meet17 program

ITRC meet17 プログラムの詳細です。

1 日目 (2005 年 5 月 25 日 (水))

IA/QAI/TAI 共催研究会

10:15 〜 10:30

オープニング

10:30 〜 12:00

研究発表 (3)

15:00 〜 15:30

休憩

15:30 〜 16:30

招待講演

18:00 〜 19:30

懇親会

19:30 〜 21:30

[11B] 地域ネットワーク活動分科会 (RNA)

セッション責任者名: 中川郁夫、菊池豊、樋地正浩

  1. RIBB II ネットワーク
    楠田 友彦 (インテック W&G)
    RIBB II ネットワークの現状と今後の拡張について述べる。RIBB II のバックボーンネットワークは MPLS を応用した広域分散 IX 技術をベースとしている。現在、IPv6 への対応やコアネットワークのユーザ開放など、バックボーン機能の拡張に取り組んでいる。
  2. RIBB Live! Eclepse 2005
    地域間相互接続プロジェクト (RIBB) は、Live!Eclipse 2005 に「広域への高品位映像伝送評価」実験として参加した。この実験の概要について解説し、実験結果について報告する。
  3. アプリケーションゲートウェイを活用した地域間映像配信
    近堂 徹 (広島大)
    アプリケーションゲートウェイを用いて、広域で高精細映像伝送を展開する手法について述べる。IPv4/v6 変換やマルチキャスト/ユニキャスト変換、耐パケット損失機能を組み込んだゲートウェイを各地域に配置し、様々な環境に応じて配送経路を設定することで、効率良く配信することが可能になる。発表では、ゲートウェイの設計方法および RIBB2 ネットワークで実施している実証実験、今後の課題についても述べる。

2 日目 (2005 年 5 月 26 日 (木))

ITRC 研究会

9:00 〜 11:00

[21A] インターネットを用いた教育革命に関する分科会 (仮題) (ERI)

セッション責任者名: 渡辺健次

  1. LIVE!ECLIPSE 2005 報告
    中山雅哉 (東京大学)
    LIVE!ECLIPSE2005 および今後の予定について報告します。
  2. 工業系高等学校における IPv6 を用いたユビキタス社会実験研究プロジェクト
    渡辺健次 (佐賀大学)
    前日の IA 研究会での発表に引き続き、プロジェクトについて、様々な視点からディスカッションを行います。

[21B] ユビキタス、ロボット、医療 BoF

セッション責任者名: 下條真司

  1. ユビキタス医療の現状
    辰巳治之 (札幌医大)
  2. Ubiquitous Agent Architecture: UAA
    石 芳正、寺西裕一 (大阪大学)
  3. ロボットと医療
    片渕 典史 (NTT サイバーソリューション研究所)
  4. パネル「ユビキタスと医療の接点について」
    • 下條真司 (大阪大学)
    • 武本充治 (NTT サイバーソリューション研究所)
    • 大橋正行 (KDDI 研究所)
    • 寺西裕一 (大阪大学)
    • 大西浩文 (札幌医科大学)

11:10 〜 13:00

昼食 (ITRC 運営委員会)

13:00 〜 14:30

[22A] 次世代ネットワーク構築のための基盤技術研究分科会 (NGN)

セッション責任者名: 大崎博之

  1. 複数パス上のアクティブ計測に基づく品質劣化セグメント推定法
    立花 篤男(KDDI 研)、阿野 茂浩(KDDI 研)、長谷川 亨 (KDDI 研)、鶴 正人 (九工大)、尾家 祐二 (九工大)
    筆者らは、複数パス上でエンドエンドのパケット損失率をアクティブ計測し、パスの状態を比較することにより、ネットワーク内部の品質劣化セグメントを推定する手法を考案した。本稿では商用インターネットにおいて品質劣化セグメント推定実験を行い、その有用性を評価する。
  2. 高速性と公平性を両立した TCP 輻輳制御方式の実ネットワークでの実験評価
    浜崇之 (NEC システムプラットフォーム研究所)、山根木果奈 (大阪大学 大学院情報科学研究科)、下西英之 (NEC システムプラットフォーム研究所)、村瀬勉 (NEC システムプラットフォーム研究所)、長谷川剛 (大阪大学 サイバーメディアセンター)、村田正幸 (大阪大学 サイバーメディアセンター)
    近年、FTTH などの高速アクセス回線の普及により、インターネットの帯域は大幅に増加している。しかし、広く使われている TCP-Reno の輻輳制御方式の問題や、端末の標準的なバッファ設定の問題などにより、東京-大阪間など遠距離通信では十分な TCP スループットが得られない。そのため、High Speed TCP などの新たな TCP が提案されているが、TCP-Reno との公平性が低いことや、全端末の TCP 実装や設定を変更することの難しさなどから、広くインターネットで使われるには至っていない。そこで、本研究では、端末からの TCP セッションを新たな TCP セッションに乗せかえる TCP 中継器を開発し、その上に我々が提案する高速かつ TCP-Reno との親和性の高い TCP-Adactive Reno の実装を行っている。本稿では、この TCP 中継器を実験室環境および、東京-大阪間のインターネットを利用した実ネットワークで評価した結果を報告する。本評価により、本中継器も用いることで、実験室環境で最大 3 倍程度、東京-大阪間の実ネットワークで2倍以上のスループットが得られた。また、本中継器で中継されたセッションは、中継を行わない既存 TCP セッションと公平に帯域を共有できることがわかった。
  3. TCP トラヒックの解析による端末/ネットワーク通信ボトルネック判定手法
    長谷川洋平 (NEC)、下西英之 (NEC)、村瀬勉 (NEC)
    本稿では、TCP トラヒックの挙動を解析することにより、通信スループットを制限するボトルネック要因が端末からネットワークまでのいずれに存在するかを判定する手法を提案し、実証実験結果を示す。本手法では、トラヒックの挙動のうち、遅延の発生パタンから、ボトルネック要因が端末の CPU 処理負荷にあるのか、ネットワーク輻輳にあるのかを判定する。また、TCP の受信バッファサイズがボトルネックになっていないかを判定する。これによって、TCP 通信における主要なボトルネック要因を判定できる。実証実験の結果、提案手法は 96.9% の確率で CPU 負荷が上昇していたことを検出し、68.8% の確率でネットワーク輻輳を検出した。また、TCP の受信バッファサイズがボトルネックとなる状況を確実に検出することができた。提案方式はネットワーク輻輳の検出に課題が残るものの、TCP 通信に関する主要なボトルネックをおよそ推定することができた。
  4. 複数サイトからの並列ファイル転送手法のデータグリッド環境における評価
    多田 知正 (大阪大学 大学院情報科学研究科)、今瀬 真 (大阪大学 大学院情報科学研究科)
    データグリッド環境では、扱うファイルのサイズが非常に大きいために、サイト間のファイル転送にかかる時間が長くなることが問題となる。本研究ではこの時間を短縮するため、ファイルの複製を持つ複数のサイトからファイルを並列に転送する手法に着目し、インターネット環境においてこれまでに提案されている並列ファイル転送手法の、データグリッド環境への適用可能性をシミュレーションにより評価した。シミュレーションの結果、転送速度の測定値に基づいてファイル転送を行うサイトを選択する方法と、ファイルをブロック単位に分割して転送する手法の組み合わせが有効であることがわかった。
    データグリッド、並列転送、複製管理、TCP

14:30 〜 14:50

休憩

14:50 〜 16:20

[23A] 情報流通分科会 (INI)

セッション責任者名: 曽根秀昭、菅野浩徳

  1. RingServer 群のログ集約と利用状況の解析
    林優一 (TRIX/ 東北大学情報シナジーセンター)
  2. ユーザの行動に適応する push 型分散ファイルシステム
    渥美清隆 (鈴鹿工業高等専門学校)

[23B] (MAI)

