meet43 participants

ITRC meet43 の参加者一覧です。(2018年5月23日時点)

氏名 所属 運営委員会
(5/31)
総会
(6/1)
交流会
(5/31)
秋山 豊和 京都産業大学
新 善文 アラクサラネットワークス株式会社
東 義一 株式会社リコー
池田 克夫 京都大学(名誉教授)
池永 全志 九州工業大学
石原 真太郎 京都産業大学
上田 浩 京都大学
大崎 博之 関西学院大学
太田 広志 株式会社リコー
太田 昌孝 東京工業大学
大森 幹之 鳥取大学総合メディア基盤センター
岡部 寿男 京都大学
小川 淳 株式会社シー・オー・コンヴ
梶田 将司 京都大学
柏崎 礼生 大阪大学
神屋 郁子 九州産業大学
川本 芳久 大阪学院大学
北口 善明 東京工業大学
小坂 麻由子 株式会社シー・オー・コンヴ
小谷 大祐 京都大学
後藤 滋樹 早稲田大学
後藤 幸功 サイバー大学
小林 春樹 アラクサラネットワークス株式会社
古村 隆明
京都大学
佐々木 宏行 F5ネットワークスジャパン合同会社
下川 俊彦 九州産業大学
菖蒲谷 まい 京都産業大学
新納 和樹 京都産業大学
神野 浩二 ネットワンシステムズ株式会社
新見 隆彦 札幌医科大学
鈴木  一哉 秋田県立大学
鈴田 伊知郎 アラクサラネットワークス株式会社
高川 雄平 公立はこだて未来大学
谷田 智志 京都産業大学
津川 翔 筑波大学
徳永 正巳 西日本電信電話株式会社
冨永 文子 ITRC事務
中川 郁夫
大阪大学 / 株式会社インテック
中野 秀男
帝塚山学院大学
野林 大起 九州工業大学
樋地 正浩 株式会社日立ソリューションズ東日本
福井 浩貴 京都産業大学
藤野 雄一 公立はこだて未来大学
堀 良彰 佐賀大学教育研究院自然科学域理工学系
松井 博也 株式会社SCSK
松島 弘幸 株式会社リコー
松原 克弥 公立はこだて未来大学
真野 浩 コーデンテクノインフォ株式会社
黛 龍輔 株式会社リコー
丸山 伸 株式会社シー・オー・コンヴ
水島 洋 国立保健医療科学院
安田 和磨 京都産業大学
山井 成良 東京農工大学
山本 寛 立命館大学
輪崎 博司 F5ネットワークスジャパン合同会社
合計 26 28 41

meet43 program

ITRC meet43 プログラムの詳細です。

1 日目 (2018 年 5 月 31 日 (木))

09:30 ~ 09:40 オープニング (会場A: 3-A)
09:40 ~ 10:00 セッション1-1: [PC企画セッション (口頭発表セッション)] (会場A: 3-A)

  • 題目:シャノン理論による量子コンピューターの性能限界
    発表者:太田 昌孝 (東京工業大学)
    概要:
    水平・垂直偏光の光子の「量子」重ね合わせは古典的な偏光の重ね合わせと対応し量子状態に固有のものではなく、その容量(=「量子」並列度)はシャノン-ハートレーの定理により,SN比で決まる.量子もつれによる相関は容量を低下させる効果しかない。実は「量子」重ね合わせ状態は振り子の二次元振動で表現できる.
10:00 ~ 10:10 休憩 / デモ展示 (会場A: 3-A)
10:10 ~ 11:30 セッション1-2: デモ展示紹介セッション+デモ展示 (会場A: 3-A)

  • アラクサラネットワークス株式会社
  • 株式会社シー・オー・コンヴ
  • データ流通推進協議会 / 一般社団法人 インターネット協会 IoT推進委員会
  • 株式会社リコー
11:30 ~ 13:00 昼食 / デモ展示 (会場A: 3-A),ITRC運営委員会 (会場B: 3-B)
13:00 ~ 14:30 セッション1-3: [伝承セッション#1] (会場A: 3-A)

  • 題目:インターネットの夜明け
    講演者:池田 克夫 (京都大学名誉教授)
    概要:
    人々は,いつでも,何処でも,誰とでも,自在に意思の交換を行いたいという望みを持っていた.約60年前に誕生したARPANETはその様な人々の期待に応えうる可能性を持ったものであったが,インターネットと呼べるものに達するのに四半世紀余りかかり,通信路の構成,効率の良い通信路の利用,機械を介した人と人との自在なコミュニケーションが,様々な提案に基づき,今日のレベルにまで発展してくるには,さらに 35 年ほどの期間を必要とした.
    本テーマの下で,デジタル技術を駆使した技術の発展にそって講演者が経験してきた初期の技術的側面を振り返ってみたい.
14:30 ~ 14:45 休憩 / デモ展示 (会場A: 3-A)
14:45 ~ 16:15 セッション1-4: [伝承セッション#2] (会場A: 3-A)

  • 題目:とっても頑張りました!!
    講演者:松本 敏文
    概要:
    SpinNetという商用インターネットサービスを,日本で初めてAT&T Jens (AT&Tの子会社) で開始した経緯,事業の展開,インターネットの発展を紹介.
    五里霧中,インターネットが何かという世の中の認識が無い環境で,多くの皆さんのご指導,ご協力を頂きながらSpinNetチームが事業を成功させた物語.
    早い者勝ち,やったもの勝ちの論理が通る.スタートアップを考えている起業家の方にも参考になればと思います.
  • 題目:関西の地域インタネットWINC
    講演者:中野 秀男 (帝塚山学院大学)
    概要:
    1980年代後半からボランティアベースで運用されていたJUNETは,1990年に入って限界を迎え,北海道から九州までの地域毎に地域ネットとして,以降の商用のプロバイダの登場までの橋渡しの役を果たした.WINCはその中で関西の商用利用可能なISPの役割を京大や阪大の学術ネットと連携しながら数年間の運用を行った.本報告ではWINC立ち上げまでの経緯と,運用の苦労話をする.
  • 題目:中野 秀男−松本 敏文 対談
16:15 ~ 16:30 休憩 / デモ展示 (会場A: 3-A)
16:30 ~ 18:00 セッション1-5: [伝承セッション#3] (会場A: 3-A)

  • 題目:後藤 滋樹−小西 和憲 対談
    インタビュイー:神屋 郁子 (九州産業大学)
18:30 ~ 20:20 交流会 CAFE KSUKSU (京都産業大学むすびわざ館1F)

2 日目 (2018 年 6 月 1 日 (金))

09:00 ~ 10:00 セッション2-1: [PC企画セッション (学生セッション)] (会場A: 3-A)

  • 口頭発表:09:00 ~ 09:15
  1. 題目:TCPコネクションを維持した異種OS間プロセスマイグレーション
    発表者:髙川 雄平 (公立はこだて未来大学)
    概要:
    Docker等で利用されているコンテナ型仮想化技術は,その実現方式のOSへの依存度が高く,異なるOS上で実現されたコンテナ環境間での互換性がない.本研究では,クラウドコンピューティング環境における負荷分散や可用性実現の要として広く利用されているライブマイグレーション技術に着目して,動作中のコンテナ実行環境を異なる種類のOSが動作する別の計算機へ移動して実行の継続を可能にする機能の実現を目指している.
    Webサーバ等のネットワーク通信をともなうプロセスを含むコンテナ実行環境のライブマイグレーションを実現するためには,プロセスが保持するアクティブなTCPコネクションを切断せずに状態の保存と復元を行う機能の実現が必要となる.しかし,TCPコネクションの状態はOSカーネルにより管理されており,その実現はOS毎のプロトコルスタック実装に依存する.本発表では,LinuxとFreeBSD間でのプロセスマイグレーションを対象として,TCPコネクション状態の保存と復元機能の実現手法について述べる.
  • ポスター発表:09:15 〜 10:00
  1. 題目:クラウドネットワーク上でのBUMトラフィック配送におけるUnderlayとOverlayの動的連携手法の調査
    発表者:谷田 智志 (京都産業大学)
    概要:
    クラウドネットワークでは,物理サーバとそれを相互接続する物理ネットワーク(Underlay)上にテナントをホストする仮想ネットワーク(Overlay)が構築されるが,柔軟なOverlay構築および効率的な配送の実現には,UnderlayとOverlayの動的な連携が必要である.
    本研究では,VXLANによるOverlay構築において,BUMトラフィックの効率的な配信手法ならびにOpenStackを例に,動的連携の課題について調査を行った.
    OpenStackでは,ML2 Pluginの活用により,OverlayとUnderlayの連携を実現するが,PluginのドライバであるL2 populationでのBUMトラフィック配送では,Multicast網の動的な制御は実現できていないことがわかった.
    これに対し,これまでに提案されているSDNを活用した解決方針について,その利点・欠点の比較を行う.
  2. 題目:定常的なバス運行モニタリングシステムにおける遅延分析方式に関する一考察
    発表者:菖蒲谷まい (京都産業大学)
    概要:
    近年,バス業界では運転手の高齢化と人手不足が課題となっており,勤務疲れや不慣れな若手運転手による危険・不快運転により発生する車内事故のリスクも考えられ,その低減が重要視される.その原因分析と対策の検討には,定常的な車両情報のモニタリングが必要である.
    本研究ではこれまでに,収集したバス運行情報から既存の可視化システムを用いて調査し,遅延や連続勤務が要因だと考えられる事例を確認している.より多くの事例を抽出し,傾向を分析するため,運行履歴と時刻表から基準となる運行を抽出し,遅延や危険・不快運転の分析に利用する.
    運行経路が一定であることから,距離とGPS座標,距離と時間の2つの関係に分けて外れ値を除外し,経路外運行やGPS誤差の影響を最小限にした基準運行を作成した.また,基準運行を用いた遅延開始,復帰箇所の抽出による時刻表と交通状態の乖離分析,車速と危険・不快運転の関連などについて分析を行った.
  3. 題目:分散型MQTT Brokerの実装調査と性能向上に関する⼀考察
    発表者:福井 浩貴 (京都産業大学)
    概要:
    IoT(internet of things)アプリケーションにおける軽量な通信プロトコルとして,MQTTの利⽤が進められている.PIQT は,内部にJava で実装されたMQTT Broker とP2P フレームワークPIAX を組み込んだ分散型MQTT Broker であり,Broker 同⼠がオーバーレイを構築することで柔軟な連携を実現している.このような,オーバーレイを活⽤した分散型MQTT Broker は,オーバレイがもつ情報を活用することで,エッジコンピューティング環境において,クラウド資源とエッジ資源を動的に組み合わせて,ネットワーク遅延やプライバシを考慮したデータ処理など,より柔軟なストリームデータ処理のための通信基盤として活用できる可能性がある.しかしながら,これまでの研究において,PIAX を⽤いた分散システムは性能⾯での課題があるとされている.PIAX は次期バージョンに向けて実装が進められており,コードのリファクタリングと同時に性能面の課題解決も目指している.本研究では,PIAXの性能改善のため,分散型MQTT Brokerの性能評価と性能要因分析に取り組んでいる.本発表では,プロファイリングを⽤いた分析に基づいた性能向上のための検討状況について報告する.
  4. 題目:クラウド/エッジを考慮した転送を可能とするメッセージング基盤の設計と実装
    発表者:石原 真太郎 (京都産業大学)
    概要:
    ストリーム処理基盤において,データ収集源に近いエッジで動作するサービスをクラウド/エッジで動的に再配置するOsmotic Computingが注目されている.
    Osmotic Computingの実現には,クラウド/エッジにまたがるサービスの透過的な配置機能が必要となる.一方で,カメラ画像のプライバシ制御などをエッジで行うには,ユーザ側で明示的にクラウド/エッジを選択できることが求められる.サービス間の相互通信を可能とするメッセージ基盤のひとつにPub/Sub基盤があり,標準化されたPub/SubプロトコルとしてMQTTが広く用いられているが,MQTTではクラウド/エッジの明示的な指定ができない.PIAXのようなP2PプラットフォームではクラスタIDを用いることでクラウド/エッジを考慮したデータ配送が可能であるが,別途メッセージング用インタフェースを設ける必要がある.本研究では,PIAXを用いてBroker間通信を行うPIQT Brokerを拡張することで,選択的透過性の実現を目指す.本発表では,実現するための課題および解決方法について,現状での検討状況を紹介する.
10:00 ~ 11:00  セッション2-2: [PC企画セッション (セキュリティ若手人材育成)] (会場A: 3-A)

