meet33 demonstration

ITRC meet33 のデモ展示要項です。

日時

  • 1 日目 (2013 年 5 月 23 日 (木)) 13:30 〜 18:00
  • 2 日目 (2013 年 5 月 24 日 (金)) 9:00 〜 15:30

場所

  • グランフロント大阪タワーC 8F カンファレンスルーム C02

展示費用

  • 展示協賛金: ¥30,000 / 1 件

但し、以下のいずれかに該当するものは、展示協賛金を免除いたします。

  • ITRC 委員および協力会会員企業
  • 大学及び公的研究機関
  • 本研究会での発表に関連したデモを実施する企業

非会員企業の参加者については、1 名まで交流会参加費を無料とします。

注意事項

  • 展示スペースは 1 件あたり 180cm 長机 1 つ分になります。パネル (W150 x H180) もあります。
  • 電源およびネットワーク利用については事前申請が必要です。応募状況によっては、電源容量等に制限をお願いする可能性があります。あらかじめご了承ください。
  • 設営開始と徴収時間については改めてご連絡致します。
  • 5 月 23 日 (木) 13:30 からデモ展示紹介セッションを用意しています。持ち時間は 1 件あたり 5 分程度を予定していますが、デモ件数によって調整させていただきます。休憩時間などは各ブースにて、説明をお願い致します。

申込み

以下のフォーマットでご記入の上、itrc-meet33-worker [at] itrc.net 宛にお送りください。申し込み締め切りは 2013 年 5 月 15 日 (水) 17:00 です。

  • 責任者情報
    • 氏名
    • 所属
    • 電話番号
    • E-mailアドレス
  • デモ対応要員全員の氏名・E-mail アドレス
  • 展示方法 (ポスター / 機器持込み / ポスターおよび機器持込み)
  • 持込機器 (おおよその大きさ、電源容量)
  • インターネット接続の要否 (要 / 否)
  • ローカルで無線 LAN 等の無線機器の使用 (有 / 無)
  • (有料デモ出展の場合)
    • 請求書送付の要否 (要 / 否)
    • 請求書が必要な場合の送付先

meet32 report

開催報告

2012 年 11 月 19 日 (月) 〜 11 月 21 日 (水)、第 32 回 ITRC 研究会が福島県 かんぽの宿いわきにて開催されました。今回の研究会は、電子情報通信学会通信ソサイエティ インターネットアーキテクチャ研究会 (IA) との共催で行われ、ITRC 臨時総会も同時開催されたため、終日 75 名程度の関係者が集いました。また、会場内でデモ展示が行われており、参加者でにぎわっていました。

特別セッション

  • 特別企画セッション 1: 「日本の復興をいわきから」
  • 特別企画セッション 2: 「クライシスに強い社会・生活空間の創成」に関する先導的研究開発委員会の概要
  • セッション: BOF: ITRC IP Address 運用・管理・利用
  • セッション: 一般セッション (PC 企画セッション)

セッション一覧

  • 「展示デモ紹介セッション」
  • UAI 分科会
  • NWGN 分科会
  • RICC 分科会
  • MINX 分科会
  • CIS/INI 分科会
  • NVW 分科会

より詳しい情報

meet32 program

ITRC meet32 プログラムの詳細です。

1 日目 (2012 年 11 月 19 日 (月))

13:30 〜 13:40 コミュニティルーム

オープニング

13:40 〜 15:20 コミュニティルーム

[IA 研究会主催 セッション]

詳細は、主催研究会のページをご確認ください。

15:20 〜 15:30 コミュニティルーム

休憩

15:30 〜 16:30 コミュニティルーム

[展示デモ紹介セッション]

デモ展示出展リスト(申込順)

  • 株式会社ネットワークバリューコンポネンツ
    • ヘテロジニアス連携の円滑コミュニケーションツール
  • NICT
    • 分散型無線アクセス網 NerveNet のネットワーク内情報蓄積・配信による安否確認システム
  • サイバートランスジャパン株式会社
    • IP-LED照明制御システム
  • 株式会社アライドテレシス開発センター
    • シングル IP によるキャンパスネットワーク仮想化ソリューション
  • 京都大学
    • 拡張 Power over Ethernet によるオンデマンド型電力供給
  • 東京工業大学
    • サービス指向型ネットワーク抽象化アーキテクチャ
  • シスコシステムズ合同会社
    • CiscoONE/onePK とクラウド環境用仮想ルータのデモ
  • アラクサラネットワークス株式会社
    • アラクサラネットワークスの最新製品紹介
  • 株式会社富士通研究所
    • IEEE 802.1Qbg をベースにした仮想サーバ移動時のネットワーク設定自動化
  • 株式会社トランス・ニュー・テクノロジー
    • 複数の電源と複数種の電力ルータからなる電力ネットワークでの電力経路制御のデモ
  • 株式会社シー・オー・コンヴ
    • CO-CONV の提案するネットブートによる利用者端末環境
  • ポスター発表 2 件
    • ストリーミングアプリケーションのトラフィック特性とハンドオーバによる影響 (慶應義塾大学)
    • 認知症高齢者向けライフログをベースとした傾聴支援システムの開発 (公立はこだて未来大学)

16:30 〜 17:10 コミュニティルーム

展示デモ見学/休憩

デモ展示の見学/ポスター発表

17:10 〜 18:25 コミュニティルーム

[IA 研究会主催セッション]

詳細は、主催研究会のページをご確認ください。

18:25 〜 18:40 コミュニティルーム

[IA 研究会 学生研究奨励賞授賞式]

18:40 〜 18:45 コミュニティルーム

[IA 研究会 閉会]

