクト)、吉田 幹 (新日鉄ソリューションズ)、馬場 健一 (大阪大学サイバーメディアセンター)、下條 真司 (大阪大学サイバーメディアセンター)
    大規模なインターネットに適応可能であり、かつ多くのユーザのサービス要求に対応できる Diffserv (Differentiated Service) 技術は、インターネット上で QoS を実現する上で最も将来性有望な技術であると考えられている。その中において、ネットワーク資源の動的設定を可能とするシステムが、BB (Bandwidth Broker) である。その BB の主要機能の一つとして、インタードメイン交渉がある。これはユーザのサービス要求が複数ドメインにまたがっていた場合に、ユーザに代わって BB 間で帯域予約等を行う機能である。しかし、ユーザ要求ごとにインタードメイン交渉を行った場合、BB に大きな負担がかかるため、これを回避することを目的として、トンネルと呼ばれる一定量の帯域をあらかじめ特定ドメイン間で確保しておく手法が考えられている。しかし、その特定ドメイン間を中継するドメインが多段である場合、トンネルが利用可能となるまでには時間がかかることになり、結果としてその間ユーザがサービスを利用できない、あるいは個別にインタードメイン交渉を行うため、再び BB に負担がかかるといったことが生じうる。そこで本研究では、voucher とよばれるクーポンを BB 間で取引することで、多段ドメインでの帯域確保を迅速化する手法を提案する。さらに、その有効性の評価を行う。
  5. Secure DNSのための共有鍵管理手法の提案 – TKEY Secret Key Renewal Mode –
    上手祐治 (東京大学大学院工学系研究科 電子工学専攻)、中山雅哉 (東京大学情報基盤センター)
    近年 DNS (Domain Name System) に対してもセキュリティーを求める声が高まるに従い、IETF において TSIG (Transaction SIGnature) [RFC2845] および TKEY (Transaction KEY) [RFC2930] といった技術が提案・標準化されている。TSIG は、サーバとクライアントで共通の秘密鍵を保有し、それを用いて DNS メッセージ全体に署名を行ない、メッセージの完全性の保証やリクエスト認証等を提供する機能であり、TKEY は、TSIG の共通鍵をオンラインでセットアップするプロトコルである。実際の運用においては、DNS サーバ間のセキュリティー強度を保つために、TSIG の共通鍵を一定期間の利用毎に次々と更新・変更していく必要がある。しかし現実には、既存の TKEYは、鍵の定期更新という観点では十分な機能を提供しているとは言い難い。そこで本研究では、具体的なプロトコルとして、既存の TKEY に Secret Key Renewal Mode という新しいモードを追加・定義し、従来は出来なかった鍵のスムーズな更新を実現する方法を提案する。

21:40 〜 23:00

BOF: ウイルス & アタック実演・デモ

チェア: 大塚秀治 (麗澤大学/A-TRAIN)
ブロードバンド化が急速にすすむなか、セキュリティ対策も重要なキーワードとなっている。本 BOF では不正侵入の試みや攻撃を検知するシステムやウィルス対策システムについて実演をまじえてプレゼンテーションを行い討論を行なう。同時に総会期間中 (一部 10 月 29 日 (水) のみ) 展示も行い、被攻撃ホストを用意し、期間中の不正攻撃などの検知を実際に行なうことを予定している。なお、被攻撃ホストへのアタックは可能ですが、会場内ネットワークへの DoS 攻撃はご遠慮ください。

  1. 「不正侵入検知システム」 Enterasys Dragon
    インターナショナル・ネットワーク・セキュリティ会社
    不正アクセス対策を実施している教育/研究機関は増えてきましたが、重要インフラ資産や共有資源は本当に無事でしょうか? 無許可の侵入や攻撃はどのようにやってきているか把握できているでしょうか? 「今日・この時、攻撃を受けているかどうか分からない!」そんな不安に襲われている管理者の方々もいらっしゃるでしょう。今回は高性能な不正侵入検知システム「Entersys Dragon」をご紹介しながら不正侵入対策について簡単にご紹介いたします。
  2. CiscoIDS
    伊藤忠テクノサイエンス株式会社、シスコシステムズ株式会社
    1. IDS デーモンを止めておいての Win2k に対する以下攻撃実施
    2. 検証項目

