meet20 agenda

日程

  • 2006 年 10 月 4 日 (水) 〜 10 月 6 日 (金)

会場

  • 研究会
  • 宿泊施設
    • ハイアットレジデンシャルスイート福岡
    • 〒814-0001 福岡市早良区百道浜 1 丁目 3 番 70 号

主催

共催

  • UPKI イニシアティブ

後援

  • 九州インターネットプロジェクト (QBP)
  • 九州ギガポッププロジェクト (QGPOP)

テーマ

  • インターネット全般

参加費

研究会の参加費は下記のとおりとなっております。宿泊の関係上締め切り以後の申込みはご希望に添えない場合がありますので、ご了承ください。下記料金は 2 泊 3 日での金額となっております。学生の料金は半額です。

  • 参加費: ¥30,000
    • 対象: ITRC 委員及び協力企業の方, 学術関係者, 共催団体関係者, ITRC 研究会デモ展示関係者, ITRC 研究会発表者, QBP 会員企業の方
  • 参加費: ¥50,000
    • 対象: 上記対象者以外の方で ITRC に参加を検討中の方
  • 上記以外の日程でのご参加についても受け付けております。
  • 前泊・後泊をご希望の方は参加申込みの際に備考欄にご記入ください。
  • 現在、ITRC 協力企業に入会を検討されている方は、参加申込みの際に備考欄にご記入ください。

参加申込み

参加申込みは終了しました。参加ご希望の方は、下記問い合わせ先にご連絡ください。なお、宿泊の手配はできませんので、ご了承ください。

プログラム

詳細は ITRC meet20 プログラムのページをご参照ください。

1 日目 (2006 年 10 月 4 日 (水))

  • 13:00 〜 13:15 オープニング
  • 13:15 〜 15:30 「工業系高等学校における IPv6 を用いたユビキタス社会実験研究 〜これまでの研究成果紹介〜」 担当: 渡辺健次 (佐賀大)
    • 講演者: 近藤弘樹 (佐賀大学高等教育開発センター、佐賀大学名誉教授)

      タイトル: 「ユビキタス社会を創る人材の育成」

    • タイトル: これまでの研究成果紹介
      • 佐賀地区での取り組み 渡辺健次 (佐賀大学)
      • 沖縄地区での取り組み 長田智和 (琉球大学)
      • 大分地区での取り組み 西野浩明 (大分大学)
      • 宮崎地区での取り組み 中國真教 (宮崎大学)
      • 山梨地区での取り組み 八代一浩 (山梨県立大学)、Yang Young-mo、Kim Sang Eun (韓国忠清北道清州機械工業高校)、手塚幸樹 (山梨県立総合教育センター)
      • 広島地区での取り組み 前田香織 (広島市立大学)
      • 北海道地区での取り組み

      ※講演中に研究成果のデモや遠隔発表を行うことを予定しています。

  • 15:30 〜 15:45 休憩
  • 15:45 〜 17:45 「九州ギガポッププロジェクトの実証実験を中心にした国際共同研究の紹介」 座長: 岡村耕二 (九州大学)
    • 総括 岡村耕二 (九州大学)
    • 遠隔医療 中島直樹 (九州大学)
    • 国際支援 山内一郎 (JGN2/NTT コミュニケーションズ)
    • 国内支援 峯 寿尚 (九州電力)
    • VPN 技術支援 入江 (アライドテレシス)
  • 17:45 〜 18:15 チェックイン等
  • 18:15 〜 19:30 夕食 & デモ
  • 19:30 〜 21:00 学生発表セッション (1)

2 日目 (2006 年 10 月 5 日 (木))

  • 9:00 〜 10:30
  • 「キャンパス無線 LAN と大学間無線ローミング 」 (CIS/INS/UPKI イニシアティブ 合同セッション)

    • オープニング
    • 講演 (1) 大家隆弘 (徳島大学) 「徳島大学 PKI の構築とキャンパス無線 LAN 認証への応用」
    • 講演 (2) 上岡英史 (国立情報学研究所) 「UPKI における大学間無線 LAN ローミング」
    • 講演 (3) 今井哲郎 (東北大学) 「Eduroam と日本への導入」

    JAMINA 分科会
    「医療情報ネットワーク相互接続 (大手町 MDX NOC) の将来を考える」

    • 座長
      • NPO JAMINA 理事長 田中博 (東京医科歯科大学)
      • NPO JAMINA 事務局長 穴水弘光 (東京医科歯科大学)
    • 「MDX noc の過去、現在、そして将来」 発表者: 水島洋 (国立がんセンター)
    • 「APAN を活用するために、APNG の立場から」 発表者: 松本敏文 (T&Y マツモトコーポレーション、元 JPNIC 理事)
    • 「医療専用ネットの可能性」 発表者: 辰巳治之 (札幌医大)
    • 「地域医療をささえる医療アプリケーション」 発表者: 明石浩史 (札幌医大)
    • まとめ 田中博 (東京医科歯科大学)
  • 10:30 〜 10:45 休憩
  • 10:45 〜 12:15
    • 「キャンパス無線 LAN と大学間無線ローミング」 (CIS/INS/UPKI イニシアティブ 合同セッション)

    • 講演 (4) 岡村耕二 (九州大学) 「九州大学における公衆無線サービス」
    • 講演 (5) 森岡仁志 (ルート (株)) 「IEEE802.11u 無線ローミング標準化の動向」
    • 講演 (6) 内村 雅生 (モバイルブロードバンド協会) 「教室における無線 LAN の要件」
    • 総合討論
    • UAI 分科会 座長: 中山雅哉 (東京大学)

    • UAI 分科会の活動報告 発表者: 渡辺隆行 (東京女子大学)
    • WCAG 2.0 の最新動向 発表者: 植木真 (インフォアクシア)
  • 12:15 〜 13:30 昼食&デモ / ITRC 幹事会
    • 「次世代ネットワークアーキテクチャ・テストベッドの最新技術動向」 座長: 村田 正幸 (大阪大)

    • 招待講演 (1) (平原 正樹 (NICT)) 「新世代ネットワークアーキテクチャ」
    • 招待講演 (2) (中尾 彰宏 (東京大)) 「CORE: A Network Embedded Test-bed for Future Network Architecture Research」
    • 座長: 大崎 博之 (大阪大)

    • 招待講演 (3) (谷 英明 (NEC)) 「次世代ネットワーク (NGN) の技術動向・課題と取り組み」
    • 招待講演 (4) (工藤 知宏 (産総研)) 「資源管理ソフトウェアによるネットワークの帯域事前予約とドメイン間への適用」
  • 17:00 〜 17:30 休憩 & デモ
  • 18:00 〜 19:00 夕食 & デモ
  • 19:00 〜 21:00 学生発表セッション (2)

3 日目 (2006 年 10 月 6 日 (金))

  • 9:00 〜 11:00 「各地における地域情報化への取り組みと将来展望」 担当: RIBB 分科会 樋地正浩 ((株)日立東日本ソリューションズ)
    • タイトル: 「JGN2 によるネットワーク型サイエンスカフェの実施」