セッション責任者名: 小林克志

  1. Impact of IGP Routing Changes on Network Reachability
    Zhang Shu (情報通信研究機構)
  2. 明示的なフィードバックを利用したトランスポート支援機構 (SIRENS) の設計と TCP における性能評価
    小林克志 (情報通信研究機構)
  3. MIP ソリューションにおけるモバイルのマルチキャスト通信
    鶴田 亮、稲田 文武 (ルート株式会社)

16:20 〜 16:40

休憩

16:40 〜 18:10

[24A] マルチメディアネットワークを利用した遠隔教育分科会 (DL、招待講演)

セッション責任者: 美濃導彦

「マルチメディアネットワークを利用した遠隔教育分科会」招待講演

  1. 開かれゆくテクノロジーと教育: 教育の質的改善を目指した IT 基盤の整備と実践コミュニティーの構築
    飯吉 透氏 (カーネギー財団)
    主として北米における「オープンソースを用いた教育ソフトウェア開発やオンライン教材の公開・共有を巡る試み」は、ここ数年の間、世界各国の政府や高等教育機関の注目を集めてきた。これらの試金石的なプロジェクトの多くは、膨大な「金・人・時間」が投入された結果、相応の成功を収めつつある。しかし、これらの先駆的試みが、どのように「教育の質的改善」に貢献できるのかについての探求は、まだ始められたばかりだ。本講演では、「オープンなテクノロジーと教育によって、教育を進展させる」という「ユートピア的なビジョン」を長期的に実現していくためには何が必要とされるのかを、主として「IT 基盤の整備」と「実践コミュニティーの構築」という二つの観点から考察する。
  2. “How Sun helps universities get the most from the Internet”
    Jay Visvanathan (Higher Education Market Development Manager, Global Education & Research Sun Microsystems, Inc.)
    Today’s big IT management challenge is to provide “always-on” web based services to demanding user communities. A shared-services architecture provides the foundation for leveraging existing applications and infrastructure, in order to provision content, manage identity, and provide customized, portal-based services to a diverse user community.

18:10 〜 18:40

休憩

18:40 〜 20:30

夕食

20:00 〜 21:30

[25B] キャンパス情報システム分科会 (仮称) BoF

セッション責任者名: 岡部 寿男

インターネット技術の進展とともに、社会のあらゆるサービスが、ネットワークを通じて提供されるようになってきました。ITRC の主たるフィールドの一つである大学においても例外ではありません。研究、教育だけでなく図書館、教務・財務・庶務・施設管理・保健管理に至るまで、大学で行われるほとんどすべての活動が、インターネットとキャンパスネットワークを基盤として電子化されつつあります。

このような、大学において構築されているさまざまな情報システムを、要素技術に切り分けてではなくトータルなシステムとして研究対象としたいという考えから、先の ITRC 総会において「キャンパス情報システム分科会 (仮称)」の設立が提案されました。

今回はその第ゼロ回にあたるキックオフ BoF として、以下のようなキーワードで発表と討論を予定しています。

  • 大学における認証基盤と認証連携
  • Web サービスとシングルサインオン
  • 大学ポータル
  • e-Learning、OCW (Open Course Ware)
  • IC カード応用
  1. LDAP による認証システムの構築と応用
    浅野義直、奥中敬浩、上原哲太郎 (京都大学工学研究科 附属情報センター)

3 日目 (2005 年 5 月 27 日 (金))

ITRC 研究会

9:00 〜 11:00

[31A] ULAN (www.ulan.jp) の成果発表とコロケーション (DL)

セッション責任者名: 梶田将司

我が国の大学教育を支える次世代基盤ソフトウェアづくり〜文部科学省研究委託事業 CC Society 研究課題「ユビキタス環境下での次世代コース管理システム」〜
文部科学省「知的資産の電子的な保存・活用を支援するソフトウェア技術基盤の構築 (www.cc-society.org)」研究開発課題の一つとして「ユビキタス環境下での高等教育機関向けコース管理システム」を開始することとなった。本セッションでは、本プロジェクト Ubiquitous Learning Architecture for Next generation (ULAN) の概要および平成 16 年度の研究活動について紹介し、我が国の大学教育を支えるための次世代基盤ソフトウェアについて議論する。

  1. ULAN プロジェクト概要
    間瀬健二 (名古屋大学情報連携基盤センター)
  2. 教材の観点から
    角所考、美濃導彦 (京都大学学術情報メディアセンター)
  3. インタフェースの観点から
    中澤篤志、竹村治雄 (大阪大学サイバーメディアセンター)
  4. プラットフォームの観点から
    梶田将司、杉浦達樹 (名古屋大学情報連携基盤センター)

[31B] JIS アクセシビリティガイドライン (UAI)

セッション責任者名: 梅垣正宏

  1. JIS X8341 シリーズの現状と課題
    梅垣正宏 (電気通信大学)
    JIS X8341 シリーズの概要と開発の現状について概観する。
  2. W3C/WAI/WCAG2.0 の現状と JIS X8341-3 国際化の取り組み
    植木真 (株式会社インフォアクシア)
    W3C/WAI で開発が進んでいる WCAG2.0 の現状や特徴、JIS X8341-3 の国際化の取り組み、欧州等の動きなどを交え報告する。
  3. JIS X8341-3 技術解説と公共分野への適応の取り組み
    梅垣正宏 (電気通信大学)
    JIS X8341-3 に基づいて書かれている技術解説とその使い方、またその公共分野への適用、普及の現状を報告する。
  4. JIS X8341-4 「電気通信機器」ガイドラインの紹介
    水島昌英 (ATR 研究所)
    10 月に公布される予定の JIS X8341-4「電気通信機器」ガイドラインの概要と特徴を解説する。

11:10 〜 12:00

クロージング

デモ展示

  1. 株式会社 CSK
    • 展示名: WebCT Vista
    • デモ展示概要: WebCT Vista が起動しているサーバにアクセスしデモンストレーションを実施する。
  2. 独立行政法人 産業技術総合研究所
    • 展示名: HTTP-PUSE KNOPPIX
    • デモ展示概要: HTTP からブートする Linux のデモ。
  3. 富士通株式会社
    • 展示名: VoIP 品質監視システム
    • デモ展示概要: VoIP ネットワークへ設置された複数の監視用装置 (プローブ) が VoIP ネットワークに実際に流れている音声パケットを常時監視し、音声品質障害や呼設定プロトコル障害をリアルタイムに検知するシステム。
  4. 有限会社シー・オー・コンヴ
    • 展示名: CO-GINA を用いた Windows 認証の拡張と認証統合の提案
    • デモ展示概要: Windows の認証システムの拡張やUNIX系OSとの認証統合に活用できるソリューションの提案
  5. 日商エレクトロニクス株式会社 中部支店
    • 展示名: MAN/WLAN ワイヤレス・ソリューション
    • メトロ・スケール無線メッシュルーター「Tropos」
    • デモ展示概要: 管理画面を用いて、擬似メッシュネットワーク通信および障害時の自己編成/自己回復機能などのデモを行います。
  6. ルート株式会社
    • 展示名: Access/One
    • IEEE802.11a/b/g 準拠。アクセスポイント間で「メッシュ型」無線 LAN ネットワークを構築可能な Access/One の展示を行います。
  7. サン・マイクロシステムズ株式会社
    • カタログ展示
    • Solaris 10, Sun Solutions for E-Learning and Collaboration, Sun x86 Platform Solutionsの カタログ展示

問い合せ先

PC

  • 入沢厚 ((株) エヌアイエスプラス)
  • 前田幸範 ((株) スプライト)
  • 下川俊彦 (九州産業大学)

LA

  • 梶田将司 (名古屋大学)
  • 松井博也 ((株) CSK)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet17 agenda

日程

  • 2005 年 5 月 25 日 (水) 〜 5 月 27 日 (金)

会場

  • 共催研究会 (5 月 25 日 (水) 17:00 まで)
    • 名古屋大学東山キャンパス
    • 〒464-8601 名古屋市千種区不老町
  • ITRC 研究会会場 (5 月 25 日 (水) 夕食より)