18:45 〜 19:00 コミュニティルーム

休憩

19:00 〜 20:30 コミュニティルーム

懇親会

20:30 〜 22:00 コミュニティルーム

[セッション 19-EV-A] UAI 分科会

  1. UAI 分科会の活動について
    釜江常行 (東大/Stanford 大)、渡辺隆行 (東女大)、中山雅哉 (東大)
    UAI 分科会では、インターネットを活用したアクセシビリティに関連する論文や重要な技術・話題、参加者の事例紹介などに関する発表や議論を行う UAI 研究会を、月 1 回程度の頻度で開催している。ここでは 2012 年度に開催された 5 回の UAI 研究会の概要を中心に活動状況を紹介する。
  2. Android を使った視覚障害者ナビ
    釜江常行 (東大/Stanford 大)
    視覚障害者や車椅子の方をガイドシステムは、いくつか開発されてきたが、実利用に至らないものがほとんどである。そこで、本研究では、Android 端末の持つ各種の機能を活用し、屋内外を問わずガイドするためのシステム構築を進めている。現在、構築しているプロトタイプシステムと性能評価結果について紹介する。
  3. 視覚障害者の歩行ナビゲーション ーAndroid 端末を用いた視覚障害者向け構内案内の試行実験
    浦麻理子、桑原英子、日置瞳、渡辺隆行 (東女大)
    本研究では、視覚障害者の歩行を支援する既存の音声ナビゲーションシステムの問題点を改善するため、(1) ナビゲーションシステムの位置情報の精度向上 (2) ナビゲーションシステムの精度を補う情報の提示方法 (3) 屋内における位置情報取得の方法 について検討を行っている。本手法では、安価で容易に手に入る Android 端末を用いることで、内蔵されている加速度・地磁気センサーと GPS 情報を組み合わせることで、屋内を含めた位置情報の精度向上を行うことができるか試行実験により確認を行った。また、精度を補う情報の提供には Android 端末に内蔵されている QR コードスキャナを用いて実現する。提供情報は、視覚障害者向け道案内を作成している「NPO 法人ことばの道案内」を参考として案内文を作成した。

2 日目 (2012 年 11 月 20 日 (火))

9:30 〜 11:00 コミュニティルーム

[セッション 20-AM-A] NWGN 分科会

  1. 大規模 DTN 環境下における階層化ルーティング
    小倉一峰、植田啓文、藤田範人 (NEC)
    近年、通信の断絶が頻繁に起こる環境においても通信可能な Delay/DisruptionTolerant Network (DTN) 技術が注目されている.日常使用している携帯電話などのインフラが使えなくなる災害時などへの適用を考え、筆者らは DTN 技術を用いて大規模で広域に臨時ネットワークを構成できるシステムの実現を目指している。しかし、大規模 DTN 環境下において、従来の MANET ルーティングではルーティングの実現が困難である.そこで本研究では、階層化を用いた DTN ルーティング方式を提案し、想定環境下において、従来の MANET ルーティング方式より優れた性能を示すことをシミュレーション結果により明らかにする。
  2. 対面での交流関係を表現したソーシャルネットワークにおけるリンク予測手法の有効性に関する一考察
    津川翔、大崎博之、今瀬真 (阪大)
    ある期間に観測されたソーシャルネットワーク (人をノード、人と人との紐帯をリンクとして表現したグラフ) から、そのネットワークにおける新たなリンクの生成を予測するという、リンク予測の研究が活発に行われている。一方、センシング技術の発達により、対面での交流関係を表現したソーシャルネットワークを構築することが可能になってきている。しかし、対面での交流関係を表現したネットワークにおけるリンク予測手法の有効性を評価した研究は、我々の知る限り存在しない。本発表では、国際会議における対面交流の履歴を記録したデータセットを用いて、 6 種類のリンク予測手法の精度を評価する。調査の結果、(1) リンク予測手法に適切な閾値を設定することにより、0.30-0.40 程度の適合率、0.10-0.17 程度の再現率で新たなリンクの生成を予測できること、(2) 単純にリンク予測に用いるソーシャルネットワークを観測する期間を長くしてもそれほど予測の精度は向上せず、むしろ精度が低下する場合もあること、(3) 対面での交流関係を表現したソーシャルネットワークにおけるリンク予測の精度は、ソーシャルネットワーク以外の他の種類のネットワークにおけるリンク予測の精度と比べると高いが、ソーシャルネットワークの中ではそれほど高くないこと、などを示す。
  3. 高スループット実現のためのオーバレイマルチキャストツリー集合の構築手法
    水口弘明、笹部昌弘、滝根哲哉 (阪大)
    負荷分散や耐障害性の観点から地理的に離れたデータセンタを連携して利用する動きが進んでいる。それに伴い、データセンタ間ではシステムの更新やバックアップのためのトラヒックが発生するが、これらは同一のファイルを多地点に送信することからオーバレイマルチキャストの利用が期待できる。本発表では、複数のオーバレイマルチキャストツリーを用いることで高いスループットの実現を目指す。この問題は、スループット最大化を目的とするマルチキャスト木集合問題として定式化できる。ただし NP 困難な問題となるため、ヒューリスティックアルゴリズムを提案する。シミュレーション評価を通して、(1) 最適解を計算可能な小規模なネットワークにおいて提案手法が最適解と同等のスループットを実現できること、(2) 複数のマルチキャストツリーを用いることによるスループットの向上度合いを示す。

11:00 〜 12:15 コミュニティルーム

展示デモ見学

デモ展示の見学/ポスター発表

11:00 〜 12:15 多目的ルーム

運営委員会

第 163 委員会運営委員のみ

12:15 〜 13:00 コミュニティルーム

臨時総会

第 163 委員会委員のみ

12:15 〜 13:00 多目的ルーム

昼食

13:00 〜 13:15 コミュニティルーム

休憩

13:15 〜 14:45 コミュニティルーム

[特別企画セッション 1] 「日本の復興をいわきから」

  1. いわき市の復興状況について
    新妻英正 (いわき市)
  2. 今、風評被害を乗り越えて
    会田和子、三浦拓馬 (いわきテレワークセンター)