      • a) Web DAV サーチ DoS
      • b) Printer Buffer Over Flow (Web の書換え)
      • c) Port Scan
      • d) CGI Duble Decode ← NIMDAもこの一部を使用
      • e) flood 系 (syn, udp, ICMP)
    3. IDS デーモンを起動しての上記 Win2k に対する攻撃実施 *今回は PIX に対して TCP Reset/Shun を実行予定
    4. 2. と同時にアタックをかけない外側の端末から Ping を流しておき、Shun されたのがアタックをかけた端末のみであることを確認
    5. といった a-e 項のデモを予定しております。

  3. 最新ウィルス情報とウィルス感染デモ
    トレンドマイクロ株式会社
    1. 最新のウイルス情報 (今ですと NIMDA になりますかね) 10 分
    2. ウイルスデモ (スクリーンカムにて発病画面の紹介) 10 分
    3. 電子メール対策の重要性 10 分
    4. ISVW のご紹介 10 分
    5. フリーディスカッション 概ね 30 分 (時間の許す限り)
      • デモ機と SE を用意しますので実機を前にし、ご質問やご確認事項などのできる場を用意したいと思います。

2 日目 (2002 年 10 月 30 日 (火))

9:00 〜 11:00

[21A] 次世代ネットワーク構築のための基盤技術

チェア: 村田正幸、大崎 博之 (大阪大学)
発表時間 23 分、質疑応答 7 分

  1. QoS 保証指向インターネット通信の為の「伝送資源連鎖の動的取引」実現可能性 — 単方向性 多元速度「固定接続賃貸+交換」集成運用による —
    島崎 誠彦 (学校法人東海大学総合科学技術研究所)
    マルチメディア情報ネットワーキングシステムの全体鳥瞰像や通信ノードシステムの一般構造に留意して、QoS の中で特に「低遅延時間」保証を指向しつつ、「単方向伝送Link連鎖」を運用単位にとっての、インターネット通信指向の動 的な伝送資源割当方式を問題提起型に提案する。通信料金政策に関する新可能性についての討論材料も提供することになる。
    dynamic transmission resources chains trading、QoS-guaranteed Internet communications、Uni-directional and multi-rate transmission channel、「低遅延時間」保証、「固定接続賃貸+交換」集成運用
  2. QoS サーバの LSP 設計手法
    磯山和彦、斎藤博幸、長尾泰孝、吉田万貴子 (NEC ネットワークス開発研究所、第二ネットワークソリューション開発事業部)
    IP ネットワークにおいて QoS 保証を提供するための最適な資源割当を行なう QoS サーバをこれまで提案している。本発表では、QoS サーバで用いるトラヒックデマンドの要求を満たす最適経路の設計法を提案する。この設計法により遅延要求や負荷分散要求などサービスごとに異なる要求に対応可能とし、障害時の迂回経路の設定も可能とする。また、提案する設計法の定量評価を行った結果、従来方式に比べトラヒックの収容効率が高くなることが分かった。
    トラヒックエンジニアリング、QoS、経路設計、MPLS、Diffserv
  3. Wireless 環境における TCP の性能評価: FER に応じた伝送レート割り当て
    福田 豊、古閑 宏幸、池永 全志、尾家 祐二 (九州工業大学 情報工学部 電子情報工学科)
    Wireless 環境で高速にデータ通信を行うことができる次世代移動体通信システム IMT-2000 が注目されており、今後さらに TCP を用いたインターネットと携帯端末間のデータ通信が増加すると考えられる。IMT-2000 では無線伝搬路状況に応じて伝送レートを変更することが定められており、次世代移動体通信システムにおいても無線伝搬路状況に応じた伝送レートの動的な制御は必要不可欠であると考えられる。そこで本研究は無線伝搬路状況に応じて伝送レートを制御することによって、総スループット特性を改善する方法について検討する。特に、TCP フローが複数本送信される環境において、FER の値に応じて各フローへの伝送レートを動的に制御することの効果を調査する。
    IMT-2000、TCP、性能評価
  4. 流体近似法および待ち行列理論を組み合わせた TCP のモデル化と特性解析
    久松 潤之、大崎 博之、村田 正幸 (大阪大学大学院基礎工学研究科)
    TCP (Transmission Control Protocol) においてウィンドウ型のフロー制御方式が用いられている。これまで、さまざまな研究者らによって TCP の解析が行われている。従来の研究では、ネットワークにおけるパケット棄却率を一定と仮定し、この時の TCP の平均的な特性を解析したものがほとんどである。しかし現実のネットワークでは、TCP のウィンドウサイズが変化すれば、それによってネットワークにおけるパケット棄却率は変化する。そこで本稿では、TCP の輻輳制御機構とネットワークをフィードバックシステムとしてモデル化し、TCP の過渡特性を解析する。つまり、TCP はネットワークでのパケット棄却率を入力とし、ウィンドウサイズを出力とするシステムとしてモデル化する。一方、ネットワークは TCP のウィンドウサイズを入力とし、パケット棄却率を出力とする一つのシステムとしてモデル化する。なお、ネットワークは、TCP 以外のバックグラウンドトラヒックをも考慮した、待ち行列としてモデル化する。得られたモデルに対して制御理論による過渡特性解析を行い、バックグラウンドトラヒックの量や、TCP のコネクション数などによって、TCP の過渡特性がどのように変化するかを明らかにする。
    TCP、流体近似法、待ち行列理論、制御理論、過渡特性