主催

共催

テーマ

  • インターネット全般

参加費

研究会の参加費は下記のとおりとなっております。宿泊の関係上締め切り以後の申込みはご希望に添えない場合がありますので、ご了承ください。下記料金は 2 泊 3 日での金額となっております。学生の料金は半額です。

  • 参加費: ¥30,000
    • 対象: ITRC 委員及び協力企業の方, 学術関係者, 共催団体関係者, ITRC 研究会デモ展示関係者, ITRC 研究会発表者
    • 上記以外の日程でのご参加についても受け付けております。
    • 前泊・後泊をご希望の方は参加申込みの際に備考欄にご記入ください。
    • 現在、ITRC 協力企業に入会を検討されている方は、参加申込みの際に備考欄にご記入ください。
  • 参加費: ¥50,000
    • 対象: 上記対象者以外の方

補足事項

  • 共催研究会参加 (初日のみ参加) の方:
    • 共催研究会参加の方も参加申込みを行ってください。
    • 共催研究会は懇親会前までのプログラムとなっております。
    • 共催研究会のみの参加の方は、参加費を無料とさせていただいております。
    • 宿泊が必要な方は、ご用意いたしますので、参加申込みの際にお申込み下さい。(宿泊費は別途頂きますので、ご了承ください。¥10,000 /1 泊)

参加申込み

参加申込みは終了いたしました。たくさんのお申し込みありがとうございました。参加をご希望の方は下記問い合わせ先までご連絡ください。

スケジュール

  • 4 月 11 日 (月) プログラム発表・参加申込み受付開始
    • セッション枠と発表者がほぼ確定します。
    • http://www.itrc.net にて参加を受け付けます。
  • 4 月 28 日 (木) 事前参加申込み〆切
  • 5 月 13 日 (金) 事前申し込み振込み〆切

プログラム

詳細は ITRC meet17 プログラムのページをご参照ください。

1 日目 (2005 年 5 月 25 日 (水)) QAI/IA/IRC 研究会・ITRC 研究会

  • 10:15 〜 10:30 オープニング
  • 10:30 〜 12:00 研究発表
  • 12:00 〜 13:30 昼食
  • 13:30 〜 15:00 研究発表
  • 15:00 〜 15:30 休憩
  • 15:30 〜 16:30 招待講演
  • 18:00 〜 19:30 夕食
  • 19:30 〜 21:30 [11A] 使用不可 /[11B] 地域ネットワーク活動分科会 (RNA)

2 日目 (2005 年 5 月 26 日 (木)) ITRC 研究会

  • 9:00 〜 11:00 [21A] インターネットを用いた教育革命に関する分科会 (仮題) (ERI)
  • 11:00 〜 13:00 昼食 (ITRC 運営委員会)
  • 13:00 〜 14:30 [22A] 次世代ネットワーク構築のための基盤技術研究分科会 (NGN)
  • 14:30 〜 14:50 休憩
  • 14:50 〜 16:20 [23A] 情報流通分科会 (INI) / [23B] MAI
  • 16:20 〜 16:40 休憩
  • 16:40 〜 18:10 [24A] マルチメディアネットワークを利用した遠隔教育分科会 (DL、招待講演)
  • 18:10 〜 18:40 休憩
  • 18:40 〜 20:30 夕食
  • 20:00 〜 21:30 [25A] 使用不可 / [25B] キャンパス情報システム分科会 (仮称) BOF

3 日目 (2005 年 5 月 27 日 (金)) ITRC 研究会

  • 9:00 〜 11:00 [31A] ULAN (www.ulan.jp) の成果発表とコロケーション (DL) /[31B] JIS アクセシビリティガイドライン (UAI)
  • 11:00 〜 12:00 クロージング

問合せ先

PC

  • 入沢厚 ((株) エヌアイエスプラス)
  • 前田幸範 ((株) スプライト)
  • 下川俊彦 (九州産業大学)

LA

  • 梶田将司 (名古屋大学)
  • 松井博也 ((株) CSK)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet16 report

開催報告

2004 年 11 月 25 日 (木) 〜 11 月 27 日 (土)、第 16 回 ITRC 研究会が以下のように韓国大田市で開かれました。今回は、日本学術振興会/韓国科学財団 拠点大学交流 インターネット分野 (CoreNGI) との共催で、ITRC 研究会としては初めての海外開催となりました。3 日間の研究会は多くの参加者で賑わい、活発な議論が行われていました。研究発表では、どの分科会のセッションも多くの発表があり、韓国の研究者との質疑応答も行われていました。今回の研究会は、参加者の関心の高い発表が多くあったせいか、150 名以上の参加者が会場に集まり、終始活気に満ちた研究会となりました。

より詳しい情報

meet16 agenda

日程

  • 2004 年 11 月 25 日 (木) 〜 11 月 27 日 (土)

会場

主催

テーマ

  • インターネット全般

参加費

  • 参加費: ¥15,000
    • 今回は振込み形式のみの受付となります。なお、この料金は一般料金で、学生は半額となります。研究会参加日等に応じて食事をご用意いたします。 (有料、当日清算)
  • 宿泊費: ¥6,000
    • 今回は予約のみの受付となり、お支払いは各自でホテルと行っていただきます。原則二人部屋 (ツインルーム) となりますので、1 人部屋・3 人部屋等希望がありましたら参加申込みの備考欄に記載していただくか、ITRC スタッフまでご連絡下さい。

旅費の希望について

旅費の補助を希望される方は参加申込みの際に、チェックをお願いいたします。但し申込みが多い場合など、ご希望に添えない場合がありますので、ご了承ください。なお、学術振興会 拠点大学方式による旅行手続きについては、ITRC の申し込みとは全く別に行ないます。

補足事項

いままで学術振興会拠点大学方式 に参加されて、ITRC には参加してない人も ITRCの参加申込みwebをご利用ください。

参加申込み

参加申込み〆切が過ぎましたので受付けは終了致しました。以降の参加に関する問い合わせは、PC/LA までお願いします。但し、宿は同じ場所になる保証はありません。可能ならば、各自で宿を確保して下さい。拠点方式も含め、発表者であっても旅費支援は行われませんので、御了承下さい。

スケジュール

  • 2004 年 9 月 7 日 (月) 参加申込み受付開始
  • 2004 年 10 月 15 日 (金) 参加申込み〆切
  • 2004 年 11 月 12 日 (金) 参加費振込み〆切

問合せ先

PC

  • 岡部寿男 (京都大学)
  • 小林克志 (独立行政法人通信総合研究所)

LA

  • 岡村耕二 (九州大学)
  • 笠原義晃 (九州大学)
  • 下川俊彦 (九州産業大学)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet15 report

開催報告

2004 年 5 月 26 日 (水) 〜 5 月 28 日 (金)、第 15 回 ITRC 研究会が以下のように福島で開かれました。今回は、下記の研究会・団体と共催・協賛ということもあり、終日多くの研究者にご参加頂きました。

研究発表では、1 日目前半は共催研究会の発表が行われ、通信の品質に関する技術発表などがなされていました。また、後半は、4 月より新しく開始された JGN II に関する招待講演、パネルディスカッションなどが行われ、活発な議論がなされていました。夕食後のセッションでも、夜遅くまで質疑応答が繰り広げられ、関心の深さを物語るものでした。夜のセッションでは、情報系の教育に関する問題点の情報交換、ネットワークの計測に関する技術の発表などが行われ、深夜まで、内容のある議論がなされていました。2 日目、3 日目には、大学の情報処理教育に関するもの、今後の地域ネットワークの方向に関するもの、W3C・ウェブアクセシビリティに関するもの、次世代ネットワークに関するもの、医療ネットワークへの取り組み、情報流通に関する実験・調査に関するもの、大学情報ポータルに関するもの、IPv6 技術に関するもの、インターネットを用いた地上波放送への取り組みなど、数多くのセッションが行われ、朝早くから夜遅くまで、大変興味深い発表がなされていました。今回の研究会は、参加者の関心の高い発表が多くあったせいか、150 名以上の参加者が会場に集まり、終始活気に満ちた研究会となりました。