14:45 〜 15:15 コミュニティルーム

[特別企画セッション 2] 「クライシスに強い社会・生活空間の創成」に関する先導的研究開発委員会の概要

  1. クライシスに強い社会・生活空間創成の研究開発
    曽根原登、山田茂樹、今井和雄(NII)、安田浩(東京電機大)、青木利晴 (JSPS)
    東日本大震災は極めて不幸で甚大な災害であった。物理的にも精神的にも大きな傷跡を残している。とりわけ絆、安心・安全などが改めて強調されるなど、日本人の価値観に変化をもたらし、目指すべき未来の社会に対し、大きな影響を与える可能性がある。現在、大震災からの復旧・復興に関連して、安全で安心な社会を構築すべく、様々な研究開発や構築計画が立案されている。ただ、それら計画の多くは既存の社会基盤やハードウェアの再構築に偏っており、既存の社会システムからの脱却を図る考え方はなされていない。大事故や社会危機などいわゆるクライシスと呼ばれる事象に対し強い社会・生活空間を構築するためには、震災に何を学び、何が重要かを明確にした上で、既存の社会基盤にとらわれない情報やソフトウェアによる構築の側面を調査研究し、その後に既存の社会システムとの融合・共存・移行などの方法を検討する必要がある。また、クライシスに強い社会・生活空間を構築する上で、情報・ソフトウェアの研究開発・技術者の人材育成が大きな問題となっている。これらの研究開発・技術者は、社会に対し深い洞察力を持って社会システムデザインができる能力が必要なことから、産業界と、学生を中心とする大学との共同開発や実証実験を通した育成方法について検討する。本委員会では、大学や官公庁の研究所からの委員と産業界からの委員が、クライシスに強い社会・生活空間を創生するための技術開発戦略並びに人材育成方策に関して情報交換を行い、将来の新規産業に結びつけることを目指す。

15:15 〜 16:45 コミュニティルーム

[セッション 20-PM1-A] RICC 分科会

  1. RICC update on meet32
    柏崎礼生 (東京藝術大学)
    函館大沼で開催された ITRC meet30 にて分科会 RICC の開設が承認されてから 1 年が経過した。この 1 年間を総括するとともに、この夏から立ち上がった「広域分散ストレージ検証プロジェクト」について軽く紹介する (ディープな紹介は楠田さんにおまかせする)。このプロジェクトは RICC のコアプロジェクトと呼ぶに相応しいキラーコンテンツとなりつつある。また、さくらインターネット研究所から投下された新ネタについても紹介できるかもしれない。
  2. 分散ストレージ EXAGE / Storageの広域分散対応
    楠田友彦 (インテック)
    IA サーバを用いた分散ストレージシステム「EXAGE / Storage」のアクティブ/アクティブ構成による広域分散対応について紹介する。遠隔の複数拠点にまたがるストレージシステムは、アクティブ/スタンバイ構成が一般的であり、一方の拠点は通常時利用できないという問題がある。EXAGE では、この問題を解消し、すべての拠点でストレージをアクティブに利用するための拡張を行った。
  3. 震災とディジタルディバイド
    曽根秀昭 (東北大)
    ディジタルディバイド地域では、低い人口密度や工事困難箇所による回線整備の障害に加え、情報リテラシーの地域格差のために利活用需要が高まらず、さらに高齢化地域と重なるために世代間ディジタルディバイドにより格差が拡大して、商業・行政サービスの高度化から取り残されている。インターネットの整備と併せて、利活用拡大や需要喚起の方策が必要とされる。東日本大震災は、インターネット基盤に依存する社会に対して災害時ディジタルディバイドを出現させ、長時間、広域にわたって情報流通を困難にした。早期に復旧できた地域では、知人の安否や被災・復旧状況を把握し、生活物資の供給情報を得られた。放送や新聞は広域な被災地の詳細情報を扱いにくく、ネット上の多様な情報から個別に検索できる効果は大きかった。その反面で、ディジタルディバイドによる生活の質の格差が現れた。避難所や自治体に対してインターネット環境を整える災書復旧 ICT 支援活動が行われ、避難所生活を支えるため不足物資情報の発信も行われた。平時からのディジタルディバイド解消が、災害時に生命・安全を保つ減災対策、あるいは復旧・復興の重要な鍵になる。

15:15 〜 16:45 多目的ルーム

[セッション 20-PM1-B] MINX 分科会

  1. 健康ライフログ
    藤野雄一 (はこだて未来大)
  2. 全道周産期医療支援クラウドをデザインする
    新見隆彦 (札幌医科大)
  3. 階層的なロケータ番号自動割振プロトコル HANA による広域ネットワーク及びミニデータセンタの構築
    藤川賢治 (NICT)
  4. 拡張型唯脳論: 情報薬
    辰巳治之 (札幌医科大)

16:45 〜 17:15 コミュニティルーム

展示デモ見学/休憩

デモ展示の見学/ポスター発表

17:15 〜 18:45 コミュニティルーム

[セッション 20-PM2-A] CIS/INI 分科会

第 1 部 20 分発表、10 分質疑 (2 件)

  1. 保管場所に依存せず開示制御を行うクラウド鍵管理型暗号
    小林鉄太郎 (NTT)
    従来、データへのアクセス制御は個別システムによって確保されてきた。近年のクラウドの普及により、データの保管場所によらない統一的な機密性保護システムが求められている。「クラウド鍵管理型暗号」は通常の暗号システムと異なり、復号鍵を配布せず復号サービスのみを提供することで鍵管理を行う必要自体をなくす、新しいアプローチである。本発表では、クラウド鍵管理型暗号を実現するため技術と安全性、実用化への展望について述べる。
  2. 災害時の利用を想定したクライアント証明書による無線 LAN ローカル認証方式
    木下峻一、渡辺俊貴(東北大)、山崎康広 (NEC)、後藤英昭、曽根秀昭 (東北大)
    災害時、無線 LAN インフラを正規のサービス契約者以外にも開放するような運用が検討されている。この際、サービス契約者、警察・消防等の職員、一般被災者などによって、異なるアクセス権や通信の優先度を設定する、認可を行うことが望ましい。そのためには、ユーザの立場を識別するための認証を成立させる必要があるが、一方、災害時においては各種の障害によって通常の認証を実施できる保証がない。本発表では、クライアント証明書を用いることによって、ローカルにユーザ認証・認可を行う仕組みについて議論する。

第 2 部 10 分発表、5 分質疑 (2 件)