      講演者: 曽根秀昭 (登壇、NICT 東北 RC + 東北大サイエンスカフェ + TRIX 研)

    • タイトル: 「IT で地域イベントが変わる」

      講演者: 太田麻依子 (インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス)

    • タイトル: 「メッシュ無線 LAN − CAN + CIC −」

      講演者: 藤澤等 (長崎シーボルト大学情報メディア学科、にんじんネット)

    • タイトル: 「地域に根ざした通信環境整備に向けて−課題と提案−」

      講演者: 藤井資子 (慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科)

  • 11:00 〜 11:45 クロージング

問合せ先

PC

  • 池永全志 (九州工業大学)
  • 岡村耕二 (九州大学)

LA

  • 下川俊彦 (九州産業大学)
  • 笠原義晃 (九州大学)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet19 report

開催報告

2006 年 5 月 24 日 (水) 〜 5 月 26 日 (金)、第 19 回 ITRC 研究会がキャンパスプラザ京都にて開催されました。今回の研究会には 90 名程度の関係者が集いました。1 日目は IA/QAI 共催研究会、2 日目の午後には招待講演、3 日目は分科会のセッションが行われ、 終始活発な議論が行われていました。

招待講演一覧

  • ゆかりプロジェクトの概要 美濃導彦 (京都大学)
  • 分散協調型サービス構築基盤 沢田篤史 (京都大学)
  • ユビキタスホームでの実証 山崎達也 (情報通信研究機構)
  • SINET3 の概要 (仮題) 松方純 (国立情報学研究所)
  • 大学間連携のための全国共同電子認証基盤 UPKI 曽根原登 (国立情報学研究所)
  • 大学におけるセキュリティポリシーの新しい考え方 (仮題) 曽根秀昭 (東北大学)

セッション一覧

  • 次世代ネットワーク構築のための基盤技術
  • H.323 ベース遠隔会議システムの活用
  • 医療情報ネットワーク相互接続

より詳しい情報

meet19 program

ITRC meet19 プログラムの詳細です。

1 日目 (2006 年 5 月 24 日 (水))

10:40 〜 17:00 [4F 第 4 講義室]

IA/QAI 共催研究会

プログラムの詳細

2 日目 (2006 年 5 月 25 日 (木))

10:30 〜 12:00 [2F 第 1 会議室]

ITRC 臨時総会 (会員のみ)

  1. 第 2 期の総括
    尾家祐二第 2 期委員長 (九州工業大学)
  2. 第 3 期の活動方針
    下條真司第 3 期委員長 (大阪大学)
  3. 第 3 期の分科会活動方針 各分科会主査

12:00 〜 13:00

昼食 / ITRC 幹事会

13:00 〜 14:30 [5F 第 1 講義室]

招待講演 1 (会員以外も参加可)

「ゆかりプロジェクト −家庭ユビキタス環境でのネットワーク基盤−」

  1. ゆかりプロジェクトの概要
    美濃導彦 (京都大学)
  2. 分散協調型サービス構築基盤
    沢田篤史 (京都大学)
  3. ユビキタスホームでの実証
    山崎達也 (情報通信研究機構)

14:30 〜 15:00 [5F 第 1 講義室]

展示説明

15:00 〜 15:30 [2F ホール]

休憩 (展示をご覧下さい)

15:30 〜 17:00 [5F 第 1 講義室]

招待講演 2 (会員以外も参加可)

「大学間ネットワークの連携と今後の展開」

  1. 次世代学術ネットワークと SINET3 構想
    松方純 (国立情報学研究所)
  2. 大学間連携のための全国共同電子認証基盤 UPKI
    曽根原登 (国立情報学研究所)
  3. 大学におけるセキュリティポリシーの新しい考え方 (仮題)
    曽根秀昭 (東北大学)

17:00 〜 17:10 [5F 第 1 講義室]

クロージング

17:30 〜 20:00 [阿里山 京都駅前店]

懇親会 (夕食)

20:00 〜 21:30 [第 3 講義室]

討論会 (会員希望者も参加可)

第 3 期に向けて ITRC の今後を考える

3 日目 (2006 年 5 月 26 日 (金))

10:00 〜 12:00 [5F 第 2 演習室]

NGN 分科会

「次世代ネットワーク構築のための基盤技術」

  1. データ転送プロトコル GridFTP の並列 TCP コネクション数調整機構
    伊藤 健志 (大阪大学 大学院情報科学研究科 情報ネットワーク学専攻)
  2. グリッドコンピューティングにおけるデータ転送プロトコル GridFTP の性能評価
    吉村 安彦 (大阪大学 大学院情報科学研究科 情報ネットワーク学専攻)

10:00 〜 12:00 [5F 第 3 演習室]

DL 分科会

  1. 京都大学におけるテレビ会議システムによる海外との遠隔講義への取り組み
    中村 素典 (京都大学)
  2. 遠隔講義の実施と今後の課題
    中山 雅哉 (東京大学 情報基盤センター 新領域創成科学研究科)
  3. 日本大学遠隔事業エンジニアリング
    相川 成周 (日本大学総合学術情報センター)
  4. これからのビデオカンファレンス
    東和エンジニアリング

10:00 〜 12:00 [5F 第 4 演習室]

JAMINA 分科会

  1. 北海道における札幌医科大学 NORTH の活動 地域医療支援のための IT 利用
    戸倉 一 (札幌医科大学 附属情報センター)
  2. Pairing Lite の研究開発プロジェクト
    大山 義仁 (筑波大学)
  3. ユビキタス医療の実現に向けて
    大橋 久美子 (東京医科歯科大学難治疾患研究所)
  4. これまでとこれから 戦略的防衛医療構想実現に向けて: 情報薬の開発 「ゼロクリック」と「どこでも逆ナースコール」
    辰巳 治之 (札幌医科大学大学院医学研究科)

問い合せ先

PC

  • 藤川賢治 (ルート(株))
  • 寺西裕一 (大阪大学)
  • 古村隆明 (京都大学)

LA

  • 尾家祐二 (九州工業大学)
  • 下條真司 (大阪大学)
  • 一井信吾 (東京大学)
  • 岡部寿男 (京都大学)
  • 山崎克之 (長岡技術科学大学)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet19 agenda

お知らせ

企業・大学・研究機関の展示を募集します。ポスター展示のみでも可、PC などを持ち込んでのデモも可、です。

  • 5 月 25日 (木) の12:00 設営開始、18:00 に撤収完了してください。
  • 14:30 〜 15:00 (休憩) と 17:00 〜 17:30 に説明をお願いします。
  • ネット必要な方はご相談ください。
  • 大学・公的研究機関・ITRC 会員企業は無料、そうでない場合は ¥50,000 となります。

お申込みは、1 週間前 (5 月 18 日 (木)) までに、展示方法・持込機器などを、下記問合せ先までお知らせください。

日程

  • 2006 年 5 月 24 日 (水) 〜 5 月 26 日 (金)