9:30 〜 11:00

[21B] MDX 分科会 (1)

チェア: 辰巳治之 (札幌医科大学)、水島 洋 (国立がんセンター研究所 疾病ゲノムセンター)

  1. Mobile Internet with IPv6 (仮のタイトル)
    太田 昌孝 (仮) (東京工業大学大学院)
  2. MicroNode with IPv6
    米沢 正明 (インターネットノード株式会社 取締役)
  3. IPv6 普及・高度化推進協議会について
    澤部 直太 (株式会社三菱総合研究所 ビジネスソリューション事業本部 IT ソリューション事業部 メディア & ネットワークグループ、IPv6 普及・高度高度化推進協議会事務局
    平成 13 年 3 月に策定された「e-Japan 重点計画」では、「2005 年までにすべての国民が、場所を問わず、自分の望む情報の入手・処理・発信を安全・迅速・簡単に行えるIPv6 が実装されたインターネット環境を実現する。」と記されている。IPv6 普及・高度化推進協議会は、この国家方針の実現に向けて民間等広く力を結集し最大限の貢献を果たすことを目指している。本セッションでは、協議会の取り組みとともに、今年度の主要な活動の一つである、「情報家電インターネット技術研究開発事業」 (TAO 事業) について紹介する。

11:10 〜 13:00

昼食 / ITRC 運営委員会

13:00 〜 14:30

[22A] ITRC Network 運用ミーティング (前半)

チェア: 岡村耕二 (九州大学)
トピックス

  • 133.69/16 Network オペレーション
    • QGPOP 現状報告
    • ITRC-infra 進捗状況
  • マルチキャスト実験ネットワーク
  • distix との連係
  • フリーディスカッション
    • もしも国際生線があったら
    • SuperSINET を L2 で使うためには
  • その他

[22B] MDX 分科会 (2)

チェア: 辰巳治之 (札幌医科大学)、水島 洋 (国立がんセンター研究所 疾病ゲノムセンター)
医療情報インフラについて (仮タイトル)