  1. Towards a Resilient Software Defined Backbone Network
    ○ Kien Nguyen, Shigeki Yamada (NII)
    The purpose of the proposed research is to build a resilientsoftware defined Internet backbone, which co-operates with cloud computingtechnology coping with disasters. The challenge problems will be attacked:(1) How to make Software-Defined Network (SDN)/OpenFlow efficiently supportthe scalability of a backbone network (2) How to interface between the cloudcomputing with SDN (3) How to define a resilient architecture taking in toconsideration both static and dynamics aspects? (4) How to make the decisionon computing resources in order to achieve the resiliency? (5) How to makethe decision on networking resources? Which technique, when, and whichdevices should update the forwarding table when the disaster occurs? How toautomate the update process?
  2. On-Site Configuration of Heterogeneous AccessNetworks for Disaster Mitigation and Recovery
    ○ Quang Minh Tran, Shigeki Yamada (NII)
    This research proposes on-site heterogeneous wireless accessnetworks (HWAN) for disaster mitigation and recovery. When communicationinfrastructures are destroyed by disasters, access networks are establishedautomatically and quickly using on-site users’ mobile devices. The proposednetworks are more resilient and robust compared to the existing ones interms of reliability, timeliness, feasibility and investment cost.

18:45 〜 19:05 コミュニティルーム

休憩

19:05 〜 20:35 コミュニティルーム

夕食

20:35 〜 22:05 コミュニティルーム

[セッション 20-EV-A] BOF: ITRC IP Address 運用・管理・利用

本セッションでは、ITRC が管理する 133.69.0.0/16 の運用上の手続きの最新情報の共有を行う。次に、企業などがこのあアドレス空間の一部を実際に利用するケーススタディの例を紹介する。さらに、研究用に使用する場合に必要となる BGP ルータの安価な調達についても紹介する。

3 日目 (2012 年 11 月 21 日 (水))

9:00 〜 10:30 コミュニティルーム

[セッション 21-AM1-A] NVW 分科会

  1. FLARE: Open Deeply Programmable Network Node Architecture
    中尾彰宏 (東大)
    本講演では、ネットワーク内部における「深遠なプログラム性」を実現するネットワーク・ノード・アーキテクチャーFLAREの研究結果を紹介する。Software Define Network (SDN) では主に制御プレーンのプログラム性を扱うが、FLARE はより深遠なプログラム性、つまり、データプレーンや制御プレーンのプログラム性のみならず、それらをコントロールする API そのものをプログラム可能として扱う。FLARE アーキテクチャーでは、2 種類以上のプロセッサ資源・ストレージ資源で構成される独立されたプログラミング実行環境を複数導入し、各々の実行環境にて、ネットワークサービスを実装し、複数環境上のサービスをオンデマンドに切り替えることや、同時に実行することを可能とする。評価の一例として、OpenFlow スイッチングおよびその拡張でさえもソフトウェア・プログラムとして導入可能であり、かつ、高速で処理が可能であることを示す。
  2. OpenFlow を用いたオーバレイネットワークにおけるマルチキャスト経路制御方式
    兵頭和樹、中川幸洋、小林伸治、白木長武、清水剛 (富士通)
    レイヤ 2 ネットワークおよび VM モビリティを拡張するオーバレイネットワーク技術が注目されている。IETF で提案されている VXLAN (Virtual eXtensible LAN) では、レイヤ 3 ネットワーク上に最大 16M の論理レイヤ 2 ネットワークを構成できるよう定義されている。しかし、VXLAN では各論理ネットワークの分離に IP マルチキャストを利用しており、スイッチ装置の資源 (CPU、マルチキャストエントリ数) の制限により、実際に構成可能な論理ネットワーク数は大幅に制限される。我々は、IGMP による制御に変わり、OpenFlow を用いた IP マルチキャスト経路制御方式を提案している。各装置が定期的に送信する IGMP メッセージを排除することで、4K (VLAN 数) 超える論理ネットワークの構成を可能とした。
  3. 高可用 有・無線統合テストベッド WETAAS の計画
    真野浩 (山梨大)
    有・無線を問わず、物理層からアプリケーションレイヤーまでを自由に再構築、プログラミング可能なエミュレーションシステムの概要と現状の解説を行う。あわせて、このテストベッドをネットワーク上にマッピングし、従来の行われてきた無線のフィルード試験をネットワークサービスとして提供する WETAAS (Wireless Experimental Trial As A Service) の構想について、広く議論、意見交換を期待するものです。

10:30 〜 10:40 コミュニティルーム

休憩

10:40 〜 12:10 コミュニティルーム

[セッション 21-AM2-A] 一般セッション (PC 企画セッション)

  1. アンビエント環境における異種センサを利用した動的ソーシャルネットワーク分析
    津川翔、大崎博之、伊藤雄一(阪大)、小野直亮(奈良先端大)、香川景一郎(静大)、高嶋和毅(東北大)、今瀬真(阪大)
    我々は、多人数のコミュニケーションを支援する部屋型情報環境 AmbientSuite を提案し、検討を進めている。Ambient Suite では異種のセンサによって、場の状態を推定し、その場の状態に応じて部屋全体に配置されたディスプレイ群に情報を提示することにより多人数でのコミュニケーションを支援する。本発表では、Ambient Suite 中の異種のセンサからリアルタイムに得られるセンシング情報をもとに、Ambient Suite 中の人の交流関係を準リアルタイムな形でソーシャルネットワークとして表現する手法と、その手法を実装した試作システムを紹介する。さらに、Ambient Suite における 6 人の対面型コミュニケーションに対して、動的ソーシャルネットワーク分析を実施した結果を報告する。
  2. 高信頼型マルチホップ無線網構築のための異常ノード検出に関する研究
    野林大起、中村豊、池永全志 (九工大)、堀良彰(九大)
    次世代のネットワークでは、M2M 通信をはじめとする様々な機器からの膨大で多種多様な通信要求が発生すると想定される。その中で、マルチホップ無線網は情報端末をネットワークインフラへ接続するためのラストワンマイルの技術として注目されている。しかし、柔軟なネットワークトポロジを構築可能なマルチホップ無線網は、周辺の電波状況の変化、災害や危機の故障、さらには悪意あるユーザからの妨害・攻撃に対して非常に脆い特性を持つ。そこで、高い信頼性を有するマルチホップ無線網実現のために必要となる技術である異常ノード検出手法について提案する。本提案ではネットワークを構成する各ノードが近隣に位置するノードの振る舞いを監視し、その情報を共有し連携することで異常ノードを検出する。本発表では、本手法のシミュレーション及び実機実験による有効性の評価結果について報告する。