会場

  • 研究会
    • キャンパスプラザ京都
  • 宿泊施設
  • 懇親会
    • 阿里山 京都駅前店 (地図)
  • 電源
    • 電源容量が少いため、全員分は御用意できません。こちらで御用意したテーブルタップの口のみを利用して戴き、基本的にホテルの部屋などで充電するよう、御願いします。どうしても会場で充電が必要な方は LA に御申付け下さい。
  • ネットワーク
    • 会場で無線 LAN を御用意します。
  • 受付
    • 受付は 5 月 25 日 (木)、5 月 26 日 (金) の会場となる部屋の前に御用意します。
  • ホテルのチェックイン
    • 各自でチェックインを御願いします。受付を通す必要は有りません。

主催

共催

テーマ

  • インターネット全般

参加費

研究会の参加費は下記のとおりとなっております。宿泊の関係上締め切り以後の申込みはご希望に添えない場合がありますので、ご了承ください。下記料金は 2 泊 3 日での金額となっております。学生の料金は半額です。

  • 参加費: ¥28,000
  • 上記以外の日程でのご参加についても受け付けております。
  • 前泊・後泊をご希望の方は参加申込みの際に備考欄にご記入ください。
  • 現在、ITRC 協力企業に入会を検討されている方は、参加申込みの際に備考欄にご記入ください。

食事

  • 今回の研究会は、研究会会場と宿泊施設が違いますので、昼食及び夕食は各自でお取りいただくことになっており、宿泊には夕食はついておりません。なお 25 日目の夜は懇親会となっております。

参加申込み

参加申込みは終了しました。宿泊の関係上締め切り以後の申込みはご希望に添えない場合がありますので、ご了承ください。

プログラム

詳細は ITRC meet19 プログラムのページをご参照ください。

1 日目 (2006 年 5 月 24 日 (水))

2 日目 (2006 年 5 月 25 日 (木))

  • 10:30 〜 12:00 [2F 第 1 会議室] ITRC 臨時総会 (会員のみ)
    • 第 2 期の総括 尾家祐二第 2 期委員長 (九州工業大学)
    • 第 3 期の活動方針 下條真司第 3 期委員長 (大阪大学)
    • 第 3 期の分科会活動方針 各分科会主査
  • 12:00 〜 13:00 昼食 / ITRC 幹事会
  • 13:00 〜 14:30 [5F 第 1 講義室] 招待講演 1 (会員以外も参加可) 「ゆかりプロジェクト −家庭ユビキタス環境でのネットワーク基盤−」
    • ゆかりプロジェクトの概要 美濃導彦 (京都大学)
    • 分散協調型サービス構築基盤 沢田篤史 (京都大学)
    • ユビキタスホームでの実証 山崎達也 (情報通信研究機構)
  • 14:30 〜 15:00 [5F 第 1 講義室] 展示説明
  • 15:00 〜 15:30 [2F ホール] 休憩 (展示をご覧下さい)
  • 15:30 〜 17:00 [5F 第 1 講義室] 招待講演 2 (会員以外も参加可) 「大学間ネットワークの連携と今後の展開」
    • SINET3 の概要 (仮題) 松方純 (国立情報学研究所)
    • 大学間連携のための全国共同電子認証基盤 UPKI 曽根原登 (国立情報学研究所)
    • 大学におけるセキュリティポリシーの新しい考え方 (仮題) 曽根秀昭 (東北大学)
  • 17:00 〜 17:10 [5F 第 1 講義室] クロージング
  • 17:00 〜 17:30 [2F ホール] 休憩 (展示をご覧下さい)
  • 17:30 〜 20:00 [阿里山 京都駅前店] 懇親会 (夕食)
  • 20:00 〜 21:30 [第 3 講義室] 討論会 (会員希望者も参加可) 「第 3 期に向けて ITRC の今後を考える」

3 日目 (2006 年 5 月 26 日 (金))

各分科会の討論

  • 10:00 〜 12:00 [5F 第 2 演習室] NGN 分科会 – 次世代ネットワーク構築のための基盤技術
  • 10:00 〜 12:00 [5F 第 3 演習室] DL 分科会 – H.323 ベース遠隔会議システムの活用
  • 10:00 〜 12:00 [5F 第 4 演習室] JAMINA 分科会 – 医療情報ネットワーク相互接続

問合せ先

PC

  • 藤川賢治 (ルート(株))
  • 寺西裕一 (大阪大学)
  • 古村隆明 (京都大学)

LA

  • 尾家祐二 (九州工業大学)
  • 下條真司 (大阪大学)
  • 一井信吾 (東京大学)
  • 岡部寿男 (京都大学)
  • 山崎克之 (長岡技術科学大学)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet18 report

開催報告

2005 年 10 月 24 日 (月) 〜 10 月 26 日 (水)、第 18 回 ITRC 研究会が北海道天人閣にて開催されました。今回の研究会には 60 名程度の関係者が集い、終日活発な議論が行われました。

セッション一覧

  • 次世代ネットワーク構築のための基盤技術研究分科会
  • 地域ネットワーク活動分科会
  • 医療情報ネットワーク相互接続分科会
  • IPv6 促進分科会
  • 研究発表
  • 北海道ローカル枠
  • インターネット計測解析分科会
  • キャンパス情報システム分科会 (仮称) BoF
  • インターネット放送協会

より詳しい情報

meet18 program

ITRC meet18 プログラムの詳細です。

1 日目 (2005 年 10 月 24 日 (月))

14:00 〜 16:00

次世代ネットワーク構築のための基盤技術研究分科会 (NGN)