  • 題目:セキュリティの若手人材育成について
    講演者:園田 道夫 (NICT)
    概要:
    人材不足が声高に叫ばれる中,若手人材育成は急務である.しかしセキュリティは難しい,面倒などのイメージから若者に敬遠されたり,同じ情報系でも他の華々しい分野に優秀な若者をとられることも少なくない.セキュリティ不遇の時代から長く関わってきた若手人材育成事業であるセキュリティ・キャンプ,SECCON,SecHack365のマーケティング,戦略について,海外の同様なイベント事例を引きながら検討する.
11:00 ~ 12:30 昼食 / デモ展示 (会場A: 3-A),ITRC総会 (会場B: 3-B)
12:30 ~ 14:00 セッション2-3: [CIS分科会] (会場A: 3-A)

分科会の紹介 (5 分)

  1. 題目:次世代デジタル学習環境としての端末サービスのBYOD化とクラウド化
    講演者:梶田 将司 (京都大学)
    概要:
    京都大学では,第10世代目の教育用コンピュータシステムの運用を平成30年3月に開始した.今回のシステムは,これまで行ってきた授業で用いる端末の大学による整備から,学生が授業に自分のPCを持ち込む BYOD (Bring Your Own Device) 化へと方向転換するとともに,仮想型端末やクラウドストレージによる学生持ち込みPCとの連携強化,パブリッククラウド型サービスの導入等,クラウド化へと大きく方向転換する最初のシステムとなっている.しかも,3つの学内の教育用計算機借料予算を統合することにより,厳しい予算削減の中で効率的効果的な調達した初めてのシステムである.本報告では,本システムの概要と中核的な戦略を述べ,我々が目指す学生所有PC推奨・必携化を通じた教育学習空間の拡大・創造による教えと学びの深化の課題について述べる.
  2. 題目:ネットブート等の最新事情
    講演者:丸山 伸 (株式会社シー・オー・コンヴ)
    概要:
    BYOD化が進む中においても PC端末教室や貸し出し端末といった大学が所有する端末の役割は依然として残るため,これらの運用コスト削減が課題となる.これらの物理端末の運用コスト削減においては,ネットブートやディスク配信などのディスク管理ソリューションの活用が切り札となる.一方,技術の進化,ニーズの変化を受けて,ディスク管理ソリューションは仮想化を利用するもの,無線を利用するもの等,多くの製品が開発され多様化している.
    本発表においてはこれらの各種ディスク管理ソリューションの基礎技術を解説し,それぞれに適する用途を検討する.また,それぞれのソリューションの最新技術を紹介し,今後の進化の方向性について検討する.
  3. 題目:133.69.0.0/16・AS2523アップデート
    講演者:大森 幹之 (鳥取大学)
    概要:
    ITRCが保有するIPアドレス133.69.0.0/16,AS番号AS2523の利用者とその連絡先を確認するとともに,先に発生したセキュリティインシデント疑いの経緯とハンドリングについて報告し,議論する.また,IPv6の申請や今後の利用について議論する.
  4. 題目:キャンパスにおける有線LAN認証
    講演者:大森 幹之 (鳥取大学)
    概要:
    鳥取大学では2003年より学生にノートPCの必携を求めBYOD化を実現し,講義室に情報コンセントを整備してきた.その一方で,セキュリティインシデントや障害時の端末特定が課題となってきた.そこで,2018年度より,全学的に全ての講義室の情報コンセントでIEEE802.1x,Web認証,MACアドレス認証を有効化し,端末認証を実装した.本発表では,各OSにおけるIEEE802.1xの実装やCaptive Portal DetectionによるWeb認証の高速化といった有線LANにおける端末認証の改善策や課題を報告するともに,端末認証のあるべき姿について議論する.
14:00 ~ 14:20 休憩 / デモ展示 (会場A: 3-A)
14:20 ~ 15:50 セッション2-4: [MINX-UAT分科会] (会場A: 3-A)

分科会の紹介 (5 分)

  1. 題目:人工知能を使った白杖の開発
    講演者:釜江 常好
    概要:
    このたび,首都大学の馬場先生を代表とする科研費の分担者として,「人工知能を使った白杖の開発」が認められました.この研究の第一歩として,CPU (Ubuntu16.04)で学習させた物体認識と顔認識をAndroid Phoneに載せ,テストする準備を始めました.初期の成果を発表します.これに関して,以下のような新しい概念,「Context-Sorted Object Recognition」を導入しています.それらは,「小さいが確度が高い物体認識」と「半自動的に部分ごとに反復学習させるメカニズム」です.これらは,IoTへの物体認識搭載などで大いに役立つと考えています.
  2. 題目:ヘルスケアIT 〜地域高齢者居住・見守り支援環境〜
    講演者:藤野 雄一 (公立はこだて未来大学)
    概要:
    超高齢化社会に入り,ICTでの高齢者支援は必須の技術である.本報告は,公立はこだて未来大学にて取り組んでいるICTベースの高齢者支援技術および函館市での実験環境と,学部三年生の必須授業であるプロジェクト学習のうち,開学時から続く医療プロジェクトでの成果に関して述べる.
  3. 題目:安心・安全な医療健康検索サーバーの構築
    講演者:水島 洋 (国立保健医療科学院)
    概要:
    インターネット上に提供されている医療情報については,医学的なエビデンスのないものがおおいため,様々な問題が起こっている.医療情報提供の倫理コードの順守や,ネットパトロールによる監視があっても,課題のある情報を提供しているサイトが多く残っている.一方でがんなどにり患した患者は,藁にもすがる気持ちで,自分の病気に関する情報をできるだけ収集しようとするため,エビデンスのない治療法やサプリメントに誘導されてしまう.
    この問題を解決する一つの対策として検索の多くが医療関連というGoogleは,2017年12月に表示順序に関する方針を変更した.かなりの効果があったものの,広告は依然最上部に表示され,不完全なものである.
    そこで今回我々は,エビデンスのある情報のみをクローリングして集めることで,エビデンスのある結果のみを提供する検索サーバーの構築を試みた.国や学会などの提供するサーバーやJIMA認定サーバー情報をクローリングして収集し,随時「推薦」と「苦情」を受け付けて審査委員会で追加削除の判断をする.
    今後の運用方針に関して議論したい.
  4. 題目:「奥尻島⇔函館市間・遠隔妊婦健診の仕組み」
    講演者:新見 隆彦 ・辰巳 治之 (札幌医科大学)
    概要:
    北海道南西部の離島である奥尻島在住の妊婦は健康診査の受診並びに分娩に際して,その大半が函館市の産科医療施
    設に受診する現状に鑑み,これを遠隔支援する仕組みを構築した.本発表ではその概要を説明するとともに,遠隔健
    診施行結果,並びに課題を略述する.
  5. 題目:医療におけるIoTサービスの創出
    講演者:辰巳 治之・新見 隆彦 (札幌医科大学)
    概要:
    既に高性能健康測定機器開発実証事業[NEDO]において各種バイタル計測機器をインターネット経由により接続し,現在のIoTの先駆けとしての実証事業を行っている.この結果,顕著な成果をあげ,これを基に「情報薬」の着想をえた.「情報薬」は,適切・正確なタイミングで情報をICTにより提供することを主眼としているが,「情報薬」コンセプトを基盤として,IoT技術が地域に胚胎する諸課題を解決する地域住民サービスの創出・実装を実現したい.すなわちIoTが物理的・ネットワーク上の双方にての位置・時間を伴う情報収集が可能な点に基づいており,IoT機器の地域への浸透は,利用者=地域住民にとり「安全・安心」感をもたらすとともに,情報提供の適時性は「健康寿命の伸長」への行動変容を現出する.これにより地域医療への「橋渡し」が実現し仮想医療専用ネットワークの構築に到達する.さらにブロックチェインテクノロジーの援用により,インセンティブとして健康データを「仮想健康コイン」に換算する新規サービスを構築・実現する.この「仮想健康コイン」は本実証事業においては実サービスの対価として支払うことが可能である.これによりサービスのTOC,費用対効果や地域居住への安心感醸成,加えて当該システムのコスト評定が実現できる点で先進的かつ画期的といえる.
    成果として想定されるサービスモデルは,まず,健康データ[血圧,活動量などのバイタルデータ]の提供・収集に応じ,「仮想健康コイン」を取得することができ,これらに基づき実際の各種サービスの際に,「仮想健康コイン」による支払が可能となる.この実証事業が可能となれば,事業化展開に当っての投資対効果,事業費投資回収計画の算定が容易となる.さらに,事業化実現性評価(Feasibility Evaluation)が得られる.また,将来設計として,本「仮想健康コイン」が他の仮想コインとの互換性を有することで,この地域IoT健康サービスは本道内はもとより,全国に展開が可能となる.収集・蓄積された健康関連データは,地域住民の健康維持管理はもとより,医薬品の治療試験や医療費軽減に援用することで,保険者,企業,或いは国・地方自治体など行政機関との協働をも可能となる.
15:50 ~ 16:10 休憩 / デモ展示 (会場A: 3-A)
16:10 ~ 17:40 セッション2-5: [PIOT分科会] (会場A: 3-A)