12:10 〜 12:20 コミュニティルーム

クロージング

問い合せ先

PC

  • 池永全志 (九工大)
  • 大崎博之 (阪大)
  • 地引昌弘 (NICT)
  • 野林大起 (九工大)

LA

  • 岡部寿男 (京大)
  • 曽根秀昭 (東北大)
  • 前田朋孝 (京大)
  • 樋地正浩 (日立東日本ソリューションズ)
  • 菅沼拓夫 (東北大)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet32 demonstration

ITRC meet32 のデモ展示要項です。

日時

研究会開催期間中、デモ展示会場 (会場後方) を用意いたします。

  • 1 日目 2012 年 11 月 19 日 (月) 13:00 〜 20:00
  • 2 日目 2012 年 11 月 20 日 (火) 9:00 〜 20:00
  • 3 日目 2012 年 11 月 21 日 (水) 9:00 〜 11:45

展示費用

  • 展示協賛金
    • ITRC 委員および協力会会員企業: 無料
    • 大学及び公的研究機関: 無料
    • ITRC の活動に賛同し、協力会への入会を検討する企業: 5 万円 / 1 展示

但し、初めて ITRC研究会に出展される企業については協賛金を免除します。

  • 研究会参加費用: ¥10,000 (1人)

協力会会員企業が出展される場合、一人分の研究会参加費 (¥10,000) で 3 名まで参加可能です。

  • 宿泊費用: ¥10,000 / 1 泊 (一人あたり)

注意事項

  • 11 月 19 日 (月) 14:45 からデモ展示紹介セッションを用意しています。持ち時間は 1 件あたり 5 分程度を予定していますが、デモ件数によって調整させていただきます。休憩時間などは各ブースにて、説明をお願い致します。
  • デモ対応要員 通常の web での参加申込みを行って下さい。

設営時間

  • 11 月 19 日 (月) 13:00 以降

デモ関連機材の会場への送付については、別途御連絡いたします。

撤収時間

  • 11 月 21 日 (水) 12:30 までに撤収完了でお願いします。

申込み

以下のフォーマットでご記入の上、itrc-demo [at] ispl.jp 宛にお送りください。申し込み締め切りは 11 月 5 日 (月) 17:00 です。

  • デモタイトル (30 〜 40 文字程度を目安に)
  • 責任者情報
    • 氏名
    • 所属
    • 電話番号
    • E-mailアドレス
  • デモ対応要員全員の氏名・E-mail アドレス
  • 展示方法 (ポスター / 機器持込み / ポスターおよび機器持込み)
  • 持込機器 (おおよその大きさ、電源容量)
  • インターネット接続の要否 (要 / 否)
  • ローカルで無線 LAN 等の無線機器の使用 (有 / 無)
  • 希望するパネル数 (W117 x H172)
  • 希望する机の個数 (W180 x D60 x H70)
  • (有料デモ出展の場合)
    • 請求書送付の要否 (要 / 否)
    • 請求書が必要な場合の送付先

meet32 agenda

日程

  • 2012 年 11 月 19 日 (月) 〜 11 月 21 日 (水)

会場

主催

共催

テーマ

  • インターネット全般

参加費

研究会の参加費は下記のとおりとなっております。宿泊の関係上締め切り以降の申込みはご希望に添えない場合がありますので、御了承ください。

  • 参加費: ¥10,000, 宿泊費: ¥10,000 / 1 泊 (夕食・朝食込)
    • 対象: ITRC 委員及び協力企業の方, 学術関係者, 共催団体関係者, ITRC 研究会デモ展示関係者, ITRC 研究会発表者
  • ¥30,000, 宿泊費: ¥10,000 / 1 泊 (夕食・朝食込)
    • 対象: 上記対象者以外の方で ITRC に参加を検討中の方

補足事項

  • プログラムの詳細ページで無料セッションの記載があるセッションのみ参加される場合は参加費無料となります。ITRC セッション主催の有料セッションにご参加の場合は参加費をいただきます。有料セッションに参加される場合は 1 日だけのご参加の場合でも参加費の減額等はありません。
  • 学生の宿泊費は半額となります。
  • 宿泊は 4 ~ 6 人部屋となります。同室を希望される方は、参加申込みの際に備考欄にご記入ください。
  • 前泊、後泊をご希望の方は、直接ホテルへ連絡してください。その際に ITRC 研究会参加者とお伝えください。
  • 現在、ITRC 協力企業に入会を検討されている方は、参加申込みの際に備考欄にご記入下さい。
  • デモ展示組織からは、1 人分の参加費をお支払いいただきます。展示の手伝いについては、2 人までは ITRC 参加費不要、3 人目以降は ITRC 参加費をお支払いいただきます。
    • デモ展示期間: 2012 年 11 月 19 日午後〜 11 月 20 日午後
    • デモ紹介: 2012 年 11 月 19 日夕方

参加申込み

参加申込は終了いたしました。

  • 申込締切: 請求書の必要な方は 2012 年 10 月 26 日 (金)、不要な方は 11 月 2 日 (金)
  • 振込締切: 2012 年 11 月 12 日 (月)

定員 (85 名) を越えますと宿泊をお受けできないこともございますので、お早めにお申し込みをお願い致します。ITRC セッションでの発表予定者も申し込みが必要です。お忘れにならないよう御注意下さい。

デモ展示について

  • 規定数に達しましたので、募集は締め切らせていただきます。デモ展示に応募いただいた皆様、ありがとうございました。

IA 研究会主催のセッションについて

  • 11 月 19 日 (月) 午後のセッションは IA 研究会の主催となっておりますので、これらのセッションにだけ参加される方は参加費は無料です。この場合、11 月 19 日 (月) の宿泊手配は、御自身でホテルに連絡をお願い致します。
  • 11 月 19 日 (月) 夜の ITRC セッション以降にご参加の場合は参加費をいただきます。
  • 懇親会、宿泊をご希望の方は、ITRC の参加申込をしていただく必要があります。