主査: 村田正幸
副査: 大崎博之、村瀬勉

  1. アプリケーションに依存しない IPv6 グローバルエニーキャストの実現
    橋本雅和 (大阪大学)、阿多信吾 (大阪市立大学)、北村浩 (NEC)、村田正幸 (大阪大学)
    IPv6 グローバルエニーキャストは、同じサービスを提供する複数のサーバに共通の IP アドレスを割り当て、複数のサーバの中から最適なサーバを 1 つ選んで通信する機能である。現在では、グローバルエニーキャストは DNS ルートサーバなど特定のアプリケーションのみで実用化されている。そこで本研究では、任意のアプリケーションに適用できるグローバルエニーキャストを実現することを目標とする。我々は Mobile IPv6 とグローバルエニーキャストのメカニズムを比較し、多くの類似点を見いだした。Mobile IPv6 のメカニズムを応用することにより、任意のアプリケーションで適用できるグローバルエニーキャストが実現できる。
  2. オーバーレイネットワークによる QoS ルーチング制御に関する評価
    内田真人 (九州工業大学)、亀井聡 (NTT)、川原亮一 (NTT)
    下位のネットワークレイヤを変更せずにエンド・ツー・エンドの QoS の向上を可能とする技術として、オーバーレイネットワークによる経路制御が注目されている。これは、オーバーレイネットワークを用いることで、輻輳箇所を回避するような経路にトラヒックを迂回させるという技術である。本技術を実現する上では、このような迂回経路を発見するための計算コストを考慮した評価が重要となる。そこで、本研究では特に、迂回経路の候補を制限した場合に、本技術の効果がどの程度得られるかということに関する評価を ISP 間の計測データに基づいて行う。この結果、迂回経路候補を適切に制限することで、本技術の効果が充分に得られることが分かった。
  3. 広域グリッドコンピューティングにおけるデータ転送プロトコル GridFTP のパラメータ設定方法
    大崎 博之 (大阪大学)
    近年、地理的に分散した計算機資源をネットワークにより接続することにより、計算機資源の有効利用を図るとともに、大規模な科学技術計算を可能にする、広域グリッドコンピューティングが注目を浴びている。広域グリッドコンピューティングでは、大容量のファイルを転送するために GridFTP と呼ばれるデータ転送プロトコルが用いられている。GridFTP は、既存の TCP の問題点を解消するため、以下のような機能を持っている。まず、TCP のスロースタートフェーズにおける転送レートの立ち上がりを速くし、さらに TCP の輻輳回避フェーズにおいて高いスループットを達成するため、複数の TCP コネクションを並列に確立できる。また、ネットワークの帯域遅延積に応じて、GridFTP サーバと GridFTP クライアント間で TCP ソケットのバッファサイズを動的に交渉することができる。しかし、最適な並列 TCP コネクション数や、TCP ソケットのバッファサイズの大きさについては、これまで十分な検討が行われていない。そこで、本稿では TCP コネクション数と TCP ソケットバッファサイズに着目し、GridFTP の最適なパラメータ設定を定量的に明らかにする。

16:10 〜 18:30

地域ネットワーク活動分科会 (RNA)

主査: 中川郁夫
副査: 辰巳治之、平原正樹
(JAMINA と合同)

  1. RIBB II Update 地域間相互接続実験プロジェクト、最新事情
    中川郁夫 (インテック・ネットコア)
  2. 地域ネットワーク連携ワークショップ 2005 in 沖縄 開催報告
    西村浩二 (広島大学)
  3. 日食中継 −スペインから高品位映像伝送の様子−
    太田麻衣子 (インテック W&G)

医療情報ネットワーク相互接続分科会 (JAMINA)

主査: 水島洋
副査: 辰巳治之
(RNA と合同)

  1. Introduction
    辰巳治之 (札幌医科大学)
  2. JAMINA の活動について
    穴水 弘光 (JAMINA 事務局長)
  3. OMICS 関連プロジェクトと Intelligent space
    バイオ医療オミックス情報学人材養成プログラム
    網羅的疾患分子病態データベースの構築
    田中 博 (東京医科歯科大学)
  4. HEASNET について (保健・医療・福祉情報セキュアネットワーク基盤普及促進コンソーシアム)
    島田 宏 (HEASNET 事務局次長 (富士通))、御魚谷 武 (HASENET 事務局次長 (富士通))、森部 泰昭 (富士通 政策推進本部)
  5. 札医 Good Practice Projects 教育 GP、地域医療人 GP、知財 GP
    明石 浩史 (札幌医科大学 講師)
  6. まとめ
    辰巳治之 (札幌医科大学)

20:30 〜 22:00

IPv6 促進分科会 (V6P)

主査: 藤川賢治

  1. OIPv6 (Optical IPv6)
    太田昌孝 (東工大)
    全光データパスパケットルータの実用化が視野に入ってきたが、それに適した IPv6 プロトコルの改造を考えた。
  2. 複数無線基地局同時利用のための LIN6 の拡張
    藤川賢治 (京大)
    本研究の目的は、複数の無線基地局から電波を受け取れるような環境で複数基地局を同時に活用しながら IPv6 によるインターネット接続することである。このため移動透過プロトコルとしては LIN6 を用い、LIN6 を改良することで、1) 複数基地局から受け取る prefix を同時に利用可能とし、2) また位置情報取得にかかる遅延を短縮することで通信時の SYN 及び SYN + ACK 送信時の遅延時間が短縮され、高速ハンドオーバが可能となった。

2 日目 (2005 年 10 月 25 日 (火))

10:00 〜 11:00

研究発表

  1. 第 2 のルーティングテーブルを用いた柔軟な負荷分散手法
    山本徹、吉廣卓哉 (和歌山大学システム工学部)
  2. 複数アドレスに対応するための Socket API 拡張
    丸山 伸 (京都大学大学院情報学研究科)、小塚 真啓 (京都大学大学院法学研究科)
    近年、複数のアドレスを同時に利用するトランスポート層のプロトコルが注目を集めている。しかし、従来の BSD Socket 及び Socket API は「1 つの Socket には 1 つのアドレス」が割当てられることを前提としているため、このようなプロトコルとは親和性の悪い部分がある。そこで従来の「Protocol Independent Programming」の枠組みで複数アドレスを用いるプロトコルを適切に扱えるようにするために、1 つの socket に複数のアドレスを割当てるための AF_BUNDLE, PF_BUNDLE 型を提案し、それに対応するように Socket 及び Socket API を拡張する手法を提案する。
  3. SIMPLE プロジェクト
    森岡 仁志 (ルート)

13:00 〜 14:30

北海道ローカル枠

  1. 札幌医科大学の地域活性化 GP、知財 GP、地域医療 GP
    明石浩史、戸倉一、新見隆彦、辰巳治之 (札幌医科大学)
  2. 稚内北星 MPLS ネットワーク
    金山典世 (稚内北星学園大学)
  3. NORTH 関連プロジェクト
    大山義仁 (北海道大学)
  4. 「工業系高等学校における IPv6 を用いたユビキタス社会実験研究」 北海道における取り組み
    高橋 晃 (釧路工業高等専門学校)
  5. IPv6-VGN への期待と医療応用と情報薬の開発応用
    辰巳治之、新見隆彦、明石浩史、戸倉一、大西浩文 (札幌医科大学)、表瑞木 (ハース)、大山義仁 (北海道大学)
  6. 天人峡へのネットワーク接続
    戸倉 一、明石浩史、新見隆彦、辰巳治之 (札幌医科大学)

15:00 〜 16:30

インターネット計測解析分科会 (MAI)

主査: 小林克志
副査: 平原 正樹、永見健一

  1. APAN東京XP NOCにおけるネットワーク計測
    池田 貴俊(KDDI 研究所)
    APAN (Asia Paciffic Advanced Network) 東京 XP (エクスチェンジポイント) は、年間を通して、国際ネットワークを利用するデモンストレーション、研究実験および学術研究組織間の通信に利用されている。特に最近では、広帯域を利用するデモンストレーション、実験が増えてきており、これに伴い、国際ネットワークにおいてもその性能、品質が求められてきている。NOC (Network Operation Center) ではこれらの活動を支援しており、ネットワークの性能劣化、品質低下を検出、故障箇所の特定を効率よく行う ため、計測環境の整備を進めている。更に、国際ネットワークで計測された データをネットワーク研究者に提供し研究活動そのものを支援する仕組みも 検討している。本発表では、これら APAN 東京 XP の現状と NOC にて整備している計測環境および海外学術研究ネットワーク関係者との協調的な計測活動について報告する
  2. 未定
    小林克志 (NICT)