分科会の紹介 (5 分)

  1. 題目:「データ取引市場」の最新動向
    講演者:真野 浩 (コーデンテクノインフォ株式会社)
    概要:
    「データ取引市場」の先駆者としてEverySenseを立ち上げてからすでに1年半が過ぎようとしている.この間,「データ取引市場」に関する様々な取り組みが立ち上がってきた.政府や海外の動向なども踏まえつつ,「データ取引市場」の最新動向について報告する.
  2. 題目:ACCRAプロジェクトのこれまでの成果とACCRAネットワークプラットフォーム
    講演者:小谷 大祐 (京都大学)
    概要:
    ACCRAプロジェクトは,ロボットを活用した高齢者支援サービスの開発,アジャイルと共創を組み合わせた高齢者支援サービス開発の方法論の開発,サービスを支えるプラットフォームの開発の3つを掲げて2016年11月/12月にスタートした.本発表では,これまでの1年半の成果を報告するとともに,ネットワークプラットフォームの概要について述べる.
17:40 ~ 18:00 クロージング (会場A: 3-A)

問い合わせ先

PC

  • 中川 郁夫 (株式会社インテック)
  • 北口 善明 (東京工業大学)

LA

  • 秋山 豊和 (京都産業大学)
  • 山本 寛 (立命館大学)

メールアドレス

  • meet43-worker [at] mail.itrc.net

meet43 demonstration

ITRC meet43 のデモ展示要項です。
※受付は終了しました

日時

    • 1 日目 (2018 年 5 月 31日 (木)) 10:00 〜 18:00
    • 2 日目 (2018 年 6 月 1 日 (金)) 9:00 〜 16:10

プログラム編成により、多少時間が前後する可能性があります。プログラムの詳細については、ITRC meet43 プログラムをご参照ください。

場所

展示費用

  • 展示協賛金: ¥30,000 / 1 件

但し、以下のいずれかに該当するものは、展示協賛金を免除いたします。

  • ITRC委員および協力会会員企業
  • 大学及び公的研究機関
  • 本研究会での発表に関連したデモを実施する企業

非会員企業の参加者については、1 名まで交流会参加費を無料とします。

注意事項

  • 展示スペースは 1 件あたり 180 cm 幅のスペースとなります。
  • 電源容量は 1 件あたり 100 W 程度で、電源タップが 2 口用意されます。それ以上が必要な場合はご相談ください。応募状況によっては、電源容量等に制限をお願いする可能性がありますが、予め御了承願います。延長ケーブルは各自用意願います。
  • ネットワークは無線での提供を予定していますが、電源とネットワークの利用はデモ申し込み時に事前申請が必須となりますので、ご留意下さい。
  • 5 月 31 日 (木) 10:10 からデモ展示紹介セッションを用意しています。持ち時間は 1 件あたり 5 分程度を予定していますが、デモ件数によって調整させていただきます。休憩時間などは各ブースにて、説明をお願い致します。

設営時間

  • 5 月 31 日 (木) 9:00 以降

デモ関連機材の会場への送付については、別途御連絡いたします。

撤収時間

  • 6 月 1 日 (金) 16:10 以降 17:20 までに撤収完了でお願いします。

申込み

以下のフォーマットでご記入の上、meet43-worker [at] mail.itrc.net 宛にお送りください。申し込み締め切りは 2018 年 4 月 27 日 (金) 17:00 です。

  • 責任者情報
    • 氏名
    • 所属
    • 電話番号
    • E-mailアドレス
  • デモ対応要員全員の氏名・E-mail アドレス
  • 展示方法 (ポスター / 機器持込み / ポスターおよび機器持込み)
  • 持込機器 (おおよその大きさ、電源容量)
  • インターネット接続の要否 (要 / 否)
  • ローカルで無線 LAN 等の無線機器の使用 (有/無)
  • (有料デモ出展の場合)
    • 請求書送付の要否 (要 / 否)
    • 請求書が必要な場合の送付先

meet43 agenda

第 43 回インターネット技術第 163 委員会研究会 (ITRC meet43) の開催概要です。

日程

  • 2018 年 5月 31 日 (木) ~ 6月1 日 (金)

会場

主催

協賛

テーマ

  • インターネット全般

参加費

研究会の参加費は無料となっております。今回は宿泊の予約等は行いませんので、必要な方はご自身で手配下さいますようお願いいたします。

参加申込

ITRC meet43 参加申込から参加申込を受け付けております。交流会参加をご希望の方は、5 月 9 日 (水) までに申込をお願いいたします。
※ 受付は終了しました

学生セッション

研究会両日の午前中に、学生セッションを企画いたします。
ITRC meet43 学生セッション申込から参加申込を受け付けております。5 月 14 日 (月) 16 日 (水) までに申込をお願いいたします。
※ 受付は終了しました

  • 日時:2018 年 5 月 31 日 (木) 9:00 – 10:00
    2018 年 6 月 1 日 (金) 9:00 – 10:00
  • 発表形式:口頭発表 (15 分 (内質疑 3 分)) or ポスター発表

デモ展示

デモ展示をご希望の方は、ITRC meet43 デモ展示要項を参照し、下記問い合わせ先にご連絡ください。デモ展示費用は以下のとおりです。

  • 会員企業: 無料
  • 非会員企業: ¥30,000 (ただし 1 名まで交流会参加無料)

出展枠には数に制限があります。申込多数の場合には会員企業を優先します。

プログラム

詳細は ITRC meet43 プログラムのページをご参照ください。

1 日目 (2018 年 5 月 31 日 (木))

  • 09:30 ~ 09:40   オープニング
  • 09:40 ~ 10:00   セッション1-1: [PC企画セッション (口頭発表セッション)]
  • 10:00 ~ 10:10   休憩 / デモ展示
  • 10:10 ~ 11:30   セッション1-2: デモ展示紹介セッション+デモ展示
  • 11:30 ~ 13:00   昼食 / ITRC運営委員会
  • 13:00 ~ 14:30   セッション1-3: [伝承セッション#1]
  • 14:30 ~ 14:45   休憩 / デモ展示 (15分)
  • 14:45 ~ 16:15   セッション1-4: [伝承セッション#2]
  • 16:15 ~ 16:30   休憩 / デモ展示 (15分)
  • 16:30 ~ 18:00   セッション1-5: [伝承セッション#3]
  • 18:30 ~ 20:20   交流会
    ※ 開始時刻を変更しました

2 日目 (2018 年 6 月 1 日 (金))

  • 09:00 ~ 10:00   セッション2-1: [PC企画セッション (学生セッション)]
  • 10:00 ~ 11:00   セッション2-2: [PC企画セッション (セキュリティ若手人材育成)]
  • 11:00 ~ 12:30   昼食 / デモ展示 / ITRC総会
  • 12:30 ~ 14:00   セッション2-3: [CIS分科会]
  • 14:00 ~ 14:20   休憩 / デモ展示
  • 14:20 ~ 15:50   セッション2-4: [MINX-UAT分科会]
  • 15:50 ~ 16:10   休憩 / デモ展示
  • 16:10 ~ 17:40   セッション2-5: [PIOT分科会]
  • 17:40 ~ 18:00   クロージング
    ※ 二日目の午後はパラレルセッションになります

交流会

2018年5月31日 (木) の 18:30 より交流会を行います。料金は当日受付にてお支払ください。一般 5,000 円、学生 2,500 円を予定しています。交流会への参加を希望される方は、必ずITRC meet43 参加申込からお申し込み下さい。
※ 受付は終了しました

参加者

参加申込みの際に「参加者一覧への公開可否」に可とお答え頂いた方を参加者一覧にて公開しております。

問い合わせ先

PC

  • 中川 郁夫 (株式会社インテック)
  • 北口 善明 (東京工業大学)