プログラム

詳細は ITRC meet32 プログラムのページをご参照ください。

1 日目 (2012 年 11 月 19 日 (月))

  • 13:30 〜 13:40 オープニング
  • 13:40 〜 15:20 IA 研究会: (学生セッション、一般)
  • 15:20 〜 15:30 休憩
  • 15:30 〜 16:30 展示デモ紹介セッション
  • 16:30 〜 17:10 展示デモ見学 / 休憩
  • 17:10 〜 18:45 IA 研究会: (学生セッション、一般)
  • 18:45 〜 19:00
  • 19:00 〜 20:30 夕食
  • 20:30 〜 22:00 ITRC: セッション[19-EV-A][19-EV-B]

2 日目 (2012 年 11 月 20 日 (火))

  • 9:30 〜 11:00 ITRC: セッション[20-AM-A][20-AM-B]
  • 11:00 〜 12:15 展示デモ見学 / ITRC: 運営委員会
  • 12:15 〜 13:00 ITRC: 臨時総会/昼食
  • 13:00 〜 13:15 休憩
  • 13:15 〜 14:45 特別企画セッション 1
  • 14:45 〜 15:15 特別企画セッション 2
  • 15:15 〜 16:45 ITRC: セッション[20-PM1-A][20-PM1-B]
  • 16:45 〜 17:15 展示デモ見学 / 休憩
  • 17:15 〜 18:45 ITRC: セッション[20-PM2-A][20-PM2-B]
  • 18:45 〜 19:05
  • 19:05 〜 20:35 夕食
  • 20:35 〜 22:05 ITRC: セッション[20-EV-A][20-EV-B]

3 日目 (2012 年 11 月 21 日 (水))

  • 9:00 〜 10:30 ITRC: セッション[21-AM1-A][21-AM1-B]
  • 10:30 〜 10:40 休憩
  • 10:40 〜 12:10 ITRC: セッション[21-AM2-A][21-AM2-B]
  • 12:10 〜 12:20 クロージング

問合せ先

PC

  • 池永全志 (九工大)
  • 大崎博之 (阪大)
  • 地引昌弘 (NICT)
  • 野林大起 (九工大)

LA

  • 岡部寿男 (京大)
  • 曽根秀昭 (東北大)
  • 前田朋孝 (京大)
  • 樋地正浩 (日立東日本ソリューションズ)
  • 管沼拓夫 (東北大)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet31 report

開催報告

2012 年 5 月 24 日 (木) 〜 5 月 25 日 (金)、第 31 回 ITRC 研究会が東京大学にて開催されました。今回の研究会は、ITRC 総会も同時開催されたため、終日 80 名程度の関係者が集いました。また、会場内でデモ展示が行われており、参加者でにぎわっていました。

特別セッション

  • RICC 企画セッション
  • 基調講演 (ワイヤレス・ホワイトスペース)
  • パネルディスカッション (ワイヤレス・ホワイトスペース)

セッション一覧

  • NVW 分科会
  • 「展示デモ紹介」
  • NWGN 分科会
  • CIS/INI 分科会
  • MINX 分科会

より詳しい情報

meet31 program

ITRC meet31 プログラムの詳細です。

1 日目 (2012 年 5 月 24 日 (木))

9:30 〜 11:00 会議室 002

NVW 分科会

  1. スケーラブル仮想ワイヤレスエミュレーター
    真野 浩 (アライドテレシス開発センター)
    ネットワーク仮想化技術の用途として注目されるテストベッドは、もっぱら有線ネットワークが中心に構築されている。そこで、これらのテストベッドと連動可能な仮想無線空間と無線ノードを構築する事で、無線、有線を融合したテストベッドが構築可能となる方式の実装と、多ノードに対応するためのアーキテクチャの提案を行う。
  2. Network Security and Network Virtualization
    中尾 彰宏 (東京大学)
    ネットワークセキュリティの脅威の根源となりつつあるボットやボットネット、および、その背後にある闇市場に関する計測と解決法に関する研究を紹介し、ネットワーク技術のみならず経済学的なアプローチが今後有効となる可能性があることを示唆する。また、ネットワーク内部においてプログラムを実行する場合、そんなに複雑ではない計算を行うことで高帯域のネットワーク上でも DPI による SPAM 検知を可能とする In-Network DPI の一手法を紹介し、ネットワーク仮想化のネットワークセキュリティへの応用の可能性を議論する。

11:00 〜 11:30 大会議室

ITRC 総会 (委員のみ)

11:00 〜 11:30 会議室 001

デモ展示準備

11:30 〜 12:30 会議室 002

ITRC 運営委員会 (運営委員のみ)

11:30 〜 12:30 会議室 001

デモ展示準備

13:00 〜 13:10 大会議室

オープニング

13:10 〜 14:00 大会議室

RICC 企画セッション

  1. クラウドフェデレーションの最新動向と課題
    荒井康宏 (クラウド利用促進機構/オープンクラウドキャンパス)
    クラウド利用に向けた積極的な取り組みが進められていますが、今後、クラウド基盤の利用したシステム構築の効率化、運用の自動化と共に、複数のクラウドを適材適所に利用するハイブリッドクラウド技術が重要になってきています。本発表では複数のクラウドを統一的に管理可能とするクラウドフェデレーションの手法と課題、および、既にリリースされているサービスについて説明し、今後の展望について皆様と一緒に議論したいと考えております。

14:00 〜 14:30 大会議室

デモ展示紹介

デモ展示出展社リスト (申込順)

  • 京都大学学術情報メディアセンター
  • 株式会社ネットワークバリューコンポネンツ
  • 理化学研究所
  • シスコシステムズ合同会社
  • 富士通株式会社
  • アラクサラネットワークス株式会社
  • 株式会社シー・オー・コンヴ
  • 京都大学情報環境機構IT企画室
  • 株式会社トランス・ニュー・テクノロジー
  • 情報通信研究機構