17:00 〜 18:30

キャンパス情報システム分科会 (CIS)

主査: 岡部寿男 (京都大学)
副査: 秋山豊和 (大阪大学)

  1. IPv6 全学サポートまでの道のり
    金山典世 (稚内北星学園大学情報メディア学部)
    本学は 2000 年に 4 年制大学に改組転換し、その折に学内ネットワークシステムも前面的に整備しなおした。その際に IPv4 マルチキャストの大規模なサポートなど、先進的な整備を行ったが、IPv6 サポートは様々な要因で見送らざるを得ず、その後 2005 年 3 月にようやく全学的な v6 サポートを開始できるようになった。ここでは、この間のシステムの変遷を報告すると共に、今後の v6 サポートに伴う問題について議論する予定である。
  2. 大学におけるネットワーク運用ガイドラインの検討
    曽根秀昭 (東北大学情報シナジーセンター)
    キーワード: 電子情報通信学会ネットワーク運用ガイドライン検討 WG、大学における情報セキュリティ対策、ネットワーク運用ガイドライン、提言 (総論、運用・管理、利用、教育)、ポリシーや非常事態対応計画の策定、ネットワーク運用基本方針、運用・管理規程、運用・管理手順、利用規程、利用マニュアル
  3. 大学における個人情報保護
    高倉弘喜 (京都大学学術情報メディアセンター)
    大学では教職員と学生という二種類の集団が共存しており、それぞれ雇 用者と顧客と言う意味で個人情報の扱いが微妙に異なる。例えば、国立大学法人では、教職員に関しては総務省、学生に関しては文部科学省が監督官庁と二股になっており、それぞれのガイドラインに従う必要がある。しかし、事務職員は教務データが個人情報の宝庫となっている現実に気付いていない (あえて無視しているとも…)。職員の個人情報の例として、内線電話の電話帳を配布すべきなのか否かも問題となっている。企業の中には、部署の代表電話のみを配布している所もあるが、大学では個々の教員に直接電話をかけることが日常的に行われており、電話帳には全ての教員・職員の氏名、所属、内線番号が 掲載されていなければ役に立たない。では、学生に○○先生の内線番号を教えることは、個人情報の漏洩となりうるのか? 学生の個人情報の扱いは非常に難しい。受講生名簿を作成し、教員が管理することは問題ないかも知れないが、レポート未提出の学生を呼び出す掲示は出しても大丈夫か? もっとも、大半の教職員は受講者名簿の重要性を認識していない。さらに言えば、コスト削減を旗頭に、教務情報の電子化を急いでいるが、オレオレ証明書を使うなど、あまりにもずさんなシステム開発を行ってしまっている。最後の問題として、学生情報の第三者提供の問題もある。身近な例としては、同窓会、あるいは、就職支援企業、生協などへの学生情報の提供は法的には厳しく制限されるにもかかわらず、安易に提供している学校が多い。

20:30 〜 22:00

臨時総会に向けての BOF

3 日目 (2005 年 10 月 26 日 (水))

9:30-10:30

インターネット放送協会 (IHK)

主査: 太田昌孝

  1. 通信・放送融合の現状 (放送事業者/ISP/通信事業者/メーカの取り組み)
    地引 (NEC)

問い合せ先

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet18 agenda

日程

  • 2005 年 10 月 24 日 (月) 〜 10 月 26 日 (水)

会場

  • 研究会
    • 天人閣
    • 〒071-0393 北海道上川郡東川町天人峡温泉

主催

テーマ

  • インターネット全般

参加費

研究会の参加費は下記のとおりとなっております。宿泊の関係上締め切り以後の申込みはご希望に添えない場合がありますので、ご了承ください。下記料金は 2 泊 3 日での金額となっております。学生の料金は半額です。

  • 参加費: ¥30,000
    • 対象: ITRC 委員及び協力企業の方, 学術関係者, ITRC 研究会デモ展示関係者, ITRC 研究会発表者
  • 参加費: ¥50,000
    • 対象: 上記対象者以外の方で ITRC に参加を検討中の方
  • 上記以外の日程でのご参加についても受け付けております。
  • 前泊・後泊をご希望の方は参加申込みの際に備考欄にご記入ください。
  • 現在、ITRC 協力企業に入会を検討されている方は、参加申込みの際に備考欄にご記入ください。

参加申込み

参加申込みは終了しました。参加ご希望の方は、下記問い合わせ先にご連絡ください。発表予定者も別途参加申し込みが必要です。お忘れにならないようご注意下さい。

プログラム

詳細は ITRC meet18 プログラムのページをご参照ください。

1 日目 (2005 年 10 月 24 日 (月))

  • 14:00 〜 16:00 NGN 分科会
  • 16:00 〜 16:10 休憩
  • 16:10 〜 18:30 RNA 分科会/JAMINA 分科会
  • 18:30 〜 20:30 夕食
  • 20:30 〜 22:00 V6P

2 日目 (2005 年 10 月 24 日 (火))

  • 10:00 〜 11:00 研究発表
  • 11:00 〜 13:00 昼食 / ITRC 幹事会
  • 13:00 〜 14:30 北海道ローカル枠
  • 14:30 〜 15:00 休憩
  • 15:00 〜 16:30 MAI 分科会
  • 16:30 〜 17:00 休憩
  • 17:00 〜 18:30 キャンパス情報システム分科会
  • 18:30 〜 20:30 夕食
  • 20:30 〜 22:00 臨時総会に向けての BOF

3 日目 (2005 年 10 月 26 日 (水))

  • 11:00 〜 12:00 クロージング

問合せ先

PC

  • 藤川賢治 (京都大学)
  • 寺西裕一 (大阪大学)

LA

  • 入沢厚 ((株) エヌアイエスプラス)
  • 前田幸範 ((株) スプライト)
  • 大山義仁 (北海道大学)
  • 戸倉一 (NPO 法人北海道地域ネットワーク協議会)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet17 report

開催報告

2005 年 5 月 25 日 (水) 〜 5 月 27 日 (金)、第 17 回 ITRC 研究会が以下のように名古屋で開かれました。今回は、情報処理学会 高品質インターネット研究会 (QAI)・電子情報通信学会インターネットアーキテクチャ研究会 (IA)・電子情報通信学会 インターネット時限研究会 (IRC) の 3 研究会との共催で、終日多くの研究者にご参加頂きました。5 月 25日の夕方までは共催研究会が名古屋大学にて行われ、夜から5 月 27日のお昼までは金山ホテルにて ITRC 研究会の各 WG によるセッションが行われました。今回の研究会では、新しく発足する WG のための意見交換などもあり、夜遅くまで活発な討論が繰り広げられていました。