  1. MDX 関連プロジェクトの総括と展望
    辰巳 治之 (札幌医科大学付属情報センター長)
  2. IPv6 の応用分野と新たなサービスの可能性
    南 政樹 (慶應義塾大学環境情報学部)
    IPv6 (Internet Protocol Version 6) は、地球上の全ての電子機器を接続するのに十分なアドレスと機能を持った次世代情報インフラ技術である。基礎技術としての IPv6 研究は既に実証実験・本格運用のフェーズを迎えたが、応用分野やサービスについてはこれからの展開が期待されている。本セッションでは、まず IPv6 の特徴を IPv4 と比較しながら紹介した後、既に開発が進められている応用領域やサービスについて紹介する。
  3. 次世代インターネットによる医療 IT 実験
    大塚 拓 (KDDI 株式会社 企業営業統括部 ソリューション営業第一部 2グループ)
    2001 年 10 月 17 日 〜 20 日に開催された日本消化器関連学会機構 (DDW2001 京都) において、IPv6 マルチキャストを用いた映像伝送実験を行った。本実験の概要及び、今回得られた成果を発表する。

14:30 〜 15:00

休憩

15:00 〜 16:30

[23A] ITRC Network 運用ミーティング (後半)

[23B] MDX 分科会 (3)

チェア: 辰巳治之 (札幌医科大学)、水島 洋 (国立がんセンター研究所 疾病ゲノムセンター)
医療アプリについて

  1. 秋山 昌範 (国立国際医療センター 情報システム部長)
  2. 北海道における医療情報ネットワークの構築と問題点
    明石 浩史 (札幌医科大学)
  3. MDX-IPv6 の過去・現在・未来
    宮司 正道 (札幌医科大学)

16:30 〜 16:45

休憩

16:45 〜 18:15

[24A] V6P 分科会 + MIS (Mobile Internet Services)

チェア: 藤川賢治 (京都大学大学院情報学研究科)

  1. Mobile Internet Service (MIS) の紹介とデモ
    大森 幹之 (九大)
  2. エニキャストによる位置依存サービス
    朝長 康介 (九大)
  3. バックボーンが IPv6 化されていることを前提としない、無線 LAN ルータを使った LIN6 環境の構築
    藤川賢治 (京大)
  4. end-to-end multihoming
    太田昌孝 (東工大)

18:20 〜 20:00

懇親会

20:00 〜 21:30

[25A] キャンパスネットワークの整備計画と運用状況

チェア (コーディネータ): 曽根 秀昭 (東北大学)
各地で一斉に進んでいる次世代キャンパス LAN の整備について、高速化、セキュリティ対策及び移行などに重点を置き、設計検討や運用開始後の評価の事例をパネル形式で発表し、比較論的討論を行い、知識共有をすすめたい。

  • 発表 (各 10 分以内)
    1. 九州大学のキャンパスネットワークの整備計画と運用状況 (仮)
      岡村耕二 (九州大学 情報基盤センター)
    2. 京都大学の新キャンパスネットワーク KUINS-III
      岡部寿男 (京都大学大学院 情報学研究科)、中村素典 (京都大学 総合情報メディアセンター)、江原康生、沢田篤史、高倉弘喜 (京都大学 大型計算機センター)
    3. 東京大学のキャンパスネットワークの整備計画と運用状況 (仮)
      中山雅哉 (東京大学 情報基盤センター)
    4. ODINS4 の設計と現状について
      野川裕記 (大阪大学 サイバーメディアセンター)
    5. 佐賀大学の新しいキャンパスネットワーク
      渡辺健次 (佐賀大学 理工学部)
    6. 東北大学の次世代キャンパス LAN について
      佐伯田鶴、曽根秀昭、水木敬明 (東北大学 情報シナジーセンター)
    7. 企業キャンパスにおけるネットワーク構成の変化
      松嶋保和 (富士通)
  • 総合討論 (20 分)

[25B] 計測セッション

チェア: 小林克志 (CRL)