より詳しい情報

meet15 program

ITRC meet15 プログラムの詳細です。

1 日目 (2004 年 5 月 26 日 (水))

IA/QAI/TAI 共催研究会

10:00 〜 10:30

オープニング

10:30 〜 12:00

研究発表 (3)

12:00 〜 13:30

昼食 (IA/QAI/TAI 研究会の合同専門委員会)

13:30 〜 15:30

研究発表 (3)

15:30 〜 16:00

休憩

16:00 〜 18:00

研究発表 (3)

18:30 〜 20:00

懇親会

20:00 〜 21:30

[11A] ユビキタス研究の最先端

セッション責任者名: 下條真司 (代理: 山崎克之)

  1. ユビキタス社会における超小型チップネットワーキング技術の研究開発
    小林 真輔 (YRP)
  2. ユビキタスネットワーク認証・エージェント技術の研究開発
    須永 宏 (NTT)
  3. 異なる情報源から集約された個人環境プロファイル統合手法
    本庄 勝 (KDDI)
  4. 自律適応型ネットワーク分散サービス合成技術
    武本 充治 (NTT)
  5. アドホック CUG
    登内 敏夫 (NEC)
  6. ビデオ「Small Stories in 2008」
    大橋 正良 (KDDI)

21:30 〜 23:00

[12A]一般情報処理教育 BOF (ERI 分科会)

セッション責任者名: 渡辺健次

情報系の学生の教育と一般の学生の教育内容は違ってくると思います。大学におけるスタートラインは同じかも知れませんが、裂ける時間数も違いますし目指すゴールも違うのではないかと考えています。この点を皆さんがどう対処されているのか情報を交換したいというのがそもそもの発端です。また、一般の学生を教えていてカリキュラムの作成で悩んだというのもあります。例えば二進数を一般の学生に教える必要があるとはとても思えません。一方で、エクセルの使い方だけじゃあ– 確かに、何でもできて便利でしょうが– 大学の授業としてなんだか違う気がします。ぶつぶつと議論が出来ればと思います。

  • CFP
  • そこで、皆様の、今まで一般の学生に教えていたけど、最近教えるのを止めた内容とか、「エクセルだけいい」とか、「二進数もいるぞ」とか、うちはこれだけに絞ったとか、を発表資料にして持ってきて頂けないでしょうか。よろしくお願い致します。時間を調整したいと思いますので、特にまとまった論点がある方は、私までメール下さい。usui [atmark] cap.or.jp です。よろしくお願い致します。

  • FYI
  • ちなみに私は更に 2 点ほど話したいことがあります。

    1. ケースメソッドの紹介とそれを用いた情報教育の可能性。ケースメソッドとはロースクールやビジネススクール、メディカルスクールの一部で用いられている教育方法です。知識を教える講義形式 (レクチャーメソッド) の授業と違い、学生が自分で考えるように仕向ける仕組みが用意されています。
    2. 小中学校における文章の構造化教育の提案小学校では原稿用紙の使い方を習います。例えば、「題」は 4 マス落し、「段落」は 1 マス落し。シンプルですが、これは文章の構造化です。Web では、「題」や「段落」以外のアイテムが使用可能です。例えば、「見出し」や「引用」、「囲い記事」などです。これらのアイテムだけで原稿を書くと、適切に構造化された、Web に親和性の高い原稿を書くことができます。これはきっと大学や高校で教えることではないでしょう。(HSI 2003 での発表内容です。)

[12B] インターネット計測解析分科会 (MAI)

セッション責任者名: 小林克志

  1. 無線 LAN-PHS 間のバーティカルハンドオーバー実験報告
    森岡仁志 (ISIT)、鶴田亮 (ルート)
    JR九州の鹿児島本線において、Mobile IP を使用した無線 LAN と PHS の間のバーティカルハンドオーバー実験を行った。この実験で得られた測定結果について報告する。
  2. トランスポートの検証を目的としたギガビットネットワークエミュレーションの実装
    小林克志 ((独) 情報通信研究機構)

23:00 〜

[B] 次回 16th ITRC の打合せ

セッション責任者名: 岡村耕二

11 月に予定されている ITRC 韓国の準備 BoF を開催します。

  • 日本各地から韓国会場 (大田) へのアクセス方法の確認
  • 企業の人が参加しやすくするためには?
  • 学生の旅費どうしましょう?
  • その他

2 日目 (2004 年 5 月 27 日 (木))

ITRC 研究会

9:00 〜 11:00

[21A] インターネットを用いた教育革命に関する分科会 (仮題) (ERI)

セッション責任者名: 渡辺健次

  1. DVTS を用いた 3 地点接続による日韓遠隔交流・学習の実践と評価
    藤木卓 (長崎大学)
    DVTS の 3 地点接続により今年 2 月に実施した、中学校間での日韓遠隔交流・学習の実践とその評価について報告する。内容としては、3 地点のシステム構成から、授業の構成、ネットワーク負荷と関連させた画質の評価および教育的な評価等についてである。
  2. 次の大学における情報処理教育システムはどうあるべきか?
    渡辺健次 (佐賀大学)
    教科情報などで、初等中等学校段階で情報を学んだ学生が、まもなく大学に入学する。そのような時代に向けて、次の、大学の情報処理教育用計算機システムはどうあるべきかということについて、意見を交換したい。

[21B] 地域ネットワーク活動分科会 (RNA)

セッション責任者名: 中川郁夫、菊池豊、長田智和

JGN が終わり新たに JGN II が始まりました。これに対応して RIBB の活動も RIBB II として継続したいと思います。今後の研究活動の方向性について議論する BoF に致します。継続して活動をする方、これから新規に考えている方の参加を歓迎します。

  1. はじめに
    菊池豊 (高知工科大学)
  2. JGN II について
    曽根秀昭 (東北大学)
  3. Distix II について
    中川郁夫 (インテックネットコア)
  4. 具体的な実験予定案について
    案をお持ちの方
  5. RIBB II の組織について
    中川郁夫 (インテックネットコア)
  6. フリーディスカッション

11:10 〜 13:00

昼食 (ITRC 運営委員会)

13:00 〜 14:30

[22] W3C 活動紹介 (UAI)

セッション責任者名: 渡辺隆行

  1. W3C 活動紹介
    萩野 達也 (慶應義塾大学環境情報学部、W3C Deputy Director for Asia)
    W3C の紹介 (概要、各種活動内容)、W3C 会員のメリット、Semantic Web の概要 (枠組み、どのような技術や仕様があるか、今何ができるのか) などをお話します。

14:30 〜 14:50

休憩

[23A] Semantic Webは Web アクセシビリティをどう変えうるか (UAI)

セッション責任者名: 渡辺隆行

  1. Semantec Web は Web アクセシビリティをどう変えうるか
    萩野 達也 (慶應義塾大学環境情報学部、W3C Deputy Director for Asia)
    Webのアクセシビリティ向上に関連しそうな Semantic Web の技術 (RDF, Ontology) の紹介と、Device Independence (CC/PP) の紹介
  2. EARL の概要と、これを利用した web アクセシビリティ関連の活動
    渡辺隆行 (東京女子大学)
    W3C/WAI の Evaluation and Repair Tools WG が策定している EARL (Evaluation and Report Language) の概要と、これを利用した Web アクセシビリティ関連の活動について紹介する。
  3. 脚注、解説のメタデータ化
    梅垣 まさひろ (日本障害者協議会)
    メタデータを活用してウェブのアクセシビリティを高める新しい技術の動向について報告する。
  4. アクセシビリティの支援ツール開発で問題となるHTMLのセマンティクス
    湊 規生 (ソシオメディア (株))
    ウェブアクセシビリティツールを開発する上で問題となる HTML のセマンティックスについて紹介する。

[23B] 次世代ネットワーク構築のための基盤技術研究分科会 (NGN)

セッション責任者名: 大崎 博之 (大阪大学)

  1. Cache Replacement Algorithm for P2P Media Streaming
    Masahiro Sasabe (Osaka University)
  2. AIMD を用いた IP-VPN 間公平性制御機構
    本田 治 (大阪大学)
  3. 高品位マルチキャスト放送システム
    地引 昌弘 (NEC システムプラットフォーム研究所)