14:00 〜 14:30 会議室 001

デモ展示

14:30 〜 15:00 大会議室

休憩

14:30 〜 15:00 会議室 001

デモ展示

15:00 〜 16:30 大会議室

NWGN 分科会

  1. フェリー支援型 DTN における平均配送遅延を最小化するクラスタ群グループ化手法
    笹部昌弘、K. Habibul Kabir、滝根哲哉 (阪大)
    耐遅延ネットワーク (DTN) における孤立したネットワーク (クラスタ) 間の通信はメッセージフェリーがクラスタからバンドルを集め、シンクノードに配送することで実現される。このとき、距離の離れたクラスタが多数存在する場合は複数のメッセージフェリーとシンクノードが必要となる。本稿では、距離の近いクラスタ群、シンクノードとメッセージフェリーがそれぞれ 1 台ずつ配置されたグループの構成手法を検討する。このとき、システム全体でのバンドルの平均配送遅延を最小化するようなグループ化を目指す。まず、我々の問題を先行研究の知見を踏まえて、非線形整数計画問題として定式化する。しかし、この問題を直接解くことは困難であり、また、最小の配送遅延を達成するグループ構成は、負荷が軽く、かつ、シンクノードとの距離が大きいクラスタの性能を犠牲にする傾向がある。そこで、各クラスタで生じるバンドルの処理要求に対する負荷とクラスタ – シンクノード間の距離を考慮した上で、フェリーの移動距離とクラスタからの総負荷をグループ間でできる限り均一化することを目的とする二段階の整数計画問題を用いる。数値結果を通して、提案する二段階の最適化手法を用いれば、適切なグループ化が実現できることを示す。
  2. ECHONET Lite による蓄電池管理システムの開発
    宮本善則、山崎康広、岡部稔哉 (NEC)
    近年、スマートハウスやスマートコミュニティ関連の研究開発や標準化が進められており、創・蓄電機器の制御プロトコルとして ECHONET Lite が注目されている。昨年度には、このプロトコルが国内の HEMS の標準プロトコルとして認定されたこともあり、今後、製品開発が活発に勧められることが予想される。そこで今回、ECHONET Lite ベースの蓄電池制御システムを開発したので、その動作概要と開発時の知見を示す。
  3. シェリングモデルに着想を得た軽量な分散クラスタリング手法
    津川翔、大崎博之、今瀬真 (阪大)
    ネットワーク上の分散クラスタリング手法として CDC (Connectivity-based Distributed node Clustering scheme) および SDC (SCM-based Distributed Clustering) が提案されている。これらの手法はある程度のノードの参加・離脱に対してクラスタを更新し続けることができるが、ネットワークトポロジの頻繁な変化を想定していない。本発表では、人種間の分居現象を説明する社会モデルであるシェリングモデルに着想を得た、軽量な分散クラスタリング手法 SBDC (Schelling-Based Distibuted Clustering) を提案する。さらに、ネットワークのトポロジが頻繁に変化する環境における SBDC の有効性をシミュレーションにより評価する。その結果、提案する SBDC は、ネットワークトポロジが頻繁に変化する状況であっても、(1) 既存手法 CDC および SDC を大きく上回るクラスタ精度を達成できること、(2) 少ないメッセージ交換で効率的にクラスタを維持できること、(3) 安定したクラスタを形成できること、などを示す。

16:30 〜 16:40 大会議室

休憩

16:30 〜 16:40 会議室 001

デモ展示

16:40 〜 18:10 大会議室

CIS/INI 分科会

  1. 柔軟な優先度制御が可能なキャンパス間無線 LAN ローミング
    渡辺俊貴、木下峻一、後藤英昭、曽根秀昭 (東北大学)
    近年普及が進んでいるキャンパス間無線 LAN ローミング環境では、ユーザの認証を行う機関とネットワークリソースを提供する機関それぞれのアクセスポリシーを個別に適用する仕組みが不十分であり、柔軟なアクセス制御を実現することが困難である。本研究では、ユーザや認証時の環境に応じて、与えるアクセス権限や通信の優先度を適切に設定する仕組み、および、既存の認証基盤と連携させる方式の検討を行う。
  2. リアルタイム型大規模データ分析基盤技術 Jubatus の開発
    堀川桂太郎 (NTT ソフトウェアイノベーションセンタ)
    大量データを素早く、かつ深く分析することを狙った分析基盤技術 Jubatus について、これまでの開発と取り組み状況について報告します。
  3. ITRC が保有するグローバルアドレスの利用について
    岡村耕二 (九州大学)、大森幹之 (筑紫女学園大学)
    ITRC が保有するグローバルアドレス 133.69.0.0/16 は、20bit 単位で利用者に分配されている。しかし、それを実際にインターネットで利用するためには、BGP Peering の際の Origin AS 番号や、利用するアドレスブロックの RaDB への登録などを考慮する必要がある。本発表では典型的な利用者ごと (SINET だけとか、商用 ISP に接続するとか、等) にそれぞれの設定、登録方法などを紹介し、今後、ITRC が保有するグローバルアドレスを会員で活用するための議論を行う。

18:30 〜 20:30

懇親会

2 日目 (2012 年 5 月 25 日 (金))

9:00 〜 10:30 大会議室

MINX 分科会

  1. 地域連携の現状とクラウド
    新見隆彦 (札幌医科大/NORTH)
    地域周産期医療が直面する諸課題 (産婦人科医・分娩可能医療機関・施設の減少、医師の高齢化、過重勤務、医療訴訟の多発等) を踏まえ、平成 20 年度より継続運用中の地域連携医療に関し、その定義と可能性について研究・実証事業の一端を述べる。
  2. 日本版医療クラウド構想
    松尾正治、入沢厚 (エヌアイエスプラス)
    日本医療情報ネットワーク協会 (JAMINA) が目指す日本版医療クラウドは「国民」に主眼を置いたサービスであり、その実現には「災害対策」の観点が重要である事をテーマとしている。本講演ではそのテーマをポイントに、日本版医療クラウドの全体像、一般的なクラウドとの相違点、提供するサービス、及び日本版医療クラウドによるメリット、今後の展開について述べる。
  3. インターネットの構造変化と地域IXの可能性
    石田慶樹 (JPIX)
    2007 年前後からインターネットの構造は世界的に大きく変化してきている。今後のクラウド化の進捗と災害に強い地域の情報交換システムの構築のためにはこの構造変化を前提とする必要がある。現状のインターネットの構造の中での地域 IX の可能性について紹介する。
  4. 理想的医療クラウド: 戦略的防衛医療構想実現にむけて
    辰巳治之 (札幌医科大/NORTH/JAMINA)
    未定