セッション一覧

  • 地域ネットワーク活動分科会
  • インターネットを用いた教育革命に関する分科会
  • ユビキタス、ロボット、医療 BoF
  • 次世代ネットワーク構築のための基盤技術研究分科会
  • 情報流通分科会
  • インターネット計測解析分科会
  • マルチメディアネットワークを利用した遠隔教育分科会
  • キャンパス情報システム分科会 (仮称) BoF
  • ULAN (www.ulan.jp) の成果発表とコロケーション
  • JIS アクセシビリティガイドライン

デモ出展者一覧

  • 株式会社 CSK
  • 独立行政法人 産業技術総合研究所
  • 富士通株式会社
  • 有限会社シー・オー・コンヴ
  • 日商エレクトロニクス株式会社 中部支店
  • ルート株式会社
  • サン・マイクロシステムズ株式会社

より詳しい情報

meet17 program

ITRC meet17 プログラムの詳細です。

1 日目 (2005 年 5 月 25 日 (水))

IA/QAI/TAI 共催研究会

10:15 〜 10:30

オープニング

10:30 〜 12:00

研究発表 (3)

15:00 〜 15:30

休憩

15:30 〜 16:30

招待講演

18:00 〜 19:30

懇親会

19:30 〜 21:30

[11B] 地域ネットワーク活動分科会 (RNA)

セッション責任者名: 中川郁夫、菊池豊、樋地正浩

  1. RIBB II ネットワーク
    楠田 友彦 (インテック W&G)
    RIBB II ネットワークの現状と今後の拡張について述べる。RIBB II のバックボーンネットワークは MPLS を応用した広域分散 IX 技術をベースとしている。現在、IPv6 への対応やコアネットワークのユーザ開放など、バックボーン機能の拡張に取り組んでいる。
  2. RIBB Live! Eclepse 2005
    地域間相互接続プロジェクト (RIBB) は、Live!Eclipse 2005 に「広域への高品位映像伝送評価」実験として参加した。この実験の概要について解説し、実験結果について報告する。
  3. アプリケーションゲートウェイを活用した地域間映像配信
    近堂 徹 (広島大)
    アプリケーションゲートウェイを用いて、広域で高精細映像伝送を展開する手法について述べる。IPv4/v6 変換やマルチキャスト/ユニキャスト変換、耐パケット損失機能を組み込んだゲートウェイを各地域に配置し、様々な環境に応じて配送経路を設定することで、効率良く配信することが可能になる。発表では、ゲートウェイの設計方法および RIBB2 ネットワークで実施している実証実験、今後の課題についても述べる。

2 日目 (2005 年 5 月 26 日 (木))

ITRC 研究会

9:00 〜 11:00

[21A] インターネットを用いた教育革命に関する分科会 (仮題) (ERI)

セッション責任者名: 渡辺健次

  1. LIVE!ECLIPSE 2005 報告
    中山雅哉 (東京大学)
    LIVE!ECLIPSE2005 および今後の予定について報告します。
  2. 工業系高等学校における IPv6 を用いたユビキタス社会実験研究プロジェクト
    渡辺健次 (佐賀大学)
    前日の IA 研究会での発表に引き続き、プロジェクトについて、様々な視点からディスカッションを行います。

[21B] ユビキタス、ロボット、医療 BoF

セッション責任者名: 下條真司

  1. ユビキタス医療の現状
    辰巳治之 (札幌医大)
  2. Ubiquitous Agent Architecture: UAA
    石 芳正、寺西裕一 (大阪大学)
  3. ロボットと医療
    片渕 典史 (NTT サイバーソリューション研究所)
  4. パネル「ユビキタスと医療の接点について」
    • 下條真司 (大阪大学)
    • 武本充治 (NTT サイバーソリューション研究所)
    • 大橋正行 (KDDI 研究所)
    • 寺西裕一 (大阪大学)
    • 大西浩文 (札幌医科大学)

11:10 〜 13:00

昼食 (ITRC 運営委員会)

13:00 〜 14:30

[22A] 次世代ネットワーク構築のための基盤技術研究分科会 (NGN)

セッション責任者名: 大崎博之

  1. 複数パス上のアクティブ計測に基づく品質劣化セグメント推定法
    立花 篤男(KDDI 研)、阿野 茂浩(KDDI 研)、長谷川 亨 (KDDI 研)、鶴 正人 (九工大)、尾家 祐二 (九工大)
    筆者らは、複数パス上でエンドエンドのパケット損失率をアクティブ計測し、パスの状態を比較することにより、ネットワーク内部の品質劣化セグメントを推定する手法を考案した。本稿では商用インターネットにおいて品質劣化セグメント推定実験を行い、その有用性を評価する。
  2. 高速性と公平性を両立した TCP 輻輳制御方式の実ネットワークでの実験評価
    浜崇之 (NEC システムプラットフォーム研究所)、山根木果奈 (大阪大学 大学院情報科学研究科)、下西英之 (NEC システムプラットフォーム研究所)、村瀬勉 (NEC システムプラットフォーム研究所)、長谷川剛 (大阪大学 サイバーメディアセンター)、村田正幸 (大阪大学 サイバーメディアセンター)
    近年、FTTH などの高速アクセス回線の普及により、インターネットの帯域は大幅に増加している。しかし、広く使われている TCP-Reno の輻輳制御方式の問題や、端末の標準的なバッファ設定の問題などにより、東京-大阪間など遠距離通信では十分な TCP スループットが得られない。そのため、High Speed TCP などの新たな TCP が提案されているが、TCP-Reno との公平性が低いことや、全端末の TCP 実装や設定を変更することの難しさなどから、広くインターネットで使われるには至っていない。そこで、本研究では、端末からの TCP セッションを新たな TCP セッションに乗せかえる TCP 中継器を開発し、その上に我々が提案する高速かつ TCP-Reno との親和性の高い TCP-Adactive Reno の実装を行っている。本稿では、この TCP 中継器を実験室環境および、東京-大阪間のインターネットを利用した実ネットワークで評価した結果を報告する。本評価により、本中継器も用いることで、実験室環境で最大 3 倍程度、東京-大阪間の実ネットワークで2倍以上のスループットが得られた。また、本中継器で中継されたセッションは、中継を行わない既存 TCP セッションと公平に帯域を共有できることがわかった。
  3. TCP トラヒックの解析による端末/ネットワーク通信ボトルネック判定手法
    長谷川洋平 (NEC)、下西英之 (NEC)、村瀬勉 (NEC)
    本稿では、TCP トラヒックの挙動を解析することにより、通信スループットを制限するボトルネック要因が端末からネットワークまでのいずれに存在するかを判定する手法を提案し、実証実験結果を示す。本手法では、トラヒックの挙動のうち、遅延の発生パタンから、ボトルネック要因が端末の CPU 処理負荷にあるのか、ネットワーク輻輳にあるのかを判定する。また、TCP の受信バッファサイズがボトルネックになっていないかを判定する。これによって、TCP 通信における主要なボトルネック要因を判定できる。実証実験の結果、提案手法は 96.9% の確率で CPU 負荷が上昇していたことを検出し、68.8% の確率でネットワーク輻輳を検出した。また、TCP の受信バッファサイズがボトルネックとなる状況を確実に検出することができた。提案方式はネットワーク輻輳の検出に課題が残るものの、TCP 通信に関する主要なボトルネックをおよそ推定することができた。
  4. 複数サイトからの並列ファイル転送手法のデータグリッド環境における評価
    多田 知正 (大阪大学 大学院情報科学研究科)、今瀬 真 (大阪大学 大学院情報科学研究科)
    データグリッド環境では、扱うファイルのサイズが非常に大きいために、サイト間のファイル転送にかかる時間が長くなることが問題となる。本研究ではこの時間を短縮するため、ファイルの複製を持つ複数のサイトからファイルを並列に転送する手法に着目し、インターネット環境においてこれまでに提案されている並列ファイル転送手法の、データグリッド環境への適用可能性をシミュレーションにより評価した。シミュレーションの結果、転送速度の測定値に基づいてファイル転送を行うサイトを選択する方法と、ファイルをブロック単位に分割して転送する手法の組み合わせが有効であることがわかった。
    データグリッド、並列転送、複製管理、TCP