16:40 〜 18:10

[24A] 医療とネットワーク (JAMINA)

セッション責任者: 主査: 水島 洋、副主査: 辰巳 治之

  1. 諸外国における医療ネットワークの動向と、ゲノム情報の健康・医療への利用
    水島 洋 (国立がんセンター研究所)
  2. 12 誘導心電図テレモニタ
    魏 大名 (会津大学)
  3. やまぐち健康福祉ネットワーク −運用実験から地域の情報基盤へ
    井上裕二 (山口大学)
  4. リアルタイム処理を活かす情報システムとネットワーク
    秋山昌範 (国立国際医療センター)
  5. 医学界における医学病克服の為に −高度情報化における形而上学的諸問題の解明−
    辰巳治之 (札幌医科大学)

[24B] 遠隔講義に適した映像伝送方式 (DL)

セッション責任者名: 美濃導彦

発表の順番、題名、発表者は変更になる場合があります。

  1. IEEE1394 カメラを用いた高精細映像伝送の実装方式
    中村素典 (京都大学学術情報メディアセンター)
  2. 高精細映像と NTSC 映像を併用した遠隔講義
    波部斉 (京都大学大学院工学研究科電子工学専攻)
  3. 講義状況とネットワーク帯域に適応する講義映像伝送方式
    森村吉貴 (京都大学大学院情報学研究科知能情報学専攻)

18:20 〜 20:00

夕食

20:00 〜 21:30

[25A] 情報流通基盤の整備と実践 (INI)

セッション責任者名: 曽根秀昭、菅野浩徳

  1. 地域沿岸情報システムに関する調査研究会報告
    錦部政朋 (東北総合通信局)
    東北総合通信局では、平成 15 年 6 月から「地域沿岸情報システムに関する調査研究会 (座長: 柴田義孝 岩手県立大学教授)」を開催し、アワビ等の密漁監視や非常災害時における一斉通報機能等を有する地域沿岸情報システムの実用化に向けて検討を行ってきた。この調査研究会の概要及び成果について報告する。
  2. 東北における IT ベンチャー集積地向け情報通信ユビキタス環境モデルに関する調査研究会報告
    錦部政朋 (東北総合通信局)
    東北総合通信局では、企業活動におけるユビキタスな情報通信環境について検討するため、「東北における IT ベンチャー集積地向け情報通信ユビキタス環境モデルに関する調査研究会」を設置し、平成 14 年 2 月から 1 ヵ年にわたり調査研究を実施した。その中では、個人・企業のモニター 400 名の参加を得て、仙台駅東口地区 (仙台 IT アベニュー) において実証実験 (MASAMUNE・trial) を実施し、技術的な課題等の検討を行い、ユビキタス環境の構築に向けた提言を行っている。この調査研究会の概要及び成果について報告する。
  3. キャンパス間周回 VLAN を用いた動画像伝送実験
    林優一 (TRIX/ 東北大学情報シナジーセンター)
    東北大学学内ネットワーク TAINS において、TAINS で接続される複数のキャンパス間をぐるっと周回する VLAN を設定した。この VLAN を用いた動画像伝送実験について報告する。

[25B] 大学情報ポータル BoF

セッション責任者名: 梶田将司

  1. 大学情報ポータルとは?
    梶田将司 (名古屋大学情報連携基盤センター)
    北米の大学を中心に構築が進んでいる大学情報ポータルは、単なる情報集積ポイントではなく、大学における教育・研究を支える様々なアプリケーションシステムを開発するためのプラットフォームとして認識されつつあります。現在は、大学情報ポータルを構築するためのフレームワーク開発、ユーザ認証・ユーザ識別・セキュリティ管理機構などのミドルウェア開発、教育用アプリケーション、研究活動支援アプリケーション開発など、オープンソースベースの取り組みが大学間連携のもとで盛んになっています。この潮流をきちんとウオッチしフォローすることは、大学における情報基盤整備の観点からだけでなく、我が国における情報技術活用のためのミドルウェア・アプリケーション開発の観点からも、重要であると思われます。今回の BOF は、そのきっかけになればと思っております。

    • 北米の動向
      • uPortal (www.ja-sig.org)
      • SAKAI (www.sakaiproject.org)
      • Internet2 Middleware, Middleware Architecture Committee for Education (http://middleware.internet2.edu/MACE/)
    • 日本の現状 (名古屋大学を例に)
  2. 大学におけるミドルウェア・アプリケーションの今後 (ディスカッション)

21:30 〜 23:00

[26A] Human.Society@Internet 2005 開催に関する BOF

セッション責任者名: 一井信吾

インターネットの技術と社会的なインパクトについて総合的に議論する国際会議 Human.Society@Internet が ITRC 主催により来年 7 月東京で開催されます。既に実行部隊は JAMINA 穴水さんを中心に立ち上がっていますが、ITRC が一丸となって取り組むことが期待されています。この BOF をきっかけに多くの方々のご協力を頂ければと思います。

[26B] IPv6 促進分科会 (V6P)

セッション責任者名: 藤川賢治

  1. アドレス変換によるモバイルネットワークの実現
    藤田貴大、西村浩二、相原玲二 (広島大学)
    ネットワーク単位での移動透過性を保証するプロトコルとして、Mobile IP を元にした NEMO などのプロトコルが提案されているが、パケットサイズの増加や経路の冗長化など、ベースとなっている Mobile IP の問題を拡大して引き継いでいる。本発表では、Mobile IP の問題を解消するために我々が設計した移動透過性ネットワークアーキテクチャ MAT (Mobile IP Address Translation) を、ネットワークの移動へ適用した MAT-MONET (MAT-Mobile Network) を紹介し、IPv6 の動作について述べる。
  2. TCP マルチホームオプションの実装と SOCKS サーバへの応用
    藤川 賢治、松本 存史、小塚 真啓、岡部 寿男 (京都大学)
    複数の上流回線を用いて耐障害性のある通信を実現するマルホーミングをトランスポート層で実現する TCP マルチホームオプションを提案し実装した。TCP マルチホームオプションは IPv4/IPv6 の両方に対応し、一つの TCP コネクションで両方の上流を利用することができる。今回 TCP マルチホームオプションを SOCKS サーバに応用することで、端末が TCP マルチホームオプションに直接対応していなくとも、SOCKS サーバを経由することでマルチホームの恩恵を受けることができるようになった。
  3. 公開鍵暗号による電子署名を用いた公衆無線インターネットアクセス方式の提案
    黄 穎、中村素典、岡部寿男(京都大学)
    公衆無線ネットワークでは様々な利用が実用できた半面、盗聴、改ざん、なりすまし、否認など多くのリスクが多く存在する。従来の公衆無線インターネットでは、VPN を利用していたが、経路の煩雑化やパケットのオーバーヘッドなどの問題がある。また、接続先の基地局 (Forigen Security Gateway) 側に管理情報も大になってしまう。セキュアな通信を保証し、かつ基地局 (FSG) の管理コストをほぼゼロにするために、本研究では IPsec の拡張として公開鍵暗号方式による電子署名を利用して、セキュアなネットワークを提案する。
  4. Hop-by-Hop Address Assignment and Source Address Based Routing for IPv6 End-to-End Multihoming
    大平 健司、小塚 真啓、小山 洋一、藤川 賢治、岡部 寿男(京都大学)
    本発表では、Hop-by-Hopな アドレス自動割当プロトコルを提案する。また、このプロトコルと Source Address Based Routing (SABR) を組み合わせることにより、IPv6 エンドツーエンドマルチホームを実施する際に、サイト内の各ルータが持つ経路表の大きさを抑えられることを述べる。

3 日目 (2004 年 5 月 28 日 (金))

9:00 〜 11:00

[31A] インターネット放送協会 (IHK)