LA

  • 秋山 豊和 (京都産業大学)
  • 山本 寛 (立命館大学)

メールアドレス

  • meet43-worker [at] mail.itrc.net

meet42 program

ITRC meet42 プログラムの詳細です。

1 日目 (2017 年 11 月 8 日 (水))

13:00 〜 14:00 ホテルグリーンピア南阿蘇 ヴァンヴェール

[セッション/BoF0: 0-EV]

  1. itrc.netドメインの今後の運用について
  2. Webサーバ(www.itrc.net)の今後の運用について

14:00 〜 14:10 ホテルグリーンピア南阿蘇 ヴァンヴェール

オープニング

14:10 〜 15:40 ホテルグリーンピア南阿蘇 ヴァンヴェール

[セッション 1-1: 8-PM1] デモ展示紹介セッション/デモ展示

  1. アラクサラネットワークス株式会社
  2. 株式会社シー・オー・コンヴ
  3. ディーリンクジャパン株式会社
  4. 京都大学 岡部研究室

15:40 〜 16:10 ホテルグリーンピア南阿蘇 ヴァンヴェール

デモ展示意見交換会

16:10 〜 16:30

休憩/デモ展示

16:30 〜 18:00 ホテルグリーンピア南阿蘇 ヴァンヴェール

[セッション 1-2: 8-PM2] NVW分科会

  1. 【招待講演】 IoT時代のIT管理システムの在り方
    林 經正 (ボスコ・テクノロジーズ)
    SDNやNFVが普及し、種々のネットワーク設備やサービスの集約化が進み、サービス設計業務の自動化が加速化してきています。IoT時代を迎えるにあたり、より多くのデバイスやサービスがネットワークに接続するようになり、IT設備とサービスの集約化がさらに求められるようになります。このような環境下では、管理対象のITインフラに依存せず、管理対象にアクセスするクライアント端末環境に依存せず統一的に管理する仕組みを実現することが重要になってきます。本講演では、この統一的に管理する仕組みを議論し、実装例を紹介していきます。
  2. 【招待講演】プログマバブルネットワークスイッチ”Flare Node & System”の商用化
    松浦 晋之介 (FLARE NETWORKS)
    FLARE-NETWORKSでは通信事業者、法人ユーザのためにネットワーク
    スライス技術を活用した”Flare Node & System”の商用化を実現しました。
    本発表ではFLAREの技術の紹介、開発した製品の紹介、今後の展望につい
    て報告します。
  3. 5G/IoT時代に向けネットワークソフトウェア化の研究開発
    桐葉 佳明 (東京大学)
    5GネットワークにおけるEnd-to-Endスライス技術の実用化に向け、
    日欧連携のプロジェクト5G!Pagodaを推進している。本発表では、
    5G!Pagodaプロジェクトが目指す基本アーキテクチャと応用例、
    アーキテクチャを実現するデータプレーンプロブラマビリティ、
    軽量コントロールプレーン、マルチドメインオーケストレーション
    に関する技術検討の状況を報告する。

20:30 〜 22:00 ホテルグリーンピア南阿蘇 ヴァンヴェール

[セッション/BoF1: 8-EV] 伝承セッション

2 日目 (2017 年 11 月 9 日 (木))

9:00 〜 10:30 ホテルグリーンピア南阿蘇 ヴァンヴェール

[セッション 2-1: 9-AM1] MINX-UA分科会

  1. 先進脳外科手術環境とネットワークベース診断支援環境の構築ならびに最近の研究動向
    藤野雄一,佐藤生馬(公立はこだて未来大学)
    脳腫瘍摘出術は,術後合併症を考慮しながら患者毎に異なる腫瘍の位置や脳の構造・機能を踏まえた腫瘍摘出を行う,非常に高度な手術である.共同研究を実施している東京女子医科大学ではSCOT (Smart Cyber Operating Theater)と呼んでいる最新手術環境を提案している.本報告はSCOTにて発生する多数の情報を,SDNを用いてオンデマンドで,QoSを確保しながら転送し蓄積する環境を示し,さらに,取得した手術映像,各種情報から,高度な診断支援が可能なAIを用いた未来予測診断支援環境を提案する.また,リソースが確保できれば来年度から予定している岩手医科大学附属病院の小児患児アメニティ環境の構築についても言及する.
  2. 遠隔妊婦健診における諸問題
    新見 隆彦・辰巳治之 (札幌医科大学)
    健診の遠隔での施行に当たり露出し依然胚胎する諸課題と解決の方途を探る
  3. 医学生物学的発想からIoT利用を考える
    辰巳 治之 ・新見隆彦(札幌医科大学)
    情報を、細胞を動かし心を動かして、初めてS/N比が高いと言える。この様な発想から、情報科学にとりくみ、Intelligentな細胞から、Intelligentは人間、そしてIntelligentな社会を形成する為に必要なIoT利用を考える(AMEDへのプロジェクトに向けて)。

10:30 〜 11:10

休憩/デモ展示

11:10 〜 12:10 ホテルグリーンピア南阿蘇 ヴァンヴェール

[セッション 2-2: 9-AM2] PIOT分科会

  1. 分科会の紹介
  2. 秋山 豊和, 上東 亜佑稀, 石原 真太郎, 望月祐洋, 西田 純二
    Wi-Fiパケットキャプチャを用いた人流分析は,低コストで人流分析環境が構築できるため,国内や海外で導入が進みつつある.ここで,Wi-Fiプローブパケットの取得について事前に完全に周知するのは困難であり,事実上本人許諾を得ないまま情報を取得するため,取得したデータは個人が所有するデバイスとの対応付けができない形に匿名化し,統計情報として利用する必要がある.一方で,地方における観光流動分析での利用などを考えた場合,外国人や性別など,属性を付与した形での流動情報を分析したいという要望が存在する.ただし,属性を取得して分析する場合,事前に本人許諾が必要になる.Wi-Fiパケットキャプチャと連携する形で,本人許諾を得た上で情報収集する仕組みについて検討し,地方における観光流動分析への適用時の課題について議論する.
  3. 志毛勇一, 神屋郁子, 下川俊彦
    認知症患者の徘徊が社会問題となる中で, 情報技術を用いた様々な取り組みが行われている. その中でもGPSとLTEを組み合わせた位置探索が多く使われている.しかし, この組み合わせは消費電力や通信コストなどの面で課題を残している.LoRaWANやSigfoxのような低消費電力かつ低コストで長距離通信を可能とする無線通信規格が登場した。これらはまだあまり実用化が進んでいない。本発表では, LTEの代わりにLoRaWANを利用し, GPSについても必要な場面でのみ利用する仕組みを取り入れた徘徊対策システムのプロトタイプについて述べる.

12:10 〜 13:30 ホテルグリーンピア南阿蘇

昼食/デモ展示/ITRC運営委員会

13:30 〜 15:00 ホテルグリーンピア南阿蘇 ヴァンヴェール

[セッション 2-3: 9-PM1] NWGN分科会

  1. コグニティブ無線における協調センシングのためのインセンティブ設計に関する一検討
    西田 知弘, 笹部 昌弘, 笠原 正治 (奈良先端科学技術大学院大学)
    コグニティブ無線では,複数のセカンダリ・ユーザ(SU: Secondary User)が協力してプライマリ・ユーザ(PU: Primary User)の信号を検知することで,検知精度を向上することができる.講演者らはこれまでに,このような協調センシングのためのSU間グループ形成手法として,各SUがPUからの誤検知率に関する制約を満たした上で自身の通信機会の最大化を試みる手法を提案している.この既存手法では,各SUに対して通信機会が均等に与えられることを想定していた.一般に,個々のSUの検知精度は異なるため,検知率が高く,協調センシングへの貢献度(検知率貢献度)が高いSUにとっては,協調センシングへの参加に対するインセンティブが弱いという側面があった.そこで本発表では,検知率貢献度に応じた通信機会がSUに割り当てられるような協調センシングメカニズムを提案する.シミュレーション評価により,提案手法を用いることで,協調センシングの成功割合を増加させるとともに各SUが検知率貢献度に応じた通信機会を得られることを示す.
  2. ランダムウォークモビリティ下における拠点間DTNルーティングの解析
    松井 大樹, 山崎 康広, 大崎 博之 (関西学院大学)
    本稿では、移動ノードのモビリティがランダムウォークに従い、メッセージルーティングが FIFO (First-In First-Out) アルゴリズムの場合の、複数の移動エージェントを用いた拠点間 DTN ルーティングにおける平均メッセージ配送遅延及びメッセージ配送遅延分布を導出する。拠点間 DTN ルーティングとは、特別な通信インフラを必要とせずに、フィールド上を移動する移動ノード (移動エージェント) を利用することで、フィールド上に存在する複数の固定ノード (拠点) 間でメッセージ配送を実現する経路制御方式である。フィールド上に複数の拠点 (固定ノード) と移動エージェント (移動ノード) が存在し、移動エージェントを媒介することで拠点間のメッセージ配送を実現する。本稿では、拠点間を移動する移動ノードの動作を、グラフ上のランダムウォークとしてモデル化することにより、拠点間 DTN ルーティングにおける平均メッセージ配送遅延及びメッセージ配送遅延分布を導出する。
  3. エンタープライズVDIにおけるストレージトラヒックの特徴
    李 忠翰、熊野 達夫、松木 辰真、遠藤 浩史、福本 尚人、菅原 茉莉子 (富士通研究所)
    仮想デスクトップ(VDI)の利用が増加しているにも関わらず、そのストレージトラヒックの特徴についてはほとんど知られていない。さらに、VDIのVMの詳細な挙動についても知られていない。本稿では、ユーザに専用のVMを割り当てて運用中しているVDIシステムの分析を目指す。多様な分析のために、28日間連続的にActive, passive観測やユーザのアンケートなどを実施してデータ収集して、Fibre Channel (FC) トラヒックとVM挙動の分析について焦点をあてる。まず、FCの特徴として従来のVDIと似ているApplicationが存在するにも関わらずReadが支配的であることを示した。特に、ウィルス定義のupdate storm中にはWriteのCache hit率が少しでも落ちると大きなサイズのWriteのレスポンス時間が大きく影響を受けることを明確にした。次に、VM挙動の分析を通じて、ユーザが利用するActive VMが全体の約25%しか占有していないことを確認した。最後に、少数のVMが多くのトラヒックを生成した
    にも関わらずその影響は小さいことを確認した。これらの特徴は従来のVDIシステムと比較して異なる特徴である。