10:30 〜 10:45 大会議室

休憩

10:30 〜 10:45 会議室 001

デモ展示

10:45 〜 11:25 大会議室

基調講演 (ワイヤレス・ホワイトスペース)

  1. 我が国のホワイトスペース推進について
    木曽 希 (総務省 総合通信基盤局 電波部 電波政策課)

11:25 〜 12:05 大会議室

パネルディスカッション (ワイヤレス・ホワイトスペース)

ホワイトスペースとインターネット
  • モデレータ
    • 真野 浩 (アライドテレシス開発センター)
  • パネリスト
    • 山田 肇 (東洋大学)
    • 原田 博司 (NICT)
    • 尾家 祐二 (九州工業大学) (予定)
    • 下條 真司 (大阪大学) (予定)

12:05 〜 12:25 大会議室

クロージング

問い合せ先

PC

  • 柏崎礼生 (東京藝術大学)
  • 近堂徹 (広島大学)

LA

  • 中尾彰宏 (東京大学)
  • 真野浩 (アライドテレシス開発センター)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet31 demonstration

ITRC meet31 のデモ展示要項です。

日時

  • 1 日目 (2012 年 5 月 24 日 (木)) 14:00 〜 18:00
  • 2 日目 (2012 年 5 月 25 日 (金)) 9:00 〜 10:45

場所

  • 東京大学山上会館 会議室 002

展示費用

  • 展示協賛金: ¥30,000 / 1 件

但し、以下のいずれかに該当するものは、展示協賛金を免除いたします。

  • ITRC 委員および協力会会員企業
  • 大学及び公的研究機関
  • 本研究会での発表に関連したデモを実施する企業

非会員企業の参加者については、1 名まで懇親会参加費を無料とします。

注意事項

  • 展示スペースは 1件あたり 180cm 長机 1 つ分になります。
  • 電源およびネットワーク利用については事前申請が必要です。応募状況によっては、電源容量等に制限をお願いする可能性があります。あらかじめご了承ください。
  • 設営開始と撤収時間については改めてご連絡致します。
  • 5 月 24 日 (木) 14:00 からデモ展示紹介セッションを用意しています。持ち時間は 1 件あたり 5 分程度を予定していますが、デモ件数によって調整させていただきます。休憩時間などは各ブースにて、説明をお願い致します。

申込み

以下のフォーマットでご記入の上、itrc-meet31-worker [at] itrc.net 宛にお送りください。申し込み締め切りは 2012 年 5 月 16 日 (水) 17:00 です。

  • 責任者情報
    • 氏名
    • 所属
    • 電話番号
    • E-mail アドレス
  • デモ対応要員全員の氏名・E-mail アドレス
  • 展示方法 (ポスター / 機器持込み / ポスターおよび機器持込み)
  • 持込機器 (おおよその大きさ、電源容量)
  • インターネット接続の要否 (要 / 否)
  • ローカルで無線 LAN 等の無線機器の使用 (有 / 無)
  • (有料デモ出展の場合)
    • 請求書送付の要否 (要 / 否)
    • 請求書が必要な場合の送付先

meet31 agenda

日程

  • 2012 年 5 月 24 日 (木) 〜 5 月 25 日 (金)

会場

主催

テーマ

  • インターネット全般

参加費

  • 今回参加費は無料となっております。
  • 今回は宿泊の予約等は行いませんので、必要な方はご自身で手配下さいますようお願いいたします。

参加申込み

参加申込は不要です。当日受付にお越しください。

プログラム

詳細は ITRC meet31 プログラムのページをご参照ください。

1 日目 (2012 年 5 月 24 日 (木))

  • 9:30 〜 11:00 NVW 分科会
  • 11:00 〜 11:30 総会/デモ展示準備
  • 11:30 〜 12:30 運営委員会
  • 13:00 〜 13:10 オープニング
  • 13:10 〜 14:00 RICC 企画セッション
  • 14:00 〜 14:30 デモ展示紹介/デモ展示
  • 14:30 〜 15:00 休憩/デモ展示
  • 15:00 〜 16:30 NWGN 分科会
  • 16:30 〜 16:40 休憩/デモ展示
  • 16:40 〜 18:10 CIS/INI 分科会
  • 18:30 〜 20:30 懇親会

2 日目 (2012 年 5 月 25 日 (金))

  • 9:00 〜 10:30 MINX 分科会
  • 10:30 〜 10:45 休憩/デモ展示
  • 10:45 〜 11:25 基調講演 (ワイヤレス・ホワイトスペース)
  • 11:25 〜 12:05 パネルディスカッション (ワイヤレス・ホワイトスペース)
  • 12:05 〜 12:25 クロージング

問合せ先

PC

  • 柏崎礼生 (東京藝術大学)
  • 近堂徹 (広島大学)

LA

  • 中尾彰宏 (東京大学)
  • 真野浩 (アライドテレシス開発センター)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet30 report

開催報告

2011 年 11 月 28 日 (月) 〜 11 月 30 日 (水)、第 30 回 ITRC 研究会が北海道 グリーンピア大沼にて開催されました。今回の研究会は、電子情報通信学会通信ソサイエティ インターネットアーキテクチャ研究会 (IA) との共催で行われ、ITRC 臨時総会も同時開催されたため、終日 90 名程度の関係者が集いました。また、会場内でデモ展示が行われており、参加者でにぎわっていました。

特別セッション

  • ITRC 15 周年・IA 10 周年記念シンポジウムセッション 1
  • ITRC 15 周年・IA 10 周年記念シンポジウムセッション 2
  • セッション: 「これからのインターネット研究戦略を考える」
  • セッション: 「133.69.0.0/16 と ASN2523 について」

セッション一覧

  • 「展示デモ紹介セッション」
  • CIS/INI 分科会
  • NWGN 分科会
  • MINX 分科会
  • NVW 分科会
  • RICC 分科会

より詳しい情報