セッション責任者名: 太田昌孝

  1. インターネットを用いた地上波放送の遠隔録画、再生システム
    真野浩 (ルート株式会社)
    昨年より、インターネット経由で TV 放送の録画、再生が行なえる家庭用 HDD 録画装置が市販されています。また、本年同様の機能をもつ TV 受信装置なども家電メーカーより発されました。これらの機器は、TV 放送の私的利用の範囲での録画、再生ををインターネット経由で行なうものです。これらの機器を用いて、遠隔地の TV 放送をインターネット経由で録画、再生するときの品質や方法、また各種法令との整合性などについての検証について、解説します。
  2. (仮題) 長野県での地上波放送のインターネットへの再送信の現状と課題
    佐藤千明 (長野県共同電算株式会社)、平宮康広 (信州大学)
    長野県内には地上波 TV 放送の難視聴地域があり、その解消に向けて平成 15 年度の総務省補助事業適用を受けて、IP 放送実証実験を行った。村の有線放送電話の ADSL 回線上で、県内民放ローカル 4 局の番組を、専用 STB に対して IP マルチキャスト、WindowsMedia 形式、480X480X30f、最大 1.3Mbps で配信した。この間の民放や所管官庁との交渉経過を通して、事業化に必要な課題を整理し、今後の展開方法を議論したい。
  3. その他

11:10 〜 11:40

クロージング

問い合せ先

PC

  • 藤川和利 (奈良先端科学技術大学)
  • 梶田将司 (名古屋大学)

LA

  • 樋地正浩 (株式会社日立ソリューションズ)
  • 菅野浩徳 (仙台電波工業高等専門学校)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet15 agenda

日程

  • 2004 年 5 月 26 日 (水) 〜 5 月 28 日 (金)

会場

  • 福島県郡山市磐梯熱海温泉 青稜山倶楽部
  • 〒963-1309 福島県郡山市熱海町五丁目 18 番地

主催

共催

協賛団体

テーマ

  • インターネット全般

参加費

事前割引申込みとして、振込み形式の支払を行います。なお、この料金は一般料金 (2 泊 3 日) で、学生は半額となります。

  • 事前割引申込み:
    • 対象: 5 月 14 日 (金) までに振込みをされた方
    • 支払方法: 振込形式
    • 参加費: ¥30,000
  • 通常申込み:
    • 対象: 5 月 15 日 (土) 以降研究会当日までに申込みをされた方
    • 支払方法: 当日会場内受付にて現金でお支払下さい。
    • 参加費: ¥35,000

補足事項

  • 共催研究会参加 (初日のみ参加) の方:
    • 共催研究会参加の方も参加申込みを行ってください。
    • 共催研究会は懇親会前までのプログラムとなっております。
    • 共催研究会のみの参加の方は、参加費を無料とさせていただいております。
    • 宿泊が必要な方は、ご用意いたしますので、参加申込みの際にお申込み下さい。

参加申込み

参加申込みは終了いたしました。定員 (100名) が超えますと、宿泊をお受けできないこともございますので、早めにお申込みをお願いいたします。

スケジュール

  • 4 月 9 日 (金) セッション枠〆切 (下記参照)
    • セッション枠は基本的に分科会単位で割り当てます。
    • セッション枠の使い方はセッション責任者にお任せします。
    • 希望する枠が重複する場合は変更をお願いすることがあります。
  • 4 月 23 日 (金) 研究発表申込み〆切 (下記参照)
  • 4 月 26 日 (月) プログラム発表・参加申込み受付開始
    • セッション枠と発表者がほぼ確定します。
    • http://www.itrc.net にて参加を受け付けます。
  • 5 月 11 日 (火) 事前参加申込み〆切
  • 5 月 14 日 (金) 事前申し込み振込み〆切
  • 5 月 20 日 (木) 参加申し込み最終〆切

プログラム

詳細は ITRC meet15 プログラムのページをご参照ください。

1 日目 (2004 年 5 月 26 日 (水)) QAI/IA/IRC 研究会・ITRC 研究会

  • 10:00 〜 10:30 オープニング
  • 10:30 〜 12:00 研究発表
  • 12:00 〜 13:30 昼食
  • 13:30 〜 14:30 研究発表
  • 14:30 〜 15:00 休憩
  • 15:00 〜 15:45 招待講演
  • 15:45 〜 16:00 休憩
  • 16:00 〜 18:00 パネルディスカッション
  • 18:30 〜 20:00 夕食
  • 20:00 〜 21:30 [11A] ユビキタス研究の最先端 / [11B] 空
  • 21:30 〜 23:00 [12A] 一般情報処理教育 BOF (ERI 分科会) / [12B] インターネット計測解析分科会 (MAI)
  • 21:30 〜 23:00 [A] 空 / [B] 次回 16th ITRC の打合せ

2 日目 (2004 年 5 月 27 日 (木)) ITRC 研究会

  • 9:00 〜 11:00 [21A] インターネットを活用した教育実践 (仮題) (ERI 分科会) / [21B] 地域ネットワーク活動分科会 (RNA)
  • 11:10 〜 13:00 昼食 (ITRC 運営委員会)
  • 13:00 〜 14:30 [22] W3C (UAI)
  • 14:30 〜 14:50 休憩
  • 14:50 〜 16:20 [23A] 高齢者・障害者のインターネット利用分科会 (UAI) / [23B] 次世代ネットワーク構築のための基盤技術研究分科会 (NGN)
  • 16:20 〜 16:40 休憩
  • 16:40 〜 18:10 [24B] 医療情報ネットワーク相互接続分科会 (JAMINA) / [24B] マルチメディアネットワークを利用した遠隔教育分科会 (DL)
  • 18:20 〜 20:00 夕食
  • 20:00 〜 21:30 [25A] 情報流通分科会 (INI) / [25B] 大学情報ポータル BoF
  • 21:30 〜 23:00 [26A] HS@I2005 BOF / [26B] IPv6 促進分科会 (V6P)

3 日目 (2004 年 5 月 28 日 (金)) ITRC 研究会

  • 9:00 〜 11:00 [31A] インターネット放送協会 (IHK) / [31B] 空
  • 11:10 〜 11:40 クロージング

問合せ先

PC

  • 藤川和利 (奈良先端科学技術大学)
  • 梶田将司 (名古屋大学)

LA

  • 樋地正浩 (株式会社日立ソリューションズ)
  • 菅野浩徳 (仙台電波工業高等専門学校)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet14 report

開催報告

2003 年 11 月 5 日 (水) 〜 11 月 7 日 (金)、第 14 回 ITRC 研究会が以下のように高知で開かれました。今回は、日本ソフトウェア科学会 インターネットテクノロジワークシプ 2003 (JSSSTWIT 2003) 共催ということもあり、終日多くの研究者にご参加頂きました。研究発表では、Multi-Home の一手法の提案、LINAforIPv6 である LIN6 の紹介、医療現場でのデータ権利やネットワーク利用の重要性と現状、今後の展望、P2P トラフィックの問題、QoS 保証の必要性、長距離高速通信に関する技術、非情報系の学生に対する情報教育や、日韓での教育交流、中国語のデータベースの現状と課題、遠隔操作プロジェクトや LIVE!UNIVERSE の活動報告、モバイル IP による香港の地下鉄への接続実験に関する発表、RING on RIBBの実験に関する招待講演と研究発表、JGNIPv6 のネットワーク情報収集、ルータ輻輳制御方式に関する報告、高性能な伝送を行うための TCP 性能計測、Virtual Lab の現状報告と新サービスについて、マルチメディアコンテンツの遅延を解消する方法等が発表され、BOF 形式のセッションとなっていたため、どのセッションも活発な質疑応答が行われました。研究会の合間では、懇親会やバーベキューなどもあり、終始和やかな雰囲気の研究会となりました。

より詳しい情報

meet14 program

ITRC meet14 プログラムの詳細です。

1 日目 (2003 年 11 月 26 日 (水))

WIT/ITRC 共催研究会

12:30 〜 12:45

オープニング

12:45 〜 14:15

研究発表 (3)

14:15 〜 14:30

休憩

14:30 〜 15:40

研究発表 (3)