15:00 〜 15:10

休憩/デモ展示

15:10 〜 16:40 ホテルグリーンピア南阿蘇 ヴァンヴェール

[セッション 2-4: 9-PM2] INI分科会 「災害支援の現場とIT」

災害が発生すると、行政による公的支援の他に、様々な民間支援団体が被災地に駆けつけ、住民への支援活動を実施する。このような災害ボランティアや災害支援団体の活動を円滑化するための「支援組織に対する支援」(間接支援)として、ITを活用した情報支援も行われている。このような災害時の間接情報支援の現状を報告し、今後のあるべき姿を探る。

  1. 災害対応体制と情報支援
    佐藤 大(東北医科薬科大学病院/情報支援レスキュー隊 IT DART)
  2. 災害ボランティアセンターでのIT活用事例
    柴田 哲史(災害IT支援ネットワーク)
  3. 1100トン物資運びからブルーシートバッグ作製へ 〜民間ドローンパイロットのボランティア活動〜
    稲田 悠樹(チーム熊本/(一社)EDAC)

16:40 〜 16:50

休憩/デモ展示

16:50 〜 18:20 ホテルグリーンピア南阿蘇 ヴァンヴェール

PC企画セッション(無料セッション)

  1. CDN 事業者の Egress トラフィックエンジニアリング
    – SIGCOMM2017発表から –
    小谷大祐(京大)
    Hyper Giant は Application Performance を重視し、必ずしもこれまでのネットワークの設計、構築、制御の定石とは異なるシステムを運用してることが、これまでの Hyper Giant による国際会議における発表等で公表されている。本発表では、ACM SIGCOMM 2017 で発表された Hyper Giant における Egress トラフィックの制御を紹介し、従来の経路制御との違いやドメイン間経路制御への影響について検討する。
  2. CDNのトラフィックエンジニアリング
    鍋島公章(J-Stream)
    CDNは全Internetトラフィックの2/3を配信する主要技術となりました。本発表では、CDNのステイタス(技術、ビジネス)を概説し、閉域網 (エンタープライズ、ホットスポット、MNO) CDNの今後と、CDNにおけるSDNNVF活用の可能性について議論します。
  3. BGPによるドメイン間経路制御の現状と将来:障害事例と対策
    西塚要(NTTコミュニケーションズ)
    ドメイン間のルーティングプロトコルとして使われているBGPですが、
    本発表では、ISPの立場から、BGPによる制御が効かない事例、障害事例を交えながら、BGPによる経路制御の現状と将来について議論します。

19:00 〜 20:30

交流会

20:30 〜 22:00 ホテルグリーンピア南阿蘇 ヴァンヴェール

[セッション/BoF2: 9-EV] CAMPワークショップ体験会

  1. CAMPワークショップ体験会
    松井 博也(SCSK)
    CAMPは、ワークショップの開発・実践と全国への普及を通して、こどもたちの「共に創る力」を育むSCSKグループの社会貢献活動です。CAMPのワークショップでは、こどもたち自身が楽しみながら自分にあった表現方法を見つけ、コミュニケーションの輪を広げています。CAMPは米国マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボをはじめとする国内外のコラボレーターのご協力のもと、「考える」「つくる」「つながる」「発表する」「ふりかえる」という5つの要素を織り込み構成されるさまざまなワークショップを開発しています。今回は、「ミニくうそう・しょくぶつ・図鑑ワークショップ」を体験頂きます。ぜひ、童心に帰り、CAMPワークショップの5つの要素を体感してください。

3 日目 (2017 年 11 月 10 日 (金))

9:00 〜 10:30 ホテルグリーンピア南阿蘇 ヴァンヴェール

[セッション 31: 10-AM1] CIS分科会(無料セッション)

  1. 端末教室における環境統一と端末の高速性とを両立する管理ソリューション
    丸山 伸(株式会社シー・オー・コンヴ),大平 健司,佐野 雅彦,谷岡 広樹,松浦 健二,上田 哲史 (徳島大学情報センター)
    端末教室における環境統一にはネットブート技術が適しているが,端末の一斉起動や一斉操作でサーバーやネットワークに負荷集中が生じる.この対策として端末側にディスクイメージの複製を持たせることで負荷集中を回避できることが知られているが,ディスクイメージを更新した際にそれら複製が同期されるまでは負荷集中が生じがちとなり,端末の高速性が失われることが課題となっていた.本発表では,端末の高速化に必要最小限の領域のみを複製する手法により,ネットブートの特徴である環境統一と端末の高速性とが恒常的に確保されることを紹介する。
  2. 「日本における学術無線LANローミングeduroamサービスの展開」
    中村 素典(国立情報学研究所)
    eduroamは学術機関が連携した相互扶助による無線LANのローミングサービスとして世界的に普及が進んでいる。日本においても国立情報学研究所が中心となってeduroamの導入・普及を推進している。日本において2006年から試験的に導入が始まったeduroamも、2016年より国立情報学研究所が正式サービスとしてサポートすることとなり、2017年よりシステムの更新やサービスの強化を進めている。本発表では、eduroam JPの整備状況について紹介する。
  3. 「コンピュータの「伝える」仕組みを体験しよう」WSのその後
    松井 博也(SCSK)
    2013年5月に、第33回研究会に併設した企画として、VisLabOSAKA、大阪電気通信大学、ITRC、CAMP(SCSK)のコラボで、タイトルにあるワークショップを開催した。現在までに、改良を加えて5回の開催を行ってきました。その過程と参加した小中学生の作品や感想を紹介するとともに、2020年からの「プログラミング的教育」実施に向けた課題を、議論する。なお、CAMPのワークショップがどのようなものかは、前日のBoF「CAMPワークショップ体験」でぜひ体感して頂きたい。

10:30 〜 10:40

休憩

10:40 〜 12:20 ホテルグリーンピア南阿蘇 ヴァンヴェール

IA 研究会セッション1 (有料)

詳細は主催研究会のページをご確認ください。

12:20 〜 13:10

昼食

13:10 〜 14:50 ホテルグリーンピア南阿蘇 ヴァンヴェール

IA 研究会セッション2 (有料)

詳細は主催研究会のページをご確認ください。

14:50 〜 15:00 ホテルグリーンピア南阿蘇 ヴァンヴェール

クロージング

問い合わせ先

PC

  • 秋山 豊和 (京都産業大学)
  • 山本 寛 (立命館大学)

LA

  • 神屋 郁子 (九州産業大学)
  • 鈴田 伊知郎 (アラクサラネットワークス株式会社)

メールアドレス

  • meet42-worker [at] mail.itrc.net

meet42 demonstration

ITRC meet42 のデモ展示要項です。

日時

    • 1 日目 (2017 年 11 月 8 日 (水)) 14:50 〜 18:00
    • 2 日目 (2017 年 11 月 9 日 (木)) 9:00 〜 18:20

プログラム編成により、多少時間が前後する可能性があります。プログラムの詳細については、ITRC meet42 プログラムをご参照ください。

場所

展示費用

  • 展示協賛金: ¥30,000 / 1 件

但し、以下のいずれかに該当するものは、展示協賛金を免除いたします。

  • ITRC委員および協力会会員企業
  • 大学及び公的研究機関
  • 本研究会での発表に関連したデモを実施する企業

非会員企業の参加者については、1 名まで交流会参加費を無料とします。

注意事項

  • 展示スペースは 1 件あたり 180 cm 幅のスペースとなります。
  • 電源容量は 1 件あたり 100 W 程度で、電源タップが 2 口用意されます。それ以上が必要な場合はご相談ください。応募状況によっては、電源容量等に制限をお願いする可能性がありますが、予め御了承願います。延長ケーブルは各自用意願います。
  • ネットワークは無線での提供を予定していますが、電源とネットワークの利用はデモ申し込み時に事前申請が必須となりますので、ご留意下さい。
  • 11 月 8 日 (水) 14:50 からデモ展示紹介セッションを用意しています。持ち時間は 1 件あたり 5 分程度を予定していますが、デモ件数によって調整させていただきます。休憩時間などは各ブースにて、説明をお願い致します。
  • ITRCセッションの発表会場の後方がデモ展示スペースとなりますので、ファン等の音の大きな機材の展示はお控えください。

設営時間

  • 11 月 8 日 (水) 13:00 以降

デモ関連機材の会場への送付については、別途御連絡いたします。

撤収時間

  • 11 月 9 日 (木) 18:20 までに撤収完了でお願いします。

申込み

以下のフォーマットでご記入の上、meet42-worker [at] mail.itrc.net 宛にお送りください。申し込み締め切りは 2017 年 10 月 27 日 (金) 17:00 です。

  • 責任者情報
    • 氏名
    • 所属
    • 電話番号
    • E-mailアドレス
  • デモ対応要員全員の氏名・E-mail アドレス
  • 展示方法 (ポスター / 機器持込み / ポスターおよび機器持込み)
  • 持込機器 (おおよその大きさ、電源容量)
  • インターネット接続の要否 (要 / 否)
  • ローカルで無線 LAN 等の無線機器の使用 (有/無)
  • (有料デモ出展の場合)
    • 請求書送付の要否 (要 / 否)
    • 請求書が必要な場合の送付先

meet42 agenda

第 42 回インターネット技術第 163 委員会研究会 (ITRC meet42) の開催概要です。

日程

  • 2017 年 11 月 8 日 (水) ~ 10 日 (金)

会場

送迎バスについて

ホテルバスは 8 日と 9 日のみです。10 日はございませんのでご注意ください!