14:30 〜 14:50

休憩

14:50 〜 16:20

[23A] 情報流通分科会 (INI)

セッション責任者名: 曽根秀昭、菅野浩徳

  1. RingServer 群のログ集約と利用状況の解析
    林優一 (TRIX/ 東北大学情報シナジーセンター)
  2. ユーザの行動に適応する push 型分散ファイルシステム
    渥美清隆 (鈴鹿工業高等専門学校)

[23B] (MAI)

セッション責任者名: 小林克志

  1. Impact of IGP Routing Changes on Network Reachability
    Zhang Shu (情報通信研究機構)
  2. 明示的なフィードバックを利用したトランスポート支援機構 (SIRENS) の設計と TCP における性能評価
    小林克志 (情報通信研究機構)
  3. MIP ソリューションにおけるモバイルのマルチキャスト通信
    鶴田 亮、稲田 文武 (ルート株式会社)

16:20 〜 16:40

休憩

16:40 〜 18:10

[24A] マルチメディアネットワークを利用した遠隔教育分科会 (DL、招待講演)

セッション責任者: 美濃導彦

「マルチメディアネットワークを利用した遠隔教育分科会」招待講演

  1. 開かれゆくテクノロジーと教育: 教育の質的改善を目指した IT 基盤の整備と実践コミュニティーの構築
    飯吉 透氏 (カーネギー財団)
    主として北米における「オープンソースを用いた教育ソフトウェア開発やオンライン教材の公開・共有を巡る試み」は、ここ数年の間、世界各国の政府や高等教育機関の注目を集めてきた。これらの試金石的なプロジェクトの多くは、膨大な「金・人・時間」が投入された結果、相応の成功を収めつつある。しかし、これらの先駆的試みが、どのように「教育の質的改善」に貢献できるのかについての探求は、まだ始められたばかりだ。本講演では、「オープンなテクノロジーと教育によって、教育を進展させる」という「ユートピア的なビジョン」を長期的に実現していくためには何が必要とされるのかを、主として「IT 基盤の整備」と「実践コミュニティーの構築」という二つの観点から考察する。
  2. “How Sun helps universities get the most from the Internet”
    Jay Visvanathan (Higher Education Market Development Manager, Global Education & Research Sun Microsystems, Inc.)
    Today’s big IT management challenge is to provide “always-on” web based services to demanding user communities. A shared-services architecture provides the foundation for leveraging existing applications and infrastructure, in order to provision content, manage identity, and provide customized, portal-based services to a diverse user community.

18:10 〜 18:40

休憩

18:40 〜 20:30

夕食

20:00 〜 21:30

[25B] キャンパス情報システム分科会 (仮称) BoF

セッション責任者名: 岡部 寿男

インターネット技術の進展とともに、社会のあらゆるサービスが、ネットワークを通じて提供されるようになってきました。ITRC の主たるフィールドの一つである大学においても例外ではありません。研究、教育だけでなく図書館、教務・財務・庶務・施設管理・保健管理に至るまで、大学で行われるほとんどすべての活動が、インターネットとキャンパスネットワークを基盤として電子化されつつあります。

このような、大学において構築されているさまざまな情報システムを、要素技術に切り分けてではなくトータルなシステムとして研究対象としたいという考えから、先の ITRC 総会において「キャンパス情報システム分科会 (仮称)」の設立が提案されました。

今回はその第ゼロ回にあたるキックオフ BoF として、以下のようなキーワードで発表と討論を予定しています。

  • 大学における認証基盤と認証連携
  • Web サービスとシングルサインオン
  • 大学ポータル
  • e-Learning、OCW (Open Course Ware)
  • IC カード応用
  1. LDAP による認証システムの構築と応用
    浅野義直、奥中敬浩、上原哲太郎 (京都大学工学研究科 附属情報センター)

3 日目 (2005 年 5 月 27 日 (金))

ITRC 研究会

9:00 〜 11:00

[31A] ULAN (www.ulan.jp) の成果発表とコロケーション (DL)

セッション責任者名: 梶田将司

我が国の大学教育を支える次世代基盤ソフトウェアづくり〜文部科学省研究委託事業 CC Society 研究課題「ユビキタス環境下での次世代コース管理システム」〜
文部科学省「知的資産の電子的な保存・活用を支援するソフトウェア技術基盤の構築 (www.cc-society.org)」研究開発課題の一つとして「ユビキタス環境下での高等教育機関向けコース管理システム」を開始することとなった。本セッションでは、本プロジェクト Ubiquitous Learning Architecture for Next generation (ULAN) の概要および平成 16 年度の研究活動について紹介し、我が国の大学教育を支えるための次世代基盤ソフトウェアについて議論する。

  1. ULAN プロジェクト概要
    間瀬健二 (名古屋大学情報連携基盤センター)
  2. 教材の観点から
    角所考、美濃導彦 (京都大学学術情報メディアセンター)
  3. インタフェースの観点から
    中澤篤志、竹村治雄 (大阪大学サイバーメディアセンター)
  4. プラットフォームの観点から
    梶田将司、杉浦達樹 (名古屋大学情報連携基盤センター)

[31B] JIS アクセシビリティガイドライン (UAI)