15:40 〜 15:55

休憩

15:55 〜 17:25

研究発表 (3)

17:45 〜 20:00

懇親会

20:00 〜 22:00

[11] V6P

  1. IPv6 Address Assignment and Route Selection for End-to-End Multihoming
    Kenji Ohira (Kyoto University)
  2. LIN6 概要
    國司光宣 (慶應義塾大学)

2 日目 (2003 年 11 月 6 日 (木))

ITRC 研究会

9:00 〜 11:00

[21] JAMINA

JAMINA セッション
野川裕記 (大阪大学サイバーメディアセンター)

  1. マイクロソフトの医療情報への取り組み −InfoPathと XML について−
    大久保 順一 (マイクロソフト株式会社)
  2. 医療分野における電子タグ利用—海外の状況から
    三谷 博明 (特定非営利活動法人 日本インターネット医療協議会)
  3. 無線 LAN の公共利用における問題と課題 −医療系への応用を考えて−
    前田 幸範 (株式会社 スプライト)
  4. 医療系における情報化と戦略的防衛医療構想 −健康サービス産業創造へのチャレンジ−
    辰巳 治之 (札幌医科大学大学院医学研究科)

11:10 〜 13:00

昼食 (ITRC 幹事会)

13:00 〜 14:30

[22] NGN

次世代ネットワーク構築のための基盤技術
村瀬 勉 (NEC、NECラボラトリーズ ネットワーキング研究所)

  1. P2P ファイル共有ネットワークの現状
    亀井聡、森達哉、大井恵太、木村卓巳 (NTT サービスインテグレーション基盤研究所)
    現在のネットワークにおける実 P2P トラヒックを見積ることはネットワークの運用や設計上重要な課題であり、ネットワークレイヤでの分析は既に数多く成されている。しかし、ネットワークレイヤでの測定には TCP ポート番号を隠蔽したアプリケーションの存在や、測定自体をスケールさせることの困難性等がつきまとう。また、P2P の特徴的な機能であるネットワークレイヤから独立して大規模に存在するアプリケーションレイヤでのオーバーレイネットワークに対して、ネットワークレイヤでの測定はその一リンクを測定することに過ぎない。このため、ネットワークレイヤの測定のみで P2P アプリケーションの全貌を明らかにすることは難しい。そこで、本稿では特に影響の大きいファイル共有型 P2P アプリケーションがネットワークに及ぼす影響を評価する手法として、アプリケーションレイヤ測定とネットワークレイヤ測定を組合せたマルチレイヤ測定法を提案し、提案法を用いて国内で広くユーザを獲得している Winny と、プロトコルが広く公開されていて P2P レイヤ上での測定が容易な Gnutella への適用例を示す。また、サーバ依存型 P2P アプリケーションである WinMX も加えてアプリケーションレイヤでの測定を実施し、これらの結果から、P2P ファイル共有アプリケーションの規模、流通コンテンツの現状を俯瞰し、これらの結果を踏まえて現在起きている問題点及び、近い将来に起こると考えられる課題を整理し、これら課題への対応策について提言する。
  2. フロー単位の高スループットを実現するバッファ制御機構
    戸出英樹、南勝也、村上孝三 (大阪大学大学院情報科学研究科情報ネットワーク学専攻)
    近年インターネットではマルチメディアトラヒックが増加し、クラス優先度制御を実現するルータが普及しつつある。今後、インターネットではリアルタイム性をもったトラヒックの急増が予想されることから、高品質通信を実現するためには、高速に動作し、かつフロー毎の優先度制御機構を有するルータを実装する必要がある。そこで本研究では、フローを管理する出力バッファ制御機構を提案する。提案方式では、フロー毎に最低限使用可能なバッファ量の配分、バッファ輻輳状態に陥った場合における Pushout 機構による廃棄制御、バッファからのパケット送出スケジューリングにおける帯域配分法の 3 機構を連携させることにより、バッファ高負荷時においてもクラスに見合ったサービスを提供可能な、高度な QoS 保証の実現を目指す。本研究では、計算機シミュレーションとハードウェア実装による評価を行い、本バッファ制御方式の有効性、高速性を示している。
  3. 長距離高速通信のためのトランスポート技術の比較
    鶴 正人、熊副 和美、堀 良影、尾家 祐二 (九州工業大学)
    広域 IP 網、LAN 、さらに端末の通信能力の大容量化を背景に、Grid に代表されるような長距離高速通信への要求が高まっているが、現状の標準的 TCP は長距離高速通信に向かないことが知られており、その効率的実現のための研究開発が活発化している。本稿では、標準的な TCP、TCP のウインド制御の AIMD アルゴリズムに改良を加えた HSTCP や Scalable TCP、そして UDP 上に (従来の TCP の枠にとらわれずに) 信頼性のあるデータ転送プロトコルを実装した SABUL などを、JGN 上のテストベッドで比較評価した結果を報告する。並列コネクションの効果、UDP トラフィックの割り込みに対する挙動、受信側 OS (主に ACK の返し方) による違い、等、従来の長距離高速通信の実験ではあまり報告されていない、より実運用に近い視点の結果も紹介する。

14:30 〜 14:45

[23] ERI

インターネットの教育への応用
渡辺健次 (佐賀大学)

  1. 非情報系学生に対する情報教育の問題
    臼井義比古 ((有) 環境システム研究所)
    例えばインターネットをどう教えるか。インターネットが広がり出したときは確かにその使い方は珍しかった。しかし、未だにクリックの仕方を教えるような授業をしている授業があるのには閉口する。曰く、「インターネットでは世界中の情報が瞬時に検索できます。」なるほど、しかしそれは本当に大学の授業か? 例えばスケーラビリティへの配慮の必要性はインターネットの特徴で、これについて議論することは、非情報系の学生にとっては考え方の視野を広げるという意味で重要だと思う。そういう授業は出来ないだろうか。チェーンメール禁止というルールも例えば itrc-announce 342 を見てもわかるように大分風化しているように思われる。しかし授業では教えていたりする。RFC もそのままだ…。今回は日頃感じている不満や違和感の説明をして問題提起としたい。
  2. LIVE!UNIVERSE の活動報告
    中山雅哉 (東京大学)
    2002 年度からの LIVE! UNIVERSE の活動 (LE2002a, LE2002, LL2002, LE2003a など) の総括と、間近に迫った LE2003 を含めた今後の活動予定を報告する。
  3. DVTS を利用した日韓遠隔交流
    藤木 卓 (長崎大学)
    来年 1 月から 2 月実施予定の、DVTS を用いた日韓遠隔交流の研究計画の概要について報告する。
  4. 工業高校における IPv6 を用いた遠隔操作プロジェクトについて
    渡辺健次 (佐賀大学)
    平成 13 年度から、佐賀大学、NetCom さが推進協議会、佐賀県内の 3 高等学校 (有田工業高等学校、多久高等学校、佐賀工業高等学校) が共同で、IPv6 による遠隔操作プロジェクトに取り組んできた。このプロジェクトでは、高等学校生徒が主体的に、IPv6 を用いての遠隔ロボット操作などに取り組み、実施した。今年度より、佐賀県内の高校を新たに 4 校 (塩田工業高等学校、唐津工業高等学校、鳥栖工業高等学校、北陵高等学校)、さらに広島大学、広島大学附属福山中・高等学校、および広島市立大学、広島工業高等学校も加え、プロジェクトを実施している。本発表では、これまでの取り組みと、今後の展開について述べ、議論を行う。
  5. 中国語音声教育データベースシステム
    武田 紀子、湯山 トミ子、沈暁文、土屋肇枝、余瀾、根岸宗一郎、虻川誉之 (成蹊大学)
    中国語習得の要望と期待が増大してきている。その中で、より効果的な音声教育の実現、学習者の支援を目指して、国内外初の大規模中国語音声教育データベースシステムを開発し、Web 上で公開している。本データベースシステムの大量の音声付語彙データ、多種多量の検索機能、発音の声調波形の表示機能は、基礎学習から、専門教育、学究研究と幅広い目的に対応できる。なお、この画期的なシステムは平成 14 年度私立大学情報教育協会情報教育研究会奨励賞を受賞している。