空港から

ホテルバス

  • 09:30空港発 SNA11(ANA3711)までの便に対応
  • 12:20空港発 ANA643までの便に対応(熊本駅から来るため若干遅れる可能性あり)
  • 16:30空港発 ANA1627までの便に対応 (8日のみ)

到着口から外に出られて右方向に進み、ターミナルビルが切れた右手にバスプールがございます。時間帯によりバスの場合とワゴン車の場合があります。

路線バス

こちらを利用される場合は、ホテル(0967-67-2131)まで乗車前にご連絡ください。バス停までピックアップに伺います。

  • 10:08熊本空港発 10:53JA久木野給油所横着(たかちほ号)
  • 11:09熊本空港発 11:44JA久木野給油所横着(たかもり号)
  • 14:49熊本空港発 15:24JA久木野給油所横着(たかもり号)
  • 16:28熊本空港発 17:13JA久木野給油所横着(たかちほ号)
  • 17:49熊本空港発 18:24JA久木野給油所横着(たかもり号)
  • 19:49熊本空港発 20:24JA久木野給油所横着(たかもり号)

熊本駅から

ホテルバス(熊本駅新幹線口ロータリー)

  • 11:20 熊本駅発 さくら547号に対応(ホテルのワゴン車の予定です)

路線バス(熊本駅白川口)

こちらを利用される場合は、ホテル(0967-67-2131)まで乗車前にご連絡ください。バス停までピックアップに伺います。

  • 09:11熊本駅発 10:53JA久木野給油所横着(たかちほ号)
  • 10:00熊本駅発 11:44JA久木野給油所横着(たかもり号)
  • 13:40熊本駅発 15:24JA久木野給油所横着(たかもり号)
  • 15:31熊本駅発 17:13JA久木野給油所横着(たかちほ号)
  • 16:40熊本駅発 18:24JA久木野給油所横着(たかもり号)
  • 18:40熊本駅発 20:24JA久木野給油所横着(たかもり号)

その他

豊肥本線で肥後大津駅まで行き、そこから無料シャトルで空港に向かう方法や (阿蘇くまもと空港ライナーのページ)、空港リムジンで空港までアクセスいただく方法もございます (産交バスの空港リムジンのページ)。

レンタカー・自家用車

ホテルへのアクセスは熊本市内方面からだと大きく2通りあり、それぞれ迂回部分がございますが、問題なくアクセスできるようになりました。ただ迂回路部分は急カーブもございますので安全運転でお越しください。

  • 熊本IC・57号線経由(立野付近で迂回路有)
  • 益城熊本IC・空港付近を通り県道8号線経由(俵山トンネル手前に数箇所迂回路有)

ナビの地図情報が古い場合は、迂回路が登録されていない場合もあるのでご注意ください。ちなみにグーグルマップは迂回路自体に対応しておりました (確認済)。駐車場はホテル前に無料でございます。

補遺

主催

共催

テーマ

  • インターネット全般

参加費

ITRC 研究会の参加費は下記の予定です。宿泊の関係上締め切り以降の申込はご希望に添えない場合がありますので、御了承ください。

  • 参加費: ¥10,000, 宿泊費: ¥10,000 / 1 泊 (夕食・朝食込)
    • 対象: ITRC 委員及び協力企業の方, 学術関係者, 共催団体関係者, ITRC 研究会デモ展示関係者, ITRC 研究会発表者
  • 参加費: ¥30,000, 宿泊費: ¥10,000 / 1 泊 (夕食・朝食込)
    • 対象: 上記対象者以外の方で ITRC に参加を検討中の方

補足事項

  • プログラムの詳細ページで無料セッションの記載があるセッションのみ参加される場合は参加費無料となります。ITRC セッション主催の有料セッションにご参加の場合は参加費をいただきます。有料セッションに参加される場合は 1 日だけのご参加の場合でも参加費の減額等はありません。
  • IA 研究会が主催の有料セッションの参加費については、 IA 研究会のページでご確認ください。
  • 学生の宿泊費は半額となります。
  • 宿泊は 2 ~ 4 人部屋となります。同室を希望される方は、参加申込みの際に備考欄にご記入ください。シングル利用を希望される方、前泊や後泊をご希望の方は下記問い合わせ先まで御相談ください。ただし、シングル利用の部屋数には限りがあるため、御要望にお答えできない場合もあります。
  • 現在、ITRC 協力企業に入会を検討されている方は、参加申込みの際に備考欄にご記入下さい。
  • デモ展示組織からは、1 人分の参加費をお支払いいただきます。展示の手伝いについては、2 人までは ITRC 参加費不要、3 人目以降は ITRC 参加費をお支払いいただきます。

参加申込み

ITRC meet42の参加申し込みから、参加の申し込みをお願いいたします。
参加申し込みは締め切りました。

障害等のため、設備、情報保障等の配慮が必要な場合は、申込時に申し出てください。

    • 申込締切: 2017 年 10 月 25 日 (水)

定員(80名) を越えますと宿泊をお受けできないこともございますので、お早めにお申し込みをお願い致します。ITRC セッションでの発表予定者も申し込みが必要です。お忘れにならないよう御注意下さい。

デモ展示について

デモ展示をご希望の方は、ITRC meet42 のデモ展示要項を参照し、下記問い合わせ先にご連絡ください。デモ展示費用は以下のとおりです。

  • 会員企業: 無料
  • 非会員企業: ¥30,000 (ただし 1 名まで交流会参加無料)

出展枠には数に制限があります。申込多数の場合には会員企業を優先します。

プログラム

詳細は ITRC meet42 プログラムのページをご参照ください。

1 日目 (2017 年 11 月 8 日 (水))

  • 13:00 ~ 14:00 オープニング前BoF
  • 14:00 ~ 14:10 オープニング
  • 14:10 ~ 15:40 デモ展示紹介セッション/デモ展示
  • 15:40 ~ 16:10 デモ展示意見交換会
  • 16:10 ~ 16:30 デモ展示 / 休憩
  • 16:30 ~ 18:00 セッション [NVW分科会]

  • 20:30 ~ 22:00 BoF [伝承セッション]

2 日目 (2017 年 11 月 9 日 (木))

  • 9:00 ~ 10:30 セッション [MINX-UA分科会]
  • 10:30 ~ 11:10 デモ展示 / 休憩
  • 11:10 ~ 12:10 セッション [PIOT分科会]
  • 12:10 ~ 13:30 昼食・デモ展示 / ITRC 運営委員会
  • 13:30 ~ 15:00 セッション [NWGN分科会]
  • 15:00 ~ 15:10 デモ展示 / 休憩
  • 15:10 ~ 16:40 セッション [INI分科会]
  • 16:40 ~ 16:50 デモ展示 / 休憩
  • 16:50 ~ 18:20 PC 企画セッション
  • 18:20 ~ 19:00 休憩 / 移動
  • 19:00 ~ 20:30 交流会
  • 20:30 ~ 22:00 BoF [CAMPワークショップ体験会]

3 日目 (2017 年 11 月 10 日 (金))

  • 9:00 ~ 10:30 セッション [CIS分科会]
  • 10:30 ~ 10:40 休憩
  • 10:40 ~ 12:20 IA 研セッション 1
  • 12:20 ~ 13:10 昼食
  • 13:10 ~ 14:50 IA 研セッション 2
  • 14:50 ~ 15:00 クロージング

交流会

参加者

参加申込みの際に「参加一覧への公開可否」に可とお答え頂いた方を attenndee_list.pdf にて公開しております。

問い合わせ先

PC

  • 秋山 豊和 (京都産業大学)
  • 山本 寛 (立命館大学)

LA

  • 神屋 郁子 (九州産業大学)
  • 鈴田 伊知郎 (アラクサラネットワークス株式会社)

メールアドレス

  • meet42-worker [at] mail.itrc.net

meet41 demonstration

ITRC meet41 のデモ展示要項です。

日時

  • 1 日目 (2017 年 5 月 18 日 (木)) 14:00 〜 17:45
  • 2 日目 (2017 年 5 月 19 日 (金)) 9:30 〜 15:45

場所

  • 筑波大学東京キャンパス文京校舎 (交通アクセス)
  • 〒112-0012 東京都文京区大塚 3-29-1

展示費用

  • 展示協賛金: ¥30,000 / 1 件

但し、以下のいずれかに該当するものは、展示協賛金を免除いたします。

  • ITRC委員および協力会会員企業
  • 大学及び公的研究機関
  • 本研究会での発表に関連したデモを実施する企業

非会員企業の参加者については、1 名まで交流会参加費を無料とします。

注意事項

  • 展示スペースは 1 件あたり 180 cm 幅のスペースとなります。
  • 電源容量は 1 件あたり 100 W 程度で、電源タップが 2 口用意されます。それ以上が必要な場合はご相談ください。応募状況によっては、電源容量等に制限をお願いする可能性がありますが、予め御了承願います。延長ケーブルは各自用意願います。
  • ネットワークは無線での提供を予定していますが、電源とネットワークの利用はデモ申し込み時に事前申請が必須となりますので、ご留意下さい。
  • 5 月 18 日 (木) 14:00 からデモ展示紹介セッションを用意しています。持ち時間は 1 件あたり 5 分程度を予定していますが、デモ件数によって調整させていただきます。休憩時間などは各ブースにて、説明をお願い致します。

設営時間

  • 5 月 18 日 (木) 10:30 以降

デモ関連機材の会場への送付については、別途御連絡いたします。

撤収時間

  • 5 月 19 日 (金) 15:45以降 (17:00 までに撤収完了すること)