セッション責任者名: 梅垣正宏

  1. JIS X8341 シリーズの現状と課題
    梅垣正宏 (電気通信大学)
    JIS X8341 シリーズの概要と開発の現状について概観する。
  2. W3C/WAI/WCAG2.0 の現状と JIS X8341-3 国際化の取り組み
    植木真 (株式会社インフォアクシア)
    W3C/WAI で開発が進んでいる WCAG2.0 の現状や特徴、JIS X8341-3 の国際化の取り組み、欧州等の動きなどを交え報告する。
  3. JIS X8341-3 技術解説と公共分野への適応の取り組み
    梅垣正宏 (電気通信大学)
    JIS X8341-3 に基づいて書かれている技術解説とその使い方、またその公共分野への適用、普及の現状を報告する。
  4. JIS X8341-4 「電気通信機器」ガイドラインの紹介
    水島昌英 (ATR 研究所)
    10 月に公布される予定の JIS X8341-4「電気通信機器」ガイドラインの概要と特徴を解説する。

11:10 〜 12:00

クロージング

デモ展示

  1. 株式会社 CSK
    • 展示名: WebCT Vista
    • デモ展示概要: WebCT Vista が起動しているサーバにアクセスしデモンストレーションを実施する。
  2. 独立行政法人 産業技術総合研究所
    • 展示名: HTTP-PUSE KNOPPIX
    • デモ展示概要: HTTP からブートする Linux のデモ。
  3. 富士通株式会社
    • 展示名: VoIP 品質監視システム
    • デモ展示概要: VoIP ネットワークへ設置された複数の監視用装置 (プローブ) が VoIP ネットワークに実際に流れている音声パケットを常時監視し、音声品質障害や呼設定プロトコル障害をリアルタイムに検知するシステム。
  4. 有限会社シー・オー・コンヴ
    • 展示名: CO-GINA を用いた Windows 認証の拡張と認証統合の提案
    • デモ展示概要: Windows の認証システムの拡張やUNIX系OSとの認証統合に活用できるソリューションの提案
  5. 日商エレクトロニクス株式会社 中部支店
    • 展示名: MAN/WLAN ワイヤレス・ソリューション
    • メトロ・スケール無線メッシュルーター「Tropos」
    • デモ展示概要: 管理画面を用いて、擬似メッシュネットワーク通信および障害時の自己編成/自己回復機能などのデモを行います。
  6. ルート株式会社
    • 展示名: Access/One
    • IEEE802.11a/b/g 準拠。アクセスポイント間で「メッシュ型」無線 LAN ネットワークを構築可能な Access/One の展示を行います。
  7. サン・マイクロシステムズ株式会社
    • カタログ展示
    • Solaris 10, Sun Solutions for E-Learning and Collaboration, Sun x86 Platform Solutionsの カタログ展示

問い合せ先

PC

  • 入沢厚 ((株) エヌアイエスプラス)
  • 前田幸範 ((株) スプライト)
  • 下川俊彦 (九州産業大学)

LA

  • 梶田将司 (名古屋大学)
  • 松井博也 ((株) CSK)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet17 agenda

日程

  • 2005 年 5 月 25 日 (水) 〜 5 月 27 日 (金)

会場

  • 共催研究会 (5 月 25 日 (水) 17:00 まで)
    • 名古屋大学東山キャンパス
    • 〒464-8601 名古屋市千種区不老町
  • ITRC 研究会会場 (5 月 25 日 (水) 夕食より)

主催

共催

テーマ

  • インターネット全般

参加費

研究会の参加費は下記のとおりとなっております。宿泊の関係上締め切り以後の申込みはご希望に添えない場合がありますので、ご了承ください。下記料金は 2 泊 3 日での金額となっております。学生の料金は半額です。

  • 参加費: ¥30,000
    • 対象: ITRC 委員及び協力企業の方, 学術関係者, 共催団体関係者, ITRC 研究会デモ展示関係者, ITRC 研究会発表者
    • 上記以外の日程でのご参加についても受け付けております。
    • 前泊・後泊をご希望の方は参加申込みの際に備考欄にご記入ください。
    • 現在、ITRC 協力企業に入会を検討されている方は、参加申込みの際に備考欄にご記入ください。
  • 参加費: ¥50,000
    • 対象: 上記対象者以外の方

補足事項

  • 共催研究会参加 (初日のみ参加) の方:
    • 共催研究会参加の方も参加申込みを行ってください。
    • 共催研究会は懇親会前までのプログラムとなっております。
    • 共催研究会のみの参加の方は、参加費を無料とさせていただいております。
    • 宿泊が必要な方は、ご用意いたしますので、参加申込みの際にお申込み下さい。(宿泊費は別途頂きますので、ご了承ください。¥10,000 /1 泊)

参加申込み

参加申込みは終了いたしました。たくさんのお申し込みありがとうございました。参加をご希望の方は下記問い合わせ先までご連絡ください。

スケジュール

  • 4 月 11 日 (月) プログラム発表・参加申込み受付開始
    • セッション枠と発表者がほぼ確定します。
    • http://www.itrc.net にて参加を受け付けます。
  • 4 月 28 日 (木) 事前参加申込み〆切
  • 5 月 13 日 (金) 事前申し込み振込み〆切

プログラム

詳細は ITRC meet17 プログラムのページをご参照ください。

1 日目 (2005 年 5 月 25 日 (水)) QAI/IA/IRC 研究会・ITRC 研究会

  • 10:15 〜 10:30 オープニング
  • 10:30 〜 12:00 研究発表
  • 12:00 〜 13:30 昼食
  • 13:30 〜 15:00 研究発表
  • 15:00 〜 15:30 休憩
  • 15:30 〜 16:30 招待講演
  • 18:00 〜 19:30 夕食
  • 19:30 〜 21:30 [11A] 使用不可 /[11B] 地域ネットワーク活動分科会 (RNA)

2 日目 (2005 年 5 月 26 日 (木)) ITRC 研究会

  • 9:00 〜 11:00 [21A] インターネットを用いた教育革命に関する分科会 (仮題) (ERI)
  • 11:00 〜 13:00 昼食 (ITRC 運営委員会)
  • 13:00 〜 14:30 [22A] 次世代ネットワーク構築のための基盤技術研究分科会 (NGN)
  • 14:30 〜 14:50 休憩
  • 14:50 〜 16:20 [23A] 情報流通分科会 (INI) / [23B] MAI
  • 16:20 〜 16:40 休憩
  • 16:40 〜 18:10 [24A] マルチメディアネットワークを利用した遠隔教育分科会 (DL、招待講演)
  • 18:10 〜 18:40 休憩
  • 18:40 〜 20:30 夕食
  • 20:00 〜 21:30 [25A] 使用不可 / [25B] キャンパス情報システム分科会 (仮称) BOF

3 日目 (2005 年 5 月 27 日 (金)) ITRC 研究会

  • 9:00 〜 11:00 [31A] ULAN (www.ulan.jp) の成果発表とコロケーション (DL) /[31B] JIS アクセシビリティガイドライン (UAI)
  • 11:00 〜 12:00 クロージング

問合せ先

PC

  • 入沢厚 ((株) エヌアイエスプラス)
  • 前田幸範 ((株) スプライト)
  • 下川俊彦 (九州産業大学)

LA

  • 梶田将司 (名古屋大学)
  • 松井博也 ((株) CSK)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。