16:15 〜 16:30

[24] INI

情報流通基盤整備 BoF
菅野浩徳 (仙台電波工業高等専門学校)
(RIBB プロジェクトを中心として当実験プロジェクトを発展させたいので、関係する皆様ぜひご出席下さい。)

  1. モバイル IP による地下鉄への接続
    真野浩 (ルート株式会社)
    無線 LAN とモバイル IP を用いた、列車移動体通信の実験と導入について発表する。
  2. 招待講演「RIBB における ring サーバ実験への取組み」
    八代一浩 (山梨県立女子短期大学)
    RIBB 参加組織間での ring サーバを用いた実験の進行について紹介する。これまでに実施したアンケートの結果や研究の進捗状況などから、現在起きている問題点及び、近い将来に起こると考えられる課題を整理し、これら課題への対応策 (今後開発の必要な技術、研究体制など) について提言する。
  3. ring/RIBB 実験システムの提案
    菅野浩徳 (仙台電波高専)、曽根秀昭 (東北大学)
    ring サーバのような広域分散型 FTP サーバ群におけるコンテンツ配送の仕組みをより効率的にし、運用管理の容易なシステムの構築について提案する。

18:00 〜 20:00

夕食

20:00 〜 22:00

[25A] IHK

インターネット放送協会
太田昌孝 (東京工業大学)

[25B] MAI

インターネット計測 BoF
小林克志 (通信総合研究所)

  1. 広帯域・高遅延ネットワークでの TCP 性能計測
    平原 正樹 (通信総合研究所)
    インターネット接続が広帯域になってきたが、光の速度は一定であるため、遠く離れた 2 点間の TCP 通信で、その帯域を生かすだけの速度を得ることは難しい。High Bandwidth-Delay Product Network での問題として知られている。これに取り組むために、ツールやTCPの変更などが提案されていて、この発表では、これらをテストベッドで、そして実際のネットワークで使用した実験の報告を行う。
  2. ルータの情報付加によるボトルネックの発見と輻輳制御方式 (その2)
    小林 克志 (通信総合研究所)
    第 12 回研究会で発表した本提案について、シミュレーションによる TCP 適用時の性能評価、モバイル環境下での有用性、およびマルチキャスト輻輳制御への適用について議論する。
  3. JGN IPv6 ネットワークモニタリング: 現状の問題点と今後の課題
    小出 和秀 (東北大学)
    全国規模での JGN-IPv6 ネットワークのモニタリングは、東北大学および Cyber Solutions Inc., が共同で開発した CpMonitor システムによって今年度 4 月から開始している。ここまでの成果を公開するとともに、全国規模でのモニタリングに際して見えてきた、システム運用上の問題点を指摘し考察する。また、取得する情報の多角化を目指して開発を推進しているマップ情報、およびセキュリティ情報の取得について、開発の概要を紹介する。

3 日目 (2003 年 11 月 7 日 (金))

ITRC 研究会

9:00 〜 11:00

[31A] DL

マルチメディアネットワークを利用した遠隔教育分科会
美濃導彦 (京都大学)

  1. Lossy なネットワーク上での遅延に敏感なアプリケーションのための Path Diversity と FEC に利用による品質向上
    川西智也 (京都大学)

[31B] Virtual Lab.BoF

Virtual Lab.BoF
後藤幸功 (九州大学)

  1. 九州大学の近況
    佐々木崇光 (九州大学)
  2. VL Kyushu Univ. Update & DVPN Service
    加島伸悟 (九州大学)
  3. VL における岩手県立大学の現状と今後
    市澤浩史、高見澤信弘
  4. VL における岩手県立大学の現状と今後 (その2)
    高見澤信弘、市澤浩史 (岩手県立大学)

11:10 〜 11:40

クロージング

問い合せ先

PC

  • 樋地正浩 ((株) 日立東日本ソリューションズ)
  • 菅野浩徳 (仙台電波工業高等専門学校)

LA

  • 菊池 豊 (高知工科大学)
  • 小林克志 ((独) 通信総合研究所)
  • 中山雅哉 (東京大学)
  • 松井博也 ((株) CSK)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

meet14 agenda

日程

  • 2003 年 11 月 5 日 (水) 〜 11 月 7 日 (金)

会場

  • グリーンピア土佐横浪
  • 〒785-0165 高知県須崎市浦ノ内出見字光松 71189
  • TEL: 0889-49-0141

主催

共催

テーマ

  • インターネット全般

参加費

今回の研究会より、事前割引申込みとして、振込み形式の支払を開始いたします。なお、この料金は一般料金 (2 泊 3 日) で、学生は半額となります。

  • 事前割引申込み:
    • 対象: 10 月 27 日 (月) までに振込みをされた方
    • 支払方法: 振込形式
    • 参加費: ¥30,000
  • 通常申込み:
    • 対象: 10 月 28 日 (火) 以降研究会当日までに申込みをされた方
    • 支払方法: 当日会場内受付にて現金でお支払下さい。
    • 参加費: ¥35,000

補足事項

  • 共催研究会参加 (初日のみ参加) の方:
    • 共催研究会参加の方も参加申込みを行ってください。
    • 共催研究会は懇親会前までのプログラムとなっております。
    • 共催研究会のみの参加の方は、参加費を無料とさせていただいております。
    • 宿泊が必要な方は、ご用意いたしますので、参加申込みの際にお申込み下さい。

参加申込み

参加申込みは終了いたしました。ご不明な点および、修正等は、下記問合せ先にご連絡下さい。

スケジュール

  • 8 月 29 日 (金) セッション枠〆切 (下記参照)
    • セッション枠は基本的に部会単位で割り当てます。
    • セッション枠の使い方はセッション責任者にお任せします。
    • 単一セッションを希望する場合、A, B 二つを同時に申し込んでください。例: 21A, B のような形です。
    • 希望する枠が重複する場合は変更をお願いすることがあります。
    • セッション枠希望締め切りまでに枠の希望を出さなかった場合は、PC が部会に枠に割り当てます。
    • 割当てられた枠が不都合な部会は、チェア同士で枠を交換するなりの相談をして、結論のみを PC にお知らせください。

プログラム

詳細は ITRC meet14 プログラムのページをご参照ください。

1 日目 (2003 年 11 月 5 日 (水)) WIT/ITRC 研究会

  • 12:30 〜 12:45 開会の挨拶
  • 12:45 〜 14:15 研究発表 (3 件)
  • 14:15 〜 14:30 休憩
  • 14:30 〜 15:40 研究発表 (3 件)
  • 15:40 〜 15:55 休憩
  • 15:55 〜 17:25 研究発表 (3 件)
  • 17:45 〜 20:00 懇親会
  • 20:00 〜 22:00 [11] V6P

2 日目 (2003 年 11 月 6 日 (木)) ITRC 研究会

  • 9:00 〜 11:00 [21] JAMINA
  • 11:10 〜 13:00 昼食 (ITRC 幹事会)
  • 13:00 〜 14:30 [22] NGN
  • 14:30 〜 14:45 休憩
  • 14:45 〜 16:15 [23] ERI
  • 16:15 〜 16:30 休憩
  • 16:30 〜 18:00 [24A] INI
  • 18:00 〜 20:00 夕食
  • 20:00 〜 22:00 [25A] IHK / [25B] MAI

3 日目 (2003 年 11 月 7 日 (金)) ITRC 研究会

  • 9:00 〜 11:00 [31A] DL / [31B] Virtual Lab.BoF
  • 11:10 〜 11:40 閉会

問合せ先

PC

  • 樋地正浩 ((株) 日立東日本ソリューションズ)
  • 菅野浩徳 (仙台電波工業高等専門学校)

LA

  • 菊池 豊 (高知工科大学)
  • 小林克志 ((独) 通信総合研究所)
  • 中山雅哉 (東京大学)
  • 松井博也 ((株) CSK)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。