申込み

以下のフォーマットでご記入の上、itrc-meet41-worker [at] itrc.net 宛にお送りください。申し込み締め切りは 2017 年 4月 28 日 (金) 18:00 です。

  • 責任者情報
    • 氏名
    • 所属
    • 電話番号
    • E-mailアドレス
  • デモ対応要員全員の氏名・E-mail アドレス
  • 展示方法 (ポスター / 機器持込み / ポスターおよび機器持込み)
  • 持込機器 (おおよその大きさ、電源容量)
  • インターネット接続の要否 (要 / 否)
  • ローカルで無線 LAN 等の無線機器の使用 (有/無)
  • (有料デモ出展の場合)
    • 請求書送付の要否 (要 / 否)
    • 請求書が必要な場合の送付先

meet41 agenda

第 41 回インターネット技術第 163 委員会研究会 (ITRC meet41) の開催概要です。

日程

  • 2017 年 5 月 18 日 (木) ~ 5 月 19 日 (金)

会場

  • 筑波大学 東京キャンパス 文京校舎 134講義室 (1階) (交通アクセス)

主催

テーマ

  • インターネット全般

参加費

研究会の参加費は無料となっております。今回は宿泊の予約等は行いませんので、必要な方はご自身で手配下さいますようお願いいたします。

参加申込み

こちらのフォームから参加申込を受け付けております。交流会参加をご希望の方は、5/10(水)までに申込をお願いいたします。

デモ展示

デモ展示をご希望の方は、meet41 デモ展示要項を参照し、下記問い合わせ先にご連絡ください。デモ展示費用は以下のとおりです。

  • 会員企業: 無料
  • 非会員企業: 30,000円 (ただし 1 名まで交流会参加無料)

出展枠には数に制限があります。申込多数の場合には会員企業を優先します。

お知らせ

交流会の開始時刻を 18:30 に変更させていただきました。
直接交流会会場にお越しになる予定の方はご注意ください。

プログラム

5月18日 (木)

9:20 〜 9:30 オープニング
9:30 〜 11:00 セッション1: CIS分科会

分科会の紹介 (5 分)

題目: 産学共同開発による「学認割」SPの可能性と課題
講演者:中村 素典(国立情報学研究所)、曽根原 登(津田塾大学/国立情報学研究所)、阿部  友哉(ウエルネット株式会社)
概要:
国立情報学研究所が全国の大学との連携・協力により事業化した学術認証フェデレーション「学認」(GakuNin)は、参加大学が180校、登録ID数は150万を超え、新たな学術情報サービス・イノベーション創成の基盤としての役割が期待されるまでになってきました。
学認のさらなる普及・大衆化を促進するためには、学術利用に留まらずビジネス利用の推進が重要であるとの考えから、様々なサービスの利用において学認により割引の適用を受けられる「学認割 GakuNinWari」の検討を進めてきました。
その第一弾として、学認加盟大学の学生が、学会参加や帰省、就職活動などにおいて、都市間高速バスのオンライン予約における学生割引を学認により簡便に実現するサービスを、ウエルネットとの共同研究において開発しました。この学認割サービスを全国の大学等学術機関に展開したいと考えています。
本講演では、学認の現状と新たな価値創成、学認の社会インフラ化、学術情報基盤と学術活動支援について述べるとともに、公共交通事業から見た学認の魅力、多様な学割をサポートする学認割ポータル、高速バス学認割システム、学割定期システムの仕組みを紹介し、学認による割引サービスの導入に向けての要望や課題について、個人情報保護活用やSPやIdPの信頼性評価などの観点から、大学の現場の先生方の意見を伺いたく思います。

題目: NW-DIY で実現したい社会
講演者: 加嶋 啓章 (富士通)
概要:
現代社会はさまざまな IP ネットワーク技術 (IP, PPP, VPN, MPLS…) で 成り立っています。しかしそれらの技術を改造したり新規提案する試みは 多くありません。多くのひとがWebなどで多彩なサービスを作っているように 多くのひとが IP ネットワーク技術を作ることを可能にするための基盤として NW-DIY を開発したので、その目的を共有するとともに、技術開発を活性化 させる方法について議論したいと思います。

11:00 〜 12:30 昼食 / デモ展示準備 / ITRC運営委員会
12:30 〜 13:10 セッション2: 特別講演

題目:
「インターネット技術への挑戦の個人的体験」
~就職・転職・起業・株式上場・M&A・上場廃止・Exit・買戻し・再起業を通じて~

講演者: 藤原 洋
株式会社インターネット総合研究所 代表取締役所長
株式会社ブロードバンドタワー代表取締役会長兼社長CEO
一般財団法人インターネット協会理事長・IoT推進委員長
一般社団法人データサイエンティスト協会理事
SBI大学院大学副学長・教授/慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授/
京都大学宇宙総合学研究ユニット特任教授/豊橋技術科学大学客員教授

13:10 〜 14:00 セッション3: UAT/MINX分科会

分科会の紹介 (5 分)

題目: ユニバーサル・アクセス技術(UAT)の現状と未来 *最新のIC技術でユニバーサル・アクセスを実現し、普及させたい* -
講演者: 釜江常好
概要:
障碍者に、「技術はここまで進んでいます。試してみませんか」、と言えるもの、例えば、音声入力、音声コマンド、物体認識技術、日本語OCR技術、ビーコン、NFCを活用したアプリを開発してきた。しかし現在の技術で実現できているが、「人手をかけて」、改良すべきものも多い。それらは、かな漢字変換の確度(人名、地名、駅名、会社名、など)である。
また、アンドロイドのアプリ開発者には、「障害者へ、配慮をして欲しい」アプリが多すぎる。
いろいろ努力してきたが、視覚障碍者での普及の困難さを実感している。例えば、ボランティアが関心を持っても、それらの人には、障碍者に教える知識が不足していることが多い。また、DAISYマニュアルを用意するも、DAISYを読む機器を持たない、障碍者が多い。
結局は、晴眼者にも魅力あるものを製作し、購入してもらわないと、事業として持続できない気がする。現在、Lineのユーザーなどを対象とする、「モールス信号ウォッチ」を開発しようと考えている。クラウド・ファンディングなどに頼ることになるので、大きな支援をお願いしたい。

題目: アウトカムリサーチのための障がい者登録の必要性
講演者: 水島洋, 佐藤洋子, 橘とも子(国立保健医療科学院 研究情報支援研究センター)
概要:
臨床データベースの構築が各疾患分野ですすんでおり、その標準化のためのガイドラインの策定などを昨年度から行ってきているが、臨床効果を評価するためにはそのそのアウトカムを把握することが重要である。しかし、現状の臨床データベースが医療者側で構築されていることから、障害を抱えた介護状態で福祉を受けている状態の把握が抜けていることが多い。また、国内においては障がい者や介護者のデータベースがないことから、実態把握がされていない。
海外でも同様であるが、台湾においては国際標準(ICFやWHODAS)を用いた障がい者登録が進められており、福祉政策の方針決定のためのエビデンスとして活用されている。

題目: 「情報薬」:つぎの展開へむけて
講演者: 辰巳治之, 新見隆彦 (札幌医科大学大学院医学研究科)
概要: (未定)

14:00 〜 14:30 デモ展示紹介セッション

  • アラクサラネットワークス株式会社
  • FESTIVAL Project
  • 株式会社シー・オー・コンヴ
  • 情報通信研究機構 (NICT)
  • 京都大学
  • メラノックス テクノロジーズ ジャパン株式会社・株式会社マクニカ アルティマカンパニー
14:30 〜 15:00 休憩 / デモ展示
15:00 〜 16:15 セッション4: RICC分科会

分科会の紹介 (5 分)

題目: 現実的なインタークラウド実現のためのコンテンツマイグレーションの研究開発
講演者: 柏崎礼生 (大阪大学)
概要:
仮想計算機のマイグレーションはインタークラウドを実現するための技術として全く実際的ではなかった。仮想計算機の利用者は必ずしも計算機全体を欲しているわけではなくデータとそれを利活用するアプリケーションがもたらすサービスが実現されていれば満足する場合があるからである。本発表ではサービスをデータとアプリケーション、およびその設定に分類し、異なるプラットフォームでサービスを稼働させるのに必要なコストを定量的に算出するプラットフォームの提案と、その展望について述べる。

題目: 分散ストレージの現在
講演者: 菅野 貴志 (レッドハット株式会社)
概要:
現在、分散ストレージ技術が従来の典型的な利用シーンを超えて広く採用されつつあります。それに伴い、分散ストレージの中核を担うソフトウェア型のツール、製品も増えてきました。そうした分散ストレージ・ソフトウェア群は、データを使用する側のアプリケーションやプラットフォームとも協調して動作する必要があるため、それらの技術動向からも大きな影響を受けながら発展しています。本セッションでは、そうしたツール群を概観・分類し、それぞれの最適な適用シナリオを考察します。

題目:モジュール型エッジコンピューティングプラットフォームの研究開発(仮)
講演者:近堂 徹(広島大学)
概要:
データに対する個々の処理をモジュール化して,広域ネットワーク上に協調しながら配置できるモジュラー型エッジコンピューティングプラットフォームの開発を行う。本発表では開発中のプラットフォーム概要およびモジュール内容について説明し,想定するアプリケーションについて述べる。なお,本研究は総務省平成29年度SCOPEとして実施しているものである。

16:15 〜 16:30 休憩 / デモ展示
16:30 〜 17:45 セッション5: 伝承セッション

ITRC が平成 28 年度から特別事業 (知識や技術の伝承等とりまとめ経費) として進めている「日本のインターネット普及黎明期におけるキーマン達の証言記録」。1 年目は現 ITRC 委員長である下條真司先生、九州工業大学の尾家祐二先生、そして第 1 期の発起人であった釜江常好先生、水島洋先生への公開インタビューを行った。2 年目となる平成 29 年度の第 1 回の対談は以下の方々をお招きして行う。

  • インタビュワー
    • 神屋郁子 (九州産業大)
  • インタビュイー
    • 宮原秀夫 (ITRC 第 1 期委員長)
    • 藤原洋 (ITRC 発起人)
18:30 〜 20:30 交流会

5月19日 (金)

9:30 〜 11:00 セッション6: PIOT分科会

分科会の紹介 (5 分)

題目: バス安全運転支援システムの研究開発 (予定)
講演者: 秋山 豊和 (京都産業大学)
概要:
近年,バス運転者の高齢化や人手不足による労働環境の悪化による深刻な交通事故の発生が課題となっている.講演者らの研究グループでは,バスの安全運転支援システムの構築を目指しており,総務省SCOPEプロジェクトにおいて路線バスに設置したセンサから車両データならびに生体データを収集・可視化し,分析する機構を構築してきた.本発表では,構築した車両および生体データ分析機構の構成について述べ,これまでに収集したデータの分析結果について報告する.