  1. PC ベースの POS 対応インターネット計測システム
    小林 克志 (CRL)
    POS は広域ネットワークでは今も広く利用されている。しかしながら従来の PC ベースの計測システムではシステムのパフォーマンス以前にラインカードすらままならないのが現状である。現在構築している PC ベースの POS 対応インターネット計測システムについて紹介する。
  2. APAN JP および APAN における measurement 技術
    北村 泰一、北辻 佳憲、小西 和憲、後藤 滋樹
    APAN Tokyo XP では、実験プロジェクト用トラフィックが正常に流れていることの確認、あるいは、実験トラフィックの状態の追跡を行う必要がある。本報告では、Tokyo XP で運営しているツール及びそれによって公開されているデータについて報告する。また、APAN 内で行われているネットワーク計測に関しての試みについても報告する。

21:40 〜 23:00

[26A] DMP BoF

チェア: 岡村耕二 (九州大学)

  • 京大の進捗
  • 九大の進捗
  • 今後について

[26B] 計測 BOF

チェア: 小林克志 (CRL)

  1. バックバーンネットワークにおけるトラヒックの計測と応用
    森 工 (Juniper Networks)
    バックボーンネットワークでのトラヒック計測のための技術とルータにおける実装の紹介。また、計測からえられた情報による、セキュリティの強化およびネットワーク帯域の有効活用等の応用例の紹介。

3 日目 (2002 年 10 月 31 日 (水))

9:00 〜 11:00

第 2 期 ITRC における各 WG の展望

チェア: 尾家祐二 (九州工業大学)

  • 発表 各 WG (10 分以内)
    • 医療情報ネットワーク相互接続分科会 (MDX)
    • 分散型マルチメディア基盤分科会 (DMP)
    • マルチメディアネットワークを利用した遠隔教育分科会 (DL)
    • 地域ネットワーク活動分科会 (RNA)
    • 高齢者・障害者のインターネット利用分科会 (UAI)
    • インターネットを用いた教育革命に関する分科会 (ERI)
    • 次世代ネットワーク構築のための基盤技術研究分科会 (NGN)
    • ネットワークマネージメント分科会 (NM)
    • インターネット計測解析分科会 (MAI)
    • IPv6 促進分科会 (V6P)
  • 総括 尾家祐二

11:10 〜 11:40

クロージング

問い合せ先

PC

  • 下川俊彦 (九州大学)
  • 古村隆明 ((財) 京都高度技術研究所)
  • 田島 孝一 (新日鉄ソリューションズ株式会社)
  • 臼井 義比古 ( (有)環境システム研究所)

LA

  • 一井信吾 (東京大学)
  • 地引 昌弘 (NEC)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet10 agenda

日程

  • 2001 年 10 月 29 日 (月) 〜 10 月 31 日 (水)

会場

  • 大磯プリンスホテル
  • 〒259-0193 神奈川県中郡大磯町国府本郷 546
  • Tel: (0463) 61-1111
  • Fax: (0463) 61-6281

主催

共催

  • 東京地域アカデミックネットワーク協会 (A-TRAIN)

テーマ

  • インターネット全般

参加費

  • 一般: 1 泊 ¥40,000 (2 泊 3 日)
    • 但し、宿泊なし 1 日: ¥10,000 / 1 泊 2 日: ¥25,000
  • 学生: 一般の半額

参加申込み

  • 締め切り: 10 月 15 日 (月) 18:00 必着

申込みは終了しました。講演者の方も、上記の参加申込みをお願いいたします。

プログラム

詳細は ITRC meet10 プログラムのページをご参照ください。

問合せ先

PC

  • 下川俊彦 (九州大学)
  • 古村隆明 ((財) 京都高度技術研究所)
  • 田島 孝一 (新日鉄ソリューションズ株式会社)
  • 臼井 義比古 ( (有)環境システム研究所)

LA

  • 一井信吾 (東京大学)
  • 地引 昌弘 (NEC)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。