題目: 情報銀行と情報取引の最新動向 (予定)
講演者: 真野 浩 (EverySense)
概要:
ビッグデータ、IOT の利活用には、情報の流通が不可欠です。現在、内閣府、総務省、経済産業省では、この情報流通のあり方について、制度設計やガイドラインの策定という動きが活発になっています。情報取引市場を推進するエブリセンスの真野が、情報流通に関する関連官庁の動きなどを踏まえて、そのあり方について解説し、広くITRCメンバーと議論を進めます。

題目:スマートIoTアプリケーションにおける仮名IDを用いたプライバシー保護通信技術
講演者:福島 裕介 (情報通信研究機構 (NICT))
概要:
スマートIoTアプリケーションとして、例えば車の自動運転に関してクラウドベースのアプローチによる実現可能性が検証されているが、車椅子の自動運転やナビゲーションはもっと複雑である。歩行者、指定エリア外の駐輪・駐車、その他障害物など、道路状況が時々刻々と変化する。また路面状況のより詳細な情報、例えば傾斜角度、速度に対する振動値などが必要となる。そのような情報入手のためには端末同士の直接通信が有効であるが、一方でグローバルモニタリングが脅威となる。よって社会受容性の観点から「通信の匿名性確保」と「発信者の否認拒否性」が必須となる。本発表では仮名IDを用いたスマートIoTアプリケーションのプライバシー保護通信技術について論じる。
11:00 〜 12:30 昼食 / デモ展示 / ITRC総会
12:30 〜 14:00 セッション7: NWGN 分科会

分科会の紹介 (5 分)

題目: ブロードキャスト ACK を用いた DTN ルーティングのモデル化」
講演者: 川端 奈津子、山崎 康宏、大崎 博之 (関西学院大)
概要:
DTN (Delay/Disruption-Tolerant Networking) ルーティングでは、送信元ノードから宛先ノードに対して、ストア・キャリー・フォワード型の通信によってメッセージを配送する。これまで、さまざまな DTN ルーティングアルゴリズムが提案されている。その中でも、エピデミックルーティングは、メッセージを保有するノードが、接触した他のノードに対して常にメッセージの複製を中継することによって迅速なメッセージ配送を試みる。効率的な DTN ルーティングを実現する手法として、宛先ノードに到着したメッセージの情報をブロードキャストによって拡散する「ブロードキャスト ACK 」が存在する。これまで、モバイル無線センサネットワークを想定した、エピデミックルーティングにおけるブロードキャスト ACK の効果が数学的に解析されている。N 台のノード間における、単一メッセージのエピデミックルーティングをマルコフ連鎖によって表現することにより、複製されたメッセージが最初に宛先ノードに到着するまでの時間 (メッセージ配送遅延) およびメッセージの複製がネットワークから消滅するまでの時間 (メッセージ滞在時間) が導出されている。本発表では、既存の解析手法を拡張することにより、N 台のノード間において複数のメッセージをエピデミックルーティングによって配送した時のメッセージ配送遅延を導出する。

題目: 避難者・モバイル端末間連携型自動避難誘導における経路長と経路信頼性を考慮した避難経路選択方式に関する一検討
講演者: 原 崇徳、笹部 昌弘、笠原 正治(奈良先端科学技術大学院大学)
概要:
大規模災害発生後、避難者は迅速に避難先に移動する必要がある。既存研究では、避難者とモバイル端末、モバイル端末とネットワークが連携することで避難誘導の自動化を実現する方式が提案されている。ただし、避難経路に関しては最短経路が用いられており、避難経路の安全性に関しては十分に検討されていなかった。そこで本発表では、避難経路の長さと信頼性を考慮した経路選択方式を提案する。まず既存アルゴリズムを用いて、避難者の現在地から避難所までの推薦経路の候補を経路長の昇順にk (k ≧ 1)本求める。次に、それらk本の候補の中から、道路閉塞確率を基に導出した経路信頼度が最大となる推薦経路を避難者に掲示する。ここで道路閉塞確率とは、災害時に当該の道路が通行不能となる推定確率を表す。シミュレーション評価により、通信環境によらず、適切な推薦経路の候補数kを用いることで、避難行動中の通行不能箇所の遭遇回数を削減できるとともに、従来の最短経路選択と比較して平均避難時間、最大避難時間の増加を抑えられることを示す。

他、未定

14:00 〜 14:30 休憩 / デモ展示
14:30 〜 15:30 セッション8: PC企画セッション

題目: Agile Co-creation of Robots for Ageing based in FIWARE
講演者: Antonio Kung (Trialog)
概要:
The objective if the ACCRA joint H2020-NICT project is to enable the development of advanced ICT Robotics based solutions for extending active and healthy ageing in daily life by defining, developing and demonstrating an agile co-creation development process. Three applications (support for walking, housework, conversation rehabilitation) will developed and assessed in France, Italy, Netherlands and Japan. The ICT solution will integrate IoT features, supports two robotics solutions, Astro (Robot) and Buddy (Robot companion) and integrate a FIWARE platform. This presentation will present the project and explain the intended role of FIWARE in the project.

題目: FESTIVAL Project – Project Overview and Call for Experimenters –
講演者: 秋山 豊和 (京都産業大学)
概要:
FESTIVAL project’s vision is to provide IoT experimentation platforms providing interaction facility with physical environments and end-users, where experimenters can validate their Smart ICT service developments in various domains such as smart city, smart building, smart public services, smart shopping, participatory sensing, etc. FESTIVAL testbeds will connect cyber world to the physical world, from large scale deployments at a city scale, to small platforms in lab environments and dedicated physical spaces simulating real-life settings. Those platforms will be connected and federated via homogeneous access APIs with an “Experimentation as a Service” (EaaS) model for experimenters to test their added value services.
This presentation gives you an overview of FESTIVAL project and shows you how to join “Call for Experimenters”.

15:30 〜 15:45 休憩 / デモ展示
15:45 〜 16:45 セッション9: PC企画セッション (802.11ai 標準化承認記念セッション)

題目: IEEE802.11aiの標準化への道
講演者: 真野 浩 (コーデンテクノインフォ)
概要:
無線LANの高速認証技術が、2016年末にIEEE802.11aiとして正式に標準化されリリースされました。
この技術は、1999年にITRCの委員らが中心になって考案されたプロトコルとコンセプトから発展したものです。
国際標準化の策定プロセスにおいては、技術論と異なる多くの課題とそれへの対応が求められます。そこで、IEEE802.11aiの提案から標準化までの6年間を振り返りながら、標準化活動への参加意義などを広く共用したいと思います。

題目: IEEE802.11ai技術仕様について
講演者: 森岡 仁志 (SRC Software)
概要:
昨年12月に出版されたIEEE802.11aiはAP発見・認証・上位レイヤセットアップの高速化により無線LANの初期接続を高速化する国際標準である。 本発表では、このIEEE802.11ai(Fast Initial Link Setup)の技術仕様について解説する。

16:45 〜 17:00 クロージング
18:00 〜 20:00 意見交換会(委員のみ)

IEEE802.11ai標準化承認を踏まえ、今後の標準化等に関する意見交換会を行います。

交流会

2017 年 5月 18 日 (木) の 18:30 より交流会を行います。料金は当日受付にてお支払ください。一般 5,000 円、学生 2,500 円を予定しています。交流会会場は、茗荷谷駅から徒歩 1 分 (研究会会場から5分程度) のトラットリア ラ・クローチェです。交流会への参加を希望される方は、必ず参加申込みフォームから参加申込を行ってください。〆切は5/10 (水)です。

参加予定者

ITRC meet41 への参加者リストの公開は終了しました。

アンケート

ITRC meet41 での参加者アンケートは終了しました。

問い合わせ先

  • PC: 小谷大祐 (京大), 小林克志 (東大)
  • LA: 津川翔 (筑波大), 樋地正浩 (東北大)
  • メールアドレス: itrc-meet41-worker [at] itrc.net

meet40 report

開催報告

2016 年 11 月 9 日 (水)〜 11 月 11 日 (金)、第 40 回 ITRC 研究会が大沼国際セミナーハウスにて開催されました。今回の研究会は、電子情報通信学会通信ソサイエティ インターネットアーキテクチャ研究会 (IA) との共催で行われ、合計 60 名以上の関係者が集いました。また、会場内でデモ展示が行われており、参加者でにぎわっていました。

特別セッション

  • PC企画: ポスター発表
  • 伝承セッション

セッション一覧

  • デモ展示紹介セッション
  • PIOT 分科会
  • MINX/UAT 分科会
  • RICC 分科会
  • NVW 分科会
  • NWGN 分科会
  • 第5期の活動指針について BoF

より詳